昨年、見つけたリュウキュウコノハズクの営巣木 を見に行くとすでに樹洞に入っていました。抱卵斑っぽい感じがあるのですでに卵を抱いている可能性があります。7月初旬にはかわいらしいヒナが巣立つと思われます。
近くではリュウキュウアカショウビンが2羽。昨年の営巣木は折れてしまったのでどこで子育てするのでしょうか。朽木はそこそこあるエリアなのでお気に入りの場所を見つけてくれることでしょう。
個体識別ができていないので昨年と同じ個体かどうかは分かりませんが、今年も同じ樹洞に入っていました。
4月1日に石垣島に飛来したブロンズトキは、1カ月の滞在となりました。以前は、常に19羽の群れで行動していましたが、ここ数日は分散して過ごしています。2羽仲良く連れ立って餌探しする個体もいて繁殖の予感がしています。^^
リュウキュウアカショウビンもまだ移動個体もいるようで日に日に数を増やしています。昨日はわが家の隣家の庭で2羽のアカショウビンが盛んにさえずっていました。移動個体と思われます。ほかにも中央運動公園や港の小さな公園でもアカショウビンが確認されています。
芝生には人馴れしたズグロミゾゴイが現れてミミズなどを捕まえていました。
休耕田にはシマアカモズのオス。まだこの時季になっても複数個体が農地で観察できます。
オグロシギは先日から滞在中。なぜかコアオアシシギと常に一緒にいます。バンはあちこちで巣を作っているようで、近くをほかの個体が通ると大喧嘩が始まっていました。
セイタカシギは群れがいなくなったと思ったら、数日して再び現れるなど入れ替わりが激しいようです。
造成地ではシロチドリがなんつがいか繁殖しているようで、この日はヒナ5羽と抱卵中を1ペア確認しました。ヒナは見つけ切れないだけでほかにも多くいると思われます。
石垣島への滞在1カ月となったブロンズトキ。
4月1日に石垣島に現れたブロンズトキは滞在20日となりました。当初19羽だった群れは少し数を減らしていますが、この日は13羽と3羽の群れに分かれていました。それぞれ田んぼでジャンボタニシを食いまくっていました。ペアのように行動を共にする個体もいてこのまま滞在したら繁殖するかもしれませんね。ジャンボタニシを食ってくれるなら水稲農家の味方になるのかもしれません。
リュウキュウアカショウビンは数を増やして林道や公園などあちこちで出会えます。
ツバメチドリも群れの出入りが激しいです。そんな中、単独で畑で休む個体がいました。
田んぼのシギはアオアシシギやヒバリシギ、セイタカシギが数を増やしています。
羽繕いするブロンズトキ。
留鳥、渡り鳥ともにぎやかな石垣島です。
タマシギは、あちこちでペアが形成されています。順調な繁殖を期待します。
ジシギはハリオシギ、チュウジシギ、タシギと初認しているのですが、今季はハリオシギが少ないようで、なかなか見つかりません。もともと春のジシギは少ないので難しいですね。タシギはぼちぼち通過しています。
牧場のベニバトはオスとメスを確認。たまに農地側に降りますが、牧場側に降りると敷地外からは見えません。^^;
美しいルリビタキのオスが飛来していました。アンパルでは今季初のホウロクシギを確認しました。
田んぼに赤いカルガモを発見。一瞬、アカノドカルガモかと思いましたが、ただ赤いだけのカルガモでした。鉄分が多い水場にでもつかっていたのでしょうか?
アカショウビンは数を順調に増やし、いつもの場所にいつものメンバーが帰ってきています。
タマシギのメス。繁殖期に入り、見る機会が増えてきました。
リュウキュウアカショウビンはほとんどが繁殖を終え、まだ子育てしているのは残り1ペアとなりました。石垣島内のアカショウビンのポイントを回っていても今年巣立った幼鳥との出会いが多く、今日は成鳥2羽に幼鳥3羽でした。
先月巣立ったと思われるズグロミゾゴイ に再会することができました。やぶを歩きながら自ら餌を探していました。
林道でアカショウビンの成鳥メス。この個体は長いこと放卵していましたが、無精卵だったようで結局、ヒナは生まれませんでした。
取材の合間に見た鳥たち。こうやってみると石垣島は野鳥の楽園ですね。^^
カタグロトビの繁殖ポイントではたくましく育った幼鳥がカラスを追い散らしていました。少し前まではカラスにいじめられて流血までしていたのに成長したものです。カタグロトビの近くにはツバメチドリの成鳥と幼鳥が合わせて10羽ほど。おそらく石垣島での繁殖個体たちです。
公園ではリュウキュウアカショウビンを数羽。子育てはほぼ終わっています。ズグロミゾゴイは子育て中の個体や巣立って独り立ちした個体などさまざま見られます。
田んぼではタカブシギやヒバリシギ、コチドリたちが羽を休め、その上をクロハラアジサシが飛び回っていました。
会社近くの田んぼではムラサキサギの幼鳥、海岸ではエリグロアジサシやベニアジサシ、コアジサシ。今季は台風が来ておらず、アジサシたちの繁殖が順調です。いつも繁殖する岩礁が定員オーバーでその手前の岩礁で仕方なく抱卵しているエリグロアジサシもいました。
仕事中にこれだけ鳥が見られる場所もなかなかないと思います。
仕事が終わって家で晩飯を食った後は、いつものリュウキュウコノハズク観察。2羽のうちの1羽が巣立ちました。^^
カタグロトビの幼鳥は「ギャー」と雄叫びをあげながらカラスを威嚇。
石垣島の野鳥たちの子育ても中盤です。アオバズクは6カ所すべて巣立ち終了。コノハズクは残すところ2巣。カタグロトビは、いったん子育て終了ですが、年に複数回繁殖します。
ズグロミゾゴイは巣立ち後、数日たった幼鳥が複数カ所で見られたり、子育て中だったり。カンムリワシは、まだまだ子育て真っ最中で巣立ちは8月の下旬ごろから順次始まる感じです。
エリグロアジサシとベニアジサシも子育て中、ツバメチドリは巣立った個体を営巣地以外でも見るようになりました。
先日、巣から落ちたヒナ とは違うっぽいです。
仕事中、師匠から電話。なんと私がほぼ毎晩、観察しているリュウキュウコノハズクのヒナのうち、1羽が地面に落下していると!! 巣の場所が高くて戻せないと言うことなので慌てて飛んで行きました。
見つけた時は、カラスに今にも襲われるというところで危機一髪、助かったようです。問題の樹洞の入り口が高く、手が届きません。スポッターさんもかけつけ、脚立を出してなんとか巣へ戻すことができました。
親鳥は近くにいるので、いつ襲いかかってくるかと怯えながらの救出劇でした。^^;
近くには、アカショウビンの巣立ちビナ。昼間、待っていれば給餌も見られると思いますが、平日は仕事、休日は家族サービスがあるので無理ですね…。^^;
まだまだ綿毛が多く、巣立つには1週間程度かかると思われます。脚立などを準備している間に記録として撮らせてもらいました。
久しぶりにまともなバードウオッチング。と言っても昼過ぎまでと夜に少しだけ自宅周辺を回っただけですが…。
リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの子育ては順調に進んでいました。
カンムリワシも子育て中ですが、こちらは警戒心が非常に強くとてもじゃないけど近寄れません…。
リュウキュウキビタキやサンコウチョウの声も減りました。写真はありませんが、キンバトも数個体に出会えました。こちらも子育て真っ盛りです。
海岸ではコアジサシやエリグロアジサシ、ベニアジサシたちが繁殖中ですが、そこまで回る時間はありません。^^;
見返りコノハズクのオス。観察しているペアのうち、ここの巣立ちが一番早そうです。