日々の記録。主に沖縄県は石垣島の自然を写真で紹介します。

繁殖期を迎える石垣島の野鳥たち

April 1, 2021(旧暦では2021年2月20日)

石垣島の留鳥たちの繁殖は早いです。 オリイヤマガラはすでに巣立ち 、私の勤める会社の社屋に巣を作ったリュウキュウツバメは3月後半に巣立ちしました。

シロハラクイナは親鳥2羽で6羽のヒナを連れて歩いていました。前の日にも見ているのでお気に入りの場所のようです。

昨日、自宅のベランダからアサクラサンショウクイを発見したので、付近を探しているとカタグロトビのペアを発見。何度か自宅前のサトウキビ畑で見ている個体だと思われます。農地にぽつんとある小さな雑木林で繁殖しそうです。

リュウキュウツミも繁殖期に入っており、メスが鳴いて威嚇しながらカラスを追い払っていました。オスは見当たりませんでしたが、昨年、一昨年も同所で子育てしているので今年も期待がかかります。

リュウキュウキビタキもあちこちで盛んにさえずっています。農地を車で走っているとリュウキュウキビタキのさえずりが聞こえてきました。小さな雑木林なので、よく探してみるとさえずっている若い個体を発見。まさかこんな場所にまでいるとは思いませんでした。

リュウキュウコノハズクもすでにペアができており、オスがメスを営巣木に誘っています。 先日は、昨年も繁殖に成功しているペアと思われる オスが樹洞からメスを呼ぶ姿 が観察できました。今夜は、新規の場所でオスがメスを巣穴に呼ぶ姿が確認できました。最近、自宅に引き込まれる電線にリュウキュウコノハズクのオスがやってきてしきりにメスを呼んでいます。通風口を狙っているのかもしれません…。^^; 近々、巣箱をかけたいと思います。

キンバトは姿は見えませんが「ウー、ウー」というさえずりと呼ぶにはあまりにも低音の鳴き声がよく聞こえるようになりました。

シロハラクイナ

シロハラクイナの親子。

シロハラクイナ

水路に潜む水棲生物をつまんではヒナに与える親鳥。

シロハラクイナ

写真には写っていませんが、ヒナは6羽いました。

カタグロトビ

自宅近くで見つけたカタグロトビ。繁殖に期待です。

カタグロトビ

こちらのカタグロトビも繁殖開始のようです。

リュウキュウキビタキ

さえずるリュウキュウキビタキ。

リュウキュウキビタキ

私に気付いて警戒するリュウキュウキビタキ。

リュウキュウツミ

カラスに向けて警戒を発するリュウキュウツミのメス。左足に骨折した跡があるので 昨年、一昨年と同じ個体 です。

リュウキュウコノハズク

オスのリュウキュウコノハズクが巣穴から顔をのぞかせています。すぐそばにはメスが止まっていました。

リュウキュウコノハズク

上のオスとペアのメス。巣穴から鳴くオスの近くでたたずんでいました。オスのさえずりを品定めしているのでしょうか。^^