2018年11月3日(旧暦では2018年9月26日)
那覇空港の南側に位置する具志干潟、瀬長島と与根の三角池で探鳥してきました。
具志干潟には、ダイシャクシギやチュウシャクシギ、ダイゼン、キアシシギ、ハマシギ、メダイチドリのほか、オニアジサシやミサゴ、ダイサギやコサギなど魚食の鳥たちが集まっていました。
マングローブの根元にはササゴイが獲物を狙っていた。具志干潟にササゴイを見たのは初めて。
瀬長島の球場では芝生でムネアカタヒバリ10やムナグロ、コチドリ、シロチドリ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、ホシムクドリなどが餌を採っています。途中、チョウゲンボウ2羽に荒らされましたが、しばらくすると戻ってきた。
三角池には、エリマキシギが2羽入っていました。ほかにコガモ十数羽やセイタカシギ、アオアシシギ、ハマシギ、ヒバリシギなどがいます。
ササゴイ ササゴイ ムネアカタヒバリ ムネアカタヒバリ ダイシャクシギ キアシシギ メダイチドリ メダイチドリ。嘴が大きく見えオオメダイチドリっぽいですが、沖縄にはこんなメダイチドリが結構いる。
ハマシギ エリマキシギ ハマシギ チュウシャクシギ ダイゼン 2018年11月4日(旧暦では2018年9月27日)
具志干潟にオニアジサシが6羽入りました。過去最高タイ記録です。ズグロカモメ1羽に越冬ミサゴも増えてきました。具志干潟にオニアジサシとズグロカモメは、10月末から11月上旬にかけての風物詩です。
オニアジサシは、満潮近くなると具志干潟上空を飛び回り、あちこちでドボンドボンと魚を捕まえていた。ズグロカモメはシオマネキを捕まえているようでした。
増えてきた越冬ミサゴも現れて魚を捕まえていた。
風向きが悪く、飛び込む姿は全て後ろからでした。南風が吹いてくれたらなー。
オニアジサシ 魚を捕まえたオニアジサシ。飛び回りながら呑み込みます。
オニアジサシ ズグロカモメ オニアジサシ / ズグロカモメ オニアジサシ このオニアジサシは初列風切の換羽をあと4枚残しています。
オニアジサシ 風向きが悪く、ドボンは全て後ろ向き。狩りは成功。魚をくわえています。
オニアジサシ オニアジサシ / ズグロカモメ オニアジサシ5羽とズグロカモメ1羽。もう1羽のオニアジサシは飛び回っており、6羽揃うのは撮れませんでした。
ミサゴ 2018年11月4日(旧暦では2018年9月27日)
ミフウズラのメッカ伊計島で、今までにないほどたくさんのミフウズラが一堂に会する場面にめぐり合いました。この時期、越冬するサシバやチョウゲンボウを警戒して見つけるのが難しくなるミフウズラですが、島の端っこの畑に一度に確認できただけでも10羽のミフウズラが集まっていました。草むらに隠れているやつもいると思われるので、実際はもっといたことでしょう。
当然というか、数が多く集まるとミフウズラ同士で戦いが始まりました。戦いは3分以上も続きました。
畑は天地返しが終わったばかりのようで、土中にいた甲虫の幼虫などが地表にあらわになっており、スズメやハクセキレイ、イソヒヨドリも集まっていた。セッカは、サトウキビの茎に嘴を差し込み中に潜む虫を捕まえているようでした。
ミフウズラ ミフウズラ、ゴングが鳴った瞬間お互いに立ち上がった。
ミフウズラ ミフウズラ ミフウズラ 戦うミフウズラの後ろをもう1羽のミフウズラが駆け抜けます。それぐらいミフウズラの密度の濃い畑でした。
ミフウズラ ミフウズラ ミフウズラ ミフウズラ 1枚の写真に4個体のミフウズラ。手前の3羽と奥の草むらの右手に1羽。
ミフウズラ こちらにも4羽のミフウズラ。見難いですが、4羽目は奥のサトウキビ畑に背中だけ見えている個体がいます。
ミフウズラ ミフウズラは、スズメと同じぐらいの大きさ。ミフウズラとスズメは、よく同じ餌場にいます。スズメがいたらしばらく観察していると警戒心を解いたミフウズラが現れることが多いです。
ミフウズラ セッカ ハクセキレイ 食いでがありそうな大きな甲虫の幼虫を捕まえたハクセキレイ。
2018年11月9日(旧暦では2018年10月2日)
今冬初の南風(多分)が吹いたので具志干潟へミサゴの魚捕りを見てきました。数は少なかったですが、4羽ほどのミサゴが具志干潟上空に現れました。2羽は瀬長島側で狩りをしていましたが、ほかの2羽は目の前で(といっても150mから200メートルは離れていますが)水中に飛び込み、大きな魚を捕まえていました。
魚を捕まえるとちょうど100メートル離れた岩の上で悠々と食いだしました。1羽が食っていると2羽目のミサゴもやってきて横に並んで喧嘩もすることなく食っていた。
ミサゴ ミサゴ ミサゴ ミサゴ 足を前に突き出し、爪を前後に2本ずつ大きく開き水中に突入します。
ミサゴ ミサゴ ミサゴは、数回羽ばたくと離水。大きなミナミクロダイを掴んでいた。
ミサゴ ミサゴ ミサゴ ロウニンアジを捕まえたミサゴは、ミナミクロダイを捕まえたミサゴの隣りで食事。
ミサゴ 特にもめることもなく、2羽のミサゴは同じ岩場を利用。
クロサギ / ミサゴ 潮が高くなり、岩場が水につかり出すと、2羽のミサゴの間にクロサギが現れた。ミサゴのおこぼれを狙う小魚を狙っているのか?
ミサゴ 満潮近くなり、岩場が水没したので食べかけのロウニンアジを持ってどこかへ飛んで行った。
ミサゴ
2018年11月9日(旧暦では2018年10月2日)
例年通り、10月下旬から入りだした具志干潟のオニアジサシは、 11月1日には6羽 にまで増えましたが1羽減って5羽が滞在中でした。漫湖のオニアジサシも増えたり減ったりしているのでここと行き来しているのかもしれません。
南風が吹いたので、狩りのシーンでも撮影してみようと出向いたのですが、 ミサゴの急降下 に驚いて飛ばされどこかへ消えてしまいました。^^; 再び姿を見ることはありませんでしたが、明日には戻ってくるでしょう。
ダイシャクシギも長いこと滞在中ですが、越冬はしないのでいずれ、南下していくと思われます。
チュウシャクシギやイソシギ、キアシシギは干潟のカニを捕まえていました。
オニアジサシ マングローブを背景に飛ぶオニアジサシ。沖縄ならではの風景。
オニアジサシ オニアジサシの群れは、1羽減って5羽になっていた。
オニアジサシ オニアジサシ オニアジサシの大きさはミサゴに遜色ないぐらいですが、ミサゴの急降下に驚いて飛び去ってしまった。
イソシギ じっと座っていると目の前までイソシギがやってきた。左上には宙を舞うカニ。^^;
チュウシャクシギ チュウシャクシギ ダイシャクシギ 警戒心の強いダイシャクシギも近くまでやってきてくれました。
2018年11月10日(旧暦では2018年10月3日)
収穫されずに放置された田んぼにヒシクイが1羽いました。米を食っているようですが、廃棄される米なので食い放題。近くのダムと田んぼを行き来しているようでした。ダムには、キンクロハジロとヒドリガモ合わせて100羽超の群れが入っていました。
これから水を張って植え付けが行われる畑では、アカガシラサギがケラを何匹も捕まえていた。アカガシラサギはケラを捕まえるのが特にうまいように感じます。
アカガシラサギ 土の中にいるケラを何匹も捕まえていた。ケラがトンネルを掘り、土が盛り上がるような様子は確認できなかった。音か振動で居場所が分かるのか?
アカガシラサギ このアカガシラサギは、人や車にはあまり関心を示さないが、サシバには警戒していました。
アカガシラサギ アカガシラサギ アカガシラサギ アカガシラサギ ヒシクイ 2018年11月12日(旧暦では2018年10月5日)
カモの仲間が増えてきました。マガン11羽、ヒシクイ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリなどなど。
マガン11羽は成鳥2羽幼鳥6羽と成鳥1羽幼鳥2羽に分かれたりしていたので2家族構成なのか? マガンの群れが畑を歩くと虫が驚いて飛び跳ね、それをアマサギが狙っていたのですが、マガンの成鳥はそれが気に入らないらしく、振り返っては威嚇していた。^^;
ヒシクイはダムと田んぼを行ったり来たり。ダムにはキンクロハジロとヒドリガモ。キンクロハジロは近くで見ることができた。近くにウやカイツブリも浮かんでいた。
マガン マガンの群れが小さな畑にいた。散水用の水を飲んでいたが、11羽には狭すぎる環境だ。手前成鳥。
マガン マガン マガン ヒシクイ コガモ / ハシビロガモ キンクロハジロ カイツブリ 2018年11月12日(旧暦では2018年10月5日)
10月10日に現れた暗色型のサシバ は滞在1カ月をすぎました。これは越冬するとみていいでしょう。
電柱のてっぺんから畑を見下ろし、バッタを捕まえていた。以前のように他のサシバに邪魔されたり、カラスに絡まれたりすることもなく、落ち着いた表情で過ごしていました。
奄美大島の暗色型サシバのように毎年、沖縄にきてくれることを期待!!
サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ この後、私の後ろを通過して反対側の林へ。木に止まるとこの暗色型は見つけるのが難しい。
2018年11月14日(旧暦では2018年10月7日)
直線距離で5キロほど離れたところにいた マガン11羽 が先日から 1羽で寂しく田んぼにいたヒシクイ と合流しました。^^
マガン(成鳥3羽、幼鳥8羽)とヒシクイ成鳥の群れは、ダムと田んぼを行き来しているようでした。ここは餌は豊富にあるのでしばらく滞在してくれると嬉しいのですが…。
ヒシクイ マガンの群れがやってきたのでヒシクイはもう寂しくないでしょう。
マガン 幼鳥たちが餌を採っている間、警戒を怠らないマガン成鳥。
マガン ヒシクイ / マガン 夕方、ダムからマガン11羽とヒシクイ1羽の群れが田んぼに帰ってきた。ヒシクイは後ろから4羽目。マガンより一回り大きいですね。
2018年11月14日(旧暦では2018年10月7日)
沖縄本島に2016年に越してきて3年連続でベニバトを撮影することができました。いずれも秋季の出現です。 2016年7月31日にメス 、 2017年9月21日にオス のベニバトを沖縄本島南部の農耕地で撮影しております。
キジバト40羽ほどの群れが稲刈りが終わった田んぼに集まっていたので、これはと思い双眼鏡でのぞいてみると案の定、ベニバトが混ざっていました。今年はなかなか見つからず焦っていましたがやっと見つかり一安心です。
近くの電柱のサシバが餌を狙って地上に降下するたび、キジバトの群れが驚き、それにつられてベニバトも飛びシャッフルされて再び探すという作業でした。^^; 妙にサシバを怖がる群れでしたのでいつまで滞在してくれるのやら…。
ベニバト 稲刈り後、地面の落ち穂をついばむベニバトのオス成鳥。
ベニバト キジバトとのサイズ比較。ベニバトは日本最小のハトです。
ベニバト ベニバトたちは、サシバに驚き飛び上がると近くの桑の木に避難していた。
ベニバト ベニバトはとても小さいので、刈り取り後に残された稲の根っこに隠れると探すのが大変。
サシバ ベニバトたちの近くに陣取っていたサシバ。ハトを襲うことはないと思われますが、キジバトの群れは大変怯えていた。サシバを知らない地域から移動してきた群れだったりするのだろうか?
2018年11月15日(旧暦では2018年10月8日)
今回は渋好み。タイワンハクセキレイ、ホオジロハクセキレイの第1回冬羽がハクセキレイ30羽ほどの群れに混じっていました。ちょこまか動き、現場で双眼鏡だけでの識別はタイワンハクセキレイは特に困難ですので、それらしい個体を撮影してきたところなんとか撮れていました。
このような個体(幼羽)は見逃されている可能性が高いでしょう。現場で識別が難しいとなかなか写真に撮ってまで見つけようという人が少ないでしょうからね。
今後、ハクセキレイはまだまだ増えるので、シベリアハクセキレイやニシシベリアハクセキレイ、メンガタハクセキレイなどにも期待…わずかな期待です。^^
タイワンハクセキレイ タイワンハクセキレイ第1回冬羽。特徴的な夏羽と違いハクセキレイとの識別が難しく、かなり見逃されていると思う。私も沖縄本島に来てから意識して見るようになった。この個体は、首輪状に出る黒い部分と灰色一色の背面、灰色の腰、風切りの広い羽縁と比較的特徴が出て分かりやすいと思う。
ホオジロハクセキレイ ホオジロハクセキレイ第1回冬羽。メスの第1回冬羽のハクセキレイにも似たタイプがいるが、恐らくホオジロハクセキレイで間違いない。
ハクセキレイ ハクセキレイ第1回冬羽。これと成鳥冬羽が合わせてが30羽ぐらいいた。
2018年11月17日(旧暦では2018年10月10日)
2週間前に現れ、最大で6羽にまでなったオニアジサシが残り1羽だけになっていました。ひとりぼっちになって警戒心が強くなっている様子でした。天気が良くなったら最後の1羽も越冬地に向け出発してしまうのでしょうか。
ダイシャクシギはまだいました。こちらも滞在2週間。そろそろ目的地目指してさらに南下するでしょう。
ダイゼンやチュウシャクシギ、アオアシシギ、キアシシギなどもおもいおもいにカニなどを捕まえていた。越冬ミサゴも日に日に増えてきた。
オニアジサシ あんなに賑やかだったのに最後の1羽になってしまったオニアジサシ。
ダイシャクシギ ミサゴ チュウシャクシギ チュウシャクシギを始め、シギやチドリたちは4種類ぐらいいるカニを餌にしている。
2018年11月20日(旧暦では2018年10月13日)
ムクドリの群れにホシムクドリ。芝生に降りてクモやイモムシを捕まえていた。同じ芝生のイソヒヨドリとコチドリ、ハクセキレイも。イソヒヨドリはミツバチをくわえていた。
草原には、クロハラアジサシが4羽舞っていた。成鳥2羽と幼鳥2羽。バッタを捕まえているようでした。
三角池には、エリマキシギが2羽滞在中。ハマシギやタシギ、アカアシシギ、セイタカシギなどもいますが、ハマシギはさらに南下していくと思われます。
ホシムクドリ ホシムクドリ ホシムクドリ ホシムクドリ 羽のお手入れ。光が当たると金属光沢が美しいホシムクドリ。
コチドリ ハクセキレイ イソヒヨドリ イソヒヨドリ ホシムクドリ クロハラアジサシ クロハラアジサシ エリマキシギ 三角池のエリマキシギは2羽とも健在。いつまでいるのだろう?
ハマシギ 2018年11月21日(旧暦では2018年10月14日)
仕事終わりに、うるま市のサトウキビ畑によると暗色型サシバを発見しました。 10月10日から確認されている本島南部の暗色型サシバ と合わせると沖縄本島には、少なくとも2羽の暗色型サシバが滞在していることになります。恐らく、両個体とも越冬すると思われます。
暗色型は1000羽に1羽の割合とも言われていますので、ワンシーズンに2羽も越冬するのは100万分の1の確率?!
サシバ サトウキビ畑を囲む防風林を双眼鏡で見ていると暗色型サシバが目に飛び込んできました。違う鳥を探していたのですが、うれしい出会いです。^^
サシバ 成鳥なのは間違いないですが、雌雄はどちらだろう。顔のあたりが灰色がかっているのと眉斑の痕跡がないのでオスか? とも思ったけど、南部の個体よりも優しい顔立ちをしている。分かる人いたら教えてください。
サシバ サシバ 背面から。暗色型サシバは、顔が黒く、背中も一面褐色です。
サシバ 近くに止まったのですが、モクマオウの葉っぱがじゃまです。^^;
2018年11月21日(旧暦では2018年10月14日)
海岸にヒドリガモやオナガガモ、コガモ、カルガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、沖縄では数少ないホシハジロなどカモの仲間やメダイチドリ、チロチドリ、ムナグロ、キアシシギ、ヒバリシギ、アオアシシギ、ハマシギ、トウネン、キョウジョシギなどが大量に集まっています。今年はハマシギが目に付くが多いのでしょうか。
クロツラヘラサギも3羽いました。昨日は4羽いたそうですが、クロツラヘラサギの環境ではないので近いうちにこの3羽も移動するでしょう。
ミサゴも数羽が入れ替わりでやってきます。
ホシハジロ ホシハジロのメス2羽。沖縄では貴重なホシハジロです。
クロツラヘラサギ アオアシシギ / トウネン / ハマシギ / ヒバリシギ アオアシシギ、トウネン、ヒバリシギ、ハマシギの群れ。
キョウジョシギ / シロチドリ / ハマシギ / ムナグロ / メダイチドリ ムナグロ、キョウジョシギ、ハマシギ、メダイチドリ、シロチドリの群れ。
メダイチドリ アオアシシギ / キアシシギ 休むアオアシシギたち。キアシシギも左のほうにいます。
ヒドリガモ オナガガモ コガモ オオバン / オナガガモ / ヒドリガモ / ホシハジロ キンクロハジロ カルガモ ハシビロガモ ミサゴ クロツラヘラサギ ほとんど寝てばかりのクロツラヘラサギでしたが、少しの間だけ目を開けてくれた。
2018年11月21日(旧暦では2018年10月14日)
白いのがいるなと思ったらコガモ成鳥の白化個体でした。肉眼では、カイツブリがと思ったけど双眼鏡でのぞいてみたらコガモでした…。^^;
今季は、暗色型サシバを 沖縄本島南部 と 中部 で撮影していますが、今度は白化個体のコガモとは…色彩変異がよく見つかる年です。
過去には、キジバトやコチドリ、アオアシシギ、アカアシシギで白化個体を観察していますが、カモの白化個体は初めて見ました。
コガモ コガモ 2018年11月24日(旧暦では2018年10月17日)
石垣島へ1泊2日のバードウオッチングに行ってきました。島の友人たちから今年は鳥が少ないと聞いていましたが、想像以上に少なかったです。田んぼを回ってもシギやチドリがほんのわずかであとはアマサギやコサギなど。今回、カモ類は軽く見ただけでしたが、池やダムなど合わせて100羽ぐらいしかいませんでした。セキレイの仲間もほとんどいませんでした。
島では、久しぶりにカタグロトビを見てきました。1日目は夕方、餌取りをしているところを発見したのですが、撮影にはいたらず。2日目になんとか見ることができました。^^
暗色型サシバは2日目の午後、意外と近い枝に止まっているところを発見。しかし、警戒心は強めでした。現在、沖縄には暗色型サシバが少なくとも3個体はいることになります。沖縄本島の暗色型サシバは 南部 と 中部 に1羽ずつ。
カンムリワシの幼鳥は、今年は非常に少ないようでした。成鳥は、あちこちの畑や田んぼで見ることができました。
田んぼでは、ベニバトの成鳥メスが1羽電線に止まっているところを発見。地面に降りるのを待っていたら、どこからともなく現れたハイタカに飛ばされた…。^^;
ほかには、タカサゴモズを牧草地で発見したのですが事前情報がなかったため、「シマアカモズか?」と不用意に寄って飛ばしてしまい、写真には収められず…。場所を島の友人たちに教えてきたので、近いうちに写真がウェブログなどにアップされるでしょう。^^ キガシラセキレイもベニバトと同じ場所にいたのですが、こちらもハイタカに飛ばされて行方不明になってしまいました…。キガシラセキレイは、ハイタカが現れたおかげで見られたようなものですが、写真に撮っておきたかったー。
ユリカモメが田んぼに1羽いました。 2016年に同じ時期に同じ場所で見ています が、前回は成鳥で今回は幼鳥でした。
稲刈りをしているとムラサキサギも集まってきました。
今回もバードウオッチングガイドのスポッターさんや師匠、Hさんにお世話になり、短い日程でいろいろ見ることができました。ありがとうございます。
サシバ 今季、沖縄で3個体目となったサシバの暗色型。なかなか見られないはずなのに、なんで今年はこんなに暗色型が現れるのか?
サシバ 沖縄本島の暗色型サシバは2個体とも成鳥ですが、石垣島の暗色型サシバは幼鳥でした。
ハイタカ ハイタカも幼鳥でした。警戒心の薄い愛想のいい個体です。
ハイタカ 田んぼの上を飛び回り、稲の間にいるスズメやセキレイなどを追い出していた。ハイタカは今年は沖縄本島でも見る機会が多く、石垣島でも同じ状況だそうです。沖縄本島も石垣島でも見かけるのは全て幼鳥。美しい成鳥が見てみたい…。
カタグロトビ カタグロトビ 太陽の光が差すと目がルビーのように輝いた。これぞカタグロトビですね。
カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ 上のカンムリワシとつがいの個体。鳴き交わしていた。
カンムリワシ ベニバト ムラサキサギ ムラサキサギ成鳥。今年は沖縄本島にも幼鳥が現れた。
ユリカモメ カンムリワシ ハイタカと同じ田んぼにいたカンムリワシ。お互い無関心だった。
2018年11月26日(旧暦では2018年10月19日)
やっとソリハシセイタカシギが三角池に入りました。少し前に漫湖に1羽や泡瀬干潟に5羽のソリハシセイタカシギが入ったりしていたのですが、見に行く前に抜けちゃったり、距離があったりでまともに観察できていませんでしたので一安心。
今回、三角池に入った個体は、一部幼羽が残っているので幼鳥のようです。
セイタカシギやアカアシシギ、ハマシギなどと一緒に餌をとっていました。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) 上空にミサゴが現れたら慌てた様子で水深がある方へ避難。
2018年11月27日(旧暦では2018年10月20日)
潮の満ちてきた海岸でダイシャクシギ1羽とダイゼン11羽、アオアシシギ4羽が休んでいました。
今年は、ダイシャクシギを見る機会が少ないです。天気が安定していたので、通過してしまったか?
ダイシャクシギ 潮が満ちてきて浅瀬の砂浜で休んでいたダイシャクシギ。
ダイゼン アオアシシギ 2018年11月27日(旧暦では2018年10月20日)
先日、沖縄本島中部で見つけた暗色型サシバ 、まだいました。越冬しますね。
暗色型サシバが餌場にする畑の周囲には、普通のサシバが合わせて4羽がひしめき合っている。^^; 隣の電柱同士の距離にいるのですが、喧嘩するようなことはありませんでした。密度が高すぎるので縄張りを主張することを諦めたのか?
今日の暗色型サシバは、電柱や防風林を行ったり来たりしてバッタなどを捕まえているようですた。
近くの畑には、チョウゲンボウも数羽。猛禽類の多いエリアです。
サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ サシバ 獲物を見つけて飛んだ。サシバまで距離があり、気温も高く空気の揺らぎが写真を邪魔します。^^;
サシバ お気に入りのモクマオウ。時折、ハイタカにモビングされていた。
チョウゲンボウ チョウゲンボウも複数羽いた。今年は、サシバ、チョウゲンボウ以外にも猛禽類が沖縄本島各地でいろいろ出ます。
2018年11月30日(旧暦では2018年10月23日)
11月も終わりに近づき、ジョウビタキやビンズイ、タヒバリ、シマアカモズ、ウグイスなど増えてきました。警戒心が強く、写真に収められませんでしたが、シロハラとマミチャジナイも確認しました。ツグミの仲間は、夜、耳を済ましていると姿は見えませんが、鳴き声で渡っているのが分かります。
友人は、アトリも撮影していましたが、私が現場に着いたころには移動したのか見つけられませんでした。
昨年の10月末に見た部分白化のキジバト は全く同じ場所にいました。ここに留鳥としているのか、それともどこかから移動してきたのか…。
ジョウビタキ ジョウビタキのメス。八重山では多くの個体が越冬しますが、沖縄本島では少ないです。今季は2個体確認。
タヒバリ ビンズイ シマアカモズ 国道沿いの小さな緑地帯にいたシマアカモズ。鳴き声が植え込みから聞こえるので30分ほど待っていたら出てきました。
ウグイス ウグイスも増えてきました。自宅前の公園などにも鳴き声はするのですが、姿はなかなか拝めず。
リュウキュウキジバト 部分白化のキジバト。全く同じ場所での再会。通年いるのか、渡ってきたのか。