シマアジ2羽飛来
シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。
シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。
2羽ともシマアジの成鳥オス。まだまだ非生殖羽なのであの派手さがありません。
コガモのオス幼鳥。幼羽から第1回生殖羽へ換羽中。肩羽やサイドに生殖羽が出始めています。
コガモのオス幼鳥。
コガモのメス成鳥。
シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。
シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。
2羽ともシマアジの成鳥オス。まだまだ非生殖羽なのであの派手さがありません。
コガモのオス幼鳥。幼羽から第1回生殖羽へ換羽中。肩羽やサイドに生殖羽が出始めています。
コガモのオス幼鳥。
コガモのメス成鳥。
みなさん大好きなセキレイ科が数十羽群れていました。とりあえず、鳴き声でマミジロタヒバリが入っていることが分かったので警戒心の強いタヒバリの仲間を飛ばさないように双眼鏡で見てみるといました。マミジロタヒバリのあの姿勢にあの顔つき。そしてタヒバリの仲間の中では分かりやすいあの鳴き声。
ほかにも何か入っていないかと探りますが、ムネアカタヒバリが数羽確認できただけで、残りはツメナガセキレイばかりでした。鳴き声的にも思った通りの結果となりました。
1羽だけいたマミジロタヒバリ。
こちらを警戒するムネアカタヒバリ。結構離れて観察しているのですが警戒心が強かった。
水辺にもムネアカタヒバリ。尾羽の裏についた小さな虫を取ろうとしている。
マミジロツメナガセキレイの幼鳥。(キマユ)ツメナガセキレイとは、眉斑の太さなどで識別できます。
こちらは(キマユ)ツメナガセキレイの幼鳥。
今年はレンカクの当たり年なのかこの個体で4羽目です。友人が確認しているのも合わせるとなんと7羽が10月中に観察されました。すべて幼鳥のようです。
シギたちも入れ替わりがあまりなくなったようで越冬モードの個体が落ち着いて見られます。田んぼには、アカアシシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ、タシギ、ハマシギ、ヒバリシギなどがパラパラといます。
レンカク幼羽から第1回冬羽へ換羽中。今年はレンカクだらけで飽きてきた。^^;
タカブシギ成鳥。
アカアシシギ(右)とコアオアシシギ成鳥冬羽。
アオアシシギ成鳥。
セイタカシギ第1回冬羽。
先日のズグロチャキンチョウ に続き再び、ズグロチャキンチョウを見つけてしまいました。ベニバトを双眼鏡で眺めていると何やら珍しい鳴き声が聞こえてきます。よーく探してみるとなんと今季2羽目となるズグロチャキンチョウではありませんか!!
何かに驚いて電線に止まったところを撮影させてくれました。一緒にいたベニバトは撮るのを忘れてしまいました。^^;
バライロムクドリは、 先日の個体 と同じです。桑の実を食ったりしていたのですが、葉っぱに覆われてバライロムクドリの姿は見えなくなります。味気ないですが、電線に止まったところを撮影しました。
夕方の田んぼにはほかに、大きなカメを呑み込むムラサキサギと畔に住むカニを狙うカンムリワシにも出会えました。
電線に止まるズグロチャキンチョウ。
猛禽の気配でもあるのかしきりにあたりを気にするズグロチャキンチョウ。
バライロムクドリ幼鳥。昨日見つけたねぐらの前の電線に止まりました。
大きなカメ(おそらくスッポン)を丸呑みするムラサキサギ。甲羅とかも消化しちゃうんだろうか。
畔に巣を作るオカガニが出てくるのを待つカンムリワシ。
ノビタキが田んぼに飛来していました。2羽いるようですが、警戒心が強く撮影できたのは1羽のみ。
エゾビタキもまだ残っている個体がいます。この日は同じポイントで2羽を確認しました。
ベニバトは10月中旬ごろから増え出し、現在は石垣島内の複数箇所の田んぼで10羽ほどが観察できます。
八重山では、ベニバトよりもノビタキの方が珍鳥ですね。^^
同じ田んぼにムネアカタヒバリの群れが入りました。鳴き声を聞く限り、十数羽すべてムネアカタヒバリのようです。
ノビタキのオス冬羽。
上と同じ個体。畔の草に止まり、時折、地面に降りると餌を捕まえていました。
ベニバトのオス。数日前からいる個体だと思われます。今回は電線止まりでしたが、稲刈りが終わった田んぼが出てきたので今後、撮りやすくなると思われます。
ムネアカタヒバリは各地の田んぼで入れ替わり立ち替わり新しい群れが入れ替わっているようです。
草むらの中でゴソゴソとうごめく影を発見。なんだろうと思って粘っていると出てきたのあシマキンパラでした。^^;
エゾビタキ幼鳥。同じ牧草地に2羽いました。
田んぼで稲刈りが始まりました。稲刈りに驚いて出てくる虫やネズミなどを狙って石垣島ではさまざまな野鳥が集まります。
今日は、市街地から程近い田んぼでサギの仲間が大集合。ムラサキサギ、アマサギ、コサギ、チュウダイサギなどが次々と集まっていました。ツメナガセキレイたちが集まる場合もあります。農家に一声かけて撮影させてもらいました。
ムラサキサギ成鳥。稲刈りに集まるサギの仲間ではムラサキサギが一番控えめで距離を置いて虫が出てくるのを待っていました。カメが出てきたらムラサキサギにしか食えまえん。
一番大胆なのがアマサギ。トラクターの後をついて回ります。
コサギもアマサギと同じようにトラクターについて回りますが、アマサギほど大胆ではない。^^;
チュウダイサギはトラクターを追うようなことはせず、獲物が飛び出すのを待ちます。
ツバメチドリが田んぼで休んでいました。群れを探したのですが、たった1羽の渡りの最中のようでした。
アカアシシギは越冬モードの群れが2カ所で確認できました。
見つけたツバメチドリが高々と舞い上がったと思ったらクビキリギリスらしきをくわえて降りてきました。成鳥冬羽。
アカアシシギ幼鳥。
ハマシギは2カ所合わせて25羽が滞在しています。石垣島ではこれだけの数が長逗留するのは比較的珍しいです。手前が第1回冬羽で手前が成鳥で夏羽から冬羽へ換羽中。
タカブシギ幼羽から第1回冬羽へ。
タシギ成鳥。この時期だけど夏羽後期?
今季初となるオニアジサシが田んぼに飛来しました。田んぼのオニアジサシはすぐに抜けてしまうので速やかに鳥友に連絡。1人目が駆けつけてしばらくすると東の方角へ飛び去ってしまいました。しかし、そこで10分ぐらい立ち話をしているとなんとオニアジサシが戻ってきました。翌日には、海岸で2羽のオニアジサシに増えていました。^^
夕方、ほかの田んぼでは逆光と暗さが相まって怪しい沼アジサシの幼鳥を確認。しかし、写真に撮ってよく見てみるとクロハラアジサシの幼鳥でした。
オニアジサシ成鳥冬羽。初列の一部に夏羽が残っています。
ペリットを吐きそうで吐かなかった。
翼を広げると換羽状態がよく分かります。ほとんど冬羽ですが、初列風切の数枚が夏羽のままです。
夕方、暗くて一瞬ドキッとしたクロハラアジサシの幼鳥。
ハシグロクロハラアジサシの幼鳥に見えたんだけどなー。
石垣島のカタグロトビは順調に繁殖を重ね、現在は約20羽ほどが島内に生息しています。バードウオッチングに行くような田んぼや牧草地にはほとんどいるような状況です。特に朝と夕が出会う確率が高いですね。
カンムリワシも繁殖を終えて田んぼで稲刈りが始まり出したので遭遇する機会が増えています。今季は、昨年同様に幼鳥の数が少ないです。
チョウゲンボウは数が多く。どこにでも現れます。ツメナガセキレイやタヒバリ、キジバトを観察しているとやってきて群れを飛ばしてしまうのがチョウゲンボウです。^^;
ここのポイントのカタグロトビは、比較的警戒心の少ない個体なので近くで観察できました。^^
カタグロトビの真っ赤な目はバードウオッチャーを惹きつけますね。^^
稲刈りをしている田んぼにやってきたカンムリワシ。
チョウゲンボウ成鳥メス。
畔から獲物を探していた。
田んぼでオオヨシキリの小さな群れを発見。ススキや雑草の間を少なくとも4羽で移動していました。渡りの時期に石垣島で4羽も同時に見るのは初めてです。与那国島でも春の渡りの時期に見ていますが写真が撮れておらず、沖縄でここまで鮮明に撮れたのは初めてです。^^
しかし、このオオヨシキリたちはどの個体も今まで見たどのオオヨシキリよりも褐色味が強い羽色をしていました。日ごろ見ているオオヨシキリとは違う亜種かと思い、文献を調べてみるも詳細は不明です。
同じエリアの田んぼには、ムネアカタヒバリやベニバト、ホシムクドリが滞在中です。子連れバードウオッチングだったので写真は省略。悪しからず…。^^;
普段はなかなかサトウキビ畑や草むらから出てこないオオヨシキリでしたが、雨上がりのタイミングと重なり、一瞬ですが見やすいところに出てきれくれました。
上と同個体。雨に濡れた羽毛を乾かしていたようです。
上の個体が止まっているのを押し除けてきたので同じ葉っぱですが別のオオヨシキリ。さらに褐色味が強いように感じます。
稲を刈り取った後の田んぼにはムネアカタヒバリが十数羽降りていました。ホシムクドリとベニバトも同じ田んぼのキジバトの群れに混じっていた。
数種類なら見分けられるようになった息子。絵本の「つばめこうくう」や「ぽっぽこうくう」、「カルガモゆうらんせん」(共にもとやすけいじ著)がお気に入りの息子とのバードウオッチングは楽しいものです。
先日のノビタキ はまだ滞在中。水を張った田んぼには、オナガガモやヒドリガモ、コガモ、カルガモが入れ替わりながら滞在。渡ってきては島内で分散しています。
沈砂池には、ハシビロガモやキンクロハジロ、カルガモ、コガモ、カイツブリなど。
風が強いので、畔に降りることが多かったノビタキ。
キンクロハジロオスのエクリプス。
キンクロハジロのメス冬羽。
ハシビロガモのオス。エクリプスから生殖羽へ。
ハシビロガモのメス幼鳥。
オナガガモのメス非生殖羽(右)とオスの幼鳥。
昨年、幼鳥の時にやってきた暗色型のサシバ 。通称ブラックサシバが今年も同じ場所へ越冬のためやってきました。すっかり成鳥になった姿を見て安心。^^ 相変わらず警戒心は強いです。
午前中に見つけた時は、距離があったのでもう一度夕方に寄ってみると比較的近くに止まっていました。
沖縄本島には、少なくとも2羽の成鳥の暗色型サシバが越冬しているのですが、今年もそろそろやってきているのかもしれません。 南部の暗色型サシバ 。 中部の暗色型サシバ 。
カラス2羽に絡まれる暗色型サシバ。ブラックサシバとは言え、カラスに比べると暗色ですね。
心なしか幼鳥のころの昨年より凛々しくなっている気がする。
午前中はこんなところにいて探すのに苦労しました。
この黒さは、普通のサシバと比べると意外と見つけにくい。
田んぼにシマアジの幼鳥が入りました。 先日、沈砂池で撮影した2羽のシマアジ のうちの1羽だと思われます。
コガモは生殖羽が目立つようになってきました。沈砂池には、ヒドリガモが数羽。ほかには、キンクロハジロやカルガモ、カイツブリなど。
シマアジの幼鳥オス。
距離があり、手前の草むらがじゃまで観察はしづらかった。
コガモのオス。エクリプスから生殖羽へ換羽中。
ヒドリガモのオス幼鳥。
キンクロハジロのエクリプス。
昨日見つけた田んぼのレンカク2羽は遠すぎたので、本日、再度撮影し直してきました。警戒心はそれほど強くないので、車からじっと観察していると近くまで寄ってきてくれました。草むらの間を歩きながら小さな貝類や虫を捕まえているようでした。今季9羽目のレンカクとなりました。
レンカクを観察していると大きな白い影が上空から降りてきました。クロツラヘラサギです。田んぼをマイペースで歩き回りながらしゃもじのようなくちばしを左右に振り、水生生物を捕まえていました。
同じ田んぼには、越冬モードのウズラシギが1羽とハマシギが十数羽滞在中です。
レンカク幼鳥。第1回冬羽へ換羽中です。
普通は幼鳥の目の色が暗色で成鳥は明るい色なのですが、レンカクの場合は幼鳥の目が明るい黄色で成鳥は暗色。
レンカクの正面顔。細い!!
レンカクの長い指も撮れました。特に後趾の爪が長いです。
レンカクを見ていると突然、田んぼに降り立ったクロツラヘラサギ。
クロツラヘラサギとチュウダイサギ。
越冬モードのウズラシギ幼鳥。
こちらは数十羽と賑やかに越冬モードのハマシギ冬羽。
変なハヤブサがいました。ウスハヤブサかワキスジハヤブサの幼鳥かと思ったのですが、石垣島はあまりハヤブサの飛来が多くないのでハヤブサ経験が浅く難しいです。
この幼鳥のハヤブサは成鳥のハヤブサに縄張りから出ていくように攻撃されていました。明日にはいなくなってるだろうなー。
チョウゲンボウは島中で越冬してます。個体数が多いのでどこにでも現れます。
2019年11月10日追記
各方面の力を借りて検討したところ普通のハヤブサ幼鳥となりましたが、国内ではなく外国で生まれた個体の可能性が大です。国内産でこのような羽衣はいないようです。しかし、ハヤブサは世界中に分布して亜種も多いので大変です。
羽縁が美しいハヤブサの幼鳥。頭部の白い部分などウスハヤブサっぽいのですが、胸は淡色ではないのでふつーのハヤブサか。
見つけた時は田んぼの畔に止まっていた。
ウスハヤブサなら胸部や腹部の縱斑が褐色でワキスジハヤブサなら全体に黄褐色なのでハヤブサの幼鳥かな。
チョウゲンボウのオス第1回冬羽。
子どもの昼寝のドライブ中に、毎年、この時期になるとオニアジサシが入る河口を回ってみると3羽が砂浜で休んでいました。この3羽のオニアジサシたちは島の東と西の河口を行き来しているようです。
先日、田んぼで見つけた個体 と同じかどうかは不明。
美しい石垣島の海をバックに飛翔するオニアジサシ。
3羽のオニアジサシが河口で休憩中。
オニアジサシ成鳥冬羽。夏羽が初列風切りに数枚残っています。
飛びます。
たまに飛び立ちますが、餌取りのダイブは見られませんでした。
下を向いて獲物を探しながら飛び回るオニアジサシ。
サカツラガンを見ていると近くにくちばしの妙に長いシロチドリを発見。双眼鏡で覗いてみると猛禽類のようにくちばしの先端が湾曲していました。
世界的にウイルスによる野鳥のくちばしの変形が問題視されていると言う記事がナショナルジオグラフィックに載っていた。奇形は「鳥ケラチン障害」と言うらしいがこのシロチドリの変形もそれが原因なのだろうか?
今季のハマシギは飛来が多く、田んぼや水路、海岸などで観察できます。
シロチドリ第1回冬羽。これぐらいの変形なら餌も取れると思うけど、進行したら厳しいですね。
ハマシギ幼羽から第1回冬羽へ。
ハマシギ成鳥冬羽。
石垣島2年目の暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在したので今年も越冬中は楽しませてくれそうです。
草刈り、浚渫された水路に虹彩が暗色のズグロミゾゴイがいました。人に慣れすぎな個体なので事故などが心配。
かっこいいブラックサシバがこっちに来た!! ピントが甘いけど警戒心が強い暗色型サシバの貴重なショットなので…。^^;
背面も見事な黒褐色。
虹彩が暗色のズグロミゾゴイ。
ついでに、ふつーのサシバ。
ジャワアカガシラサギを見ていると師匠から連絡が。サカツラガン3羽が田んぼに入ったとのこと。ジャワアカガシラサギの写真は諦めて現場に急行すると全て成鳥のサカツラガンが水を張った田んぼで休んでいました。
サカツラガンは草を食ったり羽繕いをしたりリラックスした様子で、ウオーキングの人やバイクが通っても首を伸ばす程度で逃げたりするようなことはありません。
しばらく見ていると代掻きしたエリアへ移動し、草を無心に食んでいました。
今年の石垣島は レンカクが既に9羽 確認されたり、 大陸からと思われるハヤブサ がいたり、サカツラガンが3羽もやってきたり、大陸系の特徴を持ったノスリの小さな群れが観察されたりと大陸からの中継組が多く観察されています。粟国島にはインドガンが3羽、沖縄本島にはキバラガラが飛来しました。今後も大陸からの変なのが入らないか気が抜けません。^^
田んぼに現れたサカツラガン。
オスとメスでサイズが違うようだけど、よく分からない…。
サカツラガンの名前の由来は頬がオレンジ色に染まり酒を飲んで頬が紅潮したように見えるとのことだけど。
休耕地に移動し、歩きながら草を食っていた。
2枚の写真をつなげてパノラマに加工。全て成鳥。なんとなく一番左がオスかな?
今季初のヘラサギがクロツラヘラサギとともに飛来しました。コサギ、クロツラヘラサギと並ぶとヘラサギの大きさが一段と目立っていました。
クロツラヘラサギがかなり若い個体で不安なのかヘラサギについて回るのですが、あまりヘラサギに近づき過ぎるとしかられていました。^^ それでもヘラサギが飛び立つとクロツラヘラサギも飛び立ってついて行っていました。
若い個体のヘラサギ。
クロツラヘラサギ幼鳥。
ヘラサギ(左)とクロツラヘラサギが並ぶとヘラサギの大きさが際立っています。コサギはヘラサギとクロツラヘラサギについて回っていました。2羽がくちばしを左右に振り採餌して驚いて飛び出した水生生物を捕まえようという魂胆です。
飛ぶクロツラヘラサギ。幼鳥特有の黒い羽が目立ちます。
ヘラサギの飛翔。若鳥なのでこちらも黒い羽が目立ちます。
2日前に入ったサカツラガン と 10月末に入ったレンカク は順調に滞在中です。
今季初のタゲリは早朝に20羽ほど入ったそうですが、私が訪れた昼ごろには4羽だけになっていました。全て幼鳥。
サカツラガンは3羽とも健在です。越冬は難しいと思いますが、いつまでいてくれるかな。
野猫か何かに驚いて飛び立ったサカツラガン。田んぼの上を旋回するとまた戻ってきました。
滞在3週間ほどになるレンカク。当初は2羽いましたが、いつの間にか1羽だけになっています。
レンカク正面。
上空をチョウゲンボウが飛ぶと警戒していた。
タゲリ幼鳥。
換羽が長いですが、こちらも幼鳥。
最近、石垣島内ではノスリが多く観察されていますが、どれも本土で繁殖するノスリではなく、大陸から渡ってきた亜種のノスリのようです。 先日のハヤブサ幼鳥 も大陸から渡ってきたと思われる個体でした。違和感を覚える個体ですが、オオノスリでもケアシノスリでもありません…。^^;
今年は、 サカツラガン 、 レンカク も滞在中で大陸からのお客さんが多い石垣島です。
昨年はハイタカが多い年でしたが、今年はチョウゲンボウの飛来が大変多いです。
大陸からやってきたノスリ幼鳥。越冬するのか、さらに南下するのか。
チョウゲンボウのメス幼鳥。
11月11日に石垣島に3羽飛来したサカツラガン でしたが、5日目にしていなくなり、別の田んぼで1羽だけ確認されていました。しかし、今朝になってみると元の田んぼに1羽増えて4羽となったサカツラガンにヒシクイ2羽が追加されていました。オオヒシクイと聞いていましたが、これはヒシクイですね。^^; 夜のうちに合流して戻ってきたのかな?
サカツラガン、ヒシクイともに全て成鳥のようです。
遠巻きにしばらく観察しているとなぜかヒシクイ2羽が飛び立ちました。写真にも写っていますが、カンムリワシに驚いたようでそのまま東の空へ消えてしまいました。
サカツラガンもつられて1羽が飛んだのですが、数日滞在の残り3羽はカンムリワシは襲わないと知ってかしらずか飛ばずで結局4羽全てが残りました。
左の2羽がヒシクイで右の4羽がサカツラガン。
飛び上がったヒシクイ。
飛ぶヒシクイの後ろにカンムリワシがぼんやりと写っています。これに驚いてヒシクイは二度と同じ田んぼには戻ってきませんでした。
飛び去る2羽のヒシクイを見送るサカツラガン4羽。
カンムリワシに煽られて姿を消していたヒシクイ2羽 を別の田んぼで再発見しました。刈り取りが終わった田んぼの端っこでじっとしていた。ちなみに一緒にいたサカツラガンも他の田んぼへ移動しました。いろいろストレスがあったからなー。
ヒシクイは別の田んぼに移動。一緒にいたサカツラガンも別の田んぼに移動しました。
石垣島では非常に珍しいモズ を先日見つけましたが、今日は今季2羽目となるモズを見つけてしまいました。本土のモズに比べると過眼線の色がずいぶん淡く感じるのですが、大陸からやってきた可能性もありますね。
前回の記事で「沖縄では次はいつ見られるか分かりません」とか書いていますが、1カ月を待たずして見つかりました…。でも、沖縄ではかなり稀なのは間違いありません。
前回は、オスの成鳥でしたが、今回はメスの成鳥です。
モズの成鳥メス。前回見つけたオスと同じ体型ですね。
バッタをとってははやにえにしていた。前回のオスもそうですが、モズは頻繁にはやにえを作りますね。シマアカモズがはやにえを作っているところは見たことがありません。
足で捕まえた獲物のバッタを押さえつけている。頭部は全体的に赤茶色。
後ろ姿。背面も一様に赤茶色です。
妻が里帰り出産で息子も福岡に帰ったので暇な夜は久しぶりにリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを撮影してきました。コノハズク7羽、アオバズク3羽と出会えました。雨上がりの上、南風が吹いて暖かかったので活性が高かったようです。
ポイントに着いてものの5分で現れたコノハズク。
4羽目に出会ったコノハズクはずいぶん愛想のいい個体でした。
上と同個体。さよならのウインク。
リュウキュウアオバズク。頭から羽が1枚ぴろんと出ている。^^;
アオシギ飛来!! 本土でもアオシギが各地で確認されていますが、石垣島にも入りました!!
ジシギ類の中で最も好きな種です。アオシギかっこいいなー。^^
アオシギは、アカアシシギやクサシギと一緒に水場で餌を取っていました。願わくばもっといい条件で撮影しなおしたいので越冬してくれることを願っています。
あちこちの田んぼにはタゲリがいます。ほとんどが幼鳥。
アトリは、農地の通行量が少ない道路で餌をとっていた。1羽だけで寂しそうな個体でした。
リラックス中のアオシギ。警戒心が強いからこれ以上は寄れない。それにしてもいい鳥だ。
小雨の降るなか一休みのアオシギ。
タゲリはあちこちの田んぼで出会えます。
アトリが1羽だけ。群れからはぐれて渡れないのだろうか。
ツメナガセキレイの大群の中にキガシラセキレイが少なくとも5羽。あまりに数が多く、群れがとなりあった田んぼ2枚に分かれてしまっているので、鳥友と手分けして確認しました。その結果、友人が3羽、私が2羽撮影できました。
全て第1回冬羽なのですが、ちょっと違和感があります。今まで見てきたキガシラセキレイの第1回冬羽はもっと抜けた灰色で今回はわずかながら褐色が入っているような気がします。
キガシラセキレイの亜種は世界に2亜種(もしくは3亜種)おり、いつものキガシラセキレイより西に分布する亜種がこれに近いそうです。
キガシラセキレイ第1回冬羽。肩に1枚オリーブ色がかった羽が出ています。
上と同個体。後ろから見ていると数枚のオリーブ色がかった羽が見えます。尾羽の付け根の上尾筒、下尾筒もうっすらとオリーブ色がかっています。
別個体のキガシラセキレイ。こちらも第1回冬羽。こちらの上尾筒、下尾筒には色がついていません。
上と同個体。前から見ると胸に幼羽が残っています。
警戒心の強いアオシギですが、気配を消して待っていたら長いことかかりましたが、近くまで来てくれました!! 強風が吹いて雨も降っていたのが警戒心を解くのに良かったと思われます。しかし、シャッターを切ったら音を警戒して遠ざかってしまった…。やっぱりジシギはいいですねー。
アオシギはまだ滞在2日目ですが、すでに越冬を期待しています。^^
ブワッとふくらんだアオシギ。
ふくらんだと思ったらブルブルっと体を震わせました。しかし、アオシギはなんて美しい鳥なんだろう。
シャッター音に驚くアオシギ。
この写真はアオシギと少し距離がある。普通の体型はこんな感じ。
最初はこんな感じで、草の隙間から見ててもめちゃくちゃ警戒姿勢。
タシギもいい鳥なんだけど、アオシギの美しさの前では…。
リュウキュウヨシゴイのメスもいました。
二十四節気は私の担当なので明日の「小雪」用の記事のために島内をぐるぐる。植物にするか、それとも「降霜」「立冬」と植物が続いたので鳥にするか、はたまた昆虫にするか…。
結局、バードウオッチングがてらカモにしました。被写体はキンクロハジロ。以前から上司が「カモ、カモ」言ってたのもあって…。
ついでと言ってはなんですが、今季14羽目となるカンムリワシの幼鳥を発見しました。個体識別は左右の顔写真を撮って行っています。私自身が見たのは3個体目。昨年に続き今年も少なくて心配。
田んぼには、相変わらずツメナガセキレイが大量にいて、その中にタヒバリが数羽とハクセキレイが1羽だけ交じっていました。
久しぶりにチュウジシギにも会えました。タシギ数羽と餌をとっていた。
雨が降ってたので写真撮らなかったけど、ノスリ、オニアジサシ、ヘラサギ、アカガシラサギなどもいました。ほかはいつものメンバー。
今季14羽目となったカンムリワシの幼鳥。カンムリワシの幼鳥の数を調査している師匠に即電話。
風で冠が立った。もっと近づいて撮りたいんだけど、ここの田んぼの畔は島の鳥屋とレンタカーが車を合わせて4回も田んぼに落としたらしく家の人が怒っていて入れません。^^; 旅行者の方はお気をつけください。知らずに入るとこわーい八重山方言でめっちゃ怒られますよ。
久しぶりのチュウジシギ。
タヒバリが数羽、ツメナガセキレイの群れに入っていた。
じっと待っていたら1羽が近くに寄ってきた。
ハクセキレイのメス第1回冬羽。今年はハクセキレイが少ない。
紙面用に沈砂池でキンクロハジロ3羽を撮影。
与那国島出張で仕事の合間に少しだけ探鳥してきました。観察できたのは45種と少なめ…。
小鳥が大変多く、コホオアカとジョウビタキが特に多かったです。ついでマミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、シロハラ、シマアカモズ、ノビタキの順。ルリビタキとハチジョウツグミ、 シベリアアオジは1個体ずつ撮影できました。
撮影できなかったけど数が多かったのが、アカヒゲとノゴマ。ノゴマは2回ほど目の前に現れたのですが、狭い道路で一瞬の出来事で撮影できず。アカヒゲは地鳴きをあちこちで聞きました。クロツグミやミヤマホオジロ、ウグイスあたりは粘れば撮れそうです。
猛禽類はノスリやサシバ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどを確認。ノスリのみ撮影。カタグロトビは写真に収めたかったのですが、警戒心が強すぎてかないませんでした。カタグロトビは石垣島のように繁殖している可能性もありますね。
カモはキンクロハジロが数十羽とハシビロガモが十数羽。オシドリも2羽いました。そして、沖縄では珍しいスズガモを2羽撮影することができました!! トビ、ハシボソガラス、モズと同様にスズガモを撮影できたことは沖縄の人にしか分からない感動。^^;
コホオアカはたくさんいたけど、写真撮影は小枝がじゃまだった。
コホオアカの群れに1羽だけいたシベリアアオジ。
今季、初確認のハチジョウツグミ。
数日前から増え出したシロハラ。鳴き声はよく聞きますが、今季の撮影は今回が初めて。
ルリビタキのオス第1回冬羽。
ジョウビタキのメス。ジョウビタキはオス、メスともにたくさんいた。
ノビタキのオス冬羽。
ノビタキのメス第1回冬羽。
初日の夕方、見つけたマミジロタヒバリ。ムネアカタヒバリと大きな群れをつくっていた。
大半はマミジロタヒバリでしたが、ムネアカタヒバリも一部交じっていた。
翌日、同ポイントのマミジロタヒバリ。群れは広い範囲に分散していました。
ハクセキレイのオス第1回冬羽。同じ白同士で仲良くすればいいのにシロチドリと喧嘩をしていた。
めちゃくちゃ遠いスズガモ。沖縄のスズガモは珍鳥です。^^
オシドリのメスが2羽いましたが、こちらも遠い…。
ノスリ幼鳥。ノスリは3羽確認。今年の石垣島はノスリが多いのですが与那国島も多いのかもしれません。
ユリカモメ第2回冬羽。田んぼで水浴びしていました。
シマアカモズはたくさん。ほかのモズもいないかと探しますが、全てシマアカモズでした。
暗色型サシバは順調に越冬中。今年も春までは滞在でしょう。
ギンムクドリが数日前から入り出し、バライロムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリと合わせてムクドリの仲間6種が揃い踏みです。みな越冬するので冬の間は楽しめそう。特に幼鳥で渡ってきたバライロムクドリ2羽は換羽が進んでいくのが楽しみですね。
暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在。今年もそれぐらいまではいてくれるでしょう。
真横からブラックサシバ。かっこいいですね。^^
ギンムクドリのオス。
ギンムクドリのメス。この日は十数羽の群れでした。
ねぐら入り前の水浴び。