2017年8月2日(旧暦では2017年6月11日)
先月、見つけたアカショウビンの巣 で4羽のヒナが孵化していました。孵化後、2週間程度なので巣立ちは8月6日ごろの予定です。
時間がないので1時間程度しか観察出来ませんでしたが、2回餌を運んできました。2回ともオスと思われます。獲物はカニでしょうか。ここのポイントは海や河口からは遠いので池のカニのようです。
リュウキュウアカショウビン 獲物を持ってきたアカショウビンの親鳥。警戒心が非常に強く、かなり離れた場所から茂みに隠れて撮影。さらに逆光で条件が悪かった。^^;
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 遠い、暗い、逆光の三重苦で画質が悪く、持ってきた獲物が何か分からない。
カワセミ 池では、カワセミがアカショウビンの巣の前を行ったり来たりしていた。カワセミもどこかで営巣している可能性がある。
2017年8月6日(旧暦では2017年6月15日)
順調に育っていたアカショウビン がそろそろ巣立ちかと見に行ったら、なんと巣の中にいるはずのヒナが全て外に放り出されていた。巣の入り口の反対側には大きな穴も開いていた。カラスの仕業なのだろうか? ツミがアカショウビンの巣を襲う場面は8年前に石垣島で観察 しているのですが、彼らは、巣穴から足を器用に突っ込んでヒナをつかみ出していた。 4年前には、サンコウチョウの巣がツミに襲われかける のも見ました。これも石垣島。
現場に着いた時は、アカショウビンの親が、巣の正面の枝に止まっていたので、無事に巣立ちしたのかと思いましたが、聞こえてくるヒナの鳴き声が巣立ち後特有のものとは少し違う。あたりを念入りに探してみると3羽のヒナが見つかりました。
急斜面に巣を構えているので、木につかまりながら池に転落しそうになりながらの捕獲でした。見つかった3羽のうちの1羽は、斜面下の池まで転落し、その後自力で陸に上がったようで、池の波にげずられたくぼみに隠れていた。水面とほとんど同じ高さなので雨が降ったら水没するようなところです。
この巣には4羽いたのですがもう1羽はどうしても見つからず。あまり長時間巣の周りに滞在して営巣放棄したら元も子もないので、その1羽は諦めました。
リュウキュウアカショウビン 巣の中にいる時は、今日ぐらいが巣立ちだと予想していましたが、この感じだと、巣立ちにはあと数日かかる見込み。
リュウキュウアカショウビン 分かりにくいですが、2羽目、3羽目も無事に救出。
巣立ち直前になるとこのピンフェザーが弾けて中から羽毛が出てきます。巣内で羽が汚れない仕組みなんですかね。
リュウキュウアカショウビン 池に一度落ちて自力で陸に上がったアカショウビンのヒナ。写真の下に池の水が迫っています。
「ここのヒナたちは巣だったら池に落ちるだろうね」「でも、泳げるから問題ないでしょう」なんて先日、友人と話していたのですが、まさか巣立ち前に落ちてしまうとは…。^^;
リュウキュウアカショウビン 巣に戻したヒナ。いつもは、親に餌を一番にもらおうと巣の入り口からヒナたちが見えるのでうが、かなりびびっているようで巣の壁に張り付いていました。
リュウキュウアカショウビン 入り口の反対側に大きく開いた穴。向こう側が丸見え。こんな大きな穴を開けるのは何者の仕業だろうか。
2017年8月7日(二十四節気の立秋、旧暦では2017年6月16日)
きょうは、二十四節気の一つ立秋ですね。シギやチドリの渡りが気になるのですが、 昨日、救助したアカショウビンのヒナ3羽 が心配で、きょうも仕事の合間に見てきました。
現場に午後1時ごろ到着すると昨日、巣に戻したヒナの3羽の内の1羽が巣から2メートルぐらい離れた場所にまた落ちていた。^^; 残りのの2羽は巣の中にいました。
石垣島でアカショウビンの営巣を誰よりも見ているであろう方に相談すると、難しい判断だけど昨日戻してまた出てるなら、そのままにした方がいいのではということになりました。この場所は、人は通るけど、野良猫などは一度も見たことがないので親鳥の愛情に賭けました。
営巣木から離れたところで見ていると、親鳥は巣の方へ何度か飛んで行ったので営巣放棄はしていないようです。ただ、このアカショウビンのペアは警戒心が強いので餌を持ってきたのか? 巣の外のヒナにも餌を与えているのか? までは見ていた場所からは陰に隠れてしまうので分かりませんでした。
リュウキュウアカショウビン 遠くから見ていると親鳥が目の前の木に止まった。警戒心の強いアカショウビンなので一瞬の出来事でした。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 久しぶりにアカショウビンが撮れた気がする。それぐらい沖縄本島のアカショウビンは警戒心が強い。八重山とは大違いだ。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 動かなければ地面にまぎれてなかなか気づかない。胸の羽もかなり伸びている。
リュウキュウアカショウビン 昨日戻したヒナ3羽のうち2羽は巣内にとどまっていた。
2017年8月8日(旧暦では2017年6月17日)
8月6日に落ちているのを見つけて元の巣へ戻したアカショウビンのヒナ3羽 は、 昨日、再び巣から1羽が落ちていて 、迷いながらもそのままにしてきました。やはり、その後が気になるのできょうも確認してきた。
落ちてそのままにしたヒナは、ほとんど同じ場所にいたが、親から餌をもらっているようで元気にしていた。羽を覆っている鞘も割れてきて、アカショウビンらしい赤い羽が見えるようになってきました。^^
昨日は、巣内にいた2羽のヒナも落ちたようでしたが、鳴き声はすれど、姿を探すことはできませんでした。しかし、親鳥は頻繁にやってくるので藪の中で餌はもらえているようです。
リュウキュウアカショウビン 昨日から外にいるヒナは、羽を覆う鞘も弾けてアカショウビンらしくなってきました。^^
少し前にスコールがあったのですが、なんとか無事に斜面で過ごしているようです。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 木が鬱蒼とした暗い場所なので思うようには撮れませんね。
リュウキュウアカショウビン このアカショウビンは、通行人が通ると逃げるのですが、しばらくすると帰ってきて同じ枝に止まってはヒナの様子を見ていました。
リュウキュウアカショウビン リュウキュウアカショウビン 来年はもう少し壊れにくい営巣木を探してくれよ。^^;
2017年8月10日(旧暦では2017年6月19日)
オカガニの産卵というか放幼を見て来ました。オカガニのほかにカクレイワガニ、ベンケイガニ、ヤドカリも産卵のため、波打ち際に集まっていました。
満月を眺めながらロマンチックな一夜でした。^^
海に向かうオカガニ。オカガニは、波打ち際から1〜2メートル沖合まで入ってしまうので写真は撮れなかった。懐中電灯で照らして観察していると、海に入って数秒後に水中で体を震わせ放仔した。カニの周りが煙幕を張ったように幼生に覆われていた。
2017年8月11日(旧暦では2017年6月20日)
ことし生まれのセッカの兄弟が2羽でいました。最初は、ペアかと思ったんですが、よく見るとまだ若い。
セッカ セッカ セッカ 2017年8月11日(旧暦では2017年6月20日)
久しぶりに与根の三角池とその周辺の干潟でシギ・チドリの状況を見てきました。まだまだ数も種類も少なかったです。
ヒバリシギとコチドリが一番多く、それぞれ30羽ほどいました。そのほかは、キアシシギが3羽、アカアシシギが2羽、セイタカシギも2羽、ムナグロが1羽、チュウジシギが1羽確認できました。
カモ類は、まだ一羽もやってきていませんでした。
池の奥の方では、バンが巣を構えていた。サギの仲間は、アオサギやダイサギ、コサギ、ゴイサギなどがいて、ティラピアの稚魚を狙っていた。
ムナグロ キアシシギ セイタカシギ アカアシシギ ヒバリシギ チュウジシギ アオサギ バン 2017年8月12日(旧暦では2017年6月21日)
金武の田んぼでアオアシシギに出会えました。 昨日のキアシシギ、アカアシシギ と合わせて3色の信号がそろった。^^
セイタカシギやムナグロも数羽ずつ入っていた。ヒバリシギとタカブシギは数え切れないくらい。アマサギも増えていた。
アオアシシギ アオアシシギ 水路にトンボが大量に集まって産卵していいた。アオアシシギはトンボの卵も食うのだろうか?
セイタカシギ ムナグロ ムナグロは、畔で休んでいる個体が多かった。疲れているようで渡ってきたばかりか?
2017年8月14日(旧暦では2017年6月23日)
エリグロアジサシとコアジサシの巣立ちビナというか幼鳥が海岸に何羽かいました。
自分で獲物を狩れるようでしたが、成功率は低いようで、まだまだ親鳥からも餌をもらっていました。
コアジサシ コアジサシ コアジサシの親鳥がボラの稚魚らしきのを捕まえてきた。
コアジサシ 子に与えると思いきや自分で食ってしまいました。^^;
エリグロアジサシ エリグロアジサシ エリグロアジサシ コアジサシ コアジサシ 2017年8月14日(旧暦では2017年6月23日)
秋の渡り鳥を見に沖縄本島南部の米須海岸へ行ってきました。コチドリ、シロチドリ、ダイゼン、ムナグロ、キョウジョシギ、キアシシギ、タカブシギ、イソシギ、トウネン、ヒバリシギなどがいました。
夕方には、ゴイサギがやってきてクロサギと餌場の取り合いをしていた。^^;
キョウジョシギ トウネン キアシシギ ヒバリシギ タカブシギ イソシギ シロチドリ コチドリ クロサギ / ゴイサギ クロサギ 2017年8月15日(旧暦では2017年6月24日)
那覇市と豊見城市にまたがる漫湖干潟になんと珍鳥ナンヨウショウビンが姿を見せました。沖縄野鳥の会の会長さんと沖縄南部自然を守る会の会員さんから情報を提供いただきました。ありがとうございます。
午前中は、饒波川からとよみ大橋まで2時間以上かけて歩きながら探したのですが、見つからず。途中、野鳥の会の会員さんとばったり会い、夕方のが出がいいですよとのアドバイスをいただき、出直すことにしました。
夕方は、とよみ大橋からの探索。沖縄本島初記録となるナンヨウショウビンを一目見ようと約10人ほどが集まっていました。
誰かに見つけてもらったナンヨウショウビンは、絶対に嫌だったので最初に見つけてやろうと目を皿のようにして探していると日没直前の午後6時48分に出ました!!
「居た!!」と言って万が一にもカワセミだったら恥ずかしので、息を整えてもう一度双眼鏡を覗くと完全にナンヨウショウビンでした。そこで初めて、沖縄野鳥の会会長さんに報告の上、皆さんに居たことを告げると全員で撮影会。
次はいつ見られるか分からないので、遠い、暗い、橋が揺れるの三重苦の厳しい条件の中、とりあえず写真に押さえようとシャッター音があたりに響き渡りました。^^
湿地のマングローブに止まったナンヨウショウビンは、キアシシギやコサギにアタックしていました。自分の縄張りだと主張しているかのようです。10分ほど、飛び回り、ほかの鳥を散々驚かしてから午後7時10分ごろにはマングローブの中に消えて行きました。
その後は、居合わせた皆さんと固い握手をしてナンヨウショウビンに会えたことを喜びました。^^
小笠原方面の台風の影響なのか今月上旬に名護市で2羽、北谷町で1羽のコアホウドリが迷い込んできているので、このナンヨウショウビンもその影響で沖縄本島までやってきてしまったのでしょうか。
ナンヨウショウビン この時が一番近かった。とっさに2倍のエクステンダを外し、橋の上から干潟にカメラを落とさないか心配しながら600mm手持ちでの撮影。
ブルーの背中が大変に美しいナンヨウショウビンです。
ナンヨウショウビン マングローブの枝にとまるナンヨウショウビン。お気に入りの枝のようで何度も止まっていた。
足が泥で汚れているのは、干潟に降りてカニを捕まえていたからでしょうか? 捕食シーンもぜひ見てみたいものです。
ナンヨウショウビン ナンヨウショウビンの美しい背中。橋の上からの撮影なので大型車が通るたびに橋が上下に揺れ、非常に撮影しづらかった。この写真もブレてしまっています。
ナンヨウショウビン ナンヨウショウビン もう少し背中側から見たかったのですが、とりあえず沖縄本島初記録のナンヨウショウビンが見られたことに感謝。
2017年8月16日(旧暦では2017年6月25日)
現場に着くとすでにナンヨウショウビンが餌取りにやってきていました。 昨日 に比べると距離が倍ぐらいあり遠い…。^^;
しかし、愛想よく獲物のカニなどをとったりして楽しませてくれました。
今月10日に発見されてから1週間がたちましたが、このナンヨウショウビンは、いつまで滞在してくれるのでしょうか。
漫湖水鳥・湿地センターへは、ナンヨウショウビンについて何件か問い合わせの電話があったそうです。漫湖水鳥・湿地センターへもぜひ立ち寄ってみてください。係の方は非常にフレンドリーで親切ですし、野鳥情報も聞けますよ。
ナンヨウショウビン 一番近くてもナンヨウショウビンまで、数十メートルは離れていました。
ナンヨウショウビン 今日は、こちらの木がお気に入りのようで何度か止まっていました。
ナンヨウショウビン 干潟に降りてはカニを捕まえていたナンヨウショウビン。素早く一瞬で仕留めるという感じではなく、いちど地面に降りてから出てきたカニを捕まえるような方法でした。
ナンヨウショウビン 上空を見つめるナンヨウショウビン。たまにツミが漫湖の上を飛んでいくので気になるようです。
ナンヨウショウビン ナンヨウショウビン 遠い、暗いでシャッタースピードが上がりませんが、ナンヨウショウビンの飛ぶ姿。
2017年8月22日(旧暦では2017年7月1日)
漫湖干潟でナンヨウショウビンの登場を待っているとリュウキュウヨシゴイが登場。以前よりかなり数を減らしているそうです。私も漫湖干潟で見たのは初めて。
秋の渡りのシギは、チュウシャクシギやキアシシギ、アカアシシギ、ソリハシシギが多くいます。アオアシシギは数羽。
肝心のナンヨウショウビンは出ませんでした。^^; 明日に期待。
リュウキュウヨシゴイ 満潮に向けて潮が満ちてきたらいつのまにかリュウキュウヨシゴイが現れました。
チュウシャクシギ チュウシャクシギをはじめ、漫湖干潟にやってくるシギたちは、カニをよく食べます。
アオアシシギ アオアシシギは、数羽の飛来。ほぼ冬羽に変わっているのか、白く目立つ個体でした。
2017年8月23日(二十四節気の処暑、旧暦では2017年7月2日)
きょうは、二十四節気の一つ処暑。シギやチドリの渡りが始まり、秋は着実に来ているのですが暑い一日でした。^^;
漫湖干潟では、1週間ぶりにナンヨウショウビンに会えました。きょうもとよみ大橋からの観察で遠かったですが、再び巡り会えてよかった。8月10日に発見されてから2週間がたちました。
「最後にナンヨウショウビンをもう一度見てみたい」と思っていましたが、いざ見つかるとまだまだいてほしいという気持ちになるものです。^^
久しぶりに沖縄本島のマスター(勝手に私が思っているだけ…。^^;)とも数カ月ぶりにフィールドで会うことができた。ジシギの識別の手助けになるようにと、マスター作の沖縄のジシギ写真集も頂いた。昨年も識別頑張ろうとして挫折していますが、今冬こそやるぞ!!
ナンヨウショウビン 遠いし、マングローブの影でしたが、再びナンヨウショウビンに会えました。
ナンヨウショウビン 嘴が泥で汚れています。干潟のカニをとっていたのでしょう。
2017年8月24日(旧暦では2017年7月3日)
帰宅途中、漫湖干潟に寄ってみました。きょうもナンヨウショウビンは、いつもの場所に登場。発見されてから15日が経ちました。漫湖干潟には、カニなどナンヨウショウビンの餌となる生き物がたくさんいるので、このまま越冬してくれたら嬉しいですね。
夕方になり現れたナンヨウショウビンは、餌取りなどの行動は見せてくれず、マングローブでまったりと過ごしていた。毎回のことですが、ナンヨウショウビンまでの距離があり、豆粒のようにしか写真には写らなかったので、超トリミングしています。^^; いつかは、もう少し近くで写真に収めたいものです。
ナンヨウショウビンは、しばらく美しい姿を堪能させてくれたのち、ねぐらをとっている林の中へ消えていった。
ナンヨウショウビン きょうのナンヨウショウビンは、マングローブの葉っぱをくわえたりして遊んでいた。
ナンヨウショウビン 黄色い葉がじゃまなのだろうか。くわえては引きちぎろうとしているようだ。
ナンヨウショウビン ナンヨウショウビンは、木のてっぺんで全身を見せてくれたのち、林の中へ消えていった。
2017年8月25日(旧暦では2017年7月4日)
ナンヨウショウビンは、次にいつ見られるか分からないので、きょうも見てきました。^^
昨日と同じ枝に現れましたが、枝が被ってよく見えない。しばらくすると対岸の一番遠い場所へ飛んでいってしまった。しばらく待つと元いた木の近くへ戻ってきましたが、枝が込み入った場所でやはり見難い。^^;
ナンヨウショウビン 昨日と同じ木に止まったナンヨウショウビン。枝が被らないようにとよみ橋の上を右へ左へ移動して撮影しました。^^;
ナンヨウショウビンは、ヒヨドリなどほかの鳥が嫌いなようで近くに来ると追い払っていた。
ナンヨウショウビン トリミングしないとこんなに遠いナンヨウショウビン。
2017年8月29日(旧暦では2017年7月8日)
田んぼには、ツバメチドリやウズラシギ、トウネン、ヒバリシギ、セイタカシギなどが入っていました。ジシギも数個体。
ツバメチドリは、20羽ほどの群れでした。ウズラシギは10羽程度です。
ジシギは、識別しようと粘りましたが尾羽を広げたところは見せてくれず…。^^; マスターからもらったジシギ識別用写真集を見比べて見ると体型や色合いからチュウジシギか?
ツバメチドリ ツバメチドリ ツバメチドリ ツバメチドリ ウズラシギ ウズラシギは10羽ほどが水路で餌取り。換羽中です。
トウネン ヒバリシギ ツバメチドリ セイタカシギ チュウジシギ チュウジシギ リュウキュウヨシゴイ 漫湖干潟のリュウキュウヨシゴイのメス。ナンヨウショウビンは現れなかった。