日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2025年1月3日

年末年始を名古屋で過ごし、ほんの1時間ほど鳥見。セグロセキレイを見たかったのですが、残念ながらかないませんでした…。

沖縄では、ほとんど見る機会のないホオジロ。

2024年12月29日

実家の名古屋へ帰省する前に2024年のナンヨウショウビン見納めをしてきました。気温が下がり、餌となるカニが減ってきているのか、行動範囲がかなり拡大しています。

ヤツガシラも引き続き滞在中でしたが、カメラはすでにキャリーバッグの中なので写真は割愛です。

妙に白いアカガシラサギもいました。よくみると左側の雨覆が白い。同じエリアにはアカガシラサギが3羽越冬しています。

今年最後のナンヨウショウビン。多くのバードウオッチャーを石垣島に引き寄せた幸せの青い鳥です。換羽が若干始まっているようで、頭部に鮮やかな羽が出だしています。フレッシュな羽に変わるまで滞在してほしいですね。

2024年12月29日

年末でスケジュールがかつかつですが、仕事中に近くを通りかかったので、ヤツガシラの動静確認。いつもの場所で採餌していました。野良猫が多いので被害が心配ですね。

田んぼではソリハシセイタカシギも滞在中。ヒバリシギやタカブシギ、セイタカシギ、アオアシシギなどもいました。

夜は久しぶりにフクロウ類を確認。トラフズクもコミミズクも見つからず。リュウキュウコノハズクはそこそこいました。この時季は換羽も終わり、美しい冬羽に代わっていますのでお勧めですね。

越冬モードのヤツガシラ。いつもの場所で餌探し。

2024年12月27日

クリスマスイブに現れたヤツガシラは滞在3日目。警戒心もなく鳥屋に追われることもないので長居しそうな気がします。

昨年も越冬したハヤブサ(旧亜種シベリアハヤブサ)のペアは今年も田んぼの暴君としてオオバンやサギを狩りまくっています。オオバンは昨年より大幅減、コガモは全くいません。ハヤブサと同じ場所で越冬中のオオノスリの影響かもしれませんね。

タシギは47羽の群れをはじめ、あちこちに新しく入りましたが、全てタシギです。

警戒心の弱いヤツガシラ。通行人はそこそこありますが、鳥屋が来ないので追われることもなく越冬モードです。

2024年12月26日

前日、仕事中に見つけたヤツガシラを見に行くとまだいました。団地内にいますが、警戒心のない個体なので滞在しているのかもしれません。

団地内に植えられた木の根元で採餌するヤツガシラ。

2024年12月20日

与那国島へ5日間ほど出張。空き時間に少しだけ鳥見もしました。与那国空港の周りにはオオノスリ2羽、ノスリ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサ、チョウゲンボウが集合。滑走路の草むらで小鳥などを捕まえているようでした。

島内では、シロハラが大量に滞在。追い場所では30羽以上の群れになっていました。数羽のアカハラも確認できました。シロハラとアカハラは祖納から久部良にかけての島の北部をメインに、ツグミは南牧場から比川にかけての南部で目立ちました。

コホオアカやツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、ジョウビタキも強風の中で耐えていました。久部良漁港ではウミネコ2羽とユリカモメ4羽が逗留中でした。

遠くにオオノスリの幼鳥が登場。

2024年12月14日

カタグロトビの幼鳥は、最近になってやっと独り立ちしたようです。石垣島のカタグロトビは、年に何回も繁殖するので生息数がどんどん増えています。昨年も越冬したハヤブサのペアが今年も同じ場所に訪れました。同じエリアにはオオノスリもおり、オオバンやサギたちは戦々恐々です。近くにいたカンムリワシの幼鳥はハヤブサの2羽に追い回されて驚いているようでした。

コハクチョウ2羽も引き続き滞在。タゲリは幼鳥ばかり10羽ほどが飛来。田んぼは、コアオアシシギやアオアシシギ、アカアシシギ、タカブシギ、ハシビロガモ、コガモなどでにぎやかです。今季初のキンクロハジロも確認しました。

警戒心ゼロのカタグロトビ幼鳥。場所や時期的に以前、空中で 親鳥から給餌を受けていた個体 かもしれません。

2024年12月13日

稲刈りが終わった田んぼで採餌するツメナガセキレイの大群の中にキガシラセキレイが2羽入っていました。雰囲気が違うので肉眼でもよく目立ちますね。

水の張られた田んぼにはオグロシギやチュウシャクシギ、アカアシシギ、クサシギ、ツクシガモ、オオバンなどが越冬中です。オオバンも数が増えてきました。オオバンは、オオノスリやハヤブサのメインの獲物になっています。

キガシラセキレイ第1回冬羽。

2024年12月13日

ソリハシセイタカシギ3羽が数日前から滞在中。ほかでも単独で見つかっていますので、もしかしたら、 11月に11羽で飛来した群れ が分散したのかもしれません。

今季初のオグロシギがやってきました。田んぼにはアオアシシギやイソシギ、クサシギ、ハマシギ、タシギ、セイタカシギ、アカアシシギ、タカブシギなども越冬中です。

来島者を喜ばせているソリハシセイタカシギ3羽。

2024年12月6日

10月21日に交通事故に遭って保護されたカンムリワシが無事に放鳥されました。10年ほど前から浦田原を縄張りにして継続観察されている個体で右目にシミがあることから「ポイント」の愛称で親しまれていたメスの個体です。繁殖も数年前から確認されています。

今回の救護で右足に「6」と刻まれた黒い足環を個体識別用に装着されました。発見した方はお知らせください。関係機関に報告いたします。

飛ぶ気満々のポイント。

2024年11月30日

ナンヨウショウビンが石垣島に現れて1カ月以上たちました。行動パターンが決まっているので、遭遇率はほぼ100%を継続しています。警戒心は強くなっているので、とにかくナンヨウショウビンに気づかれないように観察することが大切になっています。

西表島にいたコハクチョウが石垣島にやってきました。反対に 石垣島にいたコウノトリ は西表島に渡って行ってしまいました。

山林ではキビタキを発見。コムシクイやウグイス、チョウセンウグイスも越冬中です。

長逗留のナンヨウショウビン。太陽の日が当たるとギラっと光りコントラストが高まります。

2024年11月26日

コウノトリを見ているとタカサゴクロサギが飛んだのが目に入ったので、着地点を探してみるとヒメクイナが出てきました。^^; 警戒心が強い個体で何かに驚くとすぐに草むらに入っていました。環境はいいので、長居してくれるかもしれません。

コウノトリは標識付きの個体でした。識別番号は「J0701」で今年の3月31日に福井県小浜市で生まれたようです。1週間前には鹿児島県の南さつま市でも観察されている個体でした。石垣島には数日、滞在し、西表島に渡って行きました。

ソリハシセイタカシギは2羽が滞在中。 11月6日に11羽の群れ でやってきた一部なのかは不明。

カンムリワシの幼鳥に出会う機会が増えました。この日は、以前から確認されている「No.7」と新規の個体を発見しました。水稲の2期作の刈り取り作業が始まり、カンムリワシの観察いやすい季節になってきました。今季のサトウキビの収穫は12月6日ごろからスタートする予定です。

今季初のオカヨシガモとタイワンハクセキレイを確認。

ヒメクイナの成鳥。警戒心は強そうでした。

2024年11月24日

10月28日に保護されたカンムリワシ幼鳥が放鳥されました。骨折などもなかったことから救護から1カ月たたずして自然に返すことができました。狭い石垣島、安全な速度で運転を。

交通事故で脳震盪を起こしているところを見つけた地域の人により「はやて」と名付けられたカンムリワシの幼鳥。

2024年11月24日

石垣島のナンヨウショウビンは長逗留となっています。一日の行動も安定しているので、このまま年を越しそうな感じですね。ナンヨウショウビンの海岸にはオニアジサシやユリカモメもやってきています。

近くの田んぼでは、今季初のヒシクイを確認。6羽の群れでした。アカガシラサギやベニバト、ホシムクドリなども滞在中。目と鼻の先なのでナンヨウショウビンが現れない時間帯はこちらも楽しめます。

満潮時の休憩場所で休むナンヨウショウビン。近いので物陰から撮影。

2024年11月13日

越冬すると決めたのでしょうか。ナンヨウショウビンは滞在3週間ほどとなりました。

誰もいない時間を見計らうかのように登場して、大きめのカニを仕留めるとそのまま呑み込もうと四苦八苦していました。自転車が通行するとカニをくわえたまま、どこかへ飛んでいきました。

美し翼を翻して飛ぶナンヨウショウビン。

2024年11月11日

久しぶりに与那国島へ出張があったので、空いた時間で鳥見。なんとカンムリカッコウに遭遇しました。祖納の民家で発見。ヒヨドリに付きまとわれてうっとうしそうでした。カラノスリらしきも1羽確認。

島内にはカシラダカやノジコ、コホオアカなどエンベリが多く入っていました。キビタキやジョウビタキ、エゾビタキも島のあちこちで滞在。久部良ミトゥにはホシハジロが1羽入っていました。

カンムリカッコウの幼鳥。民家裏を流れる水路を利用しているようでしたが、ヒヨドリに追われてどこかへ飛んでしまいました。

2024年11月7日

石垣島は、季節外れの台風22号の影響で強い北寄りの風が吹いています。前日、前々日に確認されているタカサゴクロサギを探しながら「なんか入らないかなぁ」と思っていると「オウチュウがいるよ」とのメールが着信。現地に向かうと警戒心の薄い幼鳥のオウチュウがいました。トンボなどを捕食しているようでした。

夕方には知人ら複数からソリハシセイタカシギの群れがいると連絡。スーパーで夕飯の材料を買って帰宅するタイミングで近くにいたので、こちらも寄ってみると、なんとソリハシセイタカシギ11羽の群れがやってきていました。2020年に与那国島で7羽の群れが入りましたが、それを大幅に上回る数でした。生き物は群れるほど美しさと迫力が増しますね。

目の前の枝に止まったオウチュウ。

2024年11月6日

いつもは見かけてもスルーするカタグロトビですが、獲物を狙っているところだったので、久しぶりに撮影しました。

電線からしきりに草むらを気にしているカタグロトビの成鳥を発見。最初に止まっていた電線から一段低い電話線に移動。体の向きを変えると急降下しました。数秒後、草むらから飛び出てくると足には、すでに締められたクマネズミをつかんでいました。

電話線に持ち帰りネズミを食うのですが、尾羽を上下にしきりに動かし鳴き声もあげる様子が確認できました。近くにメスでもいて餌を奪いにくるのかと思いましたが、そのまま東へ向けて飛んでいきました。カメラで追うともう一羽のカタグロトビがやってきてネズミを奪うシーンを見ることができました。写真を拡大してみるとメスではなく幼鳥に獲物を渡していたようです。

石垣島のカタグロトビは真冬を除いて年中、繁殖しています。ワンシーズンに2回ほど子育てするので、個体数はかなり増え、多い日は一日に10羽ほど見ることもあるほどです。

獲物に狙いを定めたカタグロトビ。

2024年11月6日

クロツラヘラサギ2羽が島内をうろうろしながら滞在中。少しずつ秋らしくなり、シマアジやコガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オナガガモなども増えてきました。

クロツラヘラサギ成鳥。