日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年5月3日

春の渡りには少し遅く、バードウオッチャーもほとんどいない与那国島。鳥見が出来たのは、早朝の2時間と午後1時過ぎから土砂降りになる午後4時までの3時間ほどでしたが、個人的には春での出会いが初めてのアカハラダカとオウチュウが見られたほか、ブッポウソウやシベリアツメナガセキレイ、シベリアアオジ、タイワンハクセキレイ、サルハマシギ、オグロシギ、アカガシラサギなどが見られたのがよかった。

写真が撮れなかったのでは、サメビタキっぽい何かと小さめの不明トケンとコグンカンドリ、ミズナギドリの仲間、オオヨシキリ、コノハズクもしくはリュウキュウコノハズク、インドハッカ、ミフウズラ。声だけなのは、ヨタカとアカショウビンでした。

次回は、もっと早い時期に行って春の渡り鳥を探したいですね。

与那国島航路編

アカハラダカのオス第1回夏羽。腹に幼羽が数枚残っています。

2019年4月21日

海岸林でリュウキュウアカショウビンとリュウキュウアオバズクが営巣準備に入っていました。

アカショウビンは、求愛給餌をしたり朽ち木に巣穴を掘ったりしていました。アオバズクはカップルで同じ枝に仲良く止まっていた。おそらくこの2羽が止まっている正面にあった樹洞を巣にすると決めているのでしょう。

リュウキュウアカショウビンのオス。

2019年4月16日

近所の大浜海岸にオバシギ3羽が飛来していました。海岸を歩きながら貝などを捕まえると丸呑みにしていた。

近くにはオオメダイチドリやメダイチドリなどがちらほら。日替わりで鳥が入れ替わっているようで、数も多かったり少なかったり。

農耕地には、セキレイの仲間やシマアカモズがいます。春の渡りのセキレイたちは増減が激しいです。

家の目の前が海岸なのに石垣島に帰ってきてから仕事が忙しくてなかなか時間を割いて鳥を見ることができません…。^^;

冬羽から夏羽に変わりつつあるオバシギたち。

2019年4月14日

鳴き声はもちろん、姿も毎日のように見ることができるようになったリュウキュウアカショウビン。海岸林や公園、林道などで会えます。自宅のベランダからも毎朝のようにアカショウビンの姿を拝むことができます。

カンムリワシは、繁殖期序盤で抱卵に入っていると思われますが、それでも成鳥、幼鳥ともにコンスタントに見られています。この日は、田んぼと林道でカンムリワシの成鳥と幼鳥を見ました。幼鳥といっても白い幼鳥羽が成鳥の羽に変わりつつある個体でした。

木の陰にリュウキュウアカショウビンの姿がありました。緑の中で美しいですね。

2019年4月14日

先日、入ったミヤマホオジロはまだ滞在中でした。天気がイマイチなので渡りたくないのかどうなのか。芝生で餌をとっていました。すぐ近くにコホオアカも入ったのですが、なかなか警戒心が強く、撮影できず断念…。

石垣島の春の渡りはまだまだ続きますので、次は何が現れるか楽しみで仕事が手につきません。^^;

芝生に生える草の種をついばもうと背伸びするミヤマホオジロ。

2019年4月11日

今日の石垣島は4月としては観測史上最高気温の31.1度を記録し真夏日でした。そんな中、3月下旬から八重山に繁殖のためやってくるリュウキュウアカショウビンがここへきて一気に増えたようです。

石垣島北部の海岸林では3羽のリュウキュウアカショウビンが盛んに鳴き交わしていました。 先日も同じ場所のアカショウビンを撮っている のですが、やはり美しく撮りたいので、いくつかある止まり木の中でも一番背景がいい場所で待ち構えていると数分後には現れました。^^ あまりにも早く現れたので手持ちでの撮影になってしまいましたが、強引に動画まで撮影。ぶれぶれですがなんとか写真とともに撮ることができました。それにしても沖縄本島に比べると石垣島というか八重山のアカショウビンの多いことをここ数日であらためて感じました。

本土のアカショウビンとは違う(と言われている)リュウキュウアカショウビンのさえずりの動画も掲載しますので違いを確認してみてください。^^

暑さを避けるようにオオハマボウの大きな葉の下でさえずるリュウキュウアカショウビン。おそらくオスと思われます。

2019年4月6日

仕事の合間に石垣島のバードウオッチングポイントを回ってみるとリュウキュウアカショウビンやシベリアアオジ、クロツラヘラサギ、ムラサキサギ、ホウロクシギ、シマアカモズに会えました。

アカショウビンはすでにペアになっていて2羽で巣穴掘りをしていました。シマアカモズは6個体ほど確認しました。ムラサキサギも牧草地やサトウキビ畑で数個体確認できました。

シベリアアオジは草むらの中にいてなかなか出てきませんでした。磯辺川の河口にはクロツラヘラサギは5羽。先日までは4羽だったそうでいつの間にか1羽増えていました。クロツラヘラサギを見ているいとホウロクシギが横切っていきました。

アカショウビンはペアで巣穴掘りをしていました。この個体はおそらくメス。

2019年4月5日

引越しの搬入も終わり、5日より本社で仕事に復帰。2本の取材の合間に鳥を探してみるとなんと石垣島で16年ぶり2例目となるミヤマヒタキを見つけてしまいました!! (沖縄タイムスで石垣島初記録と報道がありますがあれは間違いです)

すぐさま石垣島の師匠の石垣島BIRD観察さんと野鳥ガイドのスポッターさんへ連絡。貴重なミヤマヒタキに帰島していきなり出会えるとは幸運でしたが、引越しの荷物に紛れて三脚を忘れて手持ちで撮影。ミヤマヒタキは抜けるのが早いと有名ですが、明日もいるかなー?

近くには、警戒心のめちゃくちゃ強い夏羽が美しいニシオジロビタキがいましたが、こちらは姿は見えども撮影は叶わずでした。石垣島をはじめ八重山は4月に入り、小鳥の渡りも活発になっているようです。

今なら野鳥ガイドのスポッターさんがミヤマヒタキ見せてくれますよ!! (スポッターさんは商売っ気がないので私が勝手に宣伝しておきます。^^)

ミヤマヒタキを見てしまって運を使い果たしたからか、その後のアカショウビンやヤツガシラには出会えませんでした…。^^; ヤツガシラは沖縄本島で散々見たし、アカショウビンはこれから嫌というほど見られるのでまぁいっか。

小さくて可愛らしいミヤマヒタキ。石垣島での記録は16年ぶり2例目で撮影されたのは今回が初めてとなりました。

2019年3月27日

なんと今季11羽目となるヤツガシラが現れました!! 金武町の伊芸地区で3月11日に今季初となるヤツガシラ を見つけてから16日間で南部の糸満市から北部の国頭村まであちこちで観察撮影することができました。^^ 鳥仲間が見つけた個体を合わすと14羽のヤツガシラが沖縄本島で確認されました。

どこの個体も3日以内には抜けてしまいました。春の渡りはヤツガシラに限らず動きが早いですね。

ここには 昨年末から越冬しているニシオジロビタキ がいますが、今日はヤツガシラにつきまとって採餌していました。ヤツガシラが餌探しで地面を突いたりして驚き出て来た虫でも狙っているのか?

砂浴びをしたり、餌となる昆虫を捕まえたりしていたヤツガシラ。

2019年3月27日

1月7日に最後の確認をしていたニシオジロビタキ はまだいました。約80日ぶりの再会となりました。ニシオジロビタキは、 昨年の12月21日に発見 してから少なくとも3カ月間は、同じ公園で逗留していることになります。

今日は 同じ場所に現れたヤツガシラ の近くで餌探ししていました。ヤツガシラが地面を突くと出てくる小さな虫でも食っているんでしょうか? そんな行動でした。

とっくに北上して行ったと思っていたニシオジロビタキだけど、まだいたんですねー。^^

冬羽から夏羽に変わり多少、羽衣の色合いも変化したような気がします。

2019年3月27日

先週のソリハシセイタカシギとコアオアシシギ はまだ三角池に滞在していました。滞在12日目。

沖縄では珍しいヨシガモも1羽入っていました。ほかにはアオアシシギが10羽ほどにハシビロガモ、オオバンなど。コガモはメスのみが10羽ほど滞在中。

滞在12日目のソリハシセイタカシギ。春にしては長めの立ち寄り。

2019年3月26日

ヤツガシラ3羽を農耕地で発見しました。遠くを飛び去る個体を入れると4羽。これで沖縄本島でのヤツガシラは今季10羽確認したことになります。

沖縄本島に赴任してきて3年目。1、2年目は全く見つからなかったヤツガシラは、今年は南部から北部まで各地で見つけられました。当たり年なのか今まで探す場所が悪かったのか…。

芝生の上でポーズを決めてくれたヤツガシラ。

2019年3月26日

ギンムクドリとツグミを確認しました。ギンムクドリは、カラムクドリやコムクドリに比べると少ないです。

同じゴルフ場に沖縄本島では珍しいツグミもいました。石垣島など八重山地方にはそれなりの数が越冬しますが、沖縄本島でツグミは渡りの季節にごく少数を確認するのみです。

ほかのツグミの仲間も期待したのですが、この1羽だけでした。

ギンムクドリのオス。

2019年3月26日

あちこちでリュウキュウツバメが巣作りに励んでいます。

2羽のリュウキュウツバメが田んぼで泥を集めると近くの道の駅ゆいゆい国頭の建物へ運んでいた。

どちらがオスでどちらがメスか分かりませんが、2羽で泥を集めては同じ場所へ運んでいました。

2019年3月26日

越冬ヤマシギの様子を見てきました。 先日の7羽 から数を減らし、今回は3羽のみの確認でした。

田んぼのゴイサギはあんなにたくさんいたのに、見つかったのは幼鳥1羽のみでした。沖縄本島で近年、繁殖する個体も増えていますが、いなくなったのは春の渡り組だったのかもしれません。

ほかにはアオバズク2羽とタゲリ、アオアシシギ、セイタカシギ、カルガモなどを夜の田んぼで観察できました。

芝生で採餌していたヤマシギ。3羽で移動しながら土中の獲物を探し出していた。

2019年3月19日

5日前にヤツガシラ が入った公園に再びヤツガシラが現れました。前回の写真と見比べてみると明らかに別個体。今年はヤツガシラの当たり年なのか、南部の狭い範囲で4羽も確認されています。

今回入ったヤツガシラも前回の個体と全く同じ場所で採餌していました。私たちには分からない何かを感じて虫が多い場所を探し当てる能力があるのでしょうかね。不思議です。

今回のヤツガシラは冠羽の先端がボロボロになっています。先日の個体は全くきれいな状態だったので別個体と思われます。

2019年3月19日

今にも降り出しそうな天気でしたが、米須海岸に出向くとシマアジがいました。

シマアジはオスとメスがいたのですが、ハヤブサが現れ、干潮でただでさえカモまで距離があるのにさらに遠くへ追いやってくれました…。^^; アメリカヒドリっぽいのもいたのに遠いのと雨が降り出したのでそれ以上探すのを諦めました。

シマアジのほかには、オカヨシガモやオナガガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモなどが数は少なくなりましたが滞在中です。

シマアジのオス。

2019年3月16日

数日前に漫湖に入っていたソリハシセイタカシギですが、その後、行方不明になって見られませんでした。そろそろだなと思っていたら、今朝、三角池に入りました。^^

ソリハシセイタカシギは昨年の12月に2羽 が三角池に入ったので見ているのですが、春の渡りのシーズンの出会いは数年ぶりでした。

コアオアシシギも今季初確認。夏羽に変わった個体が1羽いました。

三角池は、アオアシシギが20羽ほどいました。カモ類やセイタカシギ、タシギ、オオバンは数を減らしていた。クロツラヘラサギは15羽が岸で休んでいました。

黒色部の一部が褐色を帯びて、くちばしが短く上にきつく反っているので若い個体のメスかな。微妙で難しいですね。^^;

2019年3月16日

いつも3羽のヤマシギがいたポイントで7羽を確認できました。春の渡りの移動個体が入ったのか? それとも今までいたけど気づかなかっただけか? 先日は1羽だけ だったんですけどね。^^; 後日、確認が必要だなー。

芝生広場にいたヤマシギ。

2019年3月15日

今季初のツバメチドリを確認しました。雨覆に多少冬羽が残っていますが、ほとんど夏羽になり美しい個体です。芝生の広場で小さな虫を捕まえていました。ツバメチドリはこれからどんどん増えるでしょう。

ツバメチドリと同じ芝生にタイワンハクセキレイが数羽のハクセキレイと群れていました。

小さな公園には、若いシマアカモズが1羽。越冬しているシロハラやウグイスもまだ残っています。越冬組を尻目にイソヒヨドリは巣材を集めて東屋に巣を作っていました。メスが巣材を運び、オスは近くで見張り番をしたりメスの姿が見えなくなると呼び戻すかのように美しい声でさえずっていました。

ほぼ夏羽となったツバメチドリ。