半径100メートルにカタグロトビとアカガシラサギとカンムリワシがいました。石垣島はそんなところ。^^
きょうにも沖縄県の緊急事態宣言が出るということで仕事中がばたついていましたが、明日の「大寒」用の写真を撮りに出たついでに少しだけ巡回。 昨日のクロウタドリ とは別に新たに2カ所でクロウタドリが出ました。ふつうは3月が渡りの季節なのですが、なぜか今季はすでに複数個体が通過していきます。宮古島でもクロウタドリ出ているそうです。
昨年から石垣島初記録のマナヅルやキバラガラ、ごく稀なマキバタヒバリ、オオノスリ2個体やチュウヒ、ハイイロチュウヒ、石垣島では珍しいオオタカやヒバリが越冬したり、ツメナガホオジロが複数羽あちこちで出たり、ナベコウが西表島とを行ったり来たりしたり、サカツラガン5羽やコハクチョウ、マガン、ヒシクイ、オオヒシクイが合わせて20羽以上滞在したり、チョウセンチョウゲンボウやブラックサシバなどもいて近年まれに見るにぎわいを見せています。
石垣島で一番警戒心のないカタグロトビ。ほぼ毎日、夕方になるとこの電柱に現れます。畑に現れるネズミを狙っています。
昨年も12月に入りました が石垣島や沖縄では珍しいハジロカイツブリが飛来しました。前回は1日で行方不明になりましたが、今回の個体は安定して見られそうです。
ケリも沖縄では珍しく、今季は長いこと滞在しています。 10月に同所で撮影した個体 と同じかもしれません。春までいて夏羽を拝みたいところです。
カンムリワシの幼鳥も縄張りが安定してきて複数個体がほぼ毎日見られます。
池のカモ類はハシビロガモとコガモ、カルガモを筆頭に、ヒドリガモやキンクロハジロなどが見られます。メジロガモも飛来していますが、きょうは見つけられませんでした。
石垣島発記録となるキバラガラが12月24日に確認されました。今季は九州や関東などでも出ています。年々キバラガラの情報は聞くようになりました。分布を広げているのでしょうか?
石垣島はもちろん沖縄でも珍しいハジロカイツブリ。
ことし11羽目となるカンムリワシ幼鳥を含めて、同じエリアに幼鳥が3羽もいると石垣島BIRD観察さんと石垣島ナンバーワン野鳥ガイドの スポッターさん から連絡があったので見てきました。
ことしのカンムリワシ幼鳥は、識別されている個体数は多いのですが、なかなか出会いがありません。そんな中、3羽も幼鳥がいるということでしばらく楽しめそうです。^^
チョウゲンボウ、ハヤブサ、ハイタカ、チュウヒなども越冬中です。
カンムリワシの幼鳥。来年の春までは完全幼羽です。
先日見つけたベニバト6羽の群れ はさらに増えて8羽になっていました。一度に8羽はこれまでの最多記録です。
ズグロミゾゴイはずいぶん警戒心の弱い個体で息子と二人で座って観察しているとぐんぐんこちらに近づいてきて最終的には2メートルほどの距離までやってきました。
石垣島で越冬するサシバは方言で落てぃ鷹(うてぃだか)として市民に親しまれ、歌にもなっており、カラオケにあるそうです。例年、越冬個体が少なくなっているのが少し気になります。
田んぼにはカンムリワシやハヤブサ、チョウゲンボウ、カタグロトビ、チュウヒなど猛禽類が賑やかですが、キジバトやセキレイ科の小鳥たちは戦々恐々です。
満潮の海岸では小さな岩礁にキアシシギやムナグロ、ダイゼンが所狭しと休んでいました。河川でカヌーやSUPが行われるようになってからシギチたちの休む場所がなくなってしまいました。石垣市自然環境保全ネットワークでも問題視されています。
ベニバトの成鳥オス。
那覇からの友人がベニバトが見たいと来島したので田んぼを中心に回りましたが、強風と時折降る雨という探鳥には厳しい一日でした。
最初は、出発地の自宅から程近い河口に、 先日から入れ替りながら1〜4羽で滞在しているオニアジサシ 。3羽のうち1羽は第1回冬羽の幼鳥でした。オニアジサシはユーラシア大陸や北アメリカ大陸の高緯度な地域で繁殖するそうですが、この時季、沖縄や石垣島にやってくる個体はユーラシア大陸からでしょう。幼鳥は生まれてすぐの長旅です。
ジャワアカガシラサギは8月中旬から滞在 しており、2カ月以上の長逗留です。このまま春まで滞在し、美しい夏羽を見たいものですね。
アトリは今季初確認。2羽だけですが、田んぼの水稲の間を出たり入ったり。撮影はかなり困難です。^^;
タゲリは2カ所で10羽。すべて幼鳥でした。クロツラヘラサギも島内複数箇所に滞在中。
カンムリワシは稲刈りや田起こし中の田んぼや刈り取り作業後の牧草地で獲物を狙うので遭遇頻度は非常に上がっており、この日も風が吹き付ける中、6羽に出会いました。
ベニバトもなんとか見られたのですが、飛んでいく姿だけで写真は撮れず。島内のシギ、チドリの仲間が減ってしまい約40種の確認でした。
長期滞在中のジャワアカガシラサギ。警戒心は強くありませんが見つけにくいですね。
ツメナガセキレイやキセキレイの渡りはとっくに終わり、すでに越冬体制に入っていますが、 ハクセキレイは先日、やっと姿を現し出しました 。亜種ホオジロハクセキレイは今季初確認となりました。
田んぼを走っていると見慣れない鳥を発見。双眼鏡で見てみるとヒバリ属のなにか。写真を撮って拡大してみるとヒバリでした。沖縄ではヒバリの飛来は非常に少なく、数年に1度ぐらいの出会いです。本土のヒバリとは雰囲気が違う大陸の亜種がやってきている可能性もあります。
石垣島では二期米の収穫が始まり、稲刈り中の田んぼにはカンムリワシが集まって観察しやすくなっています。
ホオジロハクセキレイのオス成鳥。
今季3羽目となるカンムリワシ幼鳥です。これからどんどん数を増やしていきます。石垣島では2期米の刈り取りが10月下旬から始まりますが、そのころは稲刈りの田んぼから飛び出すネズミやカエルなどを狩る姿を見られることでしょう。
ツメナガセキレイはマミジロツメナガセキレイばかりでまだ(キマユ)ツメナガセキレイは確認できていません。例年と比べると少し遅いように感じます。
シマアカモズは越冬組が島中に増えてきています。もうしばらくするとタカサゴモズも飛来します。昨年は多くのタカサゴモズが確認されたので、今年も期待したいですね。^^
今季3羽目となったカンムリワシの幼鳥。写真を撮られていない個体が1羽いますが…。
先日同様、亜種カラアカモズ らしいアカモズが多く観察されています。亜種シマアカモズより多いぐらいです。
カンムリワシは目の黒い個体に出会いました。たまにこんなのが生まれるようですね。
キセキレイは8月も終わりに近づくと一気に数を増やしました。今日は8羽の群れ。
今年はこのようなカラアカモズと思われる個体が多いです。オス成鳥。
4月27日に営巣してるのかどうか微妙な行動を見せていたカンムリワシ は、6月8日に営巣が同所で確認され、ヒナも順調に育って間も無く巣立ちというところで石垣島を襲った台風4号の直後、ヒナが落鳥しました。親と同じぐらいの大きさまで育っており、カラスなどの被害は考えられませんので、餌不足が原因かもしれません。
ふ化後、20日程度と思われるカンムリワシのヒナ。
久しぶりにまともなバードウオッチング。と言っても昼過ぎまでと夜に少しだけ自宅周辺を回っただけですが…。
リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの子育ては順調に進んでいました。
カンムリワシも子育て中ですが、こちらは警戒心が非常に強くとてもじゃないけど近寄れません…。
リュウキュウキビタキやサンコウチョウの声も減りました。写真はありませんが、キンバトも数個体に出会えました。こちらも子育て真っ盛りです。
海岸ではコアジサシやエリグロアジサシ、ベニアジサシたちが繁殖中ですが、そこまで回る時間はありません。^^;
見返りコノハズクのオス。観察しているペアのうち、ここの巣立ちが一番早そうです。