日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年1月21日

小学生の野鳥観察会の取材をしたついでに鳥見。

カンムリワシ、サシバ、ウミネコの飛翔と愛想のいいアカガシラサギやタイワンハクセキレイ、沖縄では珍しいマガモ、越冬シマアカモズ、アカハラなど見られました。^^

農耕地を飛ぶサシバの成鳥メス。

2021年1月14日

今季で3年連続で飛来の暗色型サシバ。3歳というか3暦年目になります。毎年、同じ時期に同じ農地にやってきます。

越冬常連のチョウゲンボウもあちこちの農地で見られます。きょうは警戒心の弱い個体を近くで撮ることができました。^^

秋から冬にかけてはカンムリワシも見やすく、この日は幼鳥含めて6羽ほどに出会えました。

ズグロミゾゴイ幼鳥は3羽。昨年生まれの幼鳥に出会う機会が増えてきました。

かっこいい暗色型サシバ。通称ブラックサシバ。今季で3年連続の飛来。幼鳥のころからの飛来なので3歳です。

2020年12月27日

先日のチョウセンチョウゲンボウの写真 があまりにもひどかったので撮り直してきました。警戒心もなく観察しやすい個体です。チョウセンチョウゲンボウは完全に越冬モードなので来春までは見られそうです。

ヒシクイ、オオヒシクイ、マガンの群れは9羽まで増えました。最初は 10月にマガン1羽11月にヒシクイ4羽 、いつの間にかオオヒシクイが3羽合流してしばらく8羽でいたのですが、つい数日前にさらにヒシクイが1羽追加され、現在は9羽の群れで越冬中。石垣島でこの数は初記録と思われます。西表島では過去にコハクチョウ9羽の記録があります。

サシバは沖縄本島に比べると少ないですが、それでも安定して越冬個体が見られます。

ツグミも日に日に数を増やしています。ことしはハチジョウツグミは少ないですが、石垣島では年によってはツグミが少なく、ハチジョウツグミだらけのこともあります。

ことし生まれのリュウキュウヨシゴイは換羽が進んでいました。

チョウセンチョウゲンボウのメス幼鳥。

2020年12月23日

雨の降る中、暗色型サシバ(通称ブラックサシバ)は濡れ鼠になっていました。^^; あの精悍な姿はどこへ?

林道ではカンムリワシがカエルやカメが出てくるのを待ち構えていました。

海岸にはハヤブサが待機。獲物がやってくるのを待っていました。

ブラックサシバは雨に濡れて色男が台無しになっていました。^^;

2020年12月12日

幼鳥のころから石垣島で越冬している暗色型の通称ブラックサシバ は3年目の越冬も順調です。毎年、11月の下旬にやってきて同じ場所で越冬し、3月ごろまで滞在して私たちを楽しませてくれます。

雨が降ったり止んだりの中、カンムリワシは幼鳥、成鳥とも出会えました。

渡ってきたばかりの先月は近くで撮れた のですが、きょうは遠かったー。

ツグミやハチジョウツグミ、シロハラ、アカハラも増えていますが、警戒心が強くてどれも遠い。

シマアカモズは越冬組が農地のあちこちでみられます。成鳥のオスもいますが、幼鳥が圧倒的に多いです。

越冬カワウはダムに多くいるのですが、どれも遠い。そんな中、沈砂池で休む群れを発見。翼を広げて乾かしながらくつろいでいました。

暗色型のサシバ。今季は同じエリアにハヤブサも越冬中。

2020年11月19日

幼鳥時代から石垣島で越冬している暗色型のサシバ(通称ブラックサシバ) が3年連続で飛来しました。 昨年は成鳥になって帰ってきて 3月まで滞在しました。これから先も毎年、元気に石垣島に帰ってくることを願います。

河川沿いではチュウヒがハイタカに追われていました。ハイタカは先月からあちこちの田んぼで見ることができますが、どこも警戒心が強いです。

2018年の秋に幼鳥で現れてから3年連続の飛来となった暗色型サシバ。

2020年11月16日

先日見つけたベニバト6羽の群れ はさらに増えて8羽になっていました。一度に8羽はこれまでの最多記録です。

ズグロミゾゴイはずいぶん警戒心の弱い個体で息子と二人で座って観察しているとぐんぐんこちらに近づいてきて最終的には2メートルほどの距離までやってきました。

石垣島で越冬するサシバは方言で落てぃ鷹(うてぃだか)として市民に親しまれ、歌にもなっており、カラオケにあるそうです。例年、越冬個体が少なくなっているのが少し気になります。

田んぼにはカンムリワシやハヤブサ、チョウゲンボウ、カタグロトビ、チュウヒなど猛禽類が賑やかですが、キジバトやセキレイ科の小鳥たちは戦々恐々です。

満潮の海岸では小さな岩礁にキアシシギやムナグロ、ダイゼンが所狭しと休んでいました。河川でカヌーやSUPが行われるようになってからシギチたちの休む場所がなくなってしまいました。石垣市自然環境保全ネットワークでも問題視されています。

ベニバトの成鳥オス。

2020年10月15日

今季、サシバの秋の渡りはRadio Taiwan Internationalの記事によると台湾南部の墾丁国家公園のカウントで過去最高の数を記録したそうですが、石垣島では年々、数が減っているような気がします。

日本で繁殖するサシバは、繁殖地である里山の開発や耕作放棄地の増加が原因のひとつとなって個体数が減っているなんて話もありますがその影響なのでしょうか。

サシバの成鳥メス。

2020年10月10日

世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)なので息子を連れてバンナ公園の渡り鳥観察所にサシバの渡りを見に行ってきました。暴れん坊の3歳児が騒ぐのは自明の理なので終わりがけの午後5時ごろ到着。昨日、宮古島でたくさん飛んでいるとあり、多くのギャラリーが詰めかけていました。多いといっても私たちを入れて9人ですが…。

サシバは、すでに700は飛んだとのこと。しばらく空を見上げて待っていると30羽ほどのタカ柱が東側の尾根にできました。

息子はというと案の定、展望台を大騒ぎで走り回っていました…。ここは沖縄は石垣島なのでだれも文句を言う人はいません。^^

日曜日は雨模様なので観察は難しそうですが、今月中はサシバの渡りが楽しめます。いよいよ秋の渡りの集大成となるサシバの渡り。今秋も石垣島の渡りはこれをもって終了です。最後まで気を抜かずにしっかり観察していきたいと思います!!

幼鳥時代から2年連続で石垣島で越冬している 暗色型サシバ はまだ見えません。ことしもやってくるのを期待しています。

ぶつかるっ!! サシバの成鳥メス(右)と幼鳥。

2020年10月10日

久しぶりにカタグロトビの餌場に行ってみました。夕方になると餌のネズミを求めてやってきます。何度か狩りをしていましたが、獲物を捕まえる姿は見ることができませんでした。

サシバの渡りは少し前から始まっており、この日は30羽程度が飛びました。ピークはこれからです。天気に恵まれることを期待しています。

サシバの渡りを見ているとチゴハヤブサが現れました。例年、数羽がサシバと共にやってきて南へ渡っていきます。

夕方現れたカタグロトビ。手持ちの1200ミリなのでブレブレ。

2020年4月1日

石垣島で繁殖する猛禽類は、カンムリワシをはじめ、カタグロトビとリュウキュウツミです。越冬するのは、サシバやチョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴなどがいます。

昨シーズン、繁殖成績が非常に悪かったカンムリワシは、今シーズンはうまくいったようで白い幼鳥があちこちで観察されます。

サシバは、ほとんど北上してしまいましたが、たまに見かける個体は繁殖に参加しない昨年生まれの個体ばかりです。チョウゲンボウも同様に若い個体が少し残っています。

カタグロトビは年に複数回子育てするという繁殖力の旺盛さから、石垣島のあちこちで見られるぐらい個体数を増やしています。与那国島や西表島でも確認されています。

猛禽類たちが餌場にする畑にはツメナガセキレイの20羽ほどの群れが入っていました。

カンムリワシ幼鳥。人慣れしすぎて少し心配な個体。

2019年11月25日

暗色型サシバは順調に越冬中。今年も春までは滞在でしょう。

ギンムクドリが数日前から入り出し、バライロムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリと合わせてムクドリの仲間6種が揃い踏みです。みな越冬するので冬の間は楽しめそう。特に幼鳥で渡ってきたバライロムクドリ2羽は換羽が進んでいくのが楽しみですね。

暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在。今年もそれぐらいまではいてくれるでしょう。

2019年11月12日

石垣島2年目の暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在したので今年も越冬中は楽しませてくれそうです。

草刈り、浚渫された水路に虹彩が暗色のズグロミゾゴイがいました。人に慣れすぎな個体なので事故などが心配。

かっこいいブラックサシバがこっちに来た!! ピントが甘いけど警戒心が強い暗色型サシバの貴重なショットなので…。^^;

2019年11月6日

昨年、幼鳥の時にやってきた暗色型のサシバ 。通称ブラックサシバが今年も同じ場所へ越冬のためやってきました。すっかり成鳥になった姿を見て安心。^^ 相変わらず警戒心は強いです。

午前中に見つけた時は、距離があったのでもう一度夕方に寄ってみると比較的近くに止まっていました。

沖縄本島には、少なくとも2羽の成鳥の暗色型サシバが越冬しているのですが、今年もそろそろやってきているのかもしれません。 南部の暗色型サシバ中部の暗色型サシバ

カラス2羽に絡まれる暗色型サシバ。ブラックサシバとは言え、カラスに比べると暗色ですね。

2019年10月25日

石垣島や沖縄では珍鳥のモズを発見!! シルエットもシマアカモズとは違うので逆光の中でもすぐに分かりました。双眼鏡で覗いてみると翼に白斑があり手が震えました。^^

カエルを捕まえて「モズのはやにえ」を作るシーンも観察することができました。沖縄では次はいつ見られるか分かりません。^^;

モズのオス成鳥。翼の白斑もしっかり写り文句なしの記録写真が撮れました!!

2019年10月18日

秋の渡りの最中と思われるベニバト3羽とコイカルを田んぼで確認。同じ田んぼに今季初となるヒドリガモも1羽いました。

タシギの飛来は一旦は落ち着いていたのですが、第二波がやってきたようで畔では多くのタシギが確認できました。

ジャワアカガシラサギもまだ滞在中。2カ月となりますので越冬モードですね。

サシバの渡りは不発。朝夕合わせて300程度でタカ柱もほとんど観察できずでした…。ハヤブサやチゴハヤブサ、ミサゴも渡ってきています。

各地の田んぼではクロハラアジサシが数羽ずつ滞在中。全て成鳥でした。

ベニバトの成鳥メス。

2019年2月19日

春の渡りが始まり、サシバの数も最盛期の10分の1ぐらいまで減っていますが、暗色型サシバはまだいました。農作業が入っていたので警戒心の強い暗色型の行方を心配したのですが、定位置にいました。 昨年11月に見つけて 以来、同じ場所で越冬しています。発見当初よりは多少、警戒を解いているのかな?

チョウゲンボウもサシバほど急激ではないですが、見る個体数が減ってきているように感じます。小さなネズミの仲間を狩っていました。

近くの芝生では先月の 田んぼのアカハラ に続き今年、2個体目のアカハラを発見。シロハラ5羽と一緒に採餌していましたが、シロハラに近づきすぎると追い払われていた。

暗色型サシバ。お気に入りの枝で獲物探し。今までで一番寄れた。

2019年2月3日

仕事で国頭村まで行ったついでにサトウキビ畑を見回ってみました。サシバはあちこちにチョウゲンボウは少数見られました。中でも人馴れしてそうなサシバを見つけたので、車内から狙ってみると獲物を見つけて飛び出しました。しかし、刈り取られたサトウキビの山から隠れて撮っていたので、肝心の狩りの瞬間は死角に入ってしまった…。回り込んで見てみると失敗した模様で呆然としたサシバが刈り取られたサトウキビ畑で佇んでいた。

シマアカモズは以前よりちらちらと気配があった個体。警戒心が強く、よく観察させてくれなかったけど、この日はしばらく待ってみると見やすい場所へ出てきてくれました。他のモズの可能性も期待したのですが、やはりシマアカモズでした。

刈り取りが終わったサトウキビ畑に獲物を見つけ急降下するサシバ。

2019年1月28日

沖縄本島で越冬するサシバの数が例年より多く感じます。自宅のある豊見城我那覇から糸満の米須までの道中13キロ、直線距離で10キロの間に20羽以上を確認。さすがに街中にはいないので実質2〜3キロの間に20羽以上がいました。今年は県内に暗色型サシバが3羽もいるのも頷ける話です。

シマアカモズは、秋の渡りのころは多く見られますが、越冬組は例年通りの密度です。八重山に比べると少ない。

サシバのメス成鳥。

2019年1月10日

昨年11月に見つけた暗色型サシバ も無事に年を越して、いつもの場所にいました。何月頃までいてくれるでしょうか。今冬、県内に暗色型サシバは3個体います。

暗色型サシバは、サトウキビに止まり畑の中に獲物を見つけると急降下で捕まえていた。おそらくネズミの仲間だとは思いますが、確認できず。チョウゲンボウは近くでハツカネズミやモグラの仲間のジャコウネズミ、ジネズミらしきを何匹か狩っていましたのでサシバも同じものをとっていると思われます。

暗色型サシバの場所に近い畑では、ジョウビタキのオスがいました。ジョウビタキは今季5羽目。オスは初めてです。

最近の暗色型サシバは、サトウキビ畑の真ん中でこんな感じで止まっている。いつも使っているサトウキビなのか、先端部分が崩れて止まりやすくなっているようでした。