日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2018年6月22日

アオバズクの営巣二つをダメにした記録的な大雨が降ったのが6月16日。そして翌17日は、沖縄の梅雨が開けると言われる旧暦5月4日のユッカヌヒーを迎え、晴れが続く沖縄です。各地でハーリーが盛大に行われました。昨日21日は、北半球の昼の時間が一年のうちで一番長い夏至となり、すでに夏本番で暑い日の連続です。

そんな中、公園の一人っ子のツミのヒナは、順調に育っており、大きさは親とさほど変わらないところまで成長しました。両親とも木陰で脇を開いて暑さをしのいでいました。

アオバズクの方は、先日、メス親も外に出るようになり、ヒナが大きく成長していることをうかがわせたのですが、なぜか再び巣に入っていました。巣のヒナは大きくなっているので無理やり巣の入り口に座っている感じです。空気の入れ替えがなくて中は余計に暑いんではなかろうか?^^;

綿毛も随分抜け、幼羽がかなり見えるようになってきた。

2018年6月21日

公園のアオバズクが間も無く巣立ちそうです。今日は、メス親も外に出ていましたので、早ければ5日後には巣立つでしょう。

同じ場所でツミも営巣しているので、アオバズクはツミを恐れ、昨年からツミに見つからないような場所で見張りをしています。3年前、初めて見つけたときの場所では、昼間の見張りをしなくなっていました。しかし、今日はいつもツミを恐れているオスの方が、以前と同じ場所に止まっています。

ここのツミは、人間に対してもカラスに対してもかなり攻撃を仕掛けてくる気の荒いペアです。アオバズクがツミにやられないかヒヤヒヤものでしたが、夜も見にいってみると、オス親とメス親が巣の入り口前の枝に止まっていました。巣の中のヒナを気にしているので間も無く巣立ちです。

3年前まで見張りに使っていた松の木に止まるアオバズクのオス。

2018年6月21日

国際通りから数十メートルのところで営巣しるツミを久しぶりに見に行くとヒナが孵っていました。多分、3羽だと思うのですが、巣をかけたコバテイシは、葉が大きくよく茂るので確実ではないです。2羽は確実にいるのですが、3羽目の確証が持てない…。^^;

ここのペアは、オスを誰も見たことがない。一体どこにいるのだろう?

2羽のヒナとメス親が見える。ヒナは、生後10日ほど。

2018年6月21日

越夏中のクロツラヘラサギが3羽、三角池で休んでいた。石垣島で夏にクロツラヘラサギを見ることはなかったのですが、本島にきてからは、これが普通になりつつある。^^; クロツラヘラサギは、九州とかでも夏を越す個体いるのかな?

両方とも若い個体。奥の個体は虹彩が赤くなりつつあるので、手前のよりは先輩。

2018年6月19日

今回は、ヒナは1羽だけのようでした。抱卵状況が悪かったのか、親鳥のどちらか、もしくは両方が高齢で無精卵だったのか理由はよく分かりません。

ヒナが1羽なので餌の量もそれに伴い、いつもの3分の1か4分の1で済むので、オス親がせっかく獲物を持って来てもメスが受け取りに行かず、オス親は困っていた。^^;

ヒナは、生後約2週間ほどです。

ツミのオスが獲物を調理する。イソヒヨドリの巣立ちビナと思われる。

2018年6月14日

昨年から1巣増えて、今年は7巣観察しているアオバズクの営巣はそれぞれ順調のようで、外から中が見える巣では、ヒナが孵っていました。7月の第1週の巣立ち予定。他のペアも同じぐらいの時期から抱卵に入っていますので、7月に入ると賑やかになりそうです。^^

6月に入ってから増えだしたリュウキュウアブラゼミを空中で捕まえたオスもいました。昼間に狩りをするアオバズクは何度か見たことがあります。

6月17日追記

6月16日の大雨により、巣内が浸水し生後10日ぐらいのヒナ3羽が溺死しました。昨年に続き2年連続で大雨により繁殖失敗。

6月20日追記

那覇市内のもう一つのアオバズクの営巣も失敗。6月16日の大雨によるものと思われる。それ以外のアオバズクの営巣は、順調にいっている模様。

リュウキュウアブラゼミを捕まえたアオバズクのオス。

2018年6月14日

ホントウアカヒゲは、2回目の繁殖に入っているようで、メスは巣材運び、オスは近くでしきりにさえずっていました。

先日見つけたアカショウビンの営巣木 は、残念ながら倒壊してしまいました。卵やヒナが落ちていないか周辺を探しましたが、見つからず。残念です。

ホントウアカヒゲは、今季2回目の繁殖に突入。メスは巣材を運んでいました。写真のオスは、縄張りの中を移動しながら要所要所でさえずっていた。

2018年6月14日

ツミの営巣、6巣のうち2巣でヒナが孵っていました。もう一つも孵っていると思うのですが、メス親の襲撃が激しくてまともに観察できませんでしたが、毎年、ヒナが誕生すると鳥が変わったように攻撃するツミなので多分、孵化しているのでしょう。

孵化後、数日って感じでしょうか。巣立ちは来月初旬ぐらいから順次始まると思います。

メスがゴソゴソ落ち着きなく、抱卵と違って体も浮かせ気味なので、ヒナが孵ったと思い、見ているとヒナが一瞬見えました。給餌を待っていたのですが、なかなかオスが現れず断念。

2018年6月7日

先日の 都会で子育て中のサンコウチョウ に続き、きょうは公園で子育てするサンコウチョウを発見しました。オス親は全く給餌に現れませんでした。その代わり、メスがもう1羽いて、巣の周りをうろついていました。最初は、メスタイプのオスかと思ったのですが、実母と思われる方の個体が、他方を追い回していたのでそうでもなさそう。どういうことなんだろう?

雨上がり、公園内のサンコウチョウが営巣しそうなポイントを探していると暗い藪の中に巣を発見。4羽のヒナが元気に育っていました。日齢も先日のサンコウチョウのヒナたちと同じぐらいでしたので来週半ばの巣立ちでしょう。

目線の高さに巣を構えているので、ヒナたちの様子がよく見えます。暗い環境なのでシャッタースピードが1/30ぐらいです。^^;

目線の高さで非常に観察しやすいサンコウチョウの巣。4羽のヒナが元気に口を開けて餌をねだっている。獲物は黒いオオジョロウグモ。

2018年6月7日

アオバズクの営巣6カ所のうち近場の2カ所を見て来ましたが、まだ、抱卵中のようでした。きょうの那覇の最高気温は33.2度と真夏の気温でした。樹洞の中は、もっと暑いのでしょうね。

公園のペアは、例年通りだと7月上旬の巣立ちです。もう片方のペアは、 昨年、大雨で卵がダメになってしまった ので、ことしこそは、可愛いヒナを見せてくれることを期待です。^^

住宅地にほど近い場所で営巣しているアオバズクのオス。ここは、樹洞が人の背より低い場所にあるので抱卵しているメスの姿が見えます。

2018年6月6日

沖縄は、スーマンボースー(小満芒種)真っ只中なのですが、雨が降りません。ことしも空梅雨に終わるようです。昨年はも空梅雨でしたが、期間終盤、台風並みの大雨もあり アオバズクの営巣が一つダメに なりました。ことしはそれすらなく暑い日々が続いています…。^^;

数日前に見つけたサンコウチョウの営巣。ヒナが4羽かえっていました。ヒナの成長具合から予想すると巣立ちは6月11日の早朝でしょう。

このペアはオス親が餌を運んでくる頻度がかなり高かった。普通は、メス親の方が子育てに一生懸命なのですが、よくできたオスだ!! オスばかり餌を持ってくるので動画に映るのもオスだけ。^^;

ヒナに持ってくる獲物は、オオジョロウグモばかりでした。生まれて4〜5日たつとこれぐらいの餌も食えるようになります。

子育てに協力的なオス。

2018年6月6日

海岸では、コアジサシとシロチドリが抱卵中。

コアジサシの巣の横には、木の枝が突き立ててあった。誰かが踏まないようにと目印をつけたのだろう。

シロチドリの巣は二つ。両方とも抱卵中でした。

海岸近くの防風林では、シロガシラの巣立ち直後と思われるヒナがいた。イソヒヨドリのヒナは巣立ち後、しばらくたっているようでこちらを警戒することも覚え、親鳥について回っていた。

ウグイスは、藪の中を3羽ほどの巣立ちビナが親鳥について回っていた。かなり深い藪で写真は撮れず。 母島で見たハシナガウグイスのヒナ たちは全く警戒心がなかったんだけど、沖縄のウグイスは警戒心が強い。

ヒヨドリの巣立ちビナもあちこちで見られた。

沖縄は、海も山も子育て真っ盛りです。^^

シロチドリ抱卵。卵は三つ。

2018年6月5日

都会の真ん中でサンコウチョウが営巣中。ヒナは2羽は確認できました。通常であれが4羽はいるでしょう。巣立ちまであと数日。野良猫がたくさんいるので、捕食されないか巣立った後が心配です。マングースもたまに見ますが、猫がいるところへはやってこないのでやはり、脅威は野良猫。^^;

時間がなく、親鳥が餌を運ぶところは見られませんでした。明日は、休日なので早い時間から見てこよう。^^

サンコウチョウの巣に西日がもろに当たっていた。時間が遅かったので給餌時間は終わっていたのかもしれません。短時間の滞在だったので確認できず。

2018年5月31日

先日、見つけたリュウキュウオオコノハズクの3兄弟 を見てきました。きょうは、同じ枝に3羽並んでいたのですが、高いセンダンの木で手前に障害物がたくさんあり、なかなかうまいこと写真は撮れませんでした。^^;

横からの姿も見ることができたのですが、初列はほぼ生えそろい自由自在に飛び回れるようです。

枯れた木の下にはオオコノハズクのものと思われる糞がたくさん落ちていました。多分、夜間はこの枝で親から餌をもらっているのでしょう。夜、ヒナへの給餌も見たいのですが、ちょっと警戒心強目なのでやめておきます…。^^;

カラスバトも毎回、複数羽見ます。小さな群れでアカギやオオバギの実を食いに来ているようです。もっとも多い時で十数羽。きょうは4羽の群れでした。

ツル植物が絡み合う木の奥にいたオオコノハズクの3兄弟。

2018年5月31日

アオバズクがお互い見通せる場所で営巣していました。その距離たったの30メートル。 リュウキュウオオコノハズクの巣はそこから50メートル ほどで、この林にはアオバズク2ペアとオオコノハズク1ペアが半径40メートルほどの範囲で繁殖していることになります。

現在、観察中のアオバズクの営巣は、6ペアです。

営巣木らしきモクマオウを下から見上げると、アオバズクのメスと目があった。樹洞がかなり浅いようだ。

2018年5月30日

那覇転勤が決まった時、最初に頭に浮かんだのが「オオコノハズクの営巣見たいなー」だったのですが2年と3カ月、3シーズン目にして、やっと巡り会うことができました!! 夜のリュウキュウオオコノハズクはたくさん見ており、いつか昼間の明るいうちに見てみたいと思っておりました。

営巣確実なポイント3カ所で、可愛らしいオオコノハズクの親子を2018年こそは目に焼き付ける予定でしたが、忙しくてなかなか時間が取れず、あれよあれよとあちこちで巣立ってしまいました。

きょう、偶然にも巣立ちビナ3羽と親鳥2羽を見つけた場所は、赴任1年目に見つけたアオバズクの営巣木からわずか30メートルの場所。仲は悪いはずなのにこんなに近くで営巣するもんなんだなー。

アカショウビンも毎年、繁殖する場所なのでもう少し、ポイントを極めたいのですが、来年には那覇赴任も終わってしまいます。なんとも残念。

沖縄県内で繁殖するフクロウの仲間のヒナでは、オオコノハズクのヒナが圧倒的に可愛らしい。^^

2018年5月30日

4月15日に救護されたヤンバルクイナの放鳥を見てきました。というか取材してきました。^^;

環境省とNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の指示に従い、報道陣はV字に整列。V字の狭い方からヤンバルクイナを放すとあっという間に森の中に消えて行きました。右足には環境省のメタルリングが装着されています。

帰り道、辺土名のエリグロアジサシの営巣地をのぞいてみると8羽ほどがいました。古宇利大橋付近にもたくさんのエリグロアジサシが飛び交っていました。ベニアジサシはまだ確認できず。

ヤンバルクイナは、段ボール箱から放たれると琉球新報の記者の前で90度ターン。

2018年5月24日

久しぶりに沖縄本島南部をぐるっと回って来ました。サンコウチョウはそろそろ巣作りしててもいいのですが、見つからず。ツミ、アオバズク、ヒヨドリは抱卵中。シロガシラは巣に餌を頻繁に運んでいたのでヒナが孵っている模様。

海岸の鳥影は薄かった。エリマキシギはまだいました。

南部のオオコノハズクのポイントを2カ所回るも発見できず…。^^;

私の足元に飛んで来て虫干しをしだしたツミのメス。人馴れするにもほどがある…。^^;

2018年5月20日

妻の両親と1泊2日の小旅行のついでに少しだけ探鳥。響灘ビオトープでは、入場と同時にチュウヒが飛び、あちこちにホオアカやオオヨシキリ、ヒバリがいました。沖縄ではなかなか見られない鳥たちなので感激。コアジサシも営巣にやって来ていました。あたりは工場に囲まれた場所ですが、建物内の展示も充実して、一日中いたい施設でした。

久住高原でもホオアカやヒバリ、セッカ、モズが大変多く見られました。カッコウやキジ、ホオジロも美しい景色の中で観察できました。

タデ原湿地も行きたかったのですが強風のため断念。

100円払って響灘ビオトープに入るとチュウヒ2羽が出迎えてくれました。