日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年6月25日

5月中旬に見つけたリュウキュウコノハズクの巣 を久しぶりに見に行くとメスもオスも巣外に出ていました。樹洞に作られた巣の中からはヒナの鳴き声も聞こえてきました。順調に子育ては進んでいるようです。

コノハズクの繁殖は現在、4カ所を観察中。一番早いところは、来月初旬にはヒナの姿がおがめそうで、ここのペアは、7月の中旬ごろの巣立ちでしょう。 同所では昨年、3羽のヒナを巣立たせています

今なら昼間のコノハズクやアオバズクが観察できます。私もいつもお世話になっている 石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさん にぜひご相談ください。最近は、アカショウビンはもちろんのこと簡単には見ることができないツルクイナやリュウキュウキビタキなども撮影できているそうですよ。^^

コノハズクのメス。 1カ月以上前の繁殖初期のころ と比べると、羽がすれてかなりボロボロになってきています。

2020年6月22日

石垣島ナンバーワンの野鳥ガイド「スポッター」さんに教えていただき、息子を連れてリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを見てきました。息子はかわいさのあまり「捕まえて連れて帰る」と騒いでいた…。^^;

樹上で巣を見張るコノハズクのオス。息子はコノハズクがどこにいるのか分からず…。残念。

2020年6月21日

日本中で見られた日蝕ですが、石垣島では90%以上が欠ける日蝕とあって多くの人が関心を持って見守っていました。また夏至と日蝕が同時に起こるのは372年ぶりのことだそうで、貴重な体験となりました。

石垣島の日蝕は、15時55分20秒から始まり、18時25分29秒に終わりを迎えました。食の最大は17時16分23秒でしたが、同時に厚い雲が流れてきて太陽を隠してしまいました…。ISO感度を最大まで上げてなんとか撮れましたが、17時16分33秒と食最大から10秒ほど遅れてしまいました。

さすがに90%も太陽が隠れると辺りは暗くなり、セミが鳴きやんだりしていました。周りを山に囲まれた環境だったのでコノハズクの鳴き声も聞こえだすかと期待したのですが、かないませんでした。

日蝕を友人らと観察した後は、行きつけの餃子屋で飯を食い、ついでにサガリバナも見てきました。^^

雲の向こうにある太陽をISO感度を204800まで爆上げしてあぶり出し、食の最大の17時16分23秒に遅れること10秒の17時16分33秒になんとか撮れた。ミラーレスじゃないとできない技ですね。^^

同業他社も大勢いましたが、厚い雲にみなさん撮影を諦めておりました。

2020年6月19日

数カ所、観察しているリュウキュウアカショウビンの繁殖はそれぞれ順調に進んでいるようで、2カ所ではエサ運びまで確認できました。

石垣島では、7月に入るとアカショウビンはもちろん、コノハズクやアオバズク、カタグロトビなど巣立ちラッシュが続きます。

林道で繁殖のアカショウビン。大きなジョロウグモを捕まえて枝で叩き殺すと巣へ運んでいました。ペアのメスは見当たらず。

2020年6月17日

近所の非常になれたリュウキュウアカショウビンが水浴びしていました。

今季、五つ目となるリュウキュウアオバズクの巣も見つけました。来月にはかわいらしいヒナが巣立つことでしょう。^^

現在、アカショウビン3、コノハズク3、アオバズク5の巣を観察中。アオバズクの巣の一つは、親鳥の気配がなく、先日の大雨でダメになったかもしれません。

水浴びをした後の羽づくろい。

2020年6月16日

所用で久しぶりに家族で沖縄本島へ行ったついでに鳥見。やんばるではリュウキュウオオコノハズクやノグチゲラ、ホントウアカヒゲ、ヤンバルクイナなどが観察できました。

オオコノハズクは鳥見開始後、まもなく見つけましたが写真には撮れず。この日は、オオコノハズク、コノハズクともに出が悪く、両種とも1度観察できただけでした。

ノグチゲラはヤマモモが大量に実っており、その付近で合わせて6羽観察。しかし、こちらも枝や葉にじゃまされて写真に残すことはできませんでしたが、家族で連れそう姿なども見られました。

ホントウアカヒゲは林内を散歩しているとあちこちから鳴き声が聞こえてきますが、時間帯が悪く姿がはっきり見えたのは2羽だけでした。

リュウキュウアオバズクは子育て真っ最中で複数のペアを見ることができました。

帰りに寄った古宇利島では付近の岩礁でエリグロアジサシやベニアジサシがコロニーを形成して子育てをしていました。暑くて写真は撮る気になれませんね…。^^;

リュウキュウマツでお休み中のヤンバルクイナ。

2020年6月5日

この時期、公園や林道などあちこちから聞こえてくるリュウキュウキビタキの鳴き声ですが、その美しい姿を見る機会は非常に少ないです。

今朝は、リュウキュウキビタキを撮影するため、公園内の林道をいくつか歩き足で探しました。結構な密度でさえずりは聞こえるのですが、やはり茂みの奥や谷の底などからで姿はおがめず。

あきらめかけたころ、車道と林道の間の比較的奥行きが薄い茂みからはっきりとリュウキュウキビタキのさえずりが聞こえてきました。これはいけるんじゃないかと探すも見つからず。念のため、裏の県道に出て探すと浅い水路にかかる木の枝でリュウキュウキビタキのオスを発見!! やっと今季初撮影に漕ぎ着けました…。^^;

林道ではサクラランが数カ所で花をつけていました。これから夏までかわいらしいサクラランの開花を楽しむことができます。

リュウキュウキビタキのオス第2回夏羽。3暦年目なので、繁殖には参加しているものと思われます。足の色が薄いことと、羽衣は、本土のキビタキを参考にすると第1回かとも思ったのですが、第2回のようです。

2020年6月4日

今日は、石垣島に長期滞在しているイギリス人とアイルランド人をバードウオッチングへ2時間ほどご案内。リュウキュウアカショウビンを見たいということでしたが、リュウキュウコノハズクに一番感激していました。^^

昨日から巣穴を掘り始めたアカショウビンのペア は今日も巣作り中です。1日でずいぶん掘り進めているようです。

キンバトはいつもの餌場にメスがやってきていました。林道を横断するオスの個体も一瞬ですが、観察することができました。

コノハズクは人が通行する場所に近いので子育てがうまくいくか少々心配です。

そして、私の友人であり、野鳥写真の撮り方を教えてくれた先生であり、石垣島ナンバーワン野鳥ガイドの スポッター さんが6月よりツアーを再開しました。この機会にアカショウビンなど石垣島の鳥を見にきてくださいね。^^ スポッターさんはカメラメイカーから試作機のテストを依頼されるほどの腕前で親切に野鳥撮影の極意を教えてくれますよ。私が責任を持ってお勧めします!!

暗い林の中で巣作りに精を出すアカショウビン。

2020年6月2日

今季、定期的に観察しているリュウキュウアカショウビンのペアが巣穴づくりに入りました。2羽で代わる代わる枯れ木に飛びついては地道に穴を開けていきます。完成するには数日を要し、抱卵しながらも中を拡張したりします。

公園などのアカショウビンも出会う個体数が減っているので順次、巣作り、抱卵に入っているのでしょう。

キンバトがペアでやってくる餌場に最近はメスだけがやってきます。オスは抱卵中で一緒に来られないのかもしれませんね。

アカショウビンのカップル。左がオスです。

2020年6月1日

今季、三つ目となるリュウキュウコノハズクの営巣を確認しました。巣として使っている樹洞が低いところにあったため、離れた小高いところから双眼鏡でのぞいてみるとメスが抱卵していました。オスのコノハズクは近くの枝で巣を外敵から守るための見張りをしていました。

樹上から巣を見張るコノハズクのオス。今季見つけた三つの巣のうち、もっとも観察しやすい環境にあります。

2020年6月1日

林道を流しているとキンバトのメスを発見しました。巣材運びでもするかとしばらく見ているとどこからともなくオスも現れました。2羽のキンバトは雨上がりの林道で採餌しているようで巣材集めなどはしませんでした。繁殖はまだこれからなのでしょう。

田んぼには、ベニバトのメスが1羽いました。キジバトの群れと一緒に稲刈り後の落穂を拾っているようでした。

キンバトのオス(手前)とメスが林道で採餌していました。

2020年6月1日

田んぼにツバメチドリの群れが飛来しました。田んぼで休んだり、空高く舞い上がり獲物をとったりしていました。

田んぼの上空を飛び回るツバメチドリ。

2020年5月30日

先日見つけたリュウキュウコノハズク が産卵したようでメスが、樹洞に入っていました。コノハズクの雌雄の違いはよく分かりませんが、これまで観察してきた中での傾向から先日撮影した個体はメスだと判断していましたが当たっていたようです。^^

リュウキュウアオバズクも石垣島各所で抱卵に入っています。現在、3ペアを観察中。先日、抱卵に入ったと思われるアオバズク情報をスポッターさんから聞いたので見てきましたが、巣内はもぬけのからで付近にアオバズクの姿もありませんでした。数日前の大雨で営巣をやめたのかカラスの被害にあったのか…。

林道や公園ではカンムリワシやズグロミゾゴイに出会うことができました。林道ではキンバトを観察する機会が多いですが、こちらもそろそろ抱卵に入る時期と思われます。

抱卵中のコノハズクのメス。人の気配がするので巣穴から顔をのぞかせたのでしょうか?

2020年5月30日

巣穴は掘ったりしているのですが、まだ抱卵には至っていないペアが多いようです。これからが産卵シーズンなので出会いも徐々に減っていくと思いますが、ヒナが成長するにつれ、ふたたび見やすくなります。

この日は公園や林道を回り、数え切れないほど多くのアカショウビンに出会うことができました。

林道で見つけたオスのアカショウビン。

2020年5月30日

ハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシの群れが沈砂池に飛来していました。合わせて約40羽の群れの中にハジロクロハラアジサシの成鳥夏羽が2羽が交じっていました。

沈砂池を群れでひらひらと飛び回りながら水面の獲物をついばんでいました。有刺鉄線の張り巡らせたフェンスがじゃまなのと逆光気味で条件は悪かったですが、美しい夏羽のハジロクロハラアジサシを久しぶりに見ることができました。

クロハラアジサシはほとんどが成鳥の夏羽でしたが、2羽ほど第1回夏羽も交じっていました。

オオアジサシは海上を40羽以上が飛び回っており、数羽のクロハラアジサシも交じっていました。

夏羽のハジロクロハラアジサシ。

2020年5月26日

軽く見回り。雑木林にアカショウビン、大雨で水が溜まったサトウキビ畑にはウズラシギ、トウネン、コアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、コサギ、チュウサギなどが集まっていた。石垣島のシギの春の渡りはほぼ終わっているのでうれしい出会いでした。

近くの沈砂池には、クロハラアジサシ21羽の群れが入っていました。

カタグロトビの子育ても順調のようです。

暗い雑木林のアカショウビン。通路の水たまりに水浴びに来ているようです。

2020年5月25日

息子を保育園へ送る準備をしていると鳥友から「ミドリカラスモドキがいるぞ。しかも成鳥」との連絡。ミドリカラスモドキの幼鳥は石垣島で何度か見たことありますが、成鳥は初めて。石垣島の記録としても成鳥の飛来は初めてと思われます。

早く見たいという、はやる気持ちを抑えつつ保育園に息子を送った後、現場へ直行しましたが、残念ながら姿は見えず。しかし、しばらく待ってみるとアカメガシワの枝の中から黒い影が飛び出て電線へ止まりました。ミドリカラスモドキです。

数日前から別の場所で幼鳥が出ておりこの日も滞在中ですが、そちらはタイミングが悪く見ることができませんでした。成鳥のミドリカラスモドキはバッチリ撮影もできたのでよしとしましょう。^^

ミドリカラスモドキは、アカメガシワの実がお気に入りのようで、電線に飛んでは何度も戻ってきていました。

電線でシロガシラと並ぶとほぼ同じ大きさで、目で見る印象よりも小さいようですが異国情緒漂う姿は田んぼでも目立っていました。^^

ミドリカラスモドキの「ピヨーッ」という金属的な笛のような鳴き声とカラスに追われた時の「ギャーッ」という警戒鳴きも聞くことができました。

ミドリカラスモドキの成鳥。電線に止まる以外は、葉の茂った木に潜ってしまいなかなか見つけるのが大変でした。

2020年5月25日

先日のリュウキュウアオバズク と合わせて2ペアが近所で繁殖に入っています。こちらのペアは抱卵に入ったようです。昨年、この近くで繁殖した個体と比較するとどれとも当てはまりません。昨年も繁殖していたけど見落としていたのか、それとも新たにこの場所へやってきたのか分かりませんが、ヒナが巣立つまで見守ることとします。

近くでは、コノハズクも営巣 しており、うまくいけば7月の終わりごろには、巣立ったヒナたちの姿をみることができると思われます。

近くにほかのアオバズクはおらず、おそらくメス個体が抱卵していると思われますが、営巣木らしきは見当たりませんでした。

2020年5月25日

石垣島では、2週間ほど前に複数羽の若いベニバトが観察されましたが、今日は、2カ所にて5羽のベニバトが現れました。オス3羽、メス2羽はすべて成鳥のようでペアリングしていると思われる個体もいました。石垣島での繁殖も目前か?!

石垣島では日本一早い新米「超早場米」の収穫が5月中旬ぐらいから始まり、米に集まるベニバトなどの観察がしやすくなります。

シマキンパラの小さな群れは、今年巣立った幼鳥を引き連れていました。石垣島では、街路樹のフクギなどにワラなどを集めて巣を作り繁殖していますが、大幅に数を増やすこともなく細々と生きている感じです。

春の渡りでやってきたオス成鳥のベニバト。キジバトと一緒に過ごしていました。

2020年5月25日

5月10日に70羽以上が今季初飛来したオオアジサシはまだ大半が石垣島に逗留中。この後、繁殖地の尖閣諸島へ渡っていきます。

ここ数日、天気の悪い八重山地方ですが、オオアジサシたちは二十数羽が海面を飛び回り、獲物を捕まえていました。

大きなオオアジサシに交じり小さなアジサシも舞っています。双眼鏡でのぞいてみるとクロハラアジサシが数羽いました。オオアジサシとともに獲物を狙っていました。

近くまで来てくれるのですが、どうしても真っ白な空がバックになってオオアジサシの良さが出ません。 ^^;