日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年5月14日

近所の雑木林でリュウキュウコノハズクが営巣していました。鳥友に連絡して二人で観察していると、もう一羽も現れました。

順調にいけば7月には可愛らしいヒナが姿を現すでしょう。 昨年は同所で3羽のヒナ が巣立っています。

昨年も同じエリアでコノハズク を見つけていますが、このペアとは営巣木が離れているのと鳴き声は2カ所で聞こえているので別ペアだと思われます。

久しぶりにコノハズクの昼間の姿を見ることができました。オス個体です。

2020年5月12日

今日は朝から大雨で午前7時前に大きな雷鳴で起こされました。石垣市登野城では1時間の雨量が125mmに達し、石垣島での観測史上最大を記録。市内はあちこちが冠水していました。昨日見つけたリュウキュウヨシゴイとセッカの巣が心配でしたが、雨が上がって行ってみるとエサを運んでいたので一安心。イシガキシジュウカラの方はダメになってしまったようでした。

一方で、新型コロナウイルスの影響で登園自粛となっていた保育園は、昨日から通常通りとなり一安心。このまま収束してくれるといいのですがどうなることか…。

妻を美容室に送り、1時間半もかかるというので、その間0歳児を連れて林道などを見回ってきました。

リュウキュウアカショウビンは非常に活性が高く、20〜30メートルの間隔で8羽を発見しました。カンムリワシは雨に濡れた体を乾かし、ズグロミゾゴイは雨上がりのミミズなどを捕まえていました。

雨上がりの暗い森に美しいアカショウビンがいました。

2020年5月12日

先日のオオアジサシ を順光で撮ろうと午前中に出かけるも、現場に到着すると遠くから雷鳴が聞こえ出し、みるまに曇天となってしまいました。

堤に止まっているオオアジサシを数えると54羽。遠くに十数羽が飛び交っていたので合わせると70羽はゆうにこえるオオアジサシがいることになります。

しばらくすると尖閣諸島に繁殖のために渡って行ってしまいますが、繁殖に参加しない若い個体は居残ると思われます。

SONYのα9m2にマウント変換アダプタのMetabones VをかましてCanonのEF600mm F4L IS II USMでの撮影でしたがオオアジサシの飛翔ぐらいなら十分使えますね。気になるのはISO800ぐらいまでだと以前使っていたCanonのEOS-1D X Mark IIの方が画質が良いことかな…。^^;

山を背に海上を飛ぶオオアジサシ。

2020年5月12日

雨降りの石垣島。近所を一回りしてくるとアカショウビンのカップルや子育て中のリュウキュウヨシゴイ、餌運びに忙しいセッカやイシガキシジュウカラなどが観察できました。

雨の中、ペアで林道に出ていたアカショウビン。

2020年5月11日

育休中ですが、社から愛鳥週間に使える写真を撮ってきてくれんかと連絡。午前中、師匠から「いつもの場所にオオアジサシが70羽ぐらい入ったぞ」と着信があったので、現場に出向いてみると二十数羽が海上を飛び回りながら獲物を見つけては海面に急降下していました。

あいにく、16時も過ぎていたのでど逆光の最悪の条件でしたが、なるべく使えそうな写真を数枚撮影しました。光線が悪く双眼鏡での観察もままならなかったので、明日の午前中に撮り直しですね…。^^ くちばしの先端が黒いやつ混じってないかな?^^

ベニバトとブッポウソウも入りましたので、こちらも明日チャレンジしてきます。

比較的近くに来てくれたオオアジサシ。どの個体もすっかり夏羽になっていました。

2020年5月8日

子どもに朝飯を食わせていると鳥連絡網に「オウチュウ出てるよ」と連絡があり、急いで朝食を済ませると息子と現場へ直行。前日に粟国島でもオウチュウ2羽が出ていたので、「石垣島にもそろそろですね」などと話していた矢先なので驚きました…。^^;

石垣島にも2羽で現れたオウチュウは、見晴らしのいい枝に止まって獲物を見つけるとオウチュウ特有の飛び方で捕まえていました。午後には、ツバメのような水浴びもしていました。

木陰で休むオウチュウ成鳥。金属光沢のある美しい姿です。

2020年5月8日

先月までのにぎやかな田んぼはシギの姿も少なくなり寂しくなっています。特に田んぼは稲の背丈が伸びてセイタカシギ以外は探すのも大変です。そんな中、農地の水路にはセイタカシギ、アオアシシギ、アカアシシギなどが群れていました。

潮の引いた海岸には、キアシシギ、キョウジョシギ、シロチドリ、コアジサシなどが水浴びしたり、餌を探して歩き回ったりしていましたがこちらも寂しい限りでした。

アカアシシギ夏羽へ換羽中。

2020年5月6日

アカショウビンのポイントを3カ所回り、約20個体に出会えました。

新型コロナウイルスの影響で人の気配が少なく、アカショウビンの警戒心が緩んでいるようです。求愛給餌をしそうなペアもいたのですが、子連れバードウオッチングだったので粘れず…。^^;

アカショウビンのオス。

2020年5月4日

リュウキュウツミも繁殖準備に入っているようで、石垣島内の3カ所で、求愛給餌のけたたましい鳴き声が聞こえます。

午後から息子を連れて広場で遊んでいると近くの雑木林からツミのメスの「キッ、キッ、キッ、キッ」という鋭い鳴き声が聞こえてきます。求愛給餌の時に聞く鳴き声なので探してみるとオオバギの枝にメスのツミが止まって、足には小鳥をつかんでいました。

近くにはオスもおり、カラスなどが近づくと激しく追い払っていたので、営巣エリアと見て間違いなさそうです。

田んぼでは、 先日のクロツラヘラサギ成鳥 と同じ田んぼで若いクロツラヘラサギが合流していました。春にしては長めの滞在です。

リュウキュウツミのメス。足にはオスから渡された小鳥をにぎっています。

2020年4月29日

石垣島のリュウキュウアカショウビンのポイントを3カ所回ると8個体を確認することができました。すでにペアは形成されているようで掘られた巣も3カ所ありました。

バンナ公園内では、ペア同士が隣り合って縄張りを持っており、時折、激しく追いかけ合っていました。来月から繁殖期本番を迎え、早いペアでは6月下旬にはヒナが巣立ちます。

リュウキュウキビタキとリュウキュウサンコウチョウもペアで行動していましたが、茂みの奥なので写真は難しいです。

キノボリトカゲを捕まえたアカショウビン。オスと思われます。

2020年4月28日

カンムリワシがサキシママダラと思われる大きなヘビを樹上で食っていました。オスのカンムリワシで、右足に「M」と刻まれた緑の足輪を装着していることから 2017年に衰弱しているところを保護された個体の「悠々」 です。

悠々がヘビを食っているとどこからかメスの鳴き声が聞こえてきます。見渡してもどこからか分からなかったのですが、しばらくすると悠々の止まる木の下の方からメスのカンムリワシが飛び出てきました。

メス個体の腹部の羽毛が乱れていることから抱卵中かと思ったのですが、メスは抱卵中は巣外に出ることはないそうなので、どうも繁殖に失敗した可能性があるようです。求愛給餌のような行動は、繁殖したペアが見せるそうです。

季節外れのキンクロハジロやすっかり夏羽のツメナガセキレイとツバメチドリ、ムナグロなどもいました。

6月8日追記

なんと、このカンムリワシのカップルはここで営巣していました!! 農道にかなり近く、貧弱な林の中に巣があったのでカンムリワシの調査をしている方も驚いていました。

カンムリワシの悠々。アカメガシワの木の上で大きなサキシママダラを食っていた。

2020年4月27日

新型コロナウイルスの影響で観光客が少なく、島民も自宅待機していることからリュウキュウアカショウビンの警戒心が解けて、日ごろ現れないような場所で何羽も発見しました。

カンムリワシはいつもながらマイペースで道路沿いで餌を探していましたが、こちらも静かになった島で交通事故の心配も減ってのんびりしているようです。

マミジロタヒバリは広い畑に2羽。土砂降りなどにもめげずに餌探しに勤しんでいました。

先日のクロツラヘラサギ はまだいました。北風が強いので渡れないのかな?

ひとけがないので、のんびりと休憩するアカショウビン。

2020年4月26日

海岸と田んぼとサトウキビ畑を回ってシギチを見てきました。

田んぼには、今季2羽目のオグロシギが入っていたほか、サルハマシギやコアオアシシギ、ウズラシギなどが羽を休めていました。石垣島で繁殖もしているタマシギもいました。

海岸では、今季初確認のホウロクシギと今季初撮影のソリハシシギ、ダイゼン、キアシシギ、イソシギなどがいました。チュウシャクシギとダイシャクシギもいましたが、干潮で鳥が遠くて撮影できず…。

刈り取りが終わったさとうきび畑にはツバメチドリが50羽以上群れていましたが、発見して間もなく現れたカタグロトビに飛ばされてしまいました。^^;

オグロシギのオス夏羽へ換羽中。

2020年4月20日

同じ田んぼにクロツラヘラサギ、アカガシラサギ、アマサギ、コサギ、チュウサギ、チュウダイサギの6種がいました。ここの田んぼは、渡りの時期になるとサギたちが多く集まります。餌が多いのか静かに休める環境がいいのか?

林道ではリュウキュウサンコウチョウとリュウキュウキビタキが盛んにさえずっていましたが姿はシルエット程度しか見えませんでした。

クロツラヘラサギの夏羽。冠羽が伸び、胸元にも婚姻色が出て美しい姿です。

2020年4月17日

昨年の春は石垣島、その前は、2018年春に沖縄本島の糸満市、2018年秋の南城市でそれぞれ見つけながらも撮影できていなかったミゾゴイがやっと撮れました。私の師匠でもある石垣島BIRD観察さんに教えていただきました。

午前中に連絡をもらったのですが、現地に行けたのは夕方。警戒心はそれなりに強いようなので難しいかなと期待せずに行ったらいました。ミゾゴイ。石垣島にはたくさん生息するズグロミゾゴイとは似て非なる鳥影が双眼鏡に飛び込んできた時は、かなり感動。しかもミゾゴイはカラスを警戒していてこちらに注目をしていません。車を近くに寄せて、手前まで出てくるのを待機。しばらくすると地面の獲物を探しながら開けた場所へ出てきました。

ミゾゴイは、かなり気が強いようでカラスやズグロミゾゴイが近くに来ると威嚇して追い払っていました。

沖縄のミゾゴイは春と秋の渡りの季節に立ち寄るだけなので、この個体もすぐに抜けてしまうでしょう。

暗い影から姿を現したミゾゴイ。美しい個体です。

2020年4月15日

新型コロナウイルスの影響でひとけのないバンナ公園では、リュウキュウアカショウビンがあちこちでのんびりしていました。

繁殖期に入り出会いが少ないカンムリワシは、天地替え作業中のサトウキビ畑を獲物が出てこないかと電柱の上からペアで見張っていました。

アカショウビンのオス。

2020年4月15日

近所のツバメチドリの群れの様子を見てきた。

ツバメチドリは約10羽の群れがサトウキビ畑で休憩。SONYのα9IIにマウントアダプタを噛ませたCanonのロクヨンをスピードの速いツバメチドリでテストしたかったのですが、あまり飛んでくれません。評価は先送りとなりました。

ツバメチドリの飛翔。SONYセット。

2020年4月14日

久しぶりにカタグロトビのポイントへ。ペアのカタグロトビがネズミを狩っていました。

カルガモ、オサハシブトガラス、ムラサキサギは暇つぶしの練習台。

左足に食べかけのネズミをつかむカタグロトビ。カタグロトビまで120メートル離れているので超トリミング!!

2020年4月14日

3月下旬から断続的に観察されているツバメチドリを見てきました。多いときは30羽ほどいたそうですが、今日は10羽ほどが畑で休んでいました。キビ刈りが終わったばかりのようで、ムラサキサギが大きなクマネズミを仕留めていた。

田んぼでは、こちらも3月下旬から確認されていたウズラシギ。同じ個体ではないと思いますが、少数が中継地として島を訪れます。春は秋より少ないです。

畦道にはジシギが。尾羽の確認はできませんでしたが、プロポーションや顔つきからハリオシギと思われます。

満潮の海岸では、今季初のダイシャクシギに出会えたほか、オオメダイチドリやムナグロ、キョウジョシギなどいつものメンバーが休んでいました。クロサギは黒色型と白色型が餌場を争っていた。

美しい夏羽をまとったツバメチドリ。

2020年4月13日

田んぼのツバメの群れの中に、アカハラツバメが1羽いました。先日のクロハラアジサシもまだ滞在中。

カタグロトビが現れると稲の間にいたシギたちが一斉に飛び立った。ほとんどタカブシギの模様。

アカハラツバメのオス成鳥。