2015年6月1日(旧暦では2015年4月15日)
アオバズクとコノハズクが営巣していました。コノハズクはかなり厳しいところに止まっていました…。^^;
アオバズクはオスが巣を見張っていました。カラスが近づこうものならアオバズクの激しいスクランブルに遭っていました。途中、スコールがあり、見晴らしのいい場所で羽を乾かしているようでした。
リュウキュウアオバズク
アオバズクの頭に蚊が止まっています。私の周りも蚊がたくさん舞っていましたが、虫除けスプレーをしていたのでほとんど刺されませんでした。
リュウキュウアオバズク
羽を乾かしてブルブルっとやっていました。ここのアオバズクは非常に気性が荒く、カラスもかなりやられて懲りているようで、こんなに見晴らしのいい場所に止まってもカラスが全く寄ってきません。昨年の巣立ちの時は、カラスの巣立ちビナがここのアオバズクの縄張りに入ってしまって、アオバズクのオス1羽でカラス5羽を撃退していました。^^;
リュウキュウコノハズク
コノハズクはなんとか見つけられたのですが、どーやっても写真は撮れず…。^^;
うまいこと隠れるものです。
リュウキュウアオバズク
ペリットを吐き出しました。アオドウガネの羽らしきものが混じっていました。
リュウキュウアオバズク
2015年6月5日(旧暦では2015年4月19日)
今日見てきた巣では、アカショウビンが抱卵していました。巣立ちは7月初旬だと思われます。
アカショウビンは他のペアもほとんど抱卵に入っているようで、見かけるのはオスが多いです。コノハズク、アオバズクも同じような状況。
リュウキュウアカショウビン
お気に入りの木で休むアカショウビンのオス。メスは抱卵しているのでしょう。
リュウキュウアカショウビン
こちらもアカショウビンのオス。上に何かあるようでしきりに気にしていました。
2015年6月6日(二十四節気の芒種、旧暦では2015年4月20日)
川べりの枯れ木でクロハラアジサシの群れが休んでいました。ハジロクロハラアジサシは今日はいませんでした。^^;
クロハラアジサシ
後から来たクロハラアジサシが羽づくろいしている個体を蹴落としていました。
クロハラアジサシ
2015年6月7日(旧暦では2015年4月21日)
クロサギ、エリグロアジサシを見ていると、5羽ぐらい大きなアジサシが見えたので移動してみるとオオアジサシが5羽ほどいました。車海老養殖場でエビを捕まえていました。
車内からしばらく観察していると、何やら大きな鳥影が。最初は、アオサギか何かが近づいてくると見ていたんですが、なんとコグンカンドリでした。^^
コグンカンドリ
上昇気流に乗りながら悠々とこちらにやってきたコグンカンドリ。ちょっと不気味で不吉な予感さえします…。^^;
コグンカンドリ
でかい…。図鑑によると翼開長180センチ以上らしい。
オオアジサシ
オオアジサシも車海老養殖場の上を悠然と飛びながら獲物探し。
オオアジサシ
見事、車海老をゲット。養殖場のひと曰く、捕まるエビは弱ったやつなので取られても問題とのこと。
エリグロアジサシ
エリグロアジサシのコロニー。5ペアほどがいました。
クロサギ
クロサギ
2015年6月10日(旧暦では2015年4月24日)
仕事の合間に大浜海岸に行きましたが、潮があまり引いておらずシギチほとんどおらずシロチドリとキョウジョシギぐらい。ほかは、エリグロアジサシが水浴びをしていたり、コアジサシが5羽ほど休憩したりしていました。
エリグロアジサシ
エリグロアジサシ
シロチドリ
2015年6月10日(旧暦では2015年4月24日)
リュウキュウアカショウビンはどこも抱卵中。現在、5巣ほど観察中。
友達のコーヒー農園のアカショウビンが営巣中で、かなり大きく成長して巣立ちも近いとのことなので、明日は、午前中からブラインドに入ります。^^
リュウキュウアカショウビン
餌をとっても巣に持っていかないので、まだヒナは孵っていない模様。
リュウキュウアカショウビン
水浴びをしていたのですが、犬のリードも付けずに散歩するひとが来てどこかへ行ってしまった…。
2015年6月10日(旧暦では2015年4月24日)
石垣島のフクロウの仲間も順調に営巣中です。アオバズクはアカショウビンの巣を観察していたらなんと頭上にやってきました。^^; こちらも、どこか近くで営巣しているのでしょう。アオバズクの営巣は3巣観察中。
コノハズクは、4巣ほど観察中です。7月下旬頃には巣立ちでしょうか。2枚目のコノハズクは思いもよらぬ明るい場所に止まっていてびっくり。^^;
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
目の前に止まっていてびっくり。しばらく観察、撮影しましたが非常にリラックスしている様子が伺えます。
リュウキュウアオバズク
頭上に現れたアオバズク。スコール直後だったので、羽でも乾かしに来たのでしょうか?
つい先日も同じようなシーン にめぐり合っています。
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
コノハズクの涼しげな横顔。アオバズクもコノハズクも表情豊かです。
リュウキュウコノハズク
笑ったような顔で目を閉じているときは、本当にリラックスして寝ています。一直線に目を閉じているときは実は警戒して薄目でこちらを見ているのです。
2015年6月11日(旧暦では2015年4月25日)
コノハズクの新しい巣を発見しました。メスが抱卵しているのが小さな巣穴から見えました。また、 昨日のアオバズク は、たまたま出てきたのではなく、この近くで営巣しているようです。昨日と同じ木に止まっていました。
リュウキュウアオバズク
アオバズクがセンダンの木に止まっていました。どの木が営巣木かは不明。
リュウキュウコノハズク
コノハズクの新規営巣木を見つけました。近くでは、オスが見張りをしています。小首を傾げて可愛いですね。でも、カラスが近ずくと猛アタックして追い払っていました。
リュウキュウコノハズク
双眼鏡をぶら下げて、防風林を歩いていると何やら視線を感じました。小さな巣穴からコノハズクのメスが見えました。まだ、抱卵しているようですね。
2015年6月11日(旧暦では2015年4月25日)
午前中、友達のコーヒー農園のヤエヤマヤシに作ったアカショウビンの巣を確認してきました。非常に浅い巣でした。まだ、ヒナは孵化していないようです。今季のアカショウビンの巣は、とても観察しやすいところが多いです。
アカショウビンの巣の確認後、サンコウチョウがいつもウロウロしている所があるというので、師匠と見てきました。たしかに、サンコウチョウのオスとメスが数十分に1度少し開けた場所に出てきます。ある時、オスの動きを目で追うと巣に座ったようです。師匠が「あった」というので、双眼鏡で覗くとたしかに巣にオスが座っていました。^^
リュウキュウサンコウチョウ
巣に座るオスのサンコウチョウ。尾羽が大きくはみ出しています。
リュウキュウサンコウチョウ
途中で、メスに交代しました。餌を運ばないので、ヒナはまだ孵化していないようです。
リュウキュウサンコウチョウ
オスのサンコウチョウはなかなか全身が写真に入る所までは出てきませんでした。
2015年6月14日(旧暦では2015年4月28日)
バンナ公園は色々な野鳥が観察できます。
きょうは、ハーリーの練習の前に4時間ほどバンナ公園にて観察、撮影をしてきました。新たに、ツミの営巣も見つけました。^^
リュウキュウツミ
ツミのオスが、獲物を狙う木です。ここから数十メートルのところに巣もありました。まだ、これからのようです。
リュウキュウコノハズク
こんな目立つ所にコノハズクが!! 巣立ちでもしたヒナを見守っているのでしょうか?
リュウキュウコノハズク
枝に嘴をこすりつけて掃除。間抜けな顔が可愛らしいですね。
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
リュウキュウアオバズク
リュウキュウコノハズク
コノハズクは表情豊か。きょうは、妙に昼間から活発で、餌なども捕らえていました。
リュウキュウアカショウビン
アカショウビンも一部の巣ではヒナが孵化しているようで、親鳥の餌運びが見られました。
2015年6月17日(旧暦では2015年5月2日)
久しぶりに嵩田林道のカンムリワシのペアがいました。子育て真っ只中のはずなんだけど、オスもメスもいるってことは営巣失敗したのかなー?
カンムリワシ
右足付近に何か引っかかっているのかと思ったら、クモの巣が反射しているだけでした。^^;
2015年6月18日(旧暦では2015年5月3日)
コノハズクのヒナも順調に大きく育っているようで、きょうは、メスのコノハズクが巣の外に追いやられていました。
昨年もここのメスは 6月18日に外へ追いやられている のを確認しています。昨年と同じタイミングだと 7月4日ごろに巣立ち完了 かな。
リュウキュウコノハズク
メスが外にいました。ヒナが大きくなって巣から追い出されたと思われます。
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
こちらのコノハズクのヒナはまだ小さいようです。夜になってもメスは巣から出ませんでした。
リュウキュウコノハズク
上のコノハズクとペアのオス。昼間は、巣の正面の木に止まって見張りをしています。
2015年6月19日(旧暦では2015年5月4日)
今日は、旧暦の5月4日のユッカヌヒーでハーリー大会がありました。とても暑い一日で、林道を少し歩くだけで汗だくでした…。アオバズク、コノハズク、アカショウビン、サンコウチョウなど順調に子育てが進んでいます。
リュウキュウコノハズク
ここの営巣のコノハズクのメスは初めて見ました。どこの営巣のコノハズクもヒナが大きくなって追い出されつつあります。ここのペアの オスは、赤みが強い個体 なので、個体の区別は容易にできます。
リュウキュウアオバズク
アオバズクはいつもとは少し違う木で見張りをしていました。ここのペアは今年初観察なので、何日ごろに巣立つか見当がつきませんので鳥友たちと毎日チェックです。
リュウキュウコノハズク
2015年6月22日(二十四節気の夏至、旧暦では2015年5月7日)
毎年ほぼ同じ日に巣立つアオバズクの2営巣地を見てきました。やはり今年も昨年とほぼ同日の巣立ちでした。
ヒナの成長具合からみると、巣立ちして2日ほどたっているようです。
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
子どもを見守るアオバズクのメス。ここのメスの特徴は、左目の瞳孔から虹彩への滲みが大きいことで区別ができます。
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
上の巣立ち雛のオス親。この個体は、メスに比べるとかなり小柄な感じで見分けがつきやすいです。
リュウキュウアオバズク
メス親。羽毛がかなりぼろぼろで、子育ての大変さがうかがえます。
2015年6月26日(旧暦では2015年5月11日)
きょうは、 ミュージシャンのiora たちと探鳥してきました。^^ 彼らの曲は野鳥や自然を題材にしたものがとっても多いです。
いつも藪の奥の方に止まっているコノハズクが、なぜか開けた場所にいました。
リュウキュウコノハズク
2015年6月27日(旧暦では2015年5月12日)
今季初撮影のアカショウビンの巣立ちです。いくつかあるうちの一つの営巣をブラインドに入って撮影していたら、「巣立ちそうだよ」との連絡があり、ブラインドはその場に立てたまま、三脚とカメラを持って現地へ移動。数分で着いたのですが、すでに1羽目は巣立っていました。現地に着いて50分後に2羽目が巣立ちました。^^
3羽目の巣立ちも見たかったのですが、夕方から竹富島へライブを見に行くので後ろ髪を引かれつつ撤収しました。
リュウキュウアカショウビン
炎天下で待った甲斐がありました。かわいいかわいいアカショウビンの巣立ちです。^^
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
植え込みに着地しました。まだ赤くないアカショウビンです。^^
リュウキュウアカショウビン
親鳥がリュウキュウクマゼミを持ってきました。ここのペアはクマゼミばかり持ってきます。^^;
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
こちらのヒナの巣立ちは後すこしかかりそうです。巣穴からは2羽の嘴が見えました。
リュウキュウアカショウビン
2015年6月28日(旧暦では2015年5月13日)
コノハズクの新しい営巣木を見つけました。ヒナは2羽でまもなく巣立ちそうです。^^
24-70mmと70-200mmしか持っていかなかったので、遠かったー。^^;
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
上のコノハズクとペア。メスかなー? 超々トリミング。^^;
2015年6月28日(旧暦では2015年5月13日)
ここのコノハズクの営巣木は以前から謎でしたが、やっと本日判明しました。なんと、東屋の支柱のジョイント内に2羽のヒナが育っていました。あと5〜7日で巣立ちそうです。師匠にも観察力勝ちだねと褒められました。^^ しかし、こんな小さな隙間でもコノハズクは入れるのかって場所でした。
昨日に引き続きの営巣木の発見でした。^^
リュウキュウコノハズク
なぜこんなに目立つところにいるのかみなの間で不思議がられていたコノハズク。^^
2015年6月28日(旧暦では2015年5月13日)
久しぶりにサンコウチョウの営巣を確認がてら撮影してきました。ヒナは4羽いるようです。あと3日ほどで巣立つでしょう。
リュウキュウサンコウチョウ
ここのサンコウチョウのオスは比較的子育てに協力的で、ヒナたちの餌をメスと同じぐらいの頻度で運んできます。ふつーは、オスは外敵の排除でメスは餌運びをメインの仕事にしています。
リュウキュウサンコウチョウ
メスのサンコウチョウは奥の枝に止まることが多くて撮りにくいです。
リュウキュウサンコウチョウ
長い尾羽は隠れてしまいましたが、背景のグリーンが美しく意外とお気に入りの写真となりました。^^
2015年6月30日(旧暦では2015年5月15日)
きょうは、写真家の深澤さんと野鳥撮影に行ってきました。写真集も間も無く出版されます。八重山の自然を題材にしたもので、ゲラ刷りを見せていただきましたが、とても良い写真集に仕上がると思いました。^^
アカショウビンの巣の中でヒナ同士がケンカする声や、巣立ち寸前の独特な鳴き声が聞こえるようになってきたので、明日ぐらいには巣立ちそうです。
サンコウチョウのヒナ4羽も順調に育っています。こちらももう直ぐ巣立ちます。
リュウキュウアカショウビン
ここのアカショウビンのペアは、バッタを持ってくることが多いです。今のところクマゼミはゼロ。
リュウキュウアカショウビン
餌運びに忙しいアカショウビンの親鳥。20分に1度ぐらいの頻度で持ってきます。
リュウキュウサンコウチョウ
サンコウチョウの巣の外から4羽のヒナがしっかり見えるようになりました。頻繁に餌を運んできますが、きょうは13時をすぎたあたりからぱたっとやめてしまいました。