ホトトギスが近距離で観察できました。成鳥と若い個体で、松林で採餌していました。周辺にはオニカッコウが6羽ぐらいいて、トケンが集中して多いエリアでした。
大雨などありましたが、リュウキュウアオバズクの抱卵は順調のようで、オスがしっかり見張りをしていました。年々、警戒心がなくなり、散歩の人が目の前を通っても気にする様子はありません。
シロハラクイナは子育て真っ最中でヒナを連れたペアによく遭遇します。繁殖期は長いので、しばらくは成長のステージがさまざまな家族連れにであると思います。
稲刈りが終わった田んぼではムラサキサギやアオサギ、チュウダイサギ、コサギなどが獲物を狙って集まっています。
幼羽が残るホトトギス。近くで観察できました。
渡りは落ち着いた石垣島では、島で繁殖するリュウキュウアカショウビンやリュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、リュウキュウツミ、ズグロミゾゴイなど造巣や抱卵など活発に動き回っています。
特にアカショウビンはとても活発で、この日は本業の仕事をしながらも午前中に13羽、午後に7羽の合計20羽をダブることなく確認しました。今年はアカショウビンの個体数が多いような気がします。
カンムリワシはこの時季、抱卵中で出会う機会が減ります。カタグロトビは年中、繁殖していますので、今も何箇所かは抱卵中です。
サンコウチョウも増えてきて、さえずりがあちこちから聞こえてきます。
林道でオスのアカショウビンが至近距離でさえっずってくれました。細かいディテールまで録音できています。
石垣島の留鳥たちの繁殖は早いです。 オリイヤマガラはすでに巣立ち 、私の勤める会社の社屋に巣を作ったリュウキュウツバメは3月後半に巣立ちしました。
シロハラクイナは親鳥2羽で6羽のヒナを連れて歩いていました。前の日にも見ているのでお気に入りの場所のようです。
昨日、自宅のベランダからアサクラサンショウクイを発見したので、付近を探しているとカタグロトビのペアを発見。何度か自宅前のサトウキビ畑で見ている個体だと思われます。農地にぽつんとある小さな雑木林で繁殖しそうです。
リュウキュウツミも繁殖期に入っており、メスが鳴いて威嚇しながらカラスを追い払っていました。オスは見当たりませんでしたが、昨年、一昨年も同所で子育てしているので今年も期待がかかります。
リュウキュウキビタキもあちこちで盛んにさえずっています。農地を車で走っているとリュウキュウキビタキのさえずりが聞こえてきました。小さな雑木林なので、よく探してみるとさえずっている若い個体を発見。まさかこんな場所にまでいるとは思いませんでした。
リュウキュウコノハズクもすでにペアができており、オスがメスを営巣木に誘っています。 先日は、昨年も繁殖に成功しているペアと思われる オスが樹洞からメスを呼ぶ姿 が観察できました。今夜は、新規の場所でオスがメスを巣穴に呼ぶ姿が確認できました。最近、自宅に引き込まれる電線にリュウキュウコノハズクのオスがやってきてしきりにメスを呼んでいます。通風口を狙っているのかもしれません…。^^; 近々、巣箱をかけたいと思います。
キンバトは姿は見えませんが「ウー、ウー」というさえずりと呼ぶにはあまりにも低音の鳴き声がよく聞こえるようになりました。
シロハラクイナの親子。
前日までいたヤツガシラ、クロウタドリ、オオチドリ全て抜けていました。天気が良くなり、夜のうちに旅立ってしまったようです。(P.S. 翌日の27日には、ヤツガシラなど再び入りました)
それでも一縷の望みを託しつつ石垣島を回るとカンムリワシ、ズグロミゾゴイ、ムラサキサギ、シロハラクイナ、シマアカモズなど八重山らしい鳥たちが出迎えてくれました。越冬セキレイがどんどん姿を消す中、ホオジロハクセキレイが撮影できました。
いなくなる鳥ばかりでなく、先日から鳴き声は聞こえているアカショウビンがついに姿を現しました。石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさんから連絡をもらったのですが、私たちが現場についた時にはどこかへ引っ込んでしまったようでした。
ほかからもアカショウビンの姿を確認したと報が入り、いよいよ石垣島のアカショウビンシーズン到来ですね。^^
たくさん見るわりには写真をあまり撮らせてくれないシロハラクイナ。
春の渡りが始まりつつあるのか、石垣島内のサシバはほとんどいなくなっています。暗色型サシバも見当たりませんでした。11月から滞在していたアオシギもここ数日の間に見られなくなりました。
タカサゴモズはお気に入りの餌場でイモムシやバッタなどを捕まえていた。シマアカモズは島内で移動している雰囲気ですが本格的な渡りはまだ始まっていないようであちこちの農耕地で確認できました。
渡りの早いカラアカモズは北上が始まっているのか、田んぼと牧草地が混在する農耕地で1羽確認できました。
田植えが始まった田んぼにはツメナガセキレイやハクセキレイ、キセキレイ、キガシラセキレイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリなどの群れ。
穏やかな陽気に包まれ、カンムリワシの姿もよく目にしました。
タカサゴモズ成鳥。小さなぐぜりも聞けました。
朝一の取材を終えて、次まで時間が空いたのでお気に入りの田んぼを巡回。
相変わらずチュウジシギが多い中、明らかに異彩を放つ3羽を発見。ハリオシギの幼鳥と成鳥です。念のため尾羽を見せてくれるまで粘ると、群れの中で一番大柄な個体が名前の由来ともなった針のような尾羽を見せてくれました。3羽も同時に見られるなんて幸せ。^^
近くでは、今季初確認となるサルハマシギも撮影。幼鳥でした。
幼鳥といえば、セイタカシギとコアオアシシギの幼鳥もここ数日で増えてきました。残念ながらウズラシギの幼鳥は、まだ確認できていません。
ツバメの大群が入ってきていました。何羽いるのか分からないような数のツバメが田んぼの上空を飛び交っていた。動画がありますので数えてみてください。
ハリオシギ成鳥(右)と幼鳥。右の大柄な個体が尾羽を見せてくれました。
最近、仕事に忙殺されていましたが、新しい記者経験者が本日より入社し時間の余裕ができたので、取材の移動中に鳥見。もちろん紙面用の撮影も兼ねてです。なに載せようかなー。
町に近い田んぼでは、リュウキュウヨシゴイのオスが営巣の見張り番。メスが飛んできたら一緒に草むらに入って行きました。
カタグロトビも何度かの繁殖をへて、ずいぶん数を増やし、町の方へ進出しています。カタグロトビがホバリングするとシギなどは警戒していましたが、キジバトやリュウキュウヨシゴイは気にならない模様。
田んぼには、ウズラシギ とコアオアシシギ。ウズラシギのうちの1羽はオレンジ色のフラッグとメタルリングを装着。オーストラリアはヴィクトリア州から石垣島にやってきました。まだ旅の途中で最終地点はツンドラ。一体、この小さな体で何キロの旅をするのだろう。
田んぼの畦では子連れのシロハラクイナを見る機会が増えています。
山の方へ行ってみると林道をズグロミゾゴイの幼鳥が歩いていた。警戒心の全くない個体で自動車の通行の邪魔になっていた。^^;
カンムリワシは成鳥と幼鳥に会うことができ、リュウキュウアカショウビンも時折雨の降る曇天で活性が高く、たくさん観察することができました。
山あいの田んぼにはアカガシラサギもいて、今日は雨のおかげで、リュウキュウヨシゴイ、ズグロミゾゴイ、アカガシラサギと石垣島らしいサギ3種を半日で見ることができました。^^
キンバトはオスを2羽見ましたが撮影できず。
カラスに警戒するリュウキュウヨシゴイ。近くで営巣しているようで見張り番。
仕事の合間に石垣島のバードウオッチングポイントを回ってみるとリュウキュウアカショウビンやシベリアアオジ、クロツラヘラサギ、ムラサキサギ、ホウロクシギ、シマアカモズに会えました。
アカショウビンはすでにペアになっていて2羽で巣穴掘りをしていました。シマアカモズは6個体ほど確認しました。ムラサキサギも牧草地やサトウキビ畑で数個体確認できました。
シベリアアオジは草むらの中にいてなかなか出てきませんでした。磯辺川の河口にはクロツラヘラサギは5羽。先日までは4羽だったそうでいつの間にか1羽増えていました。クロツラヘラサギを見ているいとホウロクシギが横切っていきました。
アカショウビンはペアで巣穴掘りをしていました。この個体はおそらくメス。
石垣島の2日目は、前日の忘年会の酒が残っているといけないので10時ごろまでホテルでごろごろしていました。
今期の石垣島製糖工場は12月4日からサトウキビの受け入れが始まっており、それに合わせてサトウキビ農家は一斉にサトウキビの刈り取りを開始します。キビの機械刈りが始まるとハーベスターに驚いて畑から飛び出してくるネズミやカエル、昆虫などを狙ってカンムリワシやアマサギなどが畑の周りに集合します。今の時期や水稲の刈り取りの時期はカンムリワシの飛翔写真を撮る大チャンスです。
2日目は、あちこちでキビ刈りが行われており、カンムリワシも10個体以上観察しました。下の動画は、サトウキビを収穫するハーベスターとスプリンクラーの上で獲物を待つカンムリワシです。かなりやかましいハーベスターですが、餌に夢中なカンムリワシやサギたちには関係ないようです。
田んぼではカンムリワシ以外にもサシバやチョウゲンボウ、冬羽のアカガシラサギやタゲリ、シロハラクイナが獲物を求めて活動していました。諦めきれずにアオシギを探していると口元からグッピーがのぞくリュウキュウヨシゴイに出会いました。^^
石垣島シリーズ(12月10日〜11日)
石垣島でバードウオッチング(2日目)
牧草地のカンムリワシ。
沖縄本島も春の渡りの季節に向けて野鳥の移動が始まった模様。冬には見られなかったツグミやアカハラが増えて、田んぼには、タヒバリの小さな群れも入っていた。4月下旬から5月上旬の渡りの最盛期まで何が現れるか楽しみ。^^
1月15日に初めて確認したミヤマガラス もまだいた。マガンは、昨年の 11月に見た群れ や 12月に見た群れ とは違うと思われる個体が1羽だけやってきました。
他には、留鳥のリュウキュウコノハズクやシロハラクイナ、ヒバリシギ、タカブシギなどの春の渡り組が少し見えました。コチドリは、夏羽になった個体もいた。
リュウキュウコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの餌場にやってきました。肝心のリュウキュウオオコノハズクは現れず。^^;