日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年11月1日(旧暦では2019年10月5日)

シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。

シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。

シマアジ

2羽ともシマアジの成鳥オス。まだまだ非生殖羽なのであの派手さがありません。

コガモ

コガモのオス幼鳥。幼羽から第1回生殖羽へ換羽中。肩羽やサイドに生殖羽が出始めています。

コガモ

コガモのオス幼鳥。

コガモ

コガモのメス成鳥。

Category: 野鳥
2019年11月1日(旧暦では2019年10月5日)

みなさん大好きなセキレイ科が数十羽群れていました。とりあえず、鳴き声でマミジロタヒバリが入っていることが分かったので警戒心の強いタヒバリの仲間を飛ばさないように双眼鏡で見てみるといました。マミジロタヒバリのあの姿勢にあの顔つき。そしてタヒバリの仲間の中では分かりやすいあの鳴き声。

ほかにも何か入っていないかと探りますが、ムネアカタヒバリが数羽確認できただけで、残りはツメナガセキレイばかりでした。鳴き声的にも思った通りの結果となりました。

マミジロタヒバリ

1羽だけいたマミジロタヒバリ。

ムネアカタヒバリ

こちらを警戒するムネアカタヒバリ。結構離れて観察しているのですが警戒心が強かった。

ムネアカタヒバリ

水辺にもムネアカタヒバリ。尾羽の裏についた小さな虫を取ろうとしている。

マミジロツメナガセキレイ

マミジロツメナガセキレイの幼鳥。(キマユ)ツメナガセキレイとは、眉斑の太さなどで識別できます。

ツメナガセキレイ

こちらは(キマユ)ツメナガセキレイの幼鳥。

Category: 野鳥
2019年11月1日(旧暦では2019年10月5日)

今年はレンカクの当たり年なのかこの個体で4羽目です。友人が確認しているのも合わせるとなんと7羽が10月中に観察されました。すべて幼鳥のようです。

シギたちも入れ替わりがあまりなくなったようで越冬モードの個体が落ち着いて見られます。田んぼには、アカアシシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ、タシギ、ハマシギ、ヒバリシギなどがパラパラといます。

レンカク

レンカク幼羽から第1回冬羽へ換羽中。今年はレンカクだらけで飽きてきた。^^;

タカブシギ

タカブシギ成鳥。

アカアシシギ / コアオアシシギ

アカアシシギ(右)とコアオアシシギ成鳥冬羽。

アオアシシギ

アオアシシギ成鳥。

セイタカシギ

セイタカシギ第1回冬羽。

Category: 野鳥
2019年11月1日(旧暦では2019年10月5日)

先日のズグロチャキンチョウ に続き再び、ズグロチャキンチョウを見つけてしまいました。ベニバトを双眼鏡で眺めていると何やら珍しい鳴き声が聞こえてきます。よーく探してみるとなんと今季2羽目となるズグロチャキンチョウではありませんか!!

何かに驚いて電線に止まったところを撮影させてくれました。一緒にいたベニバトは撮るのを忘れてしまいました。^^;

バライロムクドリは、 先日の個体 と同じです。桑の実を食ったりしていたのですが、葉っぱに覆われてバライロムクドリの姿は見えなくなります。味気ないですが、電線に止まったところを撮影しました。

夕方の田んぼにはほかに、大きなカメを呑み込むムラサキサギと畔に住むカニを狙うカンムリワシにも出会えました。

ズグロチャキンチョウ

電線に止まるズグロチャキンチョウ。

ズグロチャキンチョウ

猛禽の気配でもあるのかしきりにあたりを気にするズグロチャキンチョウ。

バライロムクドリ

バライロムクドリ幼鳥。昨日見つけたねぐらの前の電線に止まりました。

ムラサキサギ

大きなカメ(おそらくスッポン)を丸呑みするムラサキサギ。甲羅とかも消化しちゃうんだろうか。

カンムリワシ

畔に巣を作るオカガニが出てくるのを待つカンムリワシ。

Category: 野鳥
2019年11月2日(旧暦では2019年10月6日)

ノビタキが田んぼに飛来していました。2羽いるようですが、警戒心が強く撮影できたのは1羽のみ。

エゾビタキもまだ残っている個体がいます。この日は同じポイントで2羽を確認しました。

ベニバトは10月中旬ごろから増え出し、現在は石垣島内の複数箇所の田んぼで10羽ほどが観察できます。

八重山では、ベニバトよりもノビタキの方が珍鳥ですね。^^

同じ田んぼにムネアカタヒバリの群れが入りました。鳴き声を聞く限り、十数羽すべてムネアカタヒバリのようです。

ノビタキ

ノビタキのオス冬羽。

ノビタキ

上と同じ個体。畔の草に止まり、時折、地面に降りると餌を捕まえていました。

ベニバト

ベニバトのオス。数日前からいる個体だと思われます。今回は電線止まりでしたが、稲刈りが終わった田んぼが出てきたので今後、撮りやすくなると思われます。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリは各地の田んぼで入れ替わり立ち替わり新しい群れが入れ替わっているようです。

シマキンパラ

草むらの中でゴソゴソとうごめく影を発見。なんだろうと思って粘っていると出てきたのあシマキンパラでした。^^;

エゾビタキ

エゾビタキ幼鳥。同じ牧草地に2羽いました。

Category: 野鳥
2019年11月2日(旧暦では2019年10月6日)

田んぼで稲刈りが始まりました。稲刈りに驚いて出てくる虫やネズミなどを狙って石垣島ではさまざまな野鳥が集まります。

今日は、市街地から程近い田んぼでサギの仲間が大集合。ムラサキサギ、アマサギ、コサギ、チュウダイサギなどが次々と集まっていました。ツメナガセキレイたちが集まる場合もあります。農家に一声かけて撮影させてもらいました。

ムラサキサギ

ムラサキサギ成鳥。稲刈りに集まるサギの仲間ではムラサキサギが一番控えめで距離を置いて虫が出てくるのを待っていました。カメが出てきたらムラサキサギにしか食えまえん。

アマサギ

一番大胆なのがアマサギ。トラクターの後をついて回ります。

コサギ

コサギもアマサギと同じようにトラクターについて回りますが、アマサギほど大胆ではない。^^;

チュウダイサギ

チュウダイサギはトラクターを追うようなことはせず、獲物が飛び出すのを待ちます。

Category: 野鳥
2019年11月2日(旧暦では2019年10月6日)

ツバメチドリが田んぼで休んでいました。群れを探したのですが、たった1羽の渡りの最中のようでした。

アカアシシギは越冬モードの群れが2カ所で確認できました。

ツバメチドリ

見つけたツバメチドリが高々と舞い上がったと思ったらクビキリギリスらしきをくわえて降りてきました。成鳥冬羽。

アカアシシギ

アカアシシギ幼鳥。

ハマシギ

ハマシギは2カ所合わせて25羽が滞在しています。石垣島ではこれだけの数が長逗留するのは比較的珍しいです。手前が第1回冬羽で手前が成鳥で夏羽から冬羽へ換羽中。

タカブシギ

タカブシギ幼羽から第1回冬羽へ。

タシギ

タシギ成鳥。この時期だけど夏羽後期?

Category: 野鳥
2019年11月3日(旧暦では2019年10月7日)

今季初となるオニアジサシが田んぼに飛来しました。田んぼのオニアジサシはすぐに抜けてしまうので速やかに鳥友に連絡。1人目が駆けつけてしばらくすると東の方角へ飛び去ってしまいました。しかし、そこで10分ぐらい立ち話をしているとなんとオニアジサシが戻ってきました。翌日には、海岸で2羽のオニアジサシに増えていました。^^

夕方、ほかの田んぼでは逆光と暗さが相まって怪しい沼アジサシの幼鳥を確認。しかし、写真に撮ってよく見てみるとクロハラアジサシの幼鳥でした。

オニアジサシ

オニアジサシ成鳥冬羽。初列の一部に夏羽が残っています。

オニアジサシ

ペリットを吐きそうで吐かなかった。

オニアジサシ

翼を広げると換羽状態がよく分かります。ほとんど冬羽ですが、初列風切の数枚が夏羽のままです。

クロハラアジサシ

夕方、暗くて一瞬ドキッとしたクロハラアジサシの幼鳥。

クロハラアジサシ

ハシグロクロハラアジサシの幼鳥に見えたんだけどなー。

Category: 野鳥
2019年11月3日(旧暦では2019年10月7日)

石垣島のカタグロトビは順調に繁殖を重ね、現在は約20羽ほどが島内に生息しています。バードウオッチングに行くような田んぼや牧草地にはほとんどいるような状況です。特に朝と夕が出会う確率が高いですね。

カンムリワシも繁殖を終えて田んぼで稲刈りが始まり出したので遭遇する機会が増えています。今季は、昨年同様に幼鳥の数が少ないです。

チョウゲンボウは数が多く。どこにでも現れます。ツメナガセキレイやタヒバリ、キジバトを観察しているとやってきて群れを飛ばしてしまうのがチョウゲンボウです。^^;

カタグロトビ

ここのポイントのカタグロトビは、比較的警戒心の少ない個体なので近くで観察できました。^^

カタグロトビ

カタグロトビの真っ赤な目はバードウオッチャーを惹きつけますね。^^

カンムリワシ

稲刈りをしている田んぼにやってきたカンムリワシ。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウ成鳥メス。

チョウゲンボウ

畔から獲物を探していた。

Category: 野鳥
2019年11月4日(旧暦では2019年10月8日)

田んぼでオオヨシキリの小さな群れを発見。ススキや雑草の間を少なくとも4羽で移動していました。渡りの時期に石垣島で4羽も同時に見るのは初めてです。与那国島でも春の渡りの時期に見ていますが写真が撮れておらず、沖縄でここまで鮮明に撮れたのは初めてです。^^

しかし、このオオヨシキリたちはどの個体も今まで見たどのオオヨシキリよりも褐色味が強い羽色をしていました。日ごろ見ているオオヨシキリとは違う亜種かと思い、文献を調べてみるも詳細は不明です。

同じエリアの田んぼには、ムネアカタヒバリやベニバト、ホシムクドリが滞在中です。子連れバードウオッチングだったので写真は省略。悪しからず…。^^;

オオヨシキリ

普段はなかなかサトウキビ畑や草むらから出てこないオオヨシキリでしたが、雨上がりのタイミングと重なり、一瞬ですが見やすいところに出てきれくれました。

オオヨシキリ

上と同個体。雨に濡れた羽毛を乾かしていたようです。

オオヨシキリ

上の個体が止まっているのを押し除けてきたので同じ葉っぱですが別のオオヨシキリ。さらに褐色味が強いように感じます。

ムネアカタヒバリ

稲を刈り取った後の田んぼにはムネアカタヒバリが十数羽降りていました。ホシムクドリとベニバトも同じ田んぼのキジバトの群れに混じっていた。

数種類なら見分けられるようになった息子。絵本の「つばめこうくう」や「ぽっぽこうくう」、「カルガモゆうらんせん」(共にもとやすけいじ著)がお気に入りの息子とのバードウオッチングは楽しいものです。

Category: 野鳥
2019年11月6日(旧暦では2019年10月10日)

先日のノビタキ はまだ滞在中。水を張った田んぼには、オナガガモやヒドリガモ、コガモ、カルガモが入れ替わりながら滞在。渡ってきては島内で分散しています。

沈砂池には、ハシビロガモやキンクロハジロ、カルガモ、コガモ、カイツブリなど。

ノビタキ

風が強いので、畔に降りることが多かったノビタキ。

キンクロハジロ

キンクロハジロオスのエクリプス。

キンクロハジロ

キンクロハジロのメス冬羽。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス。エクリプスから生殖羽へ。

ハシビロガモ

ハシビロガモのメス幼鳥。

オナガガモ

オナガガモのメス非生殖羽(右)とオスの幼鳥。

Category: 野鳥
2019年11月6日(旧暦では2019年10月10日)

昨年、幼鳥の時にやってきた暗色型のサシバ 。通称ブラックサシバが今年も同じ場所へ越冬のためやってきました。すっかり成鳥になった姿を見て安心。^^ 相変わらず警戒心は強いです。

午前中に見つけた時は、距離があったのでもう一度夕方に寄ってみると比較的近くに止まっていました。

沖縄本島には、少なくとも2羽の成鳥の暗色型サシバが越冬しているのですが、今年もそろそろやってきているのかもしれません。 南部の暗色型サシバ中部の暗色型サシバ

サシバ

カラス2羽に絡まれる暗色型サシバ。ブラックサシバとは言え、カラスに比べると暗色ですね。

サシバ

心なしか幼鳥のころの昨年より凛々しくなっている気がする。

サシバ

午前中はこんなところにいて探すのに苦労しました。

サシバ

この黒さは、普通のサシバと比べると意外と見つけにくい。

Category: 野鳥
2019年11月8日(二十四節気の立冬、旧暦では2019年10月12日)

田んぼにシマアジの幼鳥が入りました。 先日、沈砂池で撮影した2羽のシマアジ のうちの1羽だと思われます。

コガモは生殖羽が目立つようになってきました。沈砂池には、ヒドリガモが数羽。ほかには、キンクロハジロやカルガモ、カイツブリなど。

シマアジ

シマアジの幼鳥オス。

シマアジ

距離があり、手前の草むらがじゃまで観察はしづらかった。

コガモ

コガモのオス。エクリプスから生殖羽へ換羽中。

ヒドリガモ

ヒドリガモのオス幼鳥。

キンクロハジロ

キンクロハジロのエクリプス。

Category: 野鳥
2019年11月8日(二十四節気の立冬、旧暦では2019年10月12日)

昨日見つけた田んぼのレンカク2羽は遠すぎたので、本日、再度撮影し直してきました。警戒心はそれほど強くないので、車からじっと観察していると近くまで寄ってきてくれました。草むらの間を歩きながら小さな貝類や虫を捕まえているようでした。今季9羽目のレンカクとなりました。

レンカクを観察していると大きな白い影が上空から降りてきました。クロツラヘラサギです。田んぼをマイペースで歩き回りながらしゃもじのようなくちばしを左右に振り、水生生物を捕まえていました。

同じ田んぼには、越冬モードのウズラシギが1羽とハマシギが十数羽滞在中です。

レンカク

レンカク幼鳥。第1回冬羽へ換羽中です。

レンカク

普通は幼鳥の目の色が暗色で成鳥は明るい色なのですが、レンカクの場合は幼鳥の目が明るい黄色で成鳥は暗色。

レンカク

レンカクの正面顔。細い!!

レンカク

レンカクの長い指も撮れました。特に後趾の爪が長いです。

クロツラヘラサギ

レンカクを見ていると突然、田んぼに降り立ったクロツラヘラサギ。

クロツラヘラサギ / チュウダイサギ

クロツラヘラサギとチュウダイサギ。

ウズラシギ

越冬モードのウズラシギ幼鳥。

ハマシギ

こちらは数十羽と賑やかに越冬モードのハマシギ冬羽。

Category: 野鳥
2019年11月8日(二十四節気の立冬、旧暦では2019年10月12日)

変なハヤブサがいました。ウスハヤブサかワキスジハヤブサの幼鳥かと思ったのですが、石垣島はあまりハヤブサの飛来が多くないのでハヤブサ経験が浅く難しいです。

この幼鳥のハヤブサは成鳥のハヤブサに縄張りから出ていくように攻撃されていました。明日にはいなくなってるだろうなー。

チョウゲンボウは島中で越冬してます。個体数が多いのでどこにでも現れます。

2019年11月10日追記

各方面の力を借りて検討したところ普通のハヤブサ幼鳥となりましたが、国内ではなく外国で生まれた個体の可能性が大です。国内産でこのような羽衣はいないようです。しかし、ハヤブサは世界中に分布して亜種も多いので大変です。

ハヤブサ

羽縁が美しいハヤブサの幼鳥。頭部の白い部分などウスハヤブサっぽいのですが、胸は淡色ではないのでふつーのハヤブサか。

ハヤブサ

見つけた時は田んぼの畔に止まっていた。

ハヤブサ

ウスハヤブサなら胸部や腹部の縱斑が褐色でワキスジハヤブサなら全体に黄褐色なのでハヤブサの幼鳥かな。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウのオス第1回冬羽。

Category: 野鳥
2019年11月10日(旧暦では2019年10月14日)

子どもの昼寝のドライブ中に、毎年、この時期になるとオニアジサシが入る河口を回ってみると3羽が砂浜で休んでいました。この3羽のオニアジサシたちは島の東と西の河口を行き来しているようです。

先日、田んぼで見つけた個体 と同じかどうかは不明。

オニアジサシ

美しい石垣島の海をバックに飛翔するオニアジサシ。

オニアジサシ

3羽のオニアジサシが河口で休憩中。

オニアジサシ

オニアジサシ成鳥冬羽。夏羽が初列風切りに数枚残っています。

オニアジサシ

飛びます。

オニアジサシ

たまに飛び立ちますが、餌取りのダイブは見られませんでした。

オニアジサシ

下を向いて獲物を探しながら飛び回るオニアジサシ。

Category: 野鳥
2019年11月11日(旧暦では2019年10月15日)

サカツラガンを見ていると近くにくちばしの妙に長いシロチドリを発見。双眼鏡で覗いてみると猛禽類のようにくちばしの先端が湾曲していました。

世界的にウイルスによる野鳥のくちばしの変形が問題視されていると言う記事がナショナルジオグラフィックに載っていた。奇形は「鳥ケラチン障害」と言うらしいがこのシロチドリの変形もそれが原因なのだろうか?

今季のハマシギは飛来が多く、田んぼや水路、海岸などで観察できます。

シロチドリ

シロチドリ第1回冬羽。これぐらいの変形なら餌も取れると思うけど、進行したら厳しいですね。

ハマシギ

ハマシギ幼羽から第1回冬羽へ。

ハマシギ

ハマシギ成鳥冬羽。

Category: 野鳥
2019年11月12日(旧暦では2019年10月16日)

石垣島2年目の暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在したので今年も越冬中は楽しませてくれそうです。

草刈り、浚渫された水路に虹彩が暗色のズグロミゾゴイがいました。人に慣れすぎな個体なので事故などが心配。

サシバ

かっこいいブラックサシバがこっちに来た!! ピントが甘いけど警戒心が強い暗色型サシバの貴重なショットなので…。^^;

サシバ

背面も見事な黒褐色。

ズグロミゾゴイ

虹彩が暗色のズグロミゾゴイ。

サシバ

ついでに、ふつーのサシバ。

Category: 野鳥
2019年11月12日(旧暦では2019年10月16日)

ジャワアカガシラサギを見ていると師匠から連絡が。サカツラガン3羽が田んぼに入ったとのこと。ジャワアカガシラサギの写真は諦めて現場に急行すると全て成鳥のサカツラガンが水を張った田んぼで休んでいました。

サカツラガンは草を食ったり羽繕いをしたりリラックスした様子で、ウオーキングの人やバイクが通っても首を伸ばす程度で逃げたりするようなことはありません。

しばらく見ていると代掻きしたエリアへ移動し、草を無心に食んでいました。

今年の石垣島は レンカクが既に9羽 確認されたり、 大陸からと思われるハヤブサ がいたり、サカツラガンが3羽もやってきたり、大陸系の特徴を持ったノスリの小さな群れが観察されたりと大陸からの中継組が多く観察されています。粟国島にはインドガンが3羽、沖縄本島にはキバラガラが飛来しました。今後も大陸からの変なのが入らないか気が抜けません。^^

サカツラガン

田んぼに現れたサカツラガン。

サカツラガン

オスとメスでサイズが違うようだけど、よく分からない…。

サカツラガン

サカツラガンの名前の由来は頬がオレンジ色に染まり酒を飲んで頬が紅潮したように見えるとのことだけど。

サカツラガン

休耕地に移動し、歩きながら草を食っていた。

サカツラガン

2枚の写真をつなげてパノラマに加工。全て成鳥。なんとなく一番左がオスかな?

Category: 野鳥
2019年11月13日(旧暦では2019年10月17日)

今季初のヘラサギがクロツラヘラサギとともに飛来しました。コサギ、クロツラヘラサギと並ぶとヘラサギの大きさが一段と目立っていました。

クロツラヘラサギがかなり若い個体で不安なのかヘラサギについて回るのですが、あまりヘラサギに近づき過ぎるとしかられていました。^^ それでもヘラサギが飛び立つとクロツラヘラサギも飛び立ってついて行っていました。

ヘラサギ

若い個体のヘラサギ。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ幼鳥。

クロツラヘラサギ / ヘラサギ

ヘラサギ(左)とクロツラヘラサギが並ぶとヘラサギの大きさが際立っています。コサギはヘラサギとクロツラヘラサギについて回っていました。2羽がくちばしを左右に振り採餌して驚いて飛び出した水生生物を捕まえようという魂胆です。

クロツラヘラサギ

飛ぶクロツラヘラサギ。幼鳥特有の黒い羽が目立ちます。

ヘラサギ

ヘラサギの飛翔。若鳥なのでこちらも黒い羽が目立ちます。

Category: 野鳥
2019年11月13日(旧暦では2019年10月17日)

2日前に入ったサカツラガン10月末に入ったレンカク は順調に滞在中です。

今季初のタゲリは早朝に20羽ほど入ったそうですが、私が訪れた昼ごろには4羽だけになっていました。全て幼鳥。

サカツラガン

サカツラガンは3羽とも健在です。越冬は難しいと思いますが、いつまでいてくれるかな。

サカツラガン

野猫か何かに驚いて飛び立ったサカツラガン。田んぼの上を旋回するとまた戻ってきました。

レンカク

滞在3週間ほどになるレンカク。当初は2羽いましたが、いつの間にか1羽だけになっています。

レンカク

レンカク正面。

レンカク

上空をチョウゲンボウが飛ぶと警戒していた。

タゲリ

タゲリ幼鳥。

タゲリ

換羽が長いですが、こちらも幼鳥。

Category: 野鳥
2019年11月14日(旧暦では2019年10月18日)

最近、石垣島内ではノスリが多く観察されていますが、どれも本土で繁殖するノスリではなく、大陸から渡ってきた亜種のノスリのようです。 先日のハヤブサ幼鳥 も大陸から渡ってきたと思われる個体でした。違和感を覚える個体ですが、オオノスリでもケアシノスリでもありません…。^^;

今年は、 サカツラガンレンカク も滞在中で大陸からのお客さんが多い石垣島です。

昨年はハイタカが多い年でしたが、今年はチョウゲンボウの飛来が大変多いです。

ノスリ

大陸からやってきたノスリ幼鳥。越冬するのか、さらに南下するのか。

チョウゲンボウ

チョウゲンボウのメス幼鳥。

Category: 野鳥
2019年11月16日(旧暦では2019年10月20日)

11月11日に石垣島に3羽飛来したサカツラガン でしたが、5日目にしていなくなり、別の田んぼで1羽だけ確認されていました。しかし、今朝になってみると元の田んぼに1羽増えて4羽となったサカツラガンにヒシクイ2羽が追加されていました。オオヒシクイと聞いていましたが、これはヒシクイですね。^^; 夜のうちに合流して戻ってきたのかな?

サカツラガン、ヒシクイともに全て成鳥のようです。

遠巻きにしばらく観察しているとなぜかヒシクイ2羽が飛び立ちました。写真にも写っていますが、カンムリワシに驚いたようでそのまま東の空へ消えてしまいました。

サカツラガンもつられて1羽が飛んだのですが、数日滞在の残り3羽はカンムリワシは襲わないと知ってかしらずか飛ばずで結局4羽全てが残りました。

サカツラガン / ヒシクイ

左の2羽がヒシクイで右の4羽がサカツラガン。

ヒシクイ

飛び上がったヒシクイ。

ヒシクイ

飛ぶヒシクイの後ろにカンムリワシがぼんやりと写っています。これに驚いてヒシクイは二度と同じ田んぼには戻ってきませんでした。

サカツラガン

飛び去る2羽のヒシクイを見送るサカツラガン4羽。

Category: 野鳥
2019年11月17日(旧暦では2019年10月21日)

カンムリワシに煽られて姿を消していたヒシクイ2羽 を別の田んぼで再発見しました。刈り取りが終わった田んぼの端っこでじっとしていた。ちなみに一緒にいたサカツラガンも他の田んぼへ移動しました。いろいろストレスがあったからなー。

ヒシクイ

ヒシクイは別の田んぼに移動。一緒にいたサカツラガンも別の田んぼに移動しました。

Category: 野鳥
2019年11月17日(旧暦では2019年10月21日)

石垣島では非常に珍しいモズ を先日見つけましたが、今日は今季2羽目となるモズを見つけてしまいました。本土のモズに比べると過眼線の色がずいぶん淡く感じるのですが、大陸からやってきた可能性もありますね。

前回の記事で「沖縄では次はいつ見られるか分かりません」とか書いていますが、1カ月を待たずして見つかりました…。でも、沖縄ではかなり稀なのは間違いありません。

前回は、オスの成鳥でしたが、今回はメスの成鳥です。

モズ

モズの成鳥メス。前回見つけたオスと同じ体型ですね。

モズ

バッタをとってははやにえにしていた。前回のオスもそうですが、モズは頻繁にはやにえを作りますね。シマアカモズがはやにえを作っているところは見たことがありません。

モズ

足で捕まえた獲物のバッタを押さえつけている。頭部は全体的に赤茶色。

モズ

後ろ姿。背面も一様に赤茶色です。

Category: 野鳥
2019年11月18日(旧暦では2019年10月22日)

妻が里帰り出産で息子も福岡に帰ったので暇な夜は久しぶりにリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを撮影してきました。コノハズク7羽、アオバズク3羽と出会えました。雨上がりの上、南風が吹いて暖かかったので活性が高かったようです。

リュウキュウコノハズク

ポイントに着いてものの5分で現れたコノハズク。

リュウキュウコノハズク

4羽目に出会ったコノハズクはずいぶん愛想のいい個体でした。

リュウキュウコノハズク

上と同個体。さよならのウインク。

リュウキュウアオバズク

リュウキュウアオバズク。頭から羽が1枚ぴろんと出ている。^^;

Category: 野鳥
2019年11月19日(旧暦では2019年10月23日)

アオシギ飛来!! 本土でもアオシギが各地で確認されていますが、石垣島にも入りました!!

ジシギ類の中で最も好きな種です。アオシギかっこいいなー。^^

アオシギは、アカアシシギやクサシギと一緒に水場で餌を取っていました。願わくばもっといい条件で撮影しなおしたいので越冬してくれることを願っています。

あちこちの田んぼにはタゲリがいます。ほとんどが幼鳥。

アトリは、農地の通行量が少ない道路で餌をとっていた。1羽だけで寂しそうな個体でした。

アオシギ

リラックス中のアオシギ。警戒心が強いからこれ以上は寄れない。それにしてもいい鳥だ。

アオシギ

小雨の降るなか一休みのアオシギ。

タゲリ

タゲリはあちこちの田んぼで出会えます。

アトリ

アトリが1羽だけ。群れからはぐれて渡れないのだろうか。

Category: 野鳥
2019年11月21日(旧暦では2019年10月25日)

ツメナガセキレイの大群の中にキガシラセキレイが少なくとも5羽。あまりに数が多く、群れがとなりあった田んぼ2枚に分かれてしまっているので、鳥友と手分けして確認しました。その結果、友人が3羽、私が2羽撮影できました。

全て第1回冬羽なのですが、ちょっと違和感があります。今まで見てきたキガシラセキレイの第1回冬羽はもっと抜けた灰色で今回はわずかながら褐色が入っているような気がします。

キガシラセキレイの亜種は世界に2亜種(もしくは3亜種)おり、いつものキガシラセキレイより西に分布する亜種がこれに近いそうです。

キガシラセキレイ

キガシラセキレイ第1回冬羽。肩に1枚オリーブ色がかった羽が出ています。

キガシラセキレイ

上と同個体。後ろから見ていると数枚のオリーブ色がかった羽が見えます。尾羽の付け根の上尾筒、下尾筒もうっすらとオリーブ色がかっています。

キガシラセキレイ

別個体のキガシラセキレイ。こちらも第1回冬羽。こちらの上尾筒、下尾筒には色がついていません。

キガシラセキレイ

上と同個体。前から見ると胸に幼羽が残っています。

Category: 野鳥
2019年11月21日(旧暦では2019年10月25日)

警戒心の強いアオシギですが、気配を消して待っていたら長いことかかりましたが、近くまで来てくれました!! 強風が吹いて雨も降っていたのが警戒心を解くのに良かったと思われます。しかし、シャッターを切ったら音を警戒して遠ざかってしまった…。やっぱりジシギはいいですねー。

アオシギはまだ滞在2日目ですが、すでに越冬を期待しています。^^

アオシギ

ブワッとふくらんだアオシギ。

アオシギ

ふくらんだと思ったらブルブルっと体を震わせました。しかし、アオシギはなんて美しい鳥なんだろう。

アオシギ

シャッター音に驚くアオシギ。

アオシギ

この写真はアオシギと少し距離がある。普通の体型はこんな感じ。

アオシギ

最初はこんな感じで、草の隙間から見ててもめちゃくちゃ警戒姿勢。

タシギ

タシギもいい鳥なんだけど、アオシギの美しさの前では…。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイのメスもいました。

Category: 野鳥
2019年11月21日(旧暦では2019年10月25日)

二十四節気は私の担当なので明日の「小雪」用の記事のために島内をぐるぐる。植物にするか、それとも「降霜」「立冬」と植物が続いたので鳥にするか、はたまた昆虫にするか…。

結局、バードウオッチングがてらカモにしました。被写体はキンクロハジロ。以前から上司が「カモ、カモ」言ってたのもあって…。

ついでと言ってはなんですが、今季14羽目となるカンムリワシの幼鳥を発見しました。個体識別は左右の顔写真を撮って行っています。私自身が見たのは3個体目。昨年に続き今年も少なくて心配。

田んぼには、相変わらずツメナガセキレイが大量にいて、その中にタヒバリが数羽とハクセキレイが1羽だけ交じっていました。

久しぶりにチュウジシギにも会えました。タシギ数羽と餌をとっていた。

雨が降ってたので写真撮らなかったけど、ノスリ、オニアジサシ、ヘラサギ、アカガシラサギなどもいました。ほかはいつものメンバー。

カンムリワシ

今季14羽目となったカンムリワシの幼鳥。カンムリワシの幼鳥の数を調査している師匠に即電話。

カンムリワシ

風で冠が立った。もっと近づいて撮りたいんだけど、ここの田んぼの畔は島の鳥屋とレンタカーが車を合わせて4回も田んぼに落としたらしく家の人が怒っていて入れません。^^; 旅行者の方はお気をつけください。知らずに入るとこわーい八重山方言でめっちゃ怒られますよ。

チュウジシギ

久しぶりのチュウジシギ。

タヒバリ

タヒバリが数羽、ツメナガセキレイの群れに入っていた。

タヒバリ

じっと待っていたら1羽が近くに寄ってきた。

ハクセキレイ

ハクセキレイのメス第1回冬羽。今年はハクセキレイが少ない。

キンクロハジロ

紙面用に沈砂池でキンクロハジロ3羽を撮影。

Category: 野鳥
2019年11月24日(旧暦では2019年10月28日)

与那国島出張で仕事の合間に少しだけ探鳥してきました。観察できたのは45種と少なめ…。

小鳥が大変多く、コホオアカとジョウビタキが特に多かったです。ついでマミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、シロハラ、シマアカモズ、ノビタキの順。ルリビタキとハチジョウツグミ、 シベリアアオジは1個体ずつ撮影できました。

撮影できなかったけど数が多かったのが、アカヒゲとノゴマ。ノゴマは2回ほど目の前に現れたのですが、狭い道路で一瞬の出来事で撮影できず。アカヒゲは地鳴きをあちこちで聞きました。クロツグミやミヤマホオジロ、ウグイスあたりは粘れば撮れそうです。

猛禽類はノスリやサシバ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどを確認。ノスリのみ撮影。カタグロトビは写真に収めたかったのですが、警戒心が強すぎてかないませんでした。カタグロトビは石垣島のように繁殖している可能性もありますね。

カモはキンクロハジロが数十羽とハシビロガモが十数羽。オシドリも2羽いました。そして、沖縄では珍しいスズガモを2羽撮影することができました!! トビ、ハシボソガラス、モズと同様にスズガモを撮影できたことは沖縄の人にしか分からない感動。^^;

コホオアカ

コホオアカはたくさんいたけど、写真撮影は小枝がじゃまだった。

シベリアアオジ

コホオアカの群れに1羽だけいたシベリアアオジ。

ハチジョウツグミ

今季、初確認のハチジョウツグミ。

シロハラ

数日前から増え出したシロハラ。鳴き声はよく聞きますが、今季の撮影は今回が初めて。

ルリビタキ

ルリビタキのオス第1回冬羽。

ジョウビタキ

ジョウビタキのメス。ジョウビタキはオス、メスともにたくさんいた。

ノビタキ

ノビタキのオス冬羽。

ノビタキ

ノビタキのメス第1回冬羽。

マミジロタヒバリ

初日の夕方、見つけたマミジロタヒバリ。ムネアカタヒバリと大きな群れをつくっていた。

ムネアカタヒバリ

大半はマミジロタヒバリでしたが、ムネアカタヒバリも一部交じっていた。

マミジロタヒバリ

翌日、同ポイントのマミジロタヒバリ。群れは広い範囲に分散していました。

ハクセキレイ

ハクセキレイのオス第1回冬羽。同じ白同士で仲良くすればいいのにシロチドリと喧嘩をしていた。

スズガモ

めちゃくちゃ遠いスズガモ。沖縄のスズガモは珍鳥です。^^

オシドリ

オシドリのメスが2羽いましたが、こちらも遠い…。

ノスリ

ノスリ幼鳥。ノスリは3羽確認。今年の石垣島はノスリが多いのですが与那国島も多いのかもしれません。

ユリカモメ

ユリカモメ第2回冬羽。田んぼで水浴びしていました。

シマアカモズ

シマアカモズはたくさん。ほかのモズもいないかと探しますが、全てシマアカモズでした。

Category: 野鳥
2019年11月25日(旧暦では2019年10月29日)

暗色型サシバは順調に越冬中。今年も春までは滞在でしょう。

ギンムクドリが数日前から入り出し、バライロムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリと合わせてムクドリの仲間6種が揃い踏みです。みな越冬するので冬の間は楽しめそう。特に幼鳥で渡ってきたバライロムクドリ2羽は換羽が進んでいくのが楽しみですね。

サシバ

暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在。今年もそれぐらいまではいてくれるでしょう。

サシバ

真横からブラックサシバ。かっこいいですね。^^

ギンムクドリ

ギンムクドリのオス。

ギンムクドリ

ギンムクドリのメス。この日は十数羽の群れでした。

ギンムクドリ

ねぐら入り前の水浴び。

Category: 野鳥