日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2022年5月11日

移動時間に田んぼに寄り道。警戒心が強くてじっくり見る機会がないリュウキュウヒクイナのペアを近くで観察できました。畔を2羽で歩いていました。繁殖に備えて巣作りする場所でも探しているのでしょうか。

今季、石垣島や八重山、沖縄本島、南西諸島に非常に飛来数が多いアカガシラサギはどこの田んぼにいっても渡り途中の個体がいる状態です。

クロツラヘラサギは5羽が飛来。群れの中で1羽だけが美しい夏羽に変わっていました。

オスのリュウキュウヒクイナ。

2022年4月22日

この時季、島内には留鳥、渡り含めて多くのサギの仲間が滞在中。

留鳥のズグロミゾゴイとムラサキサギは繁殖を控えて活発になっています。渡り途中のクロツラヘラサギとヘラサギも合わせて10羽ほどが確認されています。ほかにはアマサギやコサギ、チュウサギ、チュウダイサギ、アカガシラサギ、ゴイサギなどが渡り途中に立ち寄っています。

カモは石垣島で繁殖するカルガモ以外はすっかりいなくなったのですが、なぜか、ヨシガモのオスが1羽だけ残っていました。ケガなどなければいいのですが…。

農地を囲む雑木林でズグロミゾゴイが餌探し。ベニバトもいました。

2022年3月27日

ジャワアカガシラサギ3羽は2週間以上の滞在となりました。だんだん警戒心が薄れてきているようで近くで観察、撮影できるようになってきました。

クロツラヘラサギは5羽の若い個体の群れでやってきました。

ジャワアカガシラサギは同じ場所に3羽いるのですが、うち1羽の警戒心が強くてなかなか撮れません。2羽は愛想良く出てきます。

2021年12月2日

サンカノゴイが数日前から滞在中。神出鬼没で目の前の草むらにいても出てこず、なかなかタイミングが合いませんね。^^;

リュウキュウヨシゴイ、ヨシゴイは毎日、元気にけんかしてます。^^;

ベニバトも複数箇所で複数羽。今年生まれの幼鳥がほとんどです。

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ、タヒバリなども滞在中。

今季は、タゲリの数が目立って多く、20羽ほどが滞在しています。

田んぼのシギは、ヒバリシギ、ハマシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、タシギあたりが越冬中です。

タウナギを食うサンカノゴイ。

2021年11月23日

ソリハシセイタカシギはたまにいなくなりますが、1日もすれば元の田んぼに戻ってきます。この場所がよほど気に入ったようです。

メジロがもはメス幼鳥に加えてオスもやってきました。

ベニバトは複数個所に5羽を確認。今季の2期米は飼料用なので刈り取りが遅く、ベニバトが稲の中に入ってしまうと確認が難しいです。

クロツラヘラサギ、オオハシシギ、オグロシギは同じ田んぼで滞在中。どれも長期滞在ですが、オオハシシギの換羽の推移が特に気になりますね。

ソリハシセイタカシギ第1回冬羽。歩行者に警戒中。

2021年11月13日

夕方、師匠から緊急連絡。なんと石垣島にタカサゴクロサギが登場しました!! 石垣島では、過去にも出ているのですが、写真が撮られたのは今回が始めてだと思われます。

ソリハシセイタカシギは今季4羽目。滞在はそれほど長くないですが、この個体は警戒心が薄いので越冬に期待。

オオハシシギは10月20日に確認 してから同じ場所で滞在。こちらも警戒心なし。

そしてクロツラヘラサギもオオハシシギやソリハシセイタカシギ、オオハシシギと同じ場所で警戒心なし。この3種のほかバン、オオバンなどウオーキングの人が通っても平気なのは驚きです。

タカサゴクロサギ。おそらく幼鳥と思われます。これでヨシゴイ属はコンプリート。^^

2021年11月8日

バライロムクドリ2羽とミドリカラスモドキ2羽が現れました。撮影し損ねましたが、アサクラサンショウクイも1羽確認。海上が荒れたので石垣島に避難してきたのでしょうか?

昨日飛来したマガン25羽のクロツラヘラサギ1羽も滞在。オオハシシギは滞在20日となりました。

今季は出会いが多いオジロトウネンは2羽飛来しました。

バライロムクドリ幼鳥(右)。ほぼ幼羽ですが、第1回冬羽が少し出ています。

2021年11月8日

立冬のこの日、マガンが25羽飛来しました。石垣島はもちろん沖縄でも最大の飛来数だと思われます。これまで県内でもっとも多い飛来数は 2018年の11羽 なので倍以上の数に記録更新です。ついでにオナガガモ3羽もついてきました。

今季初となるキンクロハジロを確認。単独で水路を泳いでいました。

先月、50羽ほどの群れで入ったタゲリは島内で分散してあちこちの田んぼにいます。

ツメナガセキレイとムネアカタヒバリは群れで島内を移動していて、昨日は100羽以上の群れがいたのに今日はいないなんてことがよくあります。

ほかにはオグロシギやムナグロ、リュウキュウヨシゴイ、カンムリワシ、ムラサキサギ、シマアカモズ、サシバなどレギュラーメンバーに会えました。

マガンの群れは成鳥、幼鳥合わせて25羽でした。

2021年10月7日

ベニバトが田んぼに十数羽飛来していました。数えられたのは16羽までですが、木の影にもっといそうでした。ほかで7羽の群れなど複数箇所に入っており、今季はベニバトの数が異常に多いです。

シマアジは、先日の初認に続いての確認でした。コガモもぼちぼち増えてきてあちこちの田んぼで見ることができるようになりました。

ベニバトのオス。幼羽から第1回冬羽へ換羽中。

2021年8月17日

今季初のヒバリシギを7月3日に確認してから遅れること1カ月半、やっと幼鳥が到着しました。ヒバリシギは成鳥も含めて個体数を増やしています

タカブシギ、アカアシシギは成鳥、幼鳥含めて日に日に増えています。

石垣島では少ないダイゼンも到着。ムナグロは数日前から見る機会が増えています。

ハリオシギは入れ替わりつつも成鳥、幼鳥とも出会いは多いです。

アマサギやチュウサギ、チュウダイサギ、アオサギも少しずつ数を増やしています。クロツラヘラサギは6月から島内をうろうろしている個体がいます。

今季初確認となったヒバリシギ幼鳥。

2021年4月17日

多忙につき、4月16日までの3日分のバードウオッチングの成果の一部をまとめてご紹介します。今季初となるチュウジシギをやっと確認。後日、追記します。

情報もらっても見に行っていない鳥もいますので、そのあたりは割愛します…。^^; 以下の写真の通り、田んぼや海岸には日替わりで渡り鳥たちがやってきています。この時季の石垣島は、とっても楽しいですよ。

後日追記

ブロンズトキは毎日のようにハヤブサに追われて落ち着きません。群れの数も19羽から16羽に減りました。食われたか逸れたかしたのでしょう。滞在場所も以前とは違う場所になりました。

海岸にはシギやチドリが日替わりで出たり入ったりを繰り返しています。メダイチドリやキョウジョシギ、トウネンあたりがレギュラーメンバーでその合間にサルハマシギやミユビシギ、オバシギなどが渡ってきます。キリアイも珍しく近くで見ることができました。夏羽のハシブトアジサシも河口で飛び回っています。

ここ数日、ハヤブサに追われまくっているブロンズトキの群れ。この個体は首をやられましたが、命だけは助かりました。

2021年3月31日

干潟遠くにソリハシセイタカシギ。長いこと滞在中です。休耕田にはサギに混じってクロツラヘラサギ。

カンムリワシ幼鳥は成鳥に追われながら島内の農地を転々としています。夜、コノハズクの営巣地を回っていたらリュウキュウマツで寝るカンムリワシの幼鳥に出会いました。

遠いソリハシセイタカシギ。

2021年1月11日

昨日からコハクチョウが滞在中。警戒心のない個体でとなりでトラクターが走ってても全く気にしていませんでした。散歩の人などにも無反応。コハクチョウの餌があるのか心配です。

石垣島には現在、サカツラガン5羽の群れとヒシクイ、オオヒシクイ、マガン合わせて12羽の群れが滞在中なのでどちらかに合流すると安心なのですが…。

クロツラヘラサギは5羽がマングローブ内で休んでいました。今冬はここが彼らのねぐらのようです。

ことし生まれの幼鳥。本来なら、来年の春の渡りまで家族と暮らすはずなのですが、なんらかの理由ではぐれてしまったのでしょう。

2020年12月15日

12月2日に現れたサカツラガン5羽 は相変わらず警戒心がなく田んぼに滞在中です。島内の田んぼを移動しているようです。

ことし生まれのズグロミゾゴイたちは、どの個体も換羽が始まっています。

クロツラヘラサギは島内複数箇所に数羽が滞在中。クロツラヘラサギのすぐそばにはムラサキサギとカンムリワシがいました。ムラサキサギとカンムリワシはこの季節、どこの田んぼにもいます。

サカツラガン5羽。田んぼ数カ所を行ったり来たりしています。

2020年12月3日

昨年のサカツラガン4羽 も多かったのですが、ことしはサカツラガン過去最多数の5羽で飛来しました。

近くに沖縄では珍鳥なマガモのオスもいたのですが、警戒心が強くて写真は撮れず。

今季初のホシハジロは1羽で飛来。オナガガモと行動を共にしていました。

クロツラヘラサギは島内の複数箇所に何羽か散らばって越冬中。

サカツラガン成鳥。くちばしの付け根の白い部分がないので若い個体か?

2020年11月17日

一昨日のベニバト8羽 とは別の場所でベニバト3羽。今季の石垣島はベニバトだらけです。

タゲリも多く見られ、すでに40羽ほど確認しています。

島内に散らばっていたクロツラヘラサギはなんとなく一つに集まりだしているようですが、まだ距離があります。

今日はベニバトのオス成鳥ばかり3羽。

2020年11月6日

那覇からの友人がベニバトが見たいと来島したので田んぼを中心に回りましたが、強風と時折降る雨という探鳥には厳しい一日でした。

最初は、出発地の自宅から程近い河口に、 先日から入れ替りながら1〜4羽で滞在しているオニアジサシ 。3羽のうち1羽は第1回冬羽の幼鳥でした。オニアジサシはユーラシア大陸や北アメリカ大陸の高緯度な地域で繁殖するそうですが、この時季、沖縄や石垣島にやってくる個体はユーラシア大陸からでしょう。幼鳥は生まれてすぐの長旅です。

ジャワアカガシラサギは8月中旬から滞在 しており、2カ月以上の長逗留です。このまま春まで滞在し、美しい夏羽を見たいものですね。

アトリは今季初確認。2羽だけですが、田んぼの水稲の間を出たり入ったり。撮影はかなり困難です。^^;

タゲリは2カ所で10羽。すべて幼鳥でした。クロツラヘラサギも島内複数箇所に滞在中。

カンムリワシは稲刈りや田起こし中の田んぼや刈り取り作業後の牧草地で獲物を狙うので遭遇頻度は非常に上がっており、この日も風が吹き付ける中、6羽に出会いました。

ベニバトもなんとか見られたのですが、飛んでいく姿だけで写真は撮れず。島内のシギ、チドリの仲間が減ってしまい約40種の確認でした。

長期滞在中のジャワアカガシラサギ。警戒心は強くありませんが見つけにくいですね。

2020年11月2日

レンカクは10月26日 より滞在中。警戒心のあまりない個体です。

クロツラヘラサギも散発的に渡ってきます。

今季初のオオバンを3羽確認しました。全国的に増えていますが、最近は沖縄でも越夏個体がいます。

先日の目を負傷している個体 とは別のマガンが田んぼに入りました。警戒心は多少あります。

カモ類はマガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモが増えてきました。

レンカクはいつまでいるのでしょう。

2020年10月24日

今季初となるシマアジが田んぼに飛来しました。同じ田んぼにはコガモもいました。

シマアジは江戸時代中期から「しまあぢ」と呼ばれており、古い言葉で珍しいという意味の「シマ」とコガモの古名「アジ」が合わさったもだそうです。昔の人は、シマアジとコガモを別種と認識していたということですね。^^

タゲリも今季初確認です。1羽だけの飛来でした。

昨日まで1羽だけだったオニアジサシは3羽に増えていました。きょうはオニアジサシの鳴き声も聞くことができました。

ほかはムナグロやオオメダイチドリ、メダイチドリ、シロチドリなどいつものメンバーでした。

クロツラヘラサギ2羽は昨日同様2羽で仲良く。

シマアジ幼鳥オス。