日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2023年3月4日

石垣島内では何羽かアカガシラサギが越冬していますが、特に警戒心のないアカガシラサギが1羽いて個体識別に役立っています。全く逃げないので心配になるぐらいです。

アカアシシギ、アオアシシギ、オジロトウネンは越冬組。こちどりは一気に増えて20羽ぐらいの群れを複数確認。春の渡りが始まっています。

手乗りのようなアカガシラサギ。冬羽ですが少しだけ夏羽が出だしました。

2022年12月29日

年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。

12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。

ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。

ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。

以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。

カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。

多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。

カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。

この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。

2022年12月14日

ソリハシセイタカシギが2羽飛来。島内をうろついている個体かもしれません。ほかでは4羽のソリハシセイタカシギも確認されています。

クロヅルも越冬モード。最初は警戒心つよつよでしたが、今はまったくありません。^^

ヘラサギも滞在中。こちらもフレンドリーな個体。シギたちも越冬組が確認できます。

仲良く餌取りのソリハシセイタカシギ。奥が第1回冬羽で手前が成鳥冬羽。

2022年11月25日

前回の成鳥2羽 に続き、今回は幼鳥のアカツクシガモが飛来しました。成鳥たちは警戒心がめちゃくちゃ強かったのですが、今回の幼鳥は若さゆえか警戒心はほとんどなく、楽に観察できました。

ハイイロガンも長逗留中でこのまま越冬モードでしょうか。ヒシクイ、マガン、カリガネ、クロヅルも滞在中です。

海岸にはメダイチドリやシロチドリ、ムナグロ、キョウジョシギ、アオアシシギ、ハマシギなどが少数ながらも滞在。田んぼではツルシギやセイタカシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、ウズラシギ、タシギあたりが目立ちます。クロハラアジサシも成鳥、幼鳥とも滞在。

今シーズンはムクドリの仲間が種類はいますが数が少ないですね。

ツグミ、シロハラ、アカハラ、マミチャジナイも到着し出しました。

今シーズン、3羽目となるアカツクシガモは幼鳥でした。幼羽から第1回生殖羽へ移行中。

2022年11月8日

約2年ぶりにコハクチョウが飛来しました。前回は春になるまで滞在したけど、今回はいつまでいるのか。警戒心はほとんどないので、長逗留してくれるとうれしいですね。

カンムリワシの動きが繁殖期を前に活発になっています。鳴き交わす声や縄張り上空を飛翔する姿をよく目にするようになりました。

アカガシラサギは複数箇所で越冬中。草むらに入ると同化して見つけにくいです。

オオバンが11月に入り、一気に増えました。一昨年はオオノスリによく襲われていました。今季はチュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハヤブサが滞在しているのでオオバンにとっては気の抜けない越冬になりそうです。

シギはアオアシシギやコアオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、タシギ、タカブシギあたりが滞在中です。

今季初のオカヨシガモを確認。ダムにはキンクロハジロやヒドリガモも増えてきました。

2年ぶりのコハクチョウ。あまり警戒心はない模様。

2022年10月4日

頸椎の手術後の検査で名古屋に行ったついでに鳥見。3年目でやっとヒメハマシギに会うことができました。ついでにキリアイやオバシギ、トウネンなども観察。

ヒメハマシギと合わせて、トモエガモ、セグロセキレイはライファーとあいなりました。

ヒメハマシギは最初、くぼみに座って休んでいましたが、違和感を覚えさせるだけの何かがありました。^^ でもトウネンの群れに入られると厳しいようです。

2022年9月16日

アカエリヒレアシシギが飛来。今季2個体目。エリマキシギは複数個所で複数羽が到着。ハリオシギは数を減らしつつも滞在中。

空港近くのアカエリヒレアシシギがよく入るエリアの田んぼにいました。球場にもよく訪れるようで、明かりに誘引されやすいのでしょうか。

2022年8月27日

ツメナガセキレイはかなり数を増やしています。そんな中、今季初の幼鳥を確認しました。アオアシシギも今季初の幼鳥が飛来していました。

ツバメチドリもぱらぱらとやってきていますが、まだまだ数は少ないですね。

今季初となる(キマユ)ツメナガセキレイの幼鳥。

2022年8月9日

今季初のクロハラアジサシとハマシギを確認。トウネン、アオアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、セイタカシギ、コチドリなども入れ替わりながら通過しているようです。

今季初のクロハラアジサシ。成鳥が1羽で飛来。

2022年8月1日

例年、幼鳥の到着が一番乗りのアカアシシギ。今季初となる幼鳥を確認しました。 昨年は7月27日に初認 なので、例年と同時期の到着ということになります。

ただ、ことしは幼鳥一番乗りはなんと 7月20日のセイタカシギ 。いつもは8月下旬以降の到着なので島内で繁殖した可能性もあるのかな。

ほかはいつものメンバーのアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギなどが滞在中。

戻り組のアマサギも増えていました。

今季初確認のアカアシシギ幼鳥。幼羽から第1回冬羽へ換羽中。

2022年7月20日

7月20日にもうセイタカシギの幼鳥がお目見えしました。成鳥の飛来数もまだまだ少ない中での登場にびっくり。もしかして石垣島内で繁殖しちゃった?

タカブシギはどんどん増えています。こちらの幼鳥の到着はまだ。ヒバリシギ、アオアシシギ、コチドリも増えてきました。

セイタカシギの幼鳥。同じエリアの田んぼには数羽のセイタカシギしかいないのに…。

2022年7月2日

6月6日に現れたソリハシセイタカシギ はまだ滞在しています。いつまで居る気なんでしょう。海岸ではチュウシャクシギ9羽の群れが飛来。早すぎるので秋の渡りとしてよいものなのか迷います…。

田んぼにはタカブシギやアオアシシギ、セイタカシギなどもぱらぱらと飛来しています。

季節外れにやってきてすでに滞在3週間以上。

2022年5月17日

今季はハジロクロハラアジサシの飛来が多く、5月に入ってから夏羽に換羽した美しい個体を7羽ほど確認しています。滞在期間はどれも短く、1〜3日程度です。

田んぼには季節外れのソリハシセイタカシギがいました。こちらは1日で渡去してしまったようです。

春の渡りも終わりかけで田んぼのシギ、チドリも寂しくなっています。それでもアオアシシギ、セイタカシギ、ウズラシギは複数箇所で確認。タカブシギは1羽のみ疲れた様子でした。

夏羽のハジロクロハラアジサシ。背面からは特にかっこいいですね。

2022年5月2日

先日の3羽のオウチュウ は5羽に数を増やしていました。4カ所で7羽いたうちのどれかが、合流して5羽になったのか新たに渡ってきたのか分かりませんが、一度に5羽のオウチュウが集まるなんて初めてのことです。

クロハラアジサシが複数入り、その中にハジロクロハラアジサシの夏羽が1羽いました。田んぼの上をひらひらと飛びながら虫をとっていました。

沖縄では珍しい、黒々とした夏羽に衣替えしたツルクイナがいました。石垣島には冬羽や幼鳥は定期的に現れますが、夏羽は珍しいです。

田んぼではウズラシギやタシギ、アオアシシギ、コアオアシシギなど渡り途中の個体が入れ替わりで立ち寄っています。

コシアカツバメ、ヒメアマツバメ、ショウドウツバメ、ツバメの4種がまざった群れも飛来。天気が悪い中、田んぼを飛び回りながら餌をとっていました。

今季の石垣島はオウチュウの飛来が多いです。

2022年4月22日

今季は全国的にコシャクシギが多く確認されていますが、石垣島でも4羽のコシャクシギが確認されました。 先日、愛知県で見て来たコシャクシギ は水の張られた田んぼにいましたが、石垣島や沖縄ではサトウキビ畑か牧草地に入るケースがほとんどです。ところ変わればいろいろな環境を利用するのですね。

シーズン中、石垣島を留守にしていたのでハリオシギは難しいかと思っていましたが、1羽だけ確認できました。チュウジシギはまだまだ残っていましたが、タシギはゼロでした。例年のパターンです。

ソリハシセイタカシギは昨年秋から散発的にやって来ます。今季は、ほかの淡水シギは少ないようです。

サトウキビ畑にコシャクシギが4羽。最初は遠かったけど、車内から静かにみているとだんだん近くに来ました。

2022年3月12日

仕事中にヤツガシラがいると連絡をもらい、時間を見つけて行きましたが、すでに移動した後か見つからず。副産物としてジャワアカガシラサギを発見しました。

沈砂池のメジロガモは、ほかのカモがほとんど消えたのにまだ滞在中。

海岸では春の渡りのシギやチドリが入れ替わり飛来します。この日はオオメダイチドリが特に多かったです。ほかには、シロチドリが数十羽にキョウジョシギ十数羽、ダイゼンが数羽、アオアシシギ、トウネン、ムナグロ、イソシギなど。

田んぼでは越冬組と渡り組のタシギが混在しています。セイタカシギやアカアシシギ、タカブシギなども増えてきました。

畑のジャワアカガシラサギ。夏羽にかわりつつあるようです。

2021年11月3日

久しぶりにハリオシギに出会えました。タシギ6羽、チュウジシギ1羽の群れでした。チュウジシギも久しぶりの出会いでした。

アオアシシギやコアオアシシギ、オジロトウネン、ヒバリシギ、ハマシギ、セイタカシギ、タカブシギ、コチドリ、ダイゼン、ムナグロなども滞在中。

ハリオシギ幼鳥。警戒心が強い個体でした。

2021年10月25日

先日の個体 に続き、今季2羽目となるソリハシセイタカシギが飛来しました。オオハシシギとヒドリガモは今季初確認となりました。

今季2個体目のオグロシギも確認。田んぼにはアオアシシギやセイタカシギ、タカブシギ、タシギ、ハマシギ、クロハラアジサシなどが滞在中です。

先日の個体よりは警戒心が弱いソリハシセイタカシギ第1回冬羽。