アカガシラサギが公園の池にやってきました。
昨年の9月からことしの5月までいたアカガシラサギ と同個体かもしれません。 このアカガシラサギは、本来なら夏羽に変わっていないといけない5月に、まだ冬羽をまとう換羽の遅い個体 でした。
そして、ほかのアカガシラサギが冬羽に変わっている中、やはり換羽が遅く、一部に冬羽が見えていますが、未だにほとんど夏羽で身を包んでいます。 1週間前に石垣島で見つけたアカガシラサギ は完全な冬羽でした。
水路には、ササゴイの幼鳥がいました。カイツブリやウを見ていたら上流の方からやってきて目の前を横切っていった。しかし、警戒心がとても強く、散歩の人が来るたびに右往左往していた。落ち着かない様子でしたが、ここで越冬するのだろうか。
未だに夏羽のアカガシラサギ。
石垣島の2日目は、前日の忘年会の酒が残っているといけないので10時ごろまでホテルでごろごろしていました。
今期の石垣島製糖工場は12月4日からサトウキビの受け入れが始まっており、それに合わせてサトウキビ農家は一斉にサトウキビの刈り取りを開始します。キビの機械刈りが始まるとハーベスターに驚いて畑から飛び出してくるネズミやカエル、昆虫などを狙ってカンムリワシやアマサギなどが畑の周りに集合します。今の時期や水稲の刈り取りの時期はカンムリワシの飛翔写真を撮る大チャンスです。
2日目は、あちこちでキビ刈りが行われており、カンムリワシも10個体以上観察しました。下の動画は、サトウキビを収穫するハーベスターとスプリンクラーの上で獲物を待つカンムリワシです。かなりやかましいハーベスターですが、餌に夢中なカンムリワシやサギたちには関係ないようです。
田んぼではカンムリワシ以外にもサシバやチョウゲンボウ、冬羽のアカガシラサギやタゲリ、シロハラクイナが獲物を求めて活動していました。諦めきれずにアオシギを探していると口元からグッピーがのぞくリュウキュウヨシゴイに出会いました。^^
石垣島シリーズ(12月10日〜11日)
石垣島でバードウオッチング(2日目)
牧草地のカンムリワシ。
久しぶりの金武です。タゲリの幼鳥が4羽いました。 9月に見つけた足環付きのアカアシシギ も滞在していました。
シギの数も減って、水路にまばらにいるだけ。ジシギは全てタシギでした。
ヒバリシギに混じってヨーロッパトウネンもいたほか、セイタカシギやアオアシシギ、クサシギなどが数羽ずつ。怪我をしているのか同じ場所から動かないオオバンがいた。
タゲリ第1回冬羽。全部で4羽いたけど、全て幼鳥でした。
石垣島でカンムリワシの成鳥、幼鳥とも見られました。カタグロトビも健在でしたが、今回は写真はなし。
初日のカンムリワシは、成鳥しか見られませんでしたが、2日目には複数羽の幼鳥を観察できました。やはり八重山に来たらカンムリワシは外せませんね。
カンムリワシの幼鳥は、縄張りを持っている成鳥と違い、毎年、現れる場所が変わります。今回も、石垣島の野鳥ガイド「スポッター」さんの案内でカンムリワシの幼鳥を何羽か見ることができました。毎回お世話になっており、感謝です。
シマアカモズはやはり、沖縄本島なんかより断然多かった。綺麗なオスの成鳥も複数羽撮影できた。
石垣島シリーズ(11月26日〜27日)
石垣島でバードウオッチング(ベニバト、色彩変異キジバトなど田んぼ編)
石垣島でバードウオッチング(カンムリワシ、シマアカモズ編)
石垣島でバードウオッチング(珍鳥ハイイロオウチュウ編/動画あり)
カンムリワシ幼鳥の急降下。ブレーキをかけ始めているので小翼羽がピンっと立っています。
キバラガラは、10月23日に初めて発見されて以来、確認例が増え、沖縄本島内の複数箇所に十数羽が飛来している模様。私もそれらしいところで探し出してやろうと南城市の海岸沿いのマツやモクマオウの防潮林などを探索していたら、溺死体と遭遇してしまいました。近くにいた釣り客が警察に電話すると警察関係車両と消防車両、救急車、ドクターヘリが来て大騒ぎになりました。
その場でバードウォッチングを続けるのもあれなんで、場所を移動していつもの公園で久しぶりにキバラガラに会ってきました。以前は、ほかの小鳥に混ざらずにキバラガラだけで行動していましたが、きょうは、メジロやシジュウカラ、コゲラと混群をつくりガジュマルやアコウの実を食っていました。場所もかなり移動していた。
同じ公園で、今季初のジョウビタキにも会えました。園内の池では、カワセミのオスとメスが求愛のような行動をとっていた。カワセミの求愛行動は見たことないのですが…。^^;
久しぶりのキバラガラ幼鳥。メジロやシジュウカラの群れに混ざっていた。体の大きさが小さいことと、鳴き声でなんとか探し出せますが、なかなか大変な作業でした。^^;
別の鳥を探していたら聞いたことのない鳥の声が松の木から聞こえてきました。双眼鏡でそれらしき枝を探してみるとキクイタダキが1羽で動き回っていた。キクイタダキは、初めて見ましたが聞きしに勝る小ささと落ち着きのなさ。^^;
大きさ的には、 先日のキバラガラ と同じぐらいの印象でした。両者ともちょこまか動きますが、キバラガラは松の実を足に挟んで食うときだけ止まっていました。
腕をだるくしながら飛び回るキクイタダキをなんとか撮影しました。キクイタダキは、松ぼっくりの隙間にくちばしを差し込んだりして小さなクモなどを捕まえていました。
渡りの途中で沖縄にやってくると思うのですが、この小さな体で大海を渡ってきたと思うと一種の畏怖の念すら抱きます。
キクイタダキは想像以上に小さくて撮影するのに疲れた。
午前中、少し具志干潟でバードウォッチング。昨日、3羽いたオニアジサシは1羽だけになっていました。対岸で見ていた友人の目の前にオニアジサシが降り、後で合流した時に写真を見せてもらうと昨日、くちばしに釣り糸が絡んだ個体でした。近くで撮られていたのではっきりと糸が見えたのですが、かなりひどく絡まっていて、足などが絡まったら衰弱死しそうな感じがします。
ズグロカモメも数を減らし6羽ほどでした。クロハラアジサシは30羽ほどでした。
ヒドリガモ9羽とハシビロガモ1羽の群れが空からやってきたのですが、着水しては飛行機の音に驚いて飛び回っていました。
ハヤブサは、今日も現れました。クロハラアジサシの群れに突っ込むそぶりを見せたのですが、脅かしただけ。
ミサゴやサシバ、カワセミも現れて今日も賑やかな干潟でした。
イスカが来ていると連絡をもらったのですが、結局見られずでツミのメスを久しぶりに見ただけに終わりました。ツミに驚いてイスカの群れはどこかへ行ってしまったのだろうか?
大きな体で見事にホバリングするミサゴ。
キバラガラ2羽が沖縄本島にやってきました。本島初記録で国内でも数例目だそうです。いつもジシギ識別のアドバイスをもらっているマスターが第一発見者です!! 23日に情報をもらっていたのですが、台風21号の影響で1日伸びた衆院選の開票があり、身動き取れず。翌日の24日、珍しく早起きして行ってきました。^^
今年は、ナンヨウショウビンといいキバラガラといい沖縄本島初記録の珍鳥が続きますねー。ちなみに最近、ナンヨウショウビンは姿を見せていません。まだどこかにいてくれると期待しています。^^;
キバラガラは、松ぼっくりに嘴を差し込み、松の実を取り出して器用に足に挟んで食ったり、小さな虫を捕まえては食っていました。木の上の方から降りてこないのとちょこちょこと素早く動くのでなかなか写真に収めにくい鳥です。キバラガラのサイズは、メジロより一回り小さいようです。
キバラガラの幼鳥。思った以上に黄色かった。成鳥ならもっと鮮やかなのだろうか。
オニアジサシを探しに干潟に行く400メートルほど離れた対岸にアジサシの姿が見えます。今年もオニアジサシやってきたなと思ったのですが、よく見てみるとどうもしっくりこない。カメラで撮影して拡大してみるとハシブトアジサシでした。昨年も同じ場所でハシブトアジサシが現れて翌日ぐらいにオニアジサシがやってきました。今年も間も無くオニアジサシがやってくるのを期待です。
アカエリヒレアシシギは、水面をくるくる回りながら餌探し。水浴びする姿も観察できたのですが、やはりこの姿も独特。小さくて地味なシギですがなかなかの存在感を放っていました。
ダイシャクシギも1羽いました。今年は、大型のシギは天気が良すぎたせいか沖縄で休憩せずにノンストップで渡っていったような感じですが、ここにきてやっと大型シギが見られました。^^
可愛らしい動きのアカエリヒレアシシギ。