2017年11月1日(旧暦では2017年9月13日)
今年も具志干潟にオニアジサシがやってきました。現地に到着して双眼鏡で対岸を確認すると2羽のオニアジサシが休んでいました。距離にして450メートルほど離れているのでのんびりと観察していると上空からもう1羽オニアジサシが降ってきて合わせて3羽となりました!!
ズグロカモメも12羽ほど渡ってきていました。干潟手前で3羽のズグロカモメがシオマネキの仲間を走ったり、急降下したりして捕まえていました。
クロハラアジサシもかなりの数が滞在、ダイシャクシギやサギ、ミサゴなどやってきて賑やかな干潟でしたが途中、ハヤブサがやってくるとアジサシたちやカモが一斉に舞い上がりさらに賑やかになっていました。ハヤブサは獲物を捕る気がなかったのかそのまま空港の方へ消えて行きました。
マヒワの20羽ほどの群れは、西の方からやってきて干潟の上を通過し、東の公園の方へ消えて行きました。きょうは時間がなく探せなかったけど、明日会えるだろうか。
オニアジサシ はるか遠い対岸にオニアジサシが2羽。周りにはクロハラアジサシがたくさん休んでいた。
オニアジサシ 少し離れてもう一羽オニアジサシ。こちらは座り込んでいました。ハヤブサに驚いて飛び上がり、こちらに近づくとくちばしから釣り糸らしきものが出ていた。餌と間違えて釣りの仕掛けを呑んでしまったのだろうか。昨年も くちばしから釣り糸が出てるオニアジサシ がいた。
オニアジサシ 上のオニアジサシがハヤブサに驚いてこちらへやってきた。よく見るとくちばしの根元から釣り糸が絡み合ったようなものが見える。
オニアジサシ 上の個体。正面から見てもやはり糸の絡んだようなものが見える。
ズグロカモメ ズグロカモメ マングローブとズグロカモメ。沖縄でないと見られない風景です。
ズグロカモメ 翼の模様から幼鳥の第1回冬羽。ほかのズグロカモメをほとんど幼鳥でした。
ズグロカモメ ズグロカモメは、低空飛行から急降下してカニを捕まえることもありました。
ズグロカモメやダイシャクシギなどの餌となるシオマネキ。大量にいます。
ダイシャクシギ ハクセキレイ ハクセキレイもやってきて小さなカニを捕まえていた。
カルガモ / マガモ ハヤブサがやってきて驚いたカルガモとマガモのオスと幼鳥。干潟に降りているときは気づきませんでした。
2017年11月2日(旧暦では2017年9月14日)
午前中、少し具志干潟でバードウォッチング。昨日、3羽いたオニアジサシは1羽だけになっていました。対岸で見ていた友人の目の前にオニアジサシが降り、後で合流した時に写真を見せてもらうと昨日、くちばしに釣り糸が絡んだ個体でした。近くで撮られていたのではっきりと糸が見えたのですが、かなりひどく絡まっていて、足などが絡まったら衰弱死しそうな感じがします。
ズグロカモメも数を減らし6羽ほどでした。クロハラアジサシは30羽ほどでした。
ヒドリガモ9羽とハシビロガモ1羽の群れが空からやってきたのですが、着水しては飛行機の音に驚いて飛び回っていました。
ハヤブサは、今日も現れました。クロハラアジサシの群れに突っ込むそぶりを見せたのですが、脅かしただけ。
ミサゴやサシバ、カワセミも現れて今日も賑やかな干潟でした。
イスカが来ていると連絡をもらったのですが、結局見られずでツミのメスを久しぶりに見ただけに終わりました。ツミに驚いてイスカの群れはどこかへ行ってしまったのだろうか?
ミサゴ ミサゴ ミサゴ カワセミ カワセミ サシバ オニアジサシ 1羽だけになったオニアジサシ。今日も遠かったー。^^;
ハヤブサ ハヤブサが現れるとクロハラアジサシなどが逃げ惑っていた。
ズグロカモメ クロハラアジサシ クロハラアジサシは、ハヤブサはもちろんサシバにも驚いていた。
ハシビロガモ / ヒドリガモ ヒドリガモとハシビロガモの群れ。干潟に降りては飛行機の爆音に驚いて飛び回っていた。
ツミ イスカは現れず…。代わりに久しぶりのツミに出会えました。
2017年11月3日(旧暦では2017年9月15日)
別の鳥を探していたら聞いたことのない鳥の声が松の木から聞こえてきました。双眼鏡でそれらしき枝を探してみるとキクイタダキが1羽で動き回っていた。キクイタダキは、初めて見ましたが聞きしに勝る小ささと落ち着きのなさ。^^;
大きさ的には、 先日のキバラガラ と同じぐらいの印象でした。両者ともちょこまか動きますが、キバラガラは松の実を足に挟んで食うときだけ止まっていました。
腕をだるくしながら飛び回るキクイタダキをなんとか撮影しました。キクイタダキは、松ぼっくりの隙間にくちばしを差し込んだりして小さなクモなどを捕まえていました。
渡りの途中で沖縄にやってくると思うのですが、この小さな体で大海を渡ってきたと思うと一種の畏怖の念すら抱きます。
キクイタダキ キクイタダキは想像以上に小さくて撮影するのに疲れた。
キクイタダキ 名前の由来にもなった頭のてっぺんはなかなか見せてくれません。
キクイタダキ 人に対しての警戒心は全くなかったけど、高いところにいるのでキクイタダキまで遠いです。^^;
キクイタダキ 大きさはキバラガラと同じぐらいでしたが、キクイタダキの方が華奢に感じました。
2017年11月10日(旧暦では2017年9月22日)
具志干潟上空を見慣れない鳥が飛んでいて双眼鏡で覗くとカモメの幼鳥でした。沖縄では迷鳥で、私も初めて見ました。
具志干潟から海岸沿いをどんどん南下し、死んで浮いている魚を見つけてくわえ取ると、近くの与根漁港に降りました。車でその場へ急行するとカモメは、漁港前の砂浜で魚をつついていました。
カモメは、魚をほんの少し食っただけで再び舞い上がり、さらに南の方へ飛び去りました。
カモメ カモメ カモメは、沖縄では10年に一度ぐらいの頻度でしか見られません。
カモメ 南へ飛び去るカモメ。1200mm手持ちなんでぶれちゃいました。^^;
2017年11月10日(旧暦では2017年9月22日)
キバラガラは、10月23日に初めて発見されて以来、確認例が増え、沖縄本島内の複数箇所に十数羽が飛来している模様。私もそれらしいところで探し出してやろうと南城市の海岸沿いのマツやモクマオウの防潮林などを探索していたら、溺死体と遭遇してしまいました。近くにいた釣り客が警察に電話すると警察関係車両と消防車両、救急車、ドクターヘリが来て大騒ぎになりました。
その場でバードウォッチングを続けるのもあれなんで、場所を移動していつもの公園で久しぶりにキバラガラに会ってきました。以前は、ほかの小鳥に混ざらずにキバラガラだけで行動していましたが、きょうは、メジロやシジュウカラ、コゲラと混群をつくりガジュマルやアコウの実を食っていました。場所もかなり移動していた。
同じ公園で、今季初のジョウビタキにも会えました。園内の池では、カワセミのオスとメスが求愛のような行動をとっていた。カワセミの求愛行動は見たことないのですが…。^^;
キバラガラ 久しぶりのキバラガラ幼鳥。メジロやシジュウカラの群れに混ざっていた。体の大きさが小さいことと、鳴き声でなんとか探し出せますが、なかなか大変な作業でした。^^;
ジョウビタキ オキナワシジュウカラ シジュウカラは枯れ枝に隠れる虫を探し出しているようでした。。
カワセミ カワセミのオス(左)とメス。お互い連れ立って行動しながら求愛ダンスのようなこともやっていた。こんな小さな池で繁殖するのか?
2017年11月11日(旧暦では2017年9月23日)
ズグロカモメに続き、ユリカモメも沖縄にやってきました。ズグロカモメは十数羽と例年に比べ多くの飛来がありましたが、ユリカモメは4羽だけでした。撮影ポイントの目の前には、オオソリハシシギの幼鳥がいました。今季初です。
自衛隊の珍しい飛行機(天狗のペイント)が来ているらしく、飛行機屋も数人いましたが、鳥屋とはレンズの角度が違うし、彼らは、基本手持ちなのね。
オオソリハシシギ オオソリハシシギ オオソリハシシギ クロハラアジサシ / ユリカモメ ユリカモメが4羽やって来ました。両サイドはクロハラアジサシ。
2017年11月14日(旧暦では2017年9月26日)
造成地にホシムクドリ10羽ほどの群れがムクドリに混じっていました。マミジロタヒバリは2羽。ムナグロは数十羽。チョウゲンボウやサシバが飛ぶたびにムナグロは右往左往してた。
野良猫も何頭かいて、造成地の草むらをウロウロ。渡り鳥の休憩場所になっているので影響が心配ですねー。
ホシムクドリ ホシムクドリ ホシムクドリ マミジロタヒバリ マミジロタヒバリ 3日ほど前から同じ場所に2羽のマミジロタヒバリが滞在している。昨年も同じ場所で2羽のマミジロタヒバリが越冬した。
マミジロタヒバリ 沖縄本島に冬鳥としてやってくるマミジロタヒバリは石垣島などに比べると少ない。
チョウゲンボウ チョウゲンボウ チョウゲンボの獲物は、タイワンツチイナゴと思しき大きなバッタ。
2017年11月17日(旧暦では2017年9月29日)
自宅から近い、豊見城市与根の三角池にソリハシセイタカシギが3羽入りました。前日、友人と「今年はアボセット入んないねー」などと話していたのでうれしさも3倍です。^^
夕方、通ると3羽ともまだ滞在していました。ことしもソリハシセイタカシギが三角池で越冬してくれるのを願っています。三角池に3羽ものソリハシセイタカシギが同時に飛来するのは、おそらく初めての記録だそうです。
沖縄では過去、具志干潟にソリハシセイタカシギ7羽が同時に入ったこともあるそうです。
クロツラヘラサギは「J15」と「E24」を含めて11羽が三角池で休んでいました。10年連続で毎年沖縄にやってくる J15 は、10日ほど前に今季初確認。 昨年は、11月8日に確認 しました。今年もほぼ同時期の飛来です。
E24は、2011年に韓国で幼鳥時代に標識をつけられたオスの個体で、ことしの3月には、泡瀬干潟で怪我をして弱っているところを釣り人により保護、同5月に漫湖水鳥・湿地センターで放鳥されたクロツラヘラサギです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギは、喧嘩といっても翼で相手を叩いたりくちばしで噛み付いたりする程度で大怪我には至らない。
クロツラヘラサギ / 足環・フラッグ付き 今年もやってきたクロツラヘラサギの「J15」。保護されて以来、10年連続の飛来で13歳になります。
クロツラヘラサギ / 足環・フラッグ付き こちらはクロツラヘラサギの「E24」沖縄本島で越夏しました。ことしで6歳。
クロツラヘラサギ クロツラヘラサギ 2017年11月19日(旧暦では2017年10月2日)
毎年、沖縄市の沖縄こどもの国にやってくるキンクロハジロを見てきました。まだ飛来数は少なく、キンクロハジロ8羽でした。
これからどんどん増えて、最終的には、キンクロハジロ数十羽の群れになります。
来園者がやるコイの餌に餌付いているのですが、まだ渡ってきたばかりで警戒心が強く、池の奥の方に固まっていました。
キンクロハジロ キンクロハジロ キンクロハジロのオス(左)とキンクロハジロのメス。
2017年11月22日(二十四節気の小雪、旧暦では2017年10月5日)
今日は、二十四節気の一つ小雪。本土では寒さが増して雪がちらついたところもあるようですが、沖縄は、半袖で過ごせる一日でした。
そんな中、グラウンドの芝生にソリハシセイタカシギが3羽舞い降りて餌探しに勤しんでいました。 先日、三角池で見つけた3羽 を最近見なくなっていましたが、こんなところに移動していたとは…。ソリハシセイタカシギがグラウンドにいるなんて、小雪の珍事でしょうか。^^
3羽のソリハシセイタカシギは、大雨で水浸しになった土の中から逃げ出してきたミミズを捕まえているようでした。
ほかには、チュウダイサギやアカアシシギ、コアオアシシギ、ムナグロ、シロチドリなども獲物を求めて芝生に集まっていました。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) グラウンドの短く刈り込まれた芝生にソリハシセイタカシギ成鳥。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 3羽のソリハシセイタカシギがいた。左が幼鳥、右の2羽は成鳥。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) 水浸しのグラウンドでミミズを捕まえたソリハシセイタカシギ。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) フェンス越しで撮影していましたが、一番近い時は、10メートルほどまでやってきた。
アカアシシギ / ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) たまに口を大きく開いていた。嘔いているようにも見えた。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ミミズを捕まえた左の個体を追いかける若いソリハシセイタカシギ。
ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) ソリハシセイタカシギ(アボセット) 芝生の上のソリハシセイタカシギなんて繁殖地でもない限りなかなか見られないので親の仇のようにシャッターを押してしまった…。^^;
2017年11月24日(旧暦では2017年10月7日)
那覇のど真ん中、新都心公園にマミチャジナイが飛来しました。シロハラやアカハラなどとアカギの実を食っていた。私もかじってみたけど青臭くて食えたもんじゃない…。^^;
ウグイスは地鳴きしながら藪の中を移動していました。結構な数がいるのですが、写真が撮れる場所にはなかなか出てこないですね。
シジュウカラは、松の実を足で挟んで器用に食っていた。
マミチャジナイ マミチャジナイ。藪の中の逆光で悪条件でした。^^;
ウグイス ウグイスは地鳴きだけはたくさん聞こえてくるけど姿はなかなか捉えられない。
オキナワシジュウカラ 2017年11月28日(旧暦では2017年10月11日)
2カ月ぶりに石垣島に1泊2日の日程で行ってきました。来月も石垣島に行ってきます。^^
張り切って那覇発の朝一便で到着すると石垣島は雨が降っていて、鳥の気配が全くない…。それでも午後になると降ったり止んだりの空模様になりました。稲刈りした後のキジバトの群れには、ベニバトが複数羽入っていました。オスの幼鳥とメスの幼鳥2羽の合計3羽です。
同じ群れには、色彩異変を起こした変な色のキジバトが混ざっていました。最初見たときは、栗胡麻のレース鳩かと思いました。しかし、よく見てみると顔が明らかにキジバトのもの。たまに色合いが微妙に違う個体もいますが、ここまで変な色のキジバトは初めて見ました。
もう一羽は、全体的に色が薄く、褐色が強いリュウキュウキジバトの中にいるとその白さが余計に目立ちました。美白キジバトです。
ベニバトとは違う田んぼには、マガンとキンクロハジロがそれぞれ1羽ずついました。
石垣島シリーズ(11月26日〜27日)
石垣島でバードウオッチング(ベニバト、色彩変異キジバトなど田んぼ編)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ、シマアカモズ編)
石垣島でバードウオッチング(珍鳥ハイイロオウチュウ編/動画あり)
ベニバト ベニバトのオス幼鳥。幼羽から第1回冬羽に変わりつつあります。ベニバトはいつ行ってもいるし、幼鳥もいるので石垣島内で繁殖していたりしないかな?
ベニバト ベニバトのメス幼鳥。こちらも第1回冬羽に換羽しつつあります。
リュウキュウキジバト キジバト / リュウキュウキジバト こちらは全体的に白っぽいキジバト。隣のリュウキュウキジバトと全く違います。
ベニバト ベニバトとキジバトの大きさ比べ。一回り以上小さいです。
コウライキジ マガン マガンが1羽。オオヒシクイも島内にいるらしいけど見つけられなかった。
キンクロハジロ 2017年11月28日(旧暦では2017年10月11日)
石垣島でカンムリワシの成鳥、幼鳥とも見られました。カタグロトビも健在でしたが、今回は写真はなし。
初日のカンムリワシは、成鳥しか見られませんでしたが、2日目には複数羽の幼鳥を観察できました。やはり八重山に来たらカンムリワシは外せませんね。
カンムリワシの幼鳥は、縄張りを持っている成鳥と違い、毎年、現れる場所が変わります。今回も、石垣島の野鳥ガイド「スポッター」さんの案内でカンムリワシの幼鳥を何羽か見ることができました。毎回お世話になっており、感謝です。
シマアカモズはやはり、沖縄本島なんかより断然多かった。綺麗なオスの成鳥も複数羽撮影できた。
石垣島シリーズ(11月26日〜27日)
石垣島でバードウオッチング(ベニバト、色彩変異キジバトなど田んぼ編)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ、シマアカモズ編)
石垣島でバードウオッチング(珍鳥ハイイロオウチュウ編/動画あり)
カンムリワシ カンムリワシ幼鳥の急降下。ブレーキをかけ始めているので小翼羽がピンっと立っています。
カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ 予想外の飛び出しだったのでオートフォーカスの設定が1点になっており、急場しのぎのマニュアルフォーカス。ちょっとピントが甘い…。^^;
カンムリワシ カンムリワシ カンムリワシ これから本格的な冬が来ると幼鳥の救護個体が増えます。また、車が増え交通事故に遭う個体も多くいますが、立派な成鳥になることを願ってやみません。
カンムリワシ こちらのカンムリワシは、片目を患っているかと思いましたが、目を閉じているだけでした。
カンムリワシ ただ、餌が十分に取れていないのか、少し元気がない様子でした。
カンムリワシ 雨が上がった隙に羽を乾かしに来たカンムリワシ成鳥メス。
シマアカモズ シマアカモズ シマアカモズ カンムリワシのすぐ横にいたシマアカモズ。お互いに興味はないようだった。
2017年11月28日(旧暦では2017年10月11日)
師匠と友人であり石垣島ナンバーワンの野鳥ガイド「スポッター」さんのおかげでほぼライファーのハイイロオウチュウを至近距離で観察、撮影することができました。数年前にアカハラダカの渡りの時期に見たハイイロオウチュウは、はるか数百メートル先だったので写真すらありませんでした。お二人には感謝です。
ハイイロオウチュウは、小雨の中現れて獲物のハチやアブを数匹空中で見事にキャッチすると藪の中に入ってしまいました。十数分間の出来事でしたが、写真はもちろんのこと動画までも撮影でき、ほぼ初めてのハイイロオウチュウに感動しました。すでに1週間の滞在のようです。越冬するのかな?
石垣島にはオウチュウはよく入るのですが、ハイイロオウチュウは数年に一度観察される程度で、渡ってきても数が少ない上にすぐに抜けてしまいなかなか会えない野鳥です。異国情緒溢れる素晴らしい野鳥でした。
石垣島シリーズ(11月26日〜27日)
石垣島でバードウオッチング(ベニバト、色彩変異キジバトなど田んぼ編)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ、シマアカモズ編)
石垣島でバードウオッチング(珍鳥ハイイロオウチュウ編/動画あり)
ハイイロオウチュウ 物陰からハイイロオウチュウを待っているとカメラの先15メートルほどの枝に止まりました。
ハイイロオウチュウ 美しい野鳥です。師匠によると鳴き声も素晴らしく美しいそうです。ハイイロオウチュウの鳴き声、聴いて見たかったなー。
ハイイロオウチュウ ハイイロオウチュウ 百発百中で飛んでいる小さな虫を狩ります。オウチュウと同じくハイイロオウチュウも獲物の下から回り込んで円を描くように元の枝に戻っていました。
ハイイロオウチュウ ハイイロオウチュウ 天気に恵まれたら言うことなしだったのですが、 撮影中は、あいにくの小雨でした。