日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年11月11日(旧暦では2024年10月11日)
カンムリカッコウ
インドハッカ
シロガシラ
キビタキ
キビタキ
カシラダカ
カシラダカ
ノジコ
エゾビタキ
タヒバリ
タヒバリ
ジョウビタキ
タゲリ
ノスリ
ホシハジロ
Category:野鳥
2024年11月7日(二十四節気の立冬、旧暦では2024年10月7日)

石垣島は、季節外れの台風22号の影響で強い北寄りの風が吹いています。前日、前々日に確認されているタカサゴクロサギを探しながら「なんか入らないかなぁ」と思っていると「オウチュウがいるよ」とのメールが着信。現地に向かうと警戒心の薄い幼鳥のオウチュウがいました。トンボなどを捕食しているようでした。

夕方には知人ら複数からソリハシセイタカシギの群れがいると連絡。スーパーで夕飯の材料を買って帰宅するタイミングで近くにいたので、こちらも寄ってみると、なんとソリハシセイタカシギ11羽の群れがやってきていました。2020年に与那国島で7羽の群れが入りましたが、それを大幅に上回る数でした。生き物は群れるほど美しさと迫力が増しますね。

オウチュウ

目の前の枝に止まったオウチュウ。

オウチュウ

この個体は幼鳥なので、胸から下尾筒にかけて白い斑がが入ります。

オウチュウ

翼下面にも白い斑が入ります。オウチュウは過去の観察例から少なくとも生まれた翌年の 第1回夏羽 の状態でも翼下面の白い斑が残っているようです。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

ソリハシセイタカシギ11羽の群舞。モノトーンなソリハシセイタカシギと曇天でアッシュグレーに染まる海が枯淡な雰囲気を醸し出します。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

頭上を旋回するソリハシセイタカシギの群れ。成鳥9羽、幼鳥2羽の構成です。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

西表島を背景にソリハシセイタカシギ。ある種のカタルシスが得られるような感覚に陥りました。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

石垣島や沖縄では見慣れたソリハシセイタカシギですが、群れになると魅力が増します。

ソリハシセイタカシギ(アボセット)

午後4時ごろに海上からこの浜へ降り立ったそうです。

Category:野鳥
2024年11月6日(旧暦では2024年10月6日)

いつもは見かけてもスルーするカタグロトビですが、獲物を狙っているところだったので、久しぶりに撮影しました。

電線からしきりに草むらを気にしているカタグロトビの成鳥を発見。最初に止まっていた電線から一段低い電話線に移動。体の向きを変えると急降下しました。数秒後、草むらから飛び出てくると足には、すでに締められたクマネズミをつかんでいました。

電話線に持ち帰りネズミを食うのですが、尾羽を上下にしきりに動かし鳴き声もあげる様子が確認できました。近くにメスでもいて餌を奪いにくるのかと思いましたが、そのまま東へ向けて飛んでいきました。カメラで追うともう一羽のカタグロトビがやってきてネズミを奪うシーンを見ることができました。写真を拡大してみるとメスではなく幼鳥に獲物を渡していたようです。

石垣島のカタグロトビは真冬を除いて年中、繁殖しています。ワンシーズンに2回ほど子育てするので、個体数はかなり増え、多い日は一日に10羽ほど見ることもあるほどです。

カタグロトビ

獲物に狙いを定めたカタグロトビ。

カタグロトビ

草むらに向かって急降下するカタグロトビ。

カタグロトビ

狩りは成功したようで、ネズミをつかんでいます。

カタグロトビ

うつろな表情のクマネズミはすでに絶命しています。

カタグロトビ

空気抵抗がなるべく小さくなるように獲物を縦にして運ぶカタグロトビ。

カタグロトビ

電話線にもどり獲物を食い始めました。

カタグロトビ

遠くで幼鳥(右)に獲物を奪われる姿を確認できました。

カタグロトビ

ここのカタグロトビは毎日、朝と夕に現れて獲物のネズミを捕まえています。石垣島内でも比較的警戒心の弱い個体で車が下を通っても逃げることはありません。

カタグロトビ

遠くからでも胸から腹にかけての白っぽさが目立ちます。

Category:野鳥
2024年11月6日(旧暦では2024年10月6日)

クロツラヘラサギ2羽が島内をうろうろしながら滞在中。少しずつ秋らしくなり、シマアジやコガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オナガガモなども増えてきました。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ成鳥。

クロツラヘラサギ

別のエリアのクロツラヘラサギ。

タゲリ

タゲリは5羽が飛来。例年通り、全て幼鳥でした。

シマアジ

最後までこのままだったシマアジ幼鳥。

コガモ

コガモも越冬中。成鳥メス非生殖羽。

オナガガモ

1羽だけ確認のオナガガモのメス成鳥非生殖羽。

ヒドリガモ

ヒドリガモも単独での飛来。カルガモと行動を共にしていました。

ハシビロガモ

ハシビロガモのメス幼鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス。エクリプスから生殖羽へ。

ムナグロ

ムナグロ幼鳥は単独。

セイタカシギ

セイタカシギ第1回冬羽。

セイタカシギ

セイタカシギのオス成鳥。

コアオアシシギ

コアオアシシギ第1回冬羽。

ハマシギ

沖縄はハマシギ少なめですが、今季は最大20羽の群れが入っています。

ヒバリシギ

ヒバリシギはすっかり数を減らしました。

クサシギ

いつも単独のクサシギ。

タシギ

ジシギは全てタシギになってしまいました。

タシギ

タシギは、こんな感じであちこちにいます。

アオサギ

越冬組のアオサギも増えてきました。

Category:野鳥
2024年10月29日(旧暦では2024年9月27日)

衆院選取材で沖縄本島へ出張したついでに鳥見。沖縄4区は当確が出たのが、午後23時すぎ。急いで記事を書いて出稿してホテルへ帰ってシャワー。日付が変わって午前3時ごろにやんばるへ到着しました。

ほぼ3年ぶりのやんばるでの夜探でしたが、鉄板ポイントを2カ所巡ってリュウキュウオオコノハズク3個体に出会えました。フラッシュを忘れたので、レンタカーのヘッドライトとハンディライトでなんとか撮影もできました。午前5時前には車内で仮眠。帰りは金武と泡瀬干潟を経由してダイシャクシギやホウロクシギ、カモ、シギなどを見てきました。

リュウキュウオオコノハズク

リュウキュウオオコノハズクが繁殖もしているいつもの場所にいくとやはりいました。一般にも有名な「ウオッ、ウオッ、ウオッ、ウォー」という尻下がりの鳴き声も聞くことができました。

リュウキュウオオコノハズク

ハンディライトで撮影。LEDライトは色がめちゃくちゃになってしまいますね。上と同個体。

リュウキュウオオコノハズク

地上に降りていたリュウキュウオオコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの鳴き声はリュウキュウコノハズクやアオバズクよりも多彩で、こちらは「ミュー、ミュー、ミュー」と鳴いていました。 2022年1月に記録した鳴き声 を同じです。

リュウキュウオオコノハズク

右目を負傷しているようです。通行車両にでも接触した過去があるのでしょうか。こちらはレンタカーのヘッドライトで撮影。やはり色が正確じゃないです。上と同個体。

サシバ

カラス2羽に追われて鳴いていたサシバのオス。

ツバメチドリ

ツバメチドリの冬羽。単独でさみしそう。

ホウロクシギ

ホウロクシギ成鳥。

ダイシャクシギ

ダイシャクシギ成鳥。

ダイシャクシギ

海面を飛ぶダイシャクシギ。上と同個体。

イソシギ

イソシギ幼鳥は大きなイモムシを呑み込むのに必死です。

セイタカシギ

セイタカシギも大きなイモムシを捕まえた。田芋の葉に付いているようです。

タシギ

ジシギは30羽近く確認しましたが、全てタシギでした。

キアシシギ

カニを捕まえたキアシシギの幼鳥。

ヒドリガモ

ヒドリガモのメス成鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのメス幼鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス幼鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのオス成鳥。エクリプスから生殖羽へ換羽中。

ハクセキレイ

ハクセキレイのメス。オスから求愛を受けていました。

Category:野鳥