日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年12月7日

公園にツグミが複数羽入ったり、田んぼや畑ではシロハラやアカハラも増えています。トラツグミも複数羽入って、林道でも見つけたのですが警戒心強すぎて撮れない。^^;

ハクセキレイは少なめ、ツメナガセキレイやタヒバリの仲間は島内を群れで移動しているようで増えたり減ったり。ツメナガセキレイの群れの中で変わり種も探したいのですが、雨が強くて根気が続かない…。

スズメは寒くなるにつれ、群れがどんどん大きく膨れ上がっています。

今季初のツグミ。成鳥のオス。公園に複数羽。

2019年12月6日

越冬するジシギはほとんどタシギで、たまにチュウジシギが見つかる程度です。ハリオシギの越冬は見つかりませんねー。^^;

タシギは、ここ数日、雨が降る天気なので出会いが多いのですが、全て幼鳥。成鳥はどこいったの? ^^;

第1回冬羽に変わるこの頃から成鳥と幼鳥の見分けが難しくなります。摩耗した雨覆から第1回冬羽でしょうか。

2019年11月25日

暗色型サシバは順調に越冬中。今年も春までは滞在でしょう。

ギンムクドリが数日前から入り出し、バライロムクドリ、カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリと合わせてムクドリの仲間6種が揃い踏みです。みな越冬するので冬の間は楽しめそう。特に幼鳥で渡ってきたバライロムクドリ2羽は換羽が進んでいくのが楽しみですね。

暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在。今年もそれぐらいまではいてくれるでしょう。

2019年11月21日

警戒心の強いアオシギですが、気配を消して待っていたら長いことかかりましたが、近くまで来てくれました!! 強風が吹いて雨も降っていたのが警戒心を解くのに良かったと思われます。しかし、シャッターを切ったら音を警戒して遠ざかってしまった…。やっぱりジシギはいいですねー。

アオシギはまだ滞在2日目ですが、すでに越冬を期待しています。^^

ブワッとふくらんだアオシギ。

2019年11月21日

ツメナガセキレイの大群の中にキガシラセキレイが少なくとも5羽。あまりに数が多く、群れがとなりあった田んぼ2枚に分かれてしまっているので、鳥友と手分けして確認しました。その結果、友人が3羽、私が2羽撮影できました。

全て第1回冬羽なのですが、ちょっと違和感があります。今まで見てきたキガシラセキレイの第1回冬羽はもっと抜けた灰色で今回はわずかながら褐色が入っているような気がします。

キガシラセキレイの亜種は世界に2亜種(もしくは3亜種)おり、いつものキガシラセキレイより西に分布する亜種がこれに近いそうです。

キガシラセキレイ第1回冬羽。肩に1枚オリーブ色がかった羽が出ています。

2019年11月19日

アオシギ飛来!! 本土でもアオシギが各地で確認されていますが、石垣島にも入りました!!

ジシギ類の中で最も好きな種です。アオシギかっこいいなー。^^

アオシギは、アカアシシギやクサシギと一緒に水場で餌を取っていました。願わくばもっといい条件で撮影しなおしたいので越冬してくれることを願っています。

あちこちの田んぼにはタゲリがいます。ほとんどが幼鳥。

アトリは、農地の通行量が少ない道路で餌をとっていた。1羽だけで寂しそうな個体でした。

リラックス中のアオシギ。警戒心が強いからこれ以上は寄れない。それにしてもいい鳥だ。

2019年11月17日

石垣島では非常に珍しいモズ を先日見つけましたが、今日は今季2羽目となるモズを見つけてしまいました。本土のモズに比べると過眼線の色がずいぶん淡く感じるのですが、大陸からやってきた可能性もありますね。

前回の記事で「沖縄では次はいつ見られるか分かりません」とか書いていますが、1カ月を待たずして見つかりました…。でも、沖縄ではかなり稀なのは間違いありません。

前回は、オスの成鳥でしたが、今回はメスの成鳥です。

モズの成鳥メス。前回見つけたオスと同じ体型ですね。

2019年11月17日

カンムリワシに煽られて姿を消していたヒシクイ2羽 を別の田んぼで再発見しました。刈り取りが終わった田んぼの端っこでじっとしていた。ちなみに一緒にいたサカツラガンも他の田んぼへ移動しました。いろいろストレスがあったからなー。

ヒシクイは別の田んぼに移動。一緒にいたサカツラガンも別の田んぼに移動しました。

2019年11月16日

11月11日に石垣島に3羽飛来したサカツラガン でしたが、5日目にしていなくなり、別の田んぼで1羽だけ確認されていました。しかし、今朝になってみると元の田んぼに1羽増えて4羽となったサカツラガンにヒシクイ2羽が追加されていました。オオヒシクイと聞いていましたが、これはヒシクイですね。^^; 夜のうちに合流して戻ってきたのかな?

サカツラガン、ヒシクイともに全て成鳥のようです。

遠巻きにしばらく観察しているとなぜかヒシクイ2羽が飛び立ちました。写真にも写っていますが、カンムリワシに驚いたようでそのまま東の空へ消えてしまいました。

サカツラガンもつられて1羽が飛んだのですが、数日滞在の残り3羽はカンムリワシは襲わないと知ってかしらずか飛ばずで結局4羽全てが残りました。

左の2羽がヒシクイで右の4羽がサカツラガン。

2019年11月14日

最近、石垣島内ではノスリが多く観察されていますが、どれも本土で繁殖するノスリではなく、大陸から渡ってきた亜種のノスリのようです。 先日のハヤブサ幼鳥 も大陸から渡ってきたと思われる個体でした。違和感を覚える個体ですが、オオノスリでもケアシノスリでもありません…。^^;

今年は、 サカツラガンレンカク も滞在中で大陸からのお客さんが多い石垣島です。

昨年はハイタカが多い年でしたが、今年はチョウゲンボウの飛来が大変多いです。

大陸からやってきたノスリ幼鳥。越冬するのか、さらに南下するのか。

2019年11月13日

今季初のヘラサギがクロツラヘラサギとともに飛来しました。コサギ、クロツラヘラサギと並ぶとヘラサギの大きさが一段と目立っていました。

クロツラヘラサギがかなり若い個体で不安なのかヘラサギについて回るのですが、あまりヘラサギに近づき過ぎるとしかられていました。^^ それでもヘラサギが飛び立つとクロツラヘラサギも飛び立ってついて行っていました。

若い個体のヘラサギ。

2019年11月12日

ジャワアカガシラサギを見ていると師匠から連絡が。サカツラガン3羽が田んぼに入ったとのこと。ジャワアカガシラサギの写真は諦めて現場に急行すると全て成鳥のサカツラガンが水を張った田んぼで休んでいました。

サカツラガンは草を食ったり羽繕いをしたりリラックスした様子で、ウオーキングの人やバイクが通っても首を伸ばす程度で逃げたりするようなことはありません。

しばらく見ていると代掻きしたエリアへ移動し、草を無心に食んでいました。

今年の石垣島は レンカクが既に9羽 確認されたり、 大陸からと思われるハヤブサ がいたり、サカツラガンが3羽もやってきたり、大陸系の特徴を持ったノスリの小さな群れが観察されたりと大陸からの中継組が多く観察されています。粟国島にはインドガンが3羽、沖縄本島にはキバラガラが飛来しました。今後も大陸からの変なのが入らないか気が抜けません。^^

田んぼに現れたサカツラガン。

2019年11月12日

石垣島2年目の暗色型サシバ。昨年は3月まで滞在したので今年も越冬中は楽しませてくれそうです。

草刈り、浚渫された水路に虹彩が暗色のズグロミゾゴイがいました。人に慣れすぎな個体なので事故などが心配。

かっこいいブラックサシバがこっちに来た!! ピントが甘いけど警戒心が強い暗色型サシバの貴重なショットなので…。^^;

2019年11月11日

サカツラガンを見ていると近くにくちばしの妙に長いシロチドリを発見。双眼鏡で覗いてみると猛禽類のようにくちばしの先端が湾曲していました。

世界的にウイルスによる野鳥のくちばしの変形が問題視されていると言う記事がナショナルジオグラフィックに載っていた。奇形は「鳥ケラチン障害」と言うらしいがこのシロチドリの変形もそれが原因なのだろうか?

今季のハマシギは飛来が多く、田んぼや水路、海岸などで観察できます。

シロチドリ第1回冬羽。これぐらいの変形なら餌も取れると思うけど、進行したら厳しいですね。

2019年11月10日

子どもの昼寝のドライブ中に、毎年、この時期になるとオニアジサシが入る河口を回ってみると3羽が砂浜で休んでいました。この3羽のオニアジサシたちは島の東と西の河口を行き来しているようです。

先日、田んぼで見つけた個体 と同じかどうかは不明。

美しい石垣島の海をバックに飛翔するオニアジサシ。

2019年11月8日

変なハヤブサがいました。ウスハヤブサかワキスジハヤブサの幼鳥かと思ったのですが、石垣島はあまりハヤブサの飛来が多くないのでハヤブサ経験が浅く難しいです。

この幼鳥のハヤブサは成鳥のハヤブサに縄張りから出ていくように攻撃されていました。明日にはいなくなってるだろうなー。

チョウゲンボウは島中で越冬してます。個体数が多いのでどこにでも現れます。

2019年11月10日追記

各方面の力を借りて検討したところ普通のハヤブサ幼鳥となりましたが、国内ではなく外国で生まれた個体の可能性が大です。国内産でこのような羽衣はいないようです。しかし、ハヤブサは世界中に分布して亜種も多いので大変です。

羽縁が美しいハヤブサの幼鳥。頭部の白い部分などウスハヤブサっぽいのですが、胸は淡色ではないのでふつーのハヤブサか。

2019年11月8日

昨日見つけた田んぼのレンカク2羽は遠すぎたので、本日、再度撮影し直してきました。警戒心はそれほど強くないので、車からじっと観察していると近くまで寄ってきてくれました。草むらの間を歩きながら小さな貝類や虫を捕まえているようでした。今季9羽目のレンカクとなりました。

レンカクを観察していると大きな白い影が上空から降りてきました。クロツラヘラサギです。田んぼをマイペースで歩き回りながらしゃもじのようなくちばしを左右に振り、水生生物を捕まえていました。

同じ田んぼには、越冬モードのウズラシギが1羽とハマシギが十数羽滞在中です。

レンカク幼鳥。第1回冬羽へ換羽中です。

2019年11月6日

昨年、幼鳥の時にやってきた暗色型のサシバ 。通称ブラックサシバが今年も同じ場所へ越冬のためやってきました。すっかり成鳥になった姿を見て安心。^^ 相変わらず警戒心は強いです。

午前中に見つけた時は、距離があったのでもう一度夕方に寄ってみると比較的近くに止まっていました。

沖縄本島には、少なくとも2羽の成鳥の暗色型サシバが越冬しているのですが、今年もそろそろやってきているのかもしれません。 南部の暗色型サシバ中部の暗色型サシバ

カラス2羽に絡まれる暗色型サシバ。ブラックサシバとは言え、カラスに比べると暗色ですね。