シマアジ2羽飛来
シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。
シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。
シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。
シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。
みなさん大好きなセキレイ科が数十羽群れていました。とりあえず、鳴き声でマミジロタヒバリが入っていることが分かったので警戒心の強いタヒバリの仲間を飛ばさないように双眼鏡で見てみるといました。マミジロタヒバリのあの姿勢にあの顔つき。そしてタヒバリの仲間の中では分かりやすいあの鳴き声。
ほかにも何か入っていないかと探りますが、ムネアカタヒバリが数羽確認できただけで、残りはツメナガセキレイばかりでした。鳴き声的にも思った通りの結果となりました。
今年はレンカクの当たり年なのかこの個体で4羽目です。友人が確認しているのも合わせるとなんと7羽が10月中に観察されました。すべて幼鳥のようです。
シギたちも入れ替わりがあまりなくなったようで越冬モードの個体が落ち着いて見られます。田んぼには、アカアシシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ、タシギ、ハマシギ、ヒバリシギなどがパラパラといます。
先日のズグロチャキンチョウ に続き再び、ズグロチャキンチョウを見つけてしまいました。ベニバトを双眼鏡で眺めていると何やら珍しい鳴き声が聞こえてきます。よーく探してみるとなんと今季2羽目となるズグロチャキンチョウではありませんか!!
何かに驚いて電線に止まったところを撮影させてくれました。一緒にいたベニバトは撮るのを忘れてしまいました。^^;
バライロムクドリは、 先日の個体 と同じです。桑の実を食ったりしていたのですが、葉っぱに覆われてバライロムクドリの姿は見えなくなります。味気ないですが、電線に止まったところを撮影しました。
夕方の田んぼにはほかに、大きなカメを呑み込むムラサキサギと畔に住むカニを狙うカンムリワシにも出会えました。
ノビタキが田んぼに飛来していました。2羽いるようですが、警戒心が強く撮影できたのは1羽のみ。
エゾビタキもまだ残っている個体がいます。この日は同じポイントで2羽を確認しました。
ベニバトは10月中旬ごろから増え出し、現在は石垣島内の複数箇所の田んぼで10羽ほどが観察できます。
八重山では、ベニバトよりもノビタキの方が珍鳥ですね。^^
同じ田んぼにムネアカタヒバリの群れが入りました。鳴き声を聞く限り、十数羽すべてムネアカタヒバリのようです。
田んぼで稲刈りが始まりました。稲刈りに驚いて出てくる虫やネズミなどを狙って石垣島ではさまざまな野鳥が集まります。
今日は、市街地から程近い田んぼでサギの仲間が大集合。ムラサキサギ、アマサギ、コサギ、チュウダイサギなどが次々と集まっていました。ツメナガセキレイたちが集まる場合もあります。農家に一声かけて撮影させてもらいました。
ツバメチドリが田んぼで休んでいました。群れを探したのですが、たった1羽の渡りの最中のようでした。
アカアシシギは越冬モードの群れが2カ所で確認できました。
今季初となるオニアジサシが田んぼに飛来しました。田んぼのオニアジサシはすぐに抜けてしまうので速やかに鳥友に連絡。1人目が駆けつけてしばらくすると東の方角へ飛び去ってしまいました。しかし、そこで10分ぐらい立ち話をしているとなんとオニアジサシが戻ってきました。翌日には、海岸で2羽のオニアジサシに増えていました。^^
夕方、ほかの田んぼでは逆光と暗さが相まって怪しい沼アジサシの幼鳥を確認。しかし、写真に撮ってよく見てみるとクロハラアジサシの幼鳥でした。
石垣島のカタグロトビは順調に繁殖を重ね、現在は約20羽ほどが島内に生息しています。バードウオッチングに行くような田んぼや牧草地にはほとんどいるような状況です。特に朝と夕が出会う確率が高いですね。
カンムリワシも繁殖を終えて田んぼで稲刈りが始まり出したので遭遇する機会が増えています。今季は、昨年同様に幼鳥の数が少ないです。
チョウゲンボウは数が多く。どこにでも現れます。ツメナガセキレイやタヒバリ、キジバトを観察しているとやってきて群れを飛ばしてしまうのがチョウゲンボウです。^^;
田んぼでオオヨシキリの小さな群れを発見。ススキや雑草の間を少なくとも4羽で移動していました。渡りの時期に石垣島で4羽も同時に見るのは初めてです。与那国島でも春の渡りの時期に見ていますが写真が撮れておらず、沖縄でここまで鮮明に撮れたのは初めてです。^^
しかし、このオオヨシキリたちはどの個体も今まで見たどのオオヨシキリよりも褐色味が強い羽色をしていました。日ごろ見ているオオヨシキリとは違う亜種かと思い、文献を調べてみるも詳細は不明です。
同じエリアの田んぼには、ムネアカタヒバリやベニバト、ホシムクドリが滞在中です。子連れバードウオッチングだったので写真は省略。悪しからず…。^^;
先日のノビタキ はまだ滞在中。水を張った田んぼには、オナガガモやヒドリガモ、コガモ、カルガモが入れ替わりながら滞在。渡ってきては島内で分散しています。
沈砂池には、ハシビロガモやキンクロハジロ、カルガモ、コガモ、カイツブリなど。
昨年、幼鳥の時にやってきた暗色型のサシバ 。通称ブラックサシバが今年も同じ場所へ越冬のためやってきました。すっかり成鳥になった姿を見て安心。^^ 相変わらず警戒心は強いです。
午前中に見つけた時は、距離があったのでもう一度夕方に寄ってみると比較的近くに止まっていました。
沖縄本島には、少なくとも2羽の成鳥の暗色型サシバが越冬しているのですが、今年もそろそろやってきているのかもしれません。 南部の暗色型サシバ 。 中部の暗色型サシバ 。
田んぼにシマアジの幼鳥が入りました。 先日、沈砂池で撮影した2羽のシマアジ のうちの1羽だと思われます。
コガモは生殖羽が目立つようになってきました。沈砂池には、ヒドリガモが数羽。ほかには、キンクロハジロやカルガモ、カイツブリなど。
昨日見つけた田んぼのレンカク2羽は遠すぎたので、本日、再度撮影し直してきました。警戒心はそれほど強くないので、車からじっと観察していると近くまで寄ってきてくれました。草むらの間を歩きながら小さな貝類や虫を捕まえているようでした。今季9羽目のレンカクとなりました。
レンカクを観察していると大きな白い影が上空から降りてきました。クロツラヘラサギです。田んぼをマイペースで歩き回りながらしゃもじのようなくちばしを左右に振り、水生生物を捕まえていました。
同じ田んぼには、越冬モードのウズラシギが1羽とハマシギが十数羽滞在中です。
変なハヤブサがいました。ウスハヤブサかワキスジハヤブサの幼鳥かと思ったのですが、石垣島はあまりハヤブサの飛来が多くないのでハヤブサ経験が浅く難しいです。
この幼鳥のハヤブサは成鳥のハヤブサに縄張りから出ていくように攻撃されていました。明日にはいなくなってるだろうなー。
チョウゲンボウは島中で越冬してます。個体数が多いのでどこにでも現れます。
2019年11月10日追記
各方面の力を借りて検討したところ普通のハヤブサ幼鳥となりましたが、国内ではなく外国で生まれた個体の可能性が大です。国内産でこのような羽衣はいないようです。しかし、ハヤブサは世界中に分布して亜種も多いので大変です。
子どもの昼寝のドライブ中に、毎年、この時期になるとオニアジサシが入る河口を回ってみると3羽が砂浜で休んでいました。この3羽のオニアジサシたちは島の東と西の河口を行き来しているようです。
先日、田んぼで見つけた個体 と同じかどうかは不明。
サカツラガンを見ていると近くにくちばしの妙に長いシロチドリを発見。双眼鏡で覗いてみると猛禽類のようにくちばしの先端が湾曲していました。
世界的にウイルスによる野鳥のくちばしの変形が問題視されていると言う記事がナショナルジオグラフィックに載っていた。奇形は「鳥ケラチン障害」と言うらしいがこのシロチドリの変形もそれが原因なのだろうか?
今季のハマシギは飛来が多く、田んぼや水路、海岸などで観察できます。
石垣島2年目の暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在したので今年も越冬中は楽しませてくれそうです。
草刈り、浚渫された水路に虹彩が暗色のズグロミゾゴイがいました。人に慣れすぎな個体なので事故などが心配。
ジャワアカガシラサギを見ていると師匠から連絡が。サカツラガン3羽が田んぼに入ったとのこと。ジャワアカガシラサギの写真は諦めて現場に急行すると全て成鳥のサカツラガンが水を張った田んぼで休んでいました。
サカツラガンは草を食ったり羽繕いをしたりリラックスした様子で、ウオーキングの人やバイクが通っても首を伸ばす程度で逃げたりするようなことはありません。
しばらく見ていると代掻きしたエリアへ移動し、草を無心に食んでいました。
今年の石垣島は レンカクが既に9羽 確認されたり、 大陸からと思われるハヤブサ がいたり、サカツラガンが3羽もやってきたり、大陸系の特徴を持ったノスリの小さな群れが観察されたりと大陸からの中継組が多く観察されています。粟国島にはインドガンが3羽、沖縄本島にはキバラガラが飛来しました。今後も大陸からの変なのが入らないか気が抜けません。^^
今季初のヘラサギがクロツラヘラサギとともに飛来しました。コサギ、クロツラヘラサギと並ぶとヘラサギの大きさが一段と目立っていました。
クロツラヘラサギがかなり若い個体で不安なのかヘラサギについて回るのですが、あまりヘラサギに近づき過ぎるとしかられていました。^^ それでもヘラサギが飛び立つとクロツラヘラサギも飛び立ってついて行っていました。
2日前に入ったサカツラガン と 10月末に入ったレンカク は順調に滞在中です。
今季初のタゲリは早朝に20羽ほど入ったそうですが、私が訪れた昼ごろには4羽だけになっていました。全て幼鳥。
最近、石垣島内ではノスリが多く観察されていますが、どれも本土で繁殖するノスリではなく、大陸から渡ってきた亜種のノスリのようです。 先日のハヤブサ幼鳥 も大陸から渡ってきたと思われる個体でした。違和感を覚える個体ですが、オオノスリでもケアシノスリでもありません…。^^;
今年は、 サカツラガン 、 レンカク も滞在中で大陸からのお客さんが多い石垣島です。
昨年はハイタカが多い年でしたが、今年はチョウゲンボウの飛来が大変多いです。
11月11日に石垣島に3羽飛来したサカツラガン でしたが、5日目にしていなくなり、別の田んぼで1羽だけ確認されていました。しかし、今朝になってみると元の田んぼに1羽増えて4羽となったサカツラガンにヒシクイ2羽が追加されていました。オオヒシクイと聞いていましたが、これはヒシクイですね。^^; 夜のうちに合流して戻ってきたのかな?
サカツラガン、ヒシクイともに全て成鳥のようです。
遠巻きにしばらく観察しているとなぜかヒシクイ2羽が飛び立ちました。写真にも写っていますが、カンムリワシに驚いたようでそのまま東の空へ消えてしまいました。
サカツラガンもつられて1羽が飛んだのですが、数日滞在の残り3羽はカンムリワシは襲わないと知ってかしらずか飛ばずで結局4羽全てが残りました。
カンムリワシに煽られて姿を消していたヒシクイ2羽 を別の田んぼで再発見しました。刈り取りが終わった田んぼの端っこでじっとしていた。ちなみに一緒にいたサカツラガンも他の田んぼへ移動しました。いろいろストレスがあったからなー。
石垣島では非常に珍しいモズ を先日見つけましたが、今日は今季2羽目となるモズを見つけてしまいました。本土のモズに比べると過眼線の色がずいぶん淡く感じるのですが、大陸からやってきた可能性もありますね。
前回の記事で「沖縄では次はいつ見られるか分かりません」とか書いていますが、1カ月を待たずして見つかりました…。でも、沖縄ではかなり稀なのは間違いありません。
前回は、オスの成鳥でしたが、今回はメスの成鳥です。
妻が里帰り出産で息子も福岡に帰ったので暇な夜は久しぶりにリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを撮影してきました。コノハズク7羽、アオバズク3羽と出会えました。雨上がりの上、南風が吹いて暖かかったので活性が高かったようです。
アオシギ飛来!! 本土でもアオシギが各地で確認されていますが、石垣島にも入りました!!
ジシギ類の中で最も好きな種です。アオシギかっこいいなー。^^
アオシギは、アカアシシギやクサシギと一緒に水場で餌を取っていました。願わくばもっといい条件で撮影しなおしたいので越冬してくれることを願っています。
あちこちの田んぼにはタゲリがいます。ほとんどが幼鳥。
アトリは、農地の通行量が少ない道路で餌をとっていた。1羽だけで寂しそうな個体でした。
ツメナガセキレイの大群の中にキガシラセキレイが少なくとも5羽。あまりに数が多く、群れがとなりあった田んぼ2枚に分かれてしまっているので、鳥友と手分けして確認しました。その結果、友人が3羽、私が2羽撮影できました。
全て第1回冬羽なのですが、ちょっと違和感があります。今まで見てきたキガシラセキレイの第1回冬羽はもっと抜けた灰色で今回はわずかながら褐色が入っているような気がします。
キガシラセキレイの亜種は世界に2亜種(もしくは3亜種)おり、いつものキガシラセキレイより西に分布する亜種がこれに近いそうです。
警戒心の強いアオシギですが、気配を消して待っていたら長いことかかりましたが、近くまで来てくれました!! 強風が吹いて雨も降っていたのが警戒心を解くのに良かったと思われます。しかし、シャッターを切ったら音を警戒して遠ざかってしまった…。やっぱりジシギはいいですねー。
アオシギはまだ滞在2日目ですが、すでに越冬を期待しています。^^
二十四節気は私の担当なので明日の「小雪」用の記事のために島内をぐるぐる。植物にするか、それとも「降霜」「立冬」と植物が続いたので鳥にするか、はたまた昆虫にするか…。
結局、バードウオッチングがてらカモにしました。被写体はキンクロハジロ。以前から上司が「カモ、カモ」言ってたのもあって…。
ついでと言ってはなんですが、今季14羽目となるカンムリワシの幼鳥を発見しました。個体識別は左右の顔写真を撮って行っています。私自身が見たのは3個体目。昨年に続き今年も少なくて心配。
田んぼには、相変わらずツメナガセキレイが大量にいて、その中にタヒバリが数羽とハクセキレイが1羽だけ交じっていました。
久しぶりにチュウジシギにも会えました。タシギ数羽と餌をとっていた。
雨が降ってたので写真撮らなかったけど、ノスリ、オニアジサシ、ヘラサギ、アカガシラサギなどもいました。ほかはいつものメンバー。
与那国島出張で仕事の合間に少しだけ探鳥してきました。観察できたのは45種と少なめ…。
小鳥が大変多く、コホオアカとジョウビタキが特に多かったです。ついでマミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、シロハラ、シマアカモズ、ノビタキの順。ルリビタキとハチジョウツグミ、 シベリアアオジは1個体ずつ撮影できました。
撮影できなかったけど数が多かったのが、アカヒゲとノゴマ。ノゴマは2回ほど目の前に現れたのですが、狭い道路で一瞬の出来事で撮影できず。アカヒゲは地鳴きをあちこちで聞きました。クロツグミやミヤマホオジロ、ウグイスあたりは粘れば撮れそうです。
猛禽類はノスリやサシバ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどを確認。ノスリのみ撮影。カタグロトビは写真に収めたかったのですが、警戒心が強すぎてかないませんでした。カタグロトビは石垣島のように繁殖している可能性もありますね。
カモはキンクロハジロが数十羽とハシビロガモが十数羽。オシドリも2羽いました。そして、沖縄では珍しいスズガモを2羽撮影することができました!! トビ、ハシボソガラス、モズと同様にスズガモを撮影できたことは沖縄の人にしか分からない感動。^^;
暗色型サシバは順調に越冬中。今年も春までは滞在でしょう。
ギンムクドリが数日前から入り出し、バライロムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリと合わせてムクドリの仲間6種が揃い踏みです。みな越冬するので冬の間は楽しめそう。特に幼鳥で渡ってきたバライロムクドリ2羽は換羽が進んでいくのが楽しみですね。