2019年12月6日(旧暦では2019年11月10日)
越冬するジシギはほとんどタシギで、たまにチュウジシギが見つかる程度です。ハリオシギの越冬は見つかりませんねー。^^;
タシギは、ここ数日、雨が降る天気なので出会いが多いのですが、全て幼鳥。成鳥はどこいったの? ^^;
タシギ
第1回冬羽に変わるこの頃から成鳥と幼鳥の見分けが難しくなります。摩耗した雨覆から第1回冬羽でしょうか。
タシギ
タシギ
タシギ
タシギ
タシギ
タシギ
2019年12月7日(二十四節気の大雪、旧暦では2019年11月11日)
公園にツグミが複数羽入ったり、田んぼや畑ではシロハラやアカハラも増えています。トラツグミも複数羽入って、林道でも見つけたのですが警戒心強すぎて撮れない。^^;
ハクセキレイは少なめ、ツメナガセキレイやタヒバリの仲間は島内を群れで移動しているようで増えたり減ったり。ツメナガセキレイの群れの中で変わり種も探したいのですが、雨が強くて根気が続かない…。
スズメは寒くなるにつれ、群れがどんどん大きく膨れ上がっています。
ツグミ
シロハラ
ツメナガセキレイ
ハクセキレイ
スズメ
2019年12月7日(二十四節気の大雪、旧暦では2019年11月11日)
アカガシラサギは滞在5日目。この田んぼが気に入っているようで、コサギやアマサギと一緒に雨の中、虫を捕まえていた。
カンムリワシも多く観察。雨に打たれながらびしょ濡れで獲物を探していた。
アカガシラサギ
アカガシラサギ冬羽。風雨が強いので警戒心が緩んでいた。
アカガシラサギ
カンムリワシ
カンムリワシ
2019年12月7日(二十四節気の大雪、旧暦では2019年11月11日)
沖縄本島に1週間前、ソリハシセイタカシギが入っているので、石垣島でももうすぐかなと探していたらいました。^^
田んぼにはアオアシシギやコアオアシシギ、アカアシシギ、ハマシギ、ヒバリシギなど。
数日前ですが、ホシハジロも初確認。単独の飛来でした。
ユリカモメは3羽のうち、1羽が油爆していました。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
鳥友に連絡したら朝はいなかったということなので、ちょうどいいタイミングで見られました。
アカアシシギ
タゲリ
キンクロハジロ / ホシハジロ
今季初確認のホシハジロ。第1回冬羽のメス。右はキンクロハジロのオス生殖羽。
ユリカモメ
油まみれのユリカモメの成鳥冬羽。羽づくろいをして油を落とそうとしていた。
2019年12月7日(二十四節気の大雪、旧暦では2019年11月11日)
雨が続く石垣島で、リュウキュウツチトリモチの開花が始まりました。来年の1月まで見ごろです。
リュウキュウツチトリモチ
100個ほど土の中から顔を出していました。年末に向けてまだまだ増えます。
2019年12月7日(二十四節気の大雪、旧暦では2019年11月11日)
昼休みに田んぼをのぞいてみるとベニバトのオス2羽と幼鳥1羽がいました。今年は例年になくベニバトの多い年です。秋から途絶えることなくあちこちの畑で確認できています。
同じ田んぼにハチジョウツグミも入っていました。シロハラ、アカハラは大変数が多くどこでも見られます。ツグミも増えてきました。ツグミより北に繁殖分布するハチジョウツグミも確認できるようになりました。
今日のタヒバリの仲間はムネアカタヒバリとタヒバリ、マミジロタヒバリの順に数が多い感じですが、日によって変わるので入れ替わりは激しいようです。
近くの漁港にはユリカモメが飛来しており、田んぼに水浴びにくる個体が観察できました。
ほかにもサカツラガンやヒシクイ、マガン、ブラックサシバ、アオシギ、ソリハシセイタカシギ、アカガシラサギなども元気に越冬中です。^^
ベニバト
ベニバトの成鳥オス。キジバトの群れに入ると小さいですが、美しい羽衣は一層目立っていました。
ベニバト
こちらも成鳥のオス。上の個体に比べると三列風切の軸斑が目立ちます。
ベニバト
ベニバト幼鳥。第1回冬羽が多少出てますがほぼ幼羽。
ベニバト
ハチジョウツグミ
ハチジョウツグミ成鳥。ツグミとの中間的な個体。雌雄は不明。
ムネアカタヒバリ
一番多いのはムネアカタヒバリ。次はタヒバリ。マミジロタヒバリは声のみ確認。
ユリカモメ
2019年12月10日(旧暦では2019年11月14日)
同じ田んぼにカタグロトビとハヤブサがいました。ハヤブサはコウライキジに突撃していましたが失敗。カタグロトビは首尾よくネズミを捕まえました。
どちらも警戒心が弱く、比較的近距離で観察、撮影できました。
カタグロトビ
定着して4年ほど経ち、個体数も増えているので、カタグロトビは石垣島の日常の風景になってきました。
カタグロトビ
捕まえたネズミを食うカタグロトビ。いつもスプリンクラーの上で食います。
カタグロトビ
カタグロトビは1年ほどですっかり成鳥の羽に変わります。目の色も幼鳥時代の薄いオレンジから真っ赤になっています。
カタグロトビ
ハヤブサ
ハヤブサの成鳥メス。わずかに幼羽が残っているので、まだ若い個体です。
ハヤブサ
2019年12月10日(旧暦では2019年11月14日)
先日、単独で飛来したソリハシセイタカシギ が場所を変えて2羽に数を増やしていました。^^
2羽はあまり離れることなく餌を取っていました。
沖縄では珍しいハジロカイツブリがいました。ミミカイツブリかとも思ったのですが…。
アオシギも誰にも邪魔されずに順調に越冬中。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
アオシギ
数日前に降り続いた雨で増水し、心配していましたが同じ場所にいたアオシギ。
ハジロカイツブリ
ハジロカイツブリかミミカイツブリか迷いましたが、ハジロカイツブリのようです。石垣島で見たのは初めて。^^ おそらく石垣島初記録です。
2019年12月10日(旧暦では2019年11月14日)
ムギマキ情報をもらい見にいくも空振り。仕方ないので近くを探索してみると藪の中からノゴマの地鳴きが聞こえてくるではありませんか。移動する影が見えるので少し待ってみるとなんとか写真に納められる位置に一瞬だけ出てきてくれました。ノゴマは先日の与那国島で地鳴きを何度も聞いていたので思わぬところで役に立ちました。
ノゴマはウグイスと付かず離れずで一緒に移動しているようでした。ウグイスは目の前まで出てきてくれました。この時期、石垣島ではウグイス、カラフトウグイスが見られます。
リュウキュウキビタキは餌場にしている場所に何度も出てきました。おそらく同じ個体。
ノゴマ
ノゴマ
リュウキュウキビタキ
リュウキュウキビタキのメス冬羽。餌場に出てきては小さな虫を捕まえていた。ほかにオスの第1回冬羽もいた。
ウグイス
ウグイスのオス。カラフトウグイスではないと思われる。
ウグイス
2019年12月10日(旧暦では2019年11月14日)
今シーズンはズグロチャキンチョウによく出会います。10月30日 、 10月31日 に続き3個体目のズグロチャキンチョウです。
大量のスズメの群れの中に変なのを発見。一瞬、イエスズメかと焦りました…。^^;
先日はタヒバリがたくさんいたのですが、この日はムネアカタヒバリがたくさん。群れの中にマミジロタヒバリの鳴き声も聞こえるのですが、発見はできませんでした。
ベニバトは 先日見つけた3羽のベニバト のうちの1羽と同じ個体と思われる幼鳥がまだいました。
ズグロチャキンチョウ
ズグロチャキンチョウ
ズグロチャキンチョウ
ズグロチャキンチョウ第1回冬羽。見つけた時は遠かったのですが、次第に近づいてきました。
ズグロチャキンチョウ
ベニバト
ムネアカタヒバリ
ムネアカタヒバリは数十羽の群れ。入れ替わりが激しいです。
スズメ
2019年12月10日(旧暦では2019年11月14日)
ムギマキは今日もだめでしたが、アカハラの小さな群れが入っていました。アカハラの2週間前に初確認で撮影は今季初。
アカハラ
アカハラ
2019年12月12日(旧暦では2019年11月16日)
毎日、決まった時間に現れるカタグロトビ。今日は比較的近くでネズミを捕まえるところを観察できました。上空数十メートルでホバリングし、サトウキビ畑に潜むクマネズミを見つけると万歳して足を投げ出すようなカタグロトビ独特の姿で降下。サトウキビの中に消えてしばらくするとネズミをしっかりとつかんで飛び出してきました。
ネズミはすでに息絶えていました。急所の首元をくわえて息の根を止めているようでいた。
カタグロトビ
クマネズミを捕まえたカタグロトビ。かっこいいですねー。^^
カタグロトビ
ネズミを食おうとしますが、足場が細すぎて風に煽られて数回飛ばされては止まり直していましたが、諦めたようで最後はいつものスプリンクラーまで運んで行きました。
カタグロトビ
夕日を浴びながら舞うカタグロトビ。農家の味方です。^^
2019年12月12日(旧暦では2019年11月16日)
今季はズグロチャキンチョウによくめぐり合います。 3日前に同じ田んぼで見つけた個体 とは別のズグロチャキンチョウはスズメたちと米を食っていました。
ソリハシセイタカシギは2羽とも健在でツクシガモ2羽とタゲリ4羽も飛来しまし、ますます賑やかな石垣島の田んぼです。
ズグロチャキンチョウ
ズグロチャキンチョウ
ズグロチャキンチョウは右足をけがしているようでした。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
逗留中のソリハシセイタカシギ。隣り合った田んぼに2羽います。
ツクシガモ
タゲリ
写真には3羽しか写っていませんが、4羽のタゲリが飛来しました。すべて第1回冬羽。
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)
ツクシガモ2羽とユリカモメ数羽滞在中。どちらも南国石垣島では珍しいです。
ツクシガモ
ユリカモメ
ユリカモメ
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)
年末の追い込みで鳥を見に行く時間がない!! 横目で鳥を見ながら石垣島や与那国島を走り回り回っています。
そん中、移動中に撮影した鳥たちを数種。キガシラセキレイ2羽とコホオアカは数十羽の群れ、ツグミ、ノビタキたち。
タカサゴモズやカンムリワシ幼鳥なども出ていますが、時間がなくて見にいけない…。^^;
キガシラセキレイ
田んぼでキガシラセキレイ。ことしはキガシラセキレイが多い年だった。
キガシラセキレイ
ツメナガセキレイの群れの中にキガシラセキレイが2羽混じっていた。
コホオアカ
コホオアカは与那国島出張で撮影。比川の田んぼに数十羽が越冬中。
ノビタキ
与那国島ではノビタキも越冬中。眉斑が白くて一瞬焦ったけど、若いノビタキです。
ツグミ
ツグミのオス。与那国島にて。久部良の漁港近くにたくさんいた。
ツグミ
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)
石垣島の部分日蝕。厚い雲が立ち込めていましたが、蝕の最大の時間帯には雲の隙間から一瞬だけ太陽が顔をのぞかせてくれました。
2019年12月27日(旧暦では2019年12月2日)
新年号の取材など忙してくて鳥見に行く暇もなかったのですが、ちょうど時間が開いたところに師匠からメッセージ。「タカサゴモズいるよ」と。たまたま部分日蝕の取材で近くにいたので急行するもタカサゴモズはお留守。次の取材もあったので後ろ髪を引かれながら現場を後にしましたが、取材を済ませて戻るとタカサゴモズいました。
獲物のバッタなどを捕まえるシーンも見ることができました。^^
石垣島では、タカサゴモズやブラックサシバ、アオシギ、カンムリワシの幼鳥などコンスタントに見えています。見たい方は石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさんへどうぞ。
商売っ気がないので勝手に宣伝しときます。^^ 今、一番鳥ネタを持っているのがスポッターさんです。
タカサゴモズ
美しいタカサゴモズ。警戒心も強くないので撮りやすいですよ。
タカサゴモズ
シマアカモズ
シマアカモズ