日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年11月14日

カモ沈砂池に沖縄では珍鳥となるスズガモが入りました。カルガモやキンクロハジロ、ハシビロガモに交じって1羽のみ。昨年の今頃は与那国島でスズガモを2羽 見ています。うれしい2年連続の確認です。^^

昨日の6羽のベニバト とは別の場所2カ所に合わせて3羽発見。石垣島は雨と強風に見舞われていますので10羽近いベニバトが渡れずに滞在しています。

スズガモの幼鳥オス。第1回冬羽がわずかに出ています。

2020年11月13日

仕事の移動中にキジバトの群れを発見。八重山には「キジバトの中にベニバトあり」という格言があるので少し寄り道をして探してみるとオス1羽とメス4羽、幼鳥1羽の合わせて6羽のベニバトが交じっていました。4羽までは見るのですが、6羽を一度に見ることはそうそうありません。

ベニバトはキジバトの群れとともに二期米の刈り取りが終わった田んぼで落穂を拾っていました。

今年の秋の渡りで見たベニバトは 8月の初陣 から数えて16羽となりました。まだまだ増えます。

ベニバトのオス(右)とメス。

2020年10月30日

稲刈りが始まり石垣島のベニバトは観察しやすくなっています。ベニバトは、8月下旬ころから現れますが、稲の背丈が高くて観察はしにくいですが、10月下旬からは二期米の刈り取りが始まり、かなり見やすくなります。八重山の合言葉は、キジバトの群れにベニバトありです。^^

水の張られた田んぼにはリュウキュウヨシゴイ。愛想のいい個体で目の前で獲物を狙っていました。

ハクセキレイの渡りは序盤ですが、ハクセキレイ、ホオジロハクセキレイが確認されています。今後、さらに数を増やしていきます。

ケリは数日前から滞在しているのですが、チュウヒに飛ばされたりとなかなか撮れずにいましたがやっと撮影でしました。

ムネアカタヒバリは入れ替わりが激しく、増えたり減ったりしていますが、この日は田んぼで多くの個体を確認しました。

ベニバト成鳥メス。冬羽に換羽中です。

2020年10月26日

またまたベニバトが飛来していました。現在、2カ所合わせて5羽です。今季初のハクセキレイもやってきました。チョウゲンボウやサシバ、ハヤブサは越冬組が数を増やしています。

ベニバト成鳥メス。夏羽から冬羽へ換羽中です。

2020年10月10日

昨日のベニバト4羽 は今朝も健在。アカガシラサギも引き続き滞在中です。

ベニバトを見ているとオオヨシキリ1羽が現れました。ある程度、飛来しているようですが、姿を見る機会がなかなかないので嬉しいですね。

ベニバトのオス成鳥。夏羽から冬羽に変わりつつあります。と言ってもシギやチドリのように色が大きく違うわけでもないので分かりにくいですが、複数枚冬羽が出ているのが見えますね。

2020年10月10日

石垣島のベニバトシーズンが到来です。田んぼに4羽のベニバトを確認しました。今後、どんどん増えてきて稲刈りが始まれば撮影もしやすくなります。

ツメナガホオジロも出たのですが、仕事中、 第一発見者の「石垣島BIRD観察」さん から連絡をもらい、仕事を終えて駆けつけるも姿を一瞬見ただけでした。今夜は天気が悪いので滞在することを期待します。

今年は沖縄本島、粟国島、与那国島、石垣島でツメナガホオジロが確認されており、沖縄はツメナガホオジロの当たり年かもしれません。

ベニバトのオス成鳥。冬羽が出てきています。

2020年8月21日

8月中旬ごろになると毎年のように石垣島にやってくるジャワアカガシラサギ。 昨年は8月14日にジャワアカガシラサギ 見ており、場所を変えながら10月ぐらいまで滞在していました。この個体も確認してからすでに数日が経っており、このまま滞在する可能性が高いです。

ベニバトは春と秋の渡りとほかに、稲刈りに合わせているかのように6月ぐらいにも現れます。8月にやって来るのは秋の渡りで、刈り残された米などについて長期滞在するパターンが多いです。このベニバトも数日前にシギを見ているときに偶然発見した個体です。

すでに数日滞在しているジャワアカガシラサギ冬羽。

2020年6月1日

林道を流しているとキンバトのメスを発見しました。巣材運びでもするかとしばらく見ているとどこからともなくオスも現れました。2羽のキンバトは雨上がりの林道で採餌しているようで巣材集めなどはしませんでした。繁殖はまだこれからなのでしょう。

田んぼには、ベニバトのメスが1羽いました。キジバトの群れと一緒に稲刈り後の落穂を拾っているようでした。

キンバトのオス(手前)とメスが林道で採餌していました。

2020年5月25日

石垣島では、2週間ほど前に複数羽の若いベニバトが観察されましたが、今日は、2カ所にて5羽のベニバトが現れました。オス3羽、メス2羽はすべて成鳥のようでペアリングしていると思われる個体もいました。石垣島での繁殖も目前か?!

石垣島では日本一早い新米「超早場米」の収穫が5月中旬ぐらいから始まり、米に集まるベニバトなどの観察がしやすくなります。

シマキンパラの小さな群れは、今年巣立った幼鳥を引き連れていました。石垣島では、街路樹のフクギなどにワラなどを集めて巣を作り繁殖していますが、大幅に数を増やすこともなく細々と生きている感じです。

春の渡りでやってきたオス成鳥のベニバト。キジバトと一緒に過ごしていました。

2019年12月7日

昼休みに田んぼをのぞいてみるとベニバトのオス2羽と幼鳥1羽がいました。今年は例年になくベニバトの多い年です。秋から途絶えることなくあちこちの畑で確認できています。

同じ田んぼにハチジョウツグミも入っていました。シロハラ、アカハラは大変数が多くどこでも見られます。ツグミも増えてきました。ツグミより北に繁殖分布するハチジョウツグミも確認できるようになりました。

今日のタヒバリの仲間はムネアカタヒバリとタヒバリ、マミジロタヒバリの順に数が多い感じですが、日によって変わるので入れ替わりは激しいようです。

近くの漁港にはユリカモメが飛来しており、田んぼに水浴びにくる個体が観察できました。

ほかにもサカツラガンやヒシクイ、マガン、ブラックサシバ、アオシギ、ソリハシセイタカシギ、アカガシラサギなども元気に越冬中です。^^

ベニバトの成鳥オス。キジバトの群れに入ると小さいですが、美しい羽衣は一層目立っていました。

2019年11月2日

ノビタキが田んぼに飛来していました。2羽いるようですが、警戒心が強く撮影できたのは1羽のみ。

エゾビタキもまだ残っている個体がいます。この日は同じポイントで2羽を確認しました。

ベニバトは10月中旬ごろから増え出し、現在は石垣島内の複数箇所の田んぼで10羽ほどが観察できます。

八重山では、ベニバトよりもノビタキの方が珍鳥ですね。^^

同じ田んぼにムネアカタヒバリの群れが入りました。鳴き声を聞く限り、十数羽すべてムネアカタヒバリのようです。

ノビタキのオス冬羽。

2019年10月29日

仕事の合間に田んぼをさくっと探索するとレンカクの幼鳥2羽が飛来していました。先日、近所で出たレンカクは見逃していたので今回は自力発見。^^ 以前から目をつけていた二つの田んぼのうちの一つに入りました。このレンカク、警戒心が強めでしたが、車内で静かに待っていると近くまで寄ってくれました。石垣島や沖縄本島の秋の渡りのレンカクはほとんど幼鳥です。

ベニバト3羽はキジバト数十羽の群れの中にいました。この居ついている田んぼは、稲刈り機の性能なのか、切り取った株が切れ味の悪いナイフで切ったようにボサボサ。さらに残った切り株の背が高くベニバトが隠れてしまいます。

稲作地帯を流れる川には、今季初となるオナガガモがカルガモの群れに入っていました。

よくレンカクが入る川には、ムラサキサギが1羽。レンカクは田んぼよりこちらに入って欲しいのですが、そううまくはゆきません。

レンカク幼羽から第1回冬羽へ。

2019年10月25日

3日連続のベニバト。 1日目は2羽いましたが、セジロタヒバリを撮るのに粘りすぎ撮れず2日目は1羽 、今日は4羽発見しました。

昨日はキジバト数十羽の群れの中に1羽のベニバト。今日は、キジバトがほとんどおらず不穏な雰囲気。ツメナガセキレイやスズメもピリピリしており、猛禽に荒らされたあとの模様。しかし、付近を探すと山手の林にオス成鳥のベニバトを発見。しかし、距離がありすぎてまともに撮れず。

あきらめて付近をうろうろしているとキジバト数十羽の群れが南からやってきました。これはと思い、探してみると2カ所で4羽のベニバトを見つけることができました。^^

ベニバトのオス第1回冬羽。

2019年10月24日

昨日、撮影し忘れたベニバト を撮ってきました。昨日とは打って変わって猛禽が多くて鳥が隠れがち。ベニバトもキジバトも茂みからなかなか出てきてくれません。ベニバトも昨日は2羽いたのですが、今日見つけられたのは1羽のみ。

ジャワアカガシラサギはいつもの場所にいました。ジャワアカガシラサギはこの水路ともう少し離れた草地のどちらかに必ずいます。何かに驚いて逃げた時は、ねぐらの林まで飛びますがそこは、通路から中を見ることはできない。

エゾビタキもまだ多少残っています。ハクセキレイも10月中旬に入って以来、どんどん増えてきています。

ベニバト(右)のオス第1回冬羽へ換羽中。左のキジバトよりひと回り小さいです。昨日はオス成鳥とメス成鳥だと思っていましたが、オスの成鳥と幼鳥だったようです。ベニバトもキジバトもツミやチョウゲンボウ、ハイタカなどの猛禽を警戒して出てこない。

2019年10月18日

秋の渡りの最中と思われるベニバト3羽とコイカルを田んぼで確認。同じ田んぼに今季初となるヒドリガモも1羽いました。

タシギの飛来は一旦は落ち着いていたのですが、第二波がやってきたようで畔では多くのタシギが確認できました。

ジャワアカガシラサギもまだ滞在中。2カ月となりますので越冬モードですね。

サシバの渡りは不発。朝夕合わせて300程度でタカ柱もほとんど観察できずでした…。ハヤブサやチゴハヤブサ、ミサゴも渡ってきています。

各地の田んぼではクロハラアジサシが数羽ずつ滞在中。全て成鳥でした。

ベニバトの成鳥メス。

2019年6月7日

田んぼにベニバト4羽が入りました。オス成鳥が1羽メス成鳥が3羽です。

稲刈り後の田んぼでキジバトの群れと落ち穂を拾っていました。撮影しているとツミが上空を旋回してベニバトたちは藪の中へ逃げ込んでいました。

近くには季節外れのコガモが1羽。今から繁殖地を目指すのか?

ベニバト成鳥オス。

2018年11月24日

石垣島へ1泊2日のバードウオッチングに行ってきました。島の友人たちから今年は鳥が少ないと聞いていましたが、想像以上に少なかったです。田んぼを回ってもシギやチドリがほんのわずかであとはアマサギやコサギなど。今回、カモ類は軽く見ただけでしたが、池やダムなど合わせて100羽ぐらいしかいませんでした。セキレイの仲間もほとんどいませんでした。

島では、久しぶりにカタグロトビを見てきました。1日目は夕方、餌取りをしているところを発見したのですが、撮影にはいたらず。2日目になんとか見ることができました。^^

暗色型サシバは2日目の午後、意外と近い枝に止まっているところを発見。しかし、警戒心は強めでした。現在、沖縄には暗色型サシバが少なくとも3個体はいることになります。沖縄本島の暗色型サシバは 南部中部 に1羽ずつ。

カンムリワシの幼鳥は、今年は非常に少ないようでした。成鳥は、あちこちの畑や田んぼで見ることができました。

田んぼでは、ベニバトの成鳥メスが1羽電線に止まっているところを発見。地面に降りるのを待っていたら、どこからともなく現れたハイタカに飛ばされた…。^^;

ほかには、タカサゴモズを牧草地で発見したのですが事前情報がなかったため、「シマアカモズか?」と不用意に寄って飛ばしてしまい、写真には収められず…。場所を島の友人たちに教えてきたので、近いうちに写真がウェブログなどにアップされるでしょう。^^ キガシラセキレイもベニバトと同じ場所にいたのですが、こちらもハイタカに飛ばされて行方不明になってしまいました…。キガシラセキレイは、ハイタカが現れたおかげで見られたようなものですが、写真に撮っておきたかったー。

ユリカモメが田んぼに1羽いました。 2016年に同じ時期に同じ場所で見ています が、前回は成鳥で今回は幼鳥でした。

稲刈りをしているとムラサキサギも集まってきました。

今回もバードウオッチングガイドのスポッターさんや師匠、Hさんにお世話になり、短い日程でいろいろ見ることができました。ありがとうございます。

今季、沖縄で3個体目となったサシバの暗色型。なかなか見られないはずなのに、なんで今年はこんなに暗色型が現れるのか?

2018年11月14日

沖縄本島に2016年に越してきて3年連続でベニバトを撮影することができました。いずれも秋季の出現です。 2016年7月31日にメス2017年9月21日にオス のベニバトを沖縄本島南部の農耕地で撮影しております。

キジバト40羽ほどの群れが稲刈りが終わった田んぼに集まっていたので、これはと思い双眼鏡でのぞいてみると案の定、ベニバトが混ざっていました。今年はなかなか見つからず焦っていましたがやっと見つかり一安心です。

近くの電柱のサシバが餌を狙って地上に降下するたび、キジバトの群れが驚き、それにつられてベニバトも飛びシャッフルされて再び探すという作業でした。^^; 妙にサシバを怖がる群れでしたのでいつまで滞在してくれるのやら…。

稲刈り後、地面の落ち穂をついばむベニバトのオス成鳥。

2017年9月22日

昨日見つけたベニバト は、同じ畑にまだ滞在していました。

9月24日追記

友人の情報によるとベニバトは、本日(9/24)時点でまだ滞在しています。滞在4日目です。

枝に止まり休むベニバトのオス。

2017年9月21日

昨年7月31日に沖縄本島南部で見つけたのはベニバトのメス でした。今年もやってこないかなと密かに期待していましたらベニバトのオスを再び南部の畑で発見しました。^^

畑にキジバトが十数羽群れで餌を拾っていたので、双眼鏡でのぞいてみると小さな赤いハトが目に飛び込んできました。約1年ぶりのベニバトです。

石垣島では、毎年、複数羽が牧場や田んぼ、畑などにやってくるのでそれほど珍しくはありませんが、沖縄本島ではなかなかレアな出会い。しかもオスとなると、沖縄本島では数年ぶりの記録です。

すぐにいつもお世話になっているマスターに連絡しました。^^ しかし、マスター家に帰って写真整理をしている時に誤ってベニバトの写真を全部消してしまったそうです。

越冬には少し小さすぎる畑ですが、今日の感じだとベニバトにとってかなりの良い餌場になっているので、数日は滞在するでしょう。

シマアカモズも数を増やしていて、草地やキビ畑などで5羽を確認しました。昨年より、シマアカモズの飛来は多い印象です。

ベニバト成鳥オスです。美しいハトですね。