日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年1月18日

冬の記録はほとんどなく春の記録が圧倒的に多いので石垣島では「春の使者」とも言われているクロウタドリを見つけました。民家を拠点に周りの庭木の実を食ったり、畑に降りて採餌したりしていました。この時季、石垣島にいるということはら越冬個体かもしれませんね。

クロウタドリのさえずりや地鳴きを聞く機会は国内ではほとんどありませんが、この個体は地鳴きしていたので見つけられました。警戒心はとても強い個体でした。

冬季はツグミやシロハラ、アカハラばかり見ていますのでクロウタドリは異様にでかく感じますね。

タカサゴモズは空振りでしたがこの時季、特に珍しいクロウタドリが見られてよかった。^^

クロウタドリの成鳥オス。地鳴きが聞けたのも収穫です。

2021年1月17日

正月早々に見つけたマキバタヒバリは元気に滞在中です。次に現れるのは、いつになるのか分かりません。観察できるときに、しっかりと特徴などを押さえておき識別に役立てようと暇を見つけては足を運んでいます。

今では、現場について数分で見つけることができるまでになりました。

石垣島に来島されるみなさんもぜひ、この珍しくて可愛らしくて渋好みな鳥を堪能ください。^^

小雨が降る中でしたが、マキバタヒバリはタヒバリやムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ハクセキレイなどと餌を求めて歩き回っていました。

マキバタヒバリ。いい鳥です。^^

2021年1月17日

サカツラガンはまだいます。昨年の12月2日に初認なので1カ月半の滞在です。たまに姿をくらましますが、しばらくするとお気に入りの場所に戻ってきます。

コハクチョウは1月10日からの滞在。当初の場所からは3キロほど離れた田んぼに移動していました。犬の散歩が嫌だったのでしょう。^^;

ホシハジロは八重山では少なく、今冬は昨年の12月2日に初認でこの個体で2羽目の確認です。

サカツラガン5羽は滞在中。

2021年1月14日

今季で3年連続で飛来の暗色型サシバ。3歳というか3暦年目になります。毎年、同じ時期に同じ農地にやってきます。

越冬常連のチョウゲンボウもあちこちの農地で見られます。きょうは警戒心の弱い個体を近くで撮ることができました。^^

秋から冬にかけてはカンムリワシも見やすく、この日は幼鳥含めて6羽ほどに出会えました。

ズグロミゾゴイ幼鳥は3羽。昨年生まれの幼鳥に出会う機会が増えてきました。

かっこいい暗色型サシバ。通称ブラックサシバ。今季で3年連続の飛来。幼鳥のころからの飛来なので3歳です。

2021年1月14日

1月5日に見つけたマキバタヒバリ は10日ほど経ちましたが、まだ滞在しています。全国的にも珍しく沖縄や石垣島でもほとんどお目にかかる機会はないのでこのまま春まで越冬してくれるとうれしいですね。

沖縄的珍鳥のヒバリは、昨年の11月上旬からの長逗留。数は多少減りましたがそれでも6羽が元気に過ごしています。さえずりが聴けるころまでいてくれるのを期待しています。

こちらも沖縄的珍鳥のケリも昨年からの越冬モード。タゲリは昨年10月後半ごろからぞくぞくと石垣島を通過していき、今季はすでに100羽ほど見ています。不思議と全て幼鳥です。

ツグミやシロハラ、アカハラは越冬組も安定して同じポイントで見られるようになっています。珍ツグミはまだですが、冷え込みが続けばあれやこれや入るのを期待です。

シマアカモズも渡りの時期からはずっと少ないですが、それでも農地を回れば1日に数羽は確認できます。

越冬モードのマキバタヒバリ。鳥まで距離があり、気温も上がり陽炎が発生して写真がぼけぼけ。

2021年1月14日

沖縄への飛来が少ないマガモがいました。昨年の12月上旬にも見ているのですが、写真が撮れたとのは今冬初。美しいオスでした。

数日前から滞在のコハクチョウも相変わらず同じ田んぼでのんびりと採餌。警戒心がないので散歩する人たちのアイドル的存在になっています^^

水路にはコガモやヒドリガモ、ハシビロガモなどがたくさん休んでいました。

マガモのオス成鳥繁殖羽。

2021年1月11日

昨日からコハクチョウが滞在中。警戒心のない個体でとなりでトラクターが走ってても全く気にしていませんでした。散歩の人などにも無反応。コハクチョウの餌があるのか心配です。

石垣島には現在、サカツラガン5羽の群れとヒシクイ、オオヒシクイ、マガン合わせて12羽の群れが滞在中なのでどちらかに合流すると安心なのですが…。

クロツラヘラサギは5羽がマングローブ内で休んでいました。今冬はここが彼らのねぐらのようです。

ことし生まれの幼鳥。本来なら、来年の春の渡りまで家族と暮らすはずなのですが、なんらかの理由ではぐれてしまったのでしょう。

2021年1月8日

今冬の石垣島は猛禽類の越冬が大変多いです。きょうのハイイロチュウヒのほかに チュウヒオオノスリ 、越冬3年目となる 暗色型サシバ 、チョウゲンボウ、 チョウセンチョウゲンボウ 、ハイタカ、オオタカ、ハヤブサなど。

留鳥のカンムリワシやリュウキュウツミ、ここ数年で数を増やしているカタグロトビいるので大変賑やかで楽しいですね。

いきなり目の前に現れたハイイロチュウヒの幼鳥。あっという間に飛び去ってこれしか撮れず…。^^;

2021年1月7日

新年最初のバードウオッチングで見つけたマキバタヒバリ は今日も健在でした。このまま石垣島で越冬してほしいですね。

タヒバリやムネアカタヒバリの群れと一緒に行動していました。タヒバリ属3種の混群は姿をまったく消すこともあるのですが、そこは餌場に執着するタヒバリ属でしばらくすると舞い戻ってきます。

マキバタヒバリは一番、草に潜る傾向が強く、飛んでシャッフルされるたびに探し出すのが大変ですが、そこが面白いでもありますね。

きょうもいたマキバタヒバリ。第1回冬羽かな。ある図鑑には黒ずんだ爪が識別に使えると書いてありますが、きょう見た限りではタヒバリもムネアカタヒバリも爪が黒ずんだ個体が普通にいますね…。^^;

2021年1月6日

石垣島初記録となるマキバタヒバリが飛来しました。全国的にもごく稀な鳥です。与那国島では昨年の3月に友人が撮影していますが、石垣島では記録がありません。

2021年に入って初バードウオッチングでマキバタヒバリを見つけてしまうなんてなんて幸運なんでしょう。 2019年の春には沖縄本島から石垣島にもどってきていきなりミヤマヒタキを発見 しています。そういうタイミングはなんらかの力が働くのでしょうか…。^^;

マキバタヒバリは、タヒバリやムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなどと行動を共にしていました。鳴き声(フライトコール)はタヒバリとほとんど同じでした。

草むらの合間をちょこまかと忙しく動き回り、双眼鏡で捉えてもカメラに持ち替えるとマキバタヒバリは、ふたたび行方不明。撮影に難儀しましたが、識別点を多く確認したいので時間の許す限りマキバタヒバリの写真を量産しました。^^;

全体的にタヒバリやムネアカタヒバリなどに比べいろが明るいこととや胸の縦斑が点線状で一つ一つが丸いこと、眉斑が目立たないこと、上尾筒の色や体の小ささプロポーション、後趾の爪が長く黒っぽいことなどマキバタヒバリの主な識別点が全て合致しています。

あきらかに明るいベースにオリーブ色が三列風切などに見えます。プロポーションもタヒバリとは違うようです。

2021年1月5日

サカツラガン5羽はまだいます。滞在1カ月を超えました。いつまでいるのでしょうかね。一時は心ないバードウオッチャーに追われて落ち着きをなくしていましたが、最近は以前のように警戒心もなくのんびりと過ごしています。

石垣島の越冬ジシギはほとんどタシギなのですが、きょうはチュウジシギは1羽だけ確認できました。きちょうな冬のチュウジシギなので越冬してほしいですね。

コチドリの群れに交じってオジロトウネンが1羽いました。サカツラガンの休む田んぼで採餌していました。秋のオジロトウネンは2回ほど撮り逃していたので近くで撮影できてうれしいです。^^

コチドリは換羽が早いので、すでに夏羽に衣替えしている個体も数羽いました。

アカガシラサギ、ベニバトもいましたが仕事の都合上時間切れ。明日、撮影してきます。

長期滞在中のサカツラガン。警戒心が薄いので座り込んで寝てしまいました。^^

2020年12月30日

昨年、12月に石垣島初記録として確認したハジロカイツブリ が今年も飛来しました。今回で石垣島2例目です。前回は1日で行方不明になりましたが、今回の個体は安定して見られそうです。

ケリも沖縄では珍しく、今季は長いこと滞在しています。 10月に同所で撮影した個体 と同じかもしれません。春までいて夏羽を拝みたいところです。

カンムリワシの幼鳥も縄張りが安定してきて複数個体がほぼ毎日見られます。

池のカモ類はハシビロガモとコガモ、カルガモを筆頭に、ヒドリガモやキンクロハジロなどが見られます。メジロガモも飛来していますが、きょうは見つけられませんでした。

石垣島発記録となるキバラガラが12月24日に確認されました。今季は九州や関東などでも出ています。年々キバラガラの情報は聞くようになりました。分布を広げているのでしょうか?

石垣島2例目で沖縄でも珍しいハジロカイツブリ。

2020年12月27日

先日のチョウセンチョウゲンボウの写真 があまりにもひどかったので撮り直してきました。警戒心もなく観察しやすい個体です。チョウセンチョウゲンボウは完全に越冬モードなので来春までは見られそうです。

ヒシクイ、オオヒシクイ、マガンの群れは9羽まで増えました。最初は 10月にマガン1羽11月にヒシクイ4羽 、いつの間にかオオヒシクイが3羽合流してしばらく8羽でいたのですが、つい数日前にさらにヒシクイが1羽追加され、現在は9羽の群れで越冬中。石垣島でこの数は初記録と思われます。西表島では過去にコハクチョウ9羽の記録があります。

サシバは沖縄本島に比べると少ないですが、それでも安定して越冬個体が見られます。

ツグミも日に日に数を増やしています。ことしはハチジョウツグミは少ないですが、石垣島では年によってはツグミが少なく、ハチジョウツグミだらけのこともあります。

ことし生まれのリュウキュウヨシゴイは換羽が進んでいました。

チョウセンチョウゲンボウのメス幼鳥。

2020年12月25日

雨上がり、カンムリワシの成鳥6羽と幼鳥3羽に出会えました。

カニを食っているカンムリワシがいたので飛びたちを狙ってみました。SONYのα9iiはやっぱすごいわ。そして200-600mmのレンズも素晴らしい。顔にピントが来たら放さず近距離のピントがシビアな状況でも余裕で追います。

しかもCanonからSONYに乗り換えてからは三脚を使わず手持ちでの撮影。軽いは正義ですね。^^

カンムリワシ幼鳥は3羽と遭遇。今季の幼鳥はこれで13羽目とカンムリワシ幼鳥の戸籍係の石垣島BIRD観察さんに教えてもらいました。^^

カニを食い終わり、見張り台に帰るカンムリワシ成鳥。

2020年12月25日

アカガシラサギはまだ石垣島に残っていたようで牧場で牛に囲まれながら採餌していました。

サカツラガンも12月2日に現れて以来、場所をほとんど変えずに越冬中。サカツラガンとは別にマガン、ヒシクイ、オオヒシクイからなる群れがいるのですが、そちらとは合流しないようです。

田んぼにはムラサキサギやアカアシシギ、セイタカシギ、アオアシシギ、クサシギ、タシギ、コチドリ、ケリなどが越冬中です。

越冬中のアカガシラサギ第1回冬羽。

2020年12月25日

11月から滞在のチョウセンチョウゲンボウ を久しぶりに観察。一瞬の出会いでした。チョウゲンボウは島のあちこちで越冬中。

シマアカモズも農耕地に行けば会えるのですが、きょうは警戒心の弱いオスがいました。

越冬中のチョウセンチョウゲンボウ。突然現れ、撮影の準備が整う前に飛び去ってしまいました。

2020年12月23日

雨の降る中、暗色型サシバ(通称ブラックサシバ)は濡れ鼠になっていました。^^; あの精悍な姿はどこへ?

林道ではカンムリワシがカエルやカメが出てくるのを待ち構えていました。

海岸にはハヤブサが待機。獲物がやってくるのを待っていました。

ブラックサシバは雨に濡れて色男が台無しになっていました。^^;

2020年12月23日

天気の悪い日が続く石垣島です。鳥たちも島内では移動があるのですが、新たに何か入ってきそうな気配はないですねー。^^;

近所の河口と田んぼを少し回ってきましたが、ほとんどいつものメンバーでした。

オニアジサシは越冬モードなのですが、河口と田んぼを行ったり来たりしているようです。河口にはダイゼンが増えてきました。ムナグロも少々。ミユビシギは2羽が越冬モードです。メダイチドリとオオメダイチドリは日によっていたりいなかったり。ユリカモメは3羽ほどが島内をぐるぐるしています。

越冬モードのオニアジサシ成鳥。

2020年12月23日

家族でドライブ中、右足を骨折したズグロミゾゴイを発見。捕獲を試みましがた飛び回って捕まえられませんでした。地面で採餌する鳥なのでこのまま生きながらえてくれることでしょう。

右足を骨折しているズグロミゾゴイ幼鳥。手元にあった50mmで撮影。近づいても逃げませんでしたが、捕獲はできませんでした。

2020年12月23日

アカハラの群れが雨の中、水浴びしていました。近くではシロハラも水浴び。アカハラの水浴びを見ているとウグイスも出てきました。

アカハラの成鳥オス。