日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年3月7日

前日に続き、この日もあちことにヤツガシラが入りました。2日間で5カ所に6羽です。いずれも仕事の移動中に少し探しただけなので、実際にはかなりの数が石垣島に滞在していると思われます。

写真はないのですが、石垣島はもちろん沖縄県内でも初記録となるハクガン2羽が登場しました。日没寸前にも目撃されたので、まだ島に滞在していることを期待。再発見して写真に残すのが目標です。^^

今季は非常に少なかったツグミを確認。ハチジョウツグミは3カ所で確認されるも警戒心が強かったり、条件が悪かったりで仕事中ということもあり時間切れで写真は撮れず…。

ジョウビタキも移動組が島にやってきているようで、出会う機会が増えています。

ゴキブリを摘み上げ、ひょいっと口へ放り込むヤツガシラ。お決まりの食べ方です。

2024年3月5日

仕事で石垣島北部へ行ったついでに鳥見。ヤツガシラやクロウタドリがそろそろ入っているかなと寄り道するとあっさり発見。ヤツガシラは2カ所で2羽。クロウタドリは1羽でした。ヤツガシラは沖縄本島や宮古島、西表島でも多く見られており、今季は当たり年かもしれません。

ほかにもコムシクイやオオムシクイ、ジョウビタキ、ムギマキなどいました。ハクセキレイも増えていますが、ほとんどホオジロハクセキレイで一番大きな群れは30羽近くいました。例年、ホオジロハクセキレイが先にやってきて、しばらくののち、ハクセキレイがやってきます。

後では、カンムリワシの幼鳥、成鳥やズグロミゾゴイも出会いが多いです。

田んぼではツルシギ4羽が空から降ってきました。海の方からやってきたので、数日前に西表で確認されていた個体たちかもしれません。

枝で休憩するヤツガシラ。このまま落ち着いてしまっていました。

2023年11月20日

石垣島のヤツガシラ飛来。春に比べると少ないですが、今季も複数が確認されています。

今期初となるツグミも確認。シロハラの鳴き声も聞けましたが、姿は見えず。ジョウビタキやノビタキも増えて来ました。

カリガネやヒシクイ、マガンも滞在中です。ホシムクドリやムクドリ、カラムクドリ、ミドリカラスモドキ、ヒレンジャクなども逗留、飛来しています。

遠くにヤツガシラ。

2023年4月5日

今季初のチュウジシギを確認しました。田んぼのあぜに2羽いました。タシギも何羽か。

ソリハシセイタカシギは6羽飛来。過去最高記録の群れの数と思われます。ほかにも田んぼにはアカアシシギやセイタカシギ、タカブシギ、ツバメチドリ、石垣島では数少ないケリなどが滞在中です。

ジャワアカガシラサギ、アカガシラサギ合わせて4羽の小群も逗留中。

島の西部の農耕地では、ジョウビタキが大量に飛来。西表島でも同様な状況のようです。

今季初となるチュウジシギ。やっとの再会はうれしいですね。

2022年12月29日

年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。

12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。

ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。

ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。

以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。

カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。

多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。

カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。

この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。

2022年11月17日

石垣島にも越冬組の小鳥が増えてきました。

そんな中、見つけた変なジョウビタキ。最初はオスの幼鳥が第1回冬羽に変わりつつあるのかと思いましたが、そうでもないようで、メスタイプの変な羽衣の個体という可能性も指摘されています。いずれにせよ興味深いジョウビタキでした。

川沿いの茂みにはムジセッカがそれなりの数でやってきているようでした。写真はなかなか撮れないですね。

シベリアアオジはサトウキビ畑に結構な数が潜んでいました。アオジっぽい個体も混じっていました。

喉のあたりがオス成鳥の姿に変わる途中かと思ったのですが、羽が抜けてしたの黒い部分が露出しているようです。それでも目の上からえらの辺りにかけての白っぽい羽毛はオスのように見えます。

ただ、ジョウビタキは幼羽から第1回冬羽に代わる時、オス個体は鮮やかなオレンジの羽が出るようです。この個体は一部オレンジがかっていますが、ほかは茶色です。

2022年1月7日

昨年12月から断続的に現れているヤツガシラ。今年に入っても順調に複数羽が飛来しています。ヤツガシラは春、秋ともに飛来数の変動が大きいですが、秋は特に極端です。今年は多いですね。

田んぼにはホオジロハクセキレイやツメナガセキレイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリ、コホオアカなど。キマユホオジロ、ミヤマホオジロもいましたが、撮影できませんでした。 キマユホオジロは昨年12月中旬に撮影 していますが、その時も苦労しました。^^;

枝で休むヤツガシラ。まったりしてしまって長らくこのままの状態。

2021年12月30日

石垣島ではさまざまな野鳥が越冬します。その中で観察しにくいのが小鳥たち。鳴き声をよく耳にするところでは、コムシクイ、キマユムシクイ、ノゴマ、ウグイスですが、どれもやぶの中にいるので見るのも大変です。

ムクドリサイズだとギンムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、バライロムクドリ、ツグミ、シロハラ、アカハラあたりが越冬しています。ムクドリの仲間は電線などに止まり鳴き声も騒がしいので見つけやすいのですが、行動範囲が広いのでだめなときは全く出会えません…。^^;

ギンムクドリ。上がオスで下の2羽がメスです。

2021年12月18日

取材と取材の間の隙間時間で石垣島初記録となるキマユホオジロを発見。4羽の小群でした。同じ群れにシベリアアオジも混じっていました。今季のエンベリは、コホオアカ、シベリアジュリン、カシラダカと合わせて、これで5種となりました。

写真は撮れませんでしたが、シラガホオジロも確認しており、可能性の高いミヤマホオジロも見つけて7種まで伸ばしたいですね。^^

11月にフィーバーしていた石垣島ですが、12月に入っても楽しい日々が続いています。

キマユホオジロのオス。

2021年11月8日

9月末から10月上旬が渡りのピークのはずのエゾビタキがまだいました。田んぼにはノビタキが2羽。今季はノビタキを確認する機会が多いです。ジョウビタキも数を増やし、この日はオス8羽とメス2羽を確認しました。

季節外れのエゾビタキ。幼鳥でした。

2021年3月4日

石垣島のヤツガシラのシーズンが始まりました。きょうは仕事帰りにヤツガシラの鉄板ポイントへ寄り道。現場に到着して10分ほどで発見しました。芝生をつつきながらゴキブリの次から次に捕まえては口の中へ放り込んでいました。

コハクチョウはまだ滞在中。田植えが終わった田んぼを歩き回っています。農家の人に「苗は大丈夫?」と尋ねたら「食われるし踏まれる」とのこと。でも仕方ないので追い出すようなことはしないそうです。優しい農家のおじさんでした。^^

越冬ジョウビタキは渡って行ったのか数を減らしています。メスが少し残っている程度です。

小さな花が咲く芝生を歩き回りながら餌を探すヤツガシラ。

2021年1月28日

石垣島では田植え前の代かきや牧草の刈り取りがあちこちで始まり、それにつられカンムリワシも餌を求めて現れています。

今季は、幼鳥の定着率が悪く、いたと思ったら翌日にはいなくなりしばらく姿を見ないというようなケースが多く発生しています。理由はよく分かりません。

カンムリワシ幼鳥。餌の少ない初めての冬を迎えて少し元気がない感じです。

2020年11月2日

今季初認となるジョウビタキをいつもの場所で確認しました。

ハクセキレイは今季、ホオジロハクセキレイが多く飛来しています。先日はホオジロハクセキレイばかり7羽の群れも確認されています。

今季初のジョウビタキ成鳥メス。

2020年2月1日

沖縄本島からの友人と石垣島内を巡りバードウオッチング。

行方不明になっていたタカサゴモズを再発見。獲物を求めて広い範囲を飛び回っていました。スポッターさんに場所をお知らせ済みなので、タカサゴモズを見たい方はお問い合わせください。^^

ヤツガシラもまだまだ滞在中。警戒心もなく撮り放題の個体です。

カンムリワシの幼鳥は、田んぼでオオヒキガエルを捕まえていた。

石垣島など八重山ではコムシクイとメボソムシクイが少数越冬しています。ズグロミゾゴイを撮影していると「ジッ、ジッ」とメボソムシクイの地鳴きが聞こえてきました。双眼鏡で声の方角を探してみるとメボソムシクイを発見。ちょこまか動き回りますが、なんとか写真に収めることもできました。^^

ジョウビタキはなぜかヤツガシラの砂浴びを見学。小さな虫が飛び出すのでも狙っているのか?

ズグロミゾゴイは県道沿いを呑気に歩いていました。交通事故に遭わないか心配です。

友人は、トラツグミやハチジョウツグミ 、アカハラ、シロハラ、美しいシマアカモズのオス、カモやシギチなどもバッチリ撮影できて「石垣島は鳥だらけだ!!」と大変喜んでくれているようでした。

ほかにもアオシギとブラックサシバが昨年から引き続き滞在中です。^^

行方不明になっていたタカサゴモズを再発見。^^

2019年11月24日

与那国島出張で仕事の合間に少しだけ探鳥してきました。観察できたのは45種と少なめ…。

小鳥が大変多く、コホオアカとジョウビタキが特に多かったです。ついでマミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、シロハラ、シマアカモズ、ノビタキの順。ルリビタキとハチジョウツグミ、 シベリアアオジは1個体ずつ撮影できました。

撮影できなかったけど数が多かったのが、アカヒゲとノゴマ。ノゴマは2回ほど目の前に現れたのですが、狭い道路で一瞬の出来事で撮影できず。アカヒゲは地鳴きをあちこちで聞きました。クロツグミやミヤマホオジロ、ウグイスあたりは粘れば撮れそうです。

猛禽類はノスリやサシバ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどを確認。ノスリのみ撮影。カタグロトビは写真に収めたかったのですが、警戒心が強すぎてかないませんでした。カタグロトビは石垣島のように繁殖している可能性もありますね。

カモはキンクロハジロが数十羽とハシビロガモが十数羽。オシドリも2羽いました。そして、沖縄では珍しいスズガモを2羽撮影することができました!! トビ、ハシボソガラス、モズと同様にスズガモを撮影できたことは沖縄の人にしか分からない感動。^^;

コホオアカはたくさんいたけど、写真撮影は小枝がじゃまだった。

2019年10月24日

ツメナガセキレイとタヒバリ系の入り混じった30羽ほどの群れの中からセジロタヒバリらしき鳴き声が聞こえます。白黒つけてやろうと数時間粘って超警戒心の強い群れが近づいてくるのを待ちました。結局セジロタヒバリは撮れずでしたが、時間を費やしすぎて、すぐ近くのベニバト2羽を撮り忘れた。オスとメスがそれぞれ1羽ずついました。

暑さで大気が揺らぎますが、何とか識別できそうな距離に来たのでそれらしい個体を撮影。しかし、写真を確認するとほとんどムネアカタヒバリのように見える。

しかし、その中で1羽はセジロタヒバリっぽいドキッとする個体。しかし、顔つきなどムネアカタヒバリです。やはり鳴き声で探さないとセジロタヒバリなど潜行性の高い種類は探すの大変です。

昨日から増え出したジョウビタキは、さらに増えていて、あちこちで確認できた。ほかの小鳥も期待しましたが、マヒワを数羽見ただけで終わった…。

ジャワアカガシラサギはいつものところにいた。狭いエリアなのに、ほぼ毎日同じ場所にいる。よほど気に入っているのか?

逆光の上に超トリミングで画像が荒い。セジロタヒバリに見えたムネアカタヒバリ。猛禽類がうろつく田んぼなので、いずれも警戒心が強くて大変です。

2019年10月22日

今日は、沖縄本島からやってきた友人とバードウオッチングで今季初のジョウビタキを確認。オス2羽とメス1羽が同じエリアにいましたが、メスは警戒心が強く写真に収められず。

マヒワは1羽だけ田んぼの畔にはえたススキの根元で採餌していました。かなり距離があり、双眼鏡で見つけた時は黄色が目立ちドキッとしましたが、ふつーのマヒワでした。^^;

同じ田んぼには、リュウキュウツミの幼鳥が1羽。沖縄本島赴任中、ツミの幼鳥を見慣れていたので下面の太い横斑に違和感を覚え、ミナミツミだったらどうしようとか思っていたのは内緒です…。

友人が撮りたがっていたカンムリワシの飛翔も撮れ、沖縄本島では通年見られるクロツラヘラサギ2羽も昨日に引き続き滞在中でした。沖縄本島のクロツラヘラサギは汚い池にいるので石垣島の美しい田んぼで見るクロツラヘラサギに友人は感動していました。^^ また、本島では生息していないムラサキサギも複数出会えました。チョウゲンボウ、サシバなども無事にゲット。

島内各地の田んぼでは、ウズラシギやクサシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、コアオアシシギなど。ハマシギは2カ所で合わせて11羽を確認しました。

コガモ数十羽とヒドリガモ数羽の群れも入っていました。

レンカクが入ったと友人から連絡があったのですが、家族サービスの時間が迫っていたので見にいけず…。明日の朝、見に行ってきます。

今季初のジョウビタキ。愛想のいいオスでした。

2019年1月31日

久しぶりに夜のやんばる。自宅を出るのが遅かったので、到着は午前1時を回っていました…。^^;

とりあえずリュウキュウオオコノハズクのポイントに出向くとすぐに1羽に出会えました。その後も3羽と鳴き声は1羽確認できました。あまり活性は高くなかった。時間帯も悪かったと思います。本来、この時期は繁殖期序盤で活性が高いはずです。昨年は 同時期の同場所で8個体観察の5個体撮影 しています。

ヤマシギはいつもの芝生に2羽。奥の植え込みにもいるようでしたが、肉眼で確認できたのは2羽だけでした。時間は夜中の3時前で眠かったのと 1カ月前に同じ場所で4羽を撮っている ので今回は写真はなし。^^;

車中泊しましたが、寝心地が良すぎて起きたのは午前10時前。駐車場ではホントウアカヒゲが出迎えてくれました。^^

その後、沖縄本島最北端の広大なススキ原に出向いたのですが、ジョウビタキやイソヒヨドリなどだけで特筆するものはなし。珍しいのが越冬していないかと期待していったのですが、外れました。

午前2時、いつもの場所で獲物を狙っていたリュウキュウオオコノハズク。お尻に草の種子を付けている。

2019年1月10日

昨年11月に見つけた暗色型サシバ も無事に年を越して、いつもの場所にいました。何月頃までいてくれるでしょうか。今冬、県内に暗色型サシバは3個体います。

暗色型サシバは、サトウキビに止まり畑の中に獲物を見つけると急降下で捕まえていた。おそらくネズミの仲間だとは思いますが、確認できず。チョウゲンボウは近くでハツカネズミやモグラの仲間のジャコウネズミ、ジネズミらしきを何匹か狩っていましたのでサシバも同じものをとっていると思われます。

暗色型サシバの場所に近い畑では、ジョウビタキのオスがいました。ジョウビタキは今季5羽目。オスは初めてです。

最近の暗色型サシバは、サトウキビ畑の真ん中でこんな感じで止まっている。いつも使っているサトウキビなのか、先端部分が崩れて止まりやすくなっているようでした。

2018年12月24日

先日のニシオジロビタキ の写真が酷すぎるので撮り直してきましたが、やはり手強い…。^^; 本土の人たちはバシバシ撮りまくってるのに、沖縄に来るニシオジロビタキは警戒心が強すぎです。ロクヨンまで持ち出したのになんとか撮れたのは400mmでの一瞬。遠すぎて話にならない。

今日は、同じ公園内にいつくジョウビタキのメスがニシオジロビタキを追い回していました。同じ仲間なんだから仲良くしてほしい。おかげで、友人数人に教えたのですが、皆さん見られなかったそうです。残念。

なんとか撮れたニシオジロビタキ第1回冬羽。しかし、ひらけた場所に出てきてくれたのはこの一回で数秒間でした。とにかくジョウビタキとシロハラが邪魔します。^^;