日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年6月19日

カタグロトビ、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウアオバズク、リュウキュウツミの子育ての様子を確認してきました。

近所のカタグロトビは先日、3羽が巣立ち。営巣木付近をうろうろしながら親鳥からエサをもらったりして狩りの練習中。すぐそばではツミが営巣中。きょうはオスもメスも巣の外にいたのでヒナが大きくなっているのかもしれません。カタグロトビとツミはすぐ近くでの繁殖ですが、お互いに全く干渉しないのが不思議です。ほかのエリアのツミはすでに親元を離れているのもいます。

アカショウビンの子育ても順調のようで親鳥が巣のヒナへ持ってくる獲物が日に日に大型になっています。

アオバズクも観察している数カ所で順調のようで昼間、オスもメスも巣外に出ているペアも出てきました。巣の中のヒナが大きくなっている証拠です。また、きょう自宅近くで新たに見つけたアオバズクの巣は外から丸見えで高さもそれほどないので観察が楽しそうです。今季は巣内が見えるアオバズクは2ペア。以前、オオタニワタリの上や公衆トイレの床、アパートの階段下の地面などの営巣も見たことがあります。アオバズクはいろいろな所で繁殖しますね。^^;

今季、自宅から徒歩圏内で繁殖が確認された主な鳥類はカタグロトビ、ツミ、アカショウビン、アオバズク、コノハズク。鳴き声や行動からキンバト、ズアカアオバト、オオクイナ、シロハラクイナも繁殖していると思われますが、巣は見つけられず…。

カタグロトビの親鳥は主に朝と夕、子どもたちへエサを運んできます。ネズミの割合が多いです。

2021年6月11日

石垣島のリュウキュウアカショウビンはほとんどのペアが抱卵に入っています。7月中旬ごろには巣立ちラッシュとなります。

先日のベニバト は、2羽が滞在中でした。刈り取り後の落穂を拾っています。

クマゼミの鳴き声が島内各地で聞こえだし、石垣島はまもなく夏本番を迎えます。近年、台風が少なく暑い夏が続いていますが、今年はどうなることか今から心配です。

リュウキュウアカショウビンのオス。メスは抱卵中と思われ、最近姿を見せません。

2021年6月2日

短時間バードウオッチングでしたが、石垣島の留鳥が勢揃いしました。^^

公園や林道などでリュウキュウアカショウビン数羽。巣穴堀りをしている個体やすでに抱卵に入っているペアなど出会えました。

キンバトの出会いは5月中旬ごろから非常に多くなり、ご多分に漏れず落下して裂開したオオバギの種子をついばんでいます。

リュウキュウキビタキは今年生まれの個体がすでにさえずりながら縄張りを主張。警戒心は弱めで縄張りの見回りなどしっかり観察できました。

リュウキュウコノハズクも数ペアが抱卵中です。

自宅近くのカタグロトビ の子育てを観察していたら、リュウキュウツミの巣を見つけました。カタグロトビの巣からほんの20〜30メートルしか離れておらず驚きました。ツミはほかのツミが近くを通ると追いかけて縄張りから排除していましたが、カタグロトビに対しては知らんぷり。カタグロトビもカラスにはアタックするのですが、ツミのことは気にかけていないようでした。不思議です。

リュウキュウアカショウビンのオス。巣穴を掘っていました。

2021年5月30日

公園でリュウキュウアカショウビンのペアを観察。求愛給餌や交尾などは確認済みのペアですが、抱卵にはまだ至っていないようです。時折、近くの独身のオス個体が縄張りに入ってくるとペアのオスの方が激しく追い回していました。

近くにはズグロミゾゴイが餌探し中。繁殖中の個体と思われますが、巣はどこか分からず…。

激近アカショウビンのオス。

2021年5月26日

3月31日に自宅近くでペアでいるのを見つけたカタグロトビ はやはり繁殖しました。幼鳥が出てくるのが楽しみです。

リュウキュウアカショウビンも自宅近くで繁殖。巣穴をしっかり掘っていました。

チュウダイズアカアオバトは巣は見つかりませんでしたが、行動から推測して繁殖中と思われます。

上記は、全て自宅から数百メートルのところにあります。コノハズク、アオバズクもおそらく付近で繁殖していると思われます。なんでもない地域ですが、繁殖鳥の密度は濃いです。^^

カタグロトビが巣があると思われる林から飛び出してきました。カタグロトビまでの距離は約120メートル。これだけ離れていればこちらを気にすることはほとんどありませんでした。

2021年5月15日

あるアカショウビンを撮ってたら「なんだか見たことがあるぞ」となって自宅に帰って過去の写真を探してみたら、やはり似た個体を2013年に撮影していました。ただ、8年も前となるとはたして同じ個体なのかどうなのか疑問が湧きます。

いい感じの枝にとまっていたリュウキュウアカショウビンのメス。

2021年5月14日

八重山、石垣島の夏の小鳥と言えばリュウキュウキビタキでしょうか。この時季、鳴き声は聞こえるのですが姿はなかなか見せてくれませんが、根気よく探せば枝でさえずる姿を拝めます。このオスのリュウキュウキビタキは、縄張りの見回りなのか、さえずっては枝を変えて移動していました。

アカショウビンはどこに行ってもいます。警戒心の薄い個体なら長時間の観察も可能です。もちろん観察、撮影する車内の人影が見えないような簡易的なブラインドを利用したりしますが…。

カンムリワシは現在抱卵中のペアがほとんどで田んぼやサトウキビ畑でめぐりあう機会は減りましたが、林道などでは遭遇します。

リュウキュウキビタキのオス。人に対する警戒心はそれほど強くないですが、藪の中で生活しているので声だけ聞こえて姿が見えないことが多いです。

2021年5月12日

リュウキュウコノハズク3カ所、リュウキュウアオバズク2カ所、リュウキュウアカショウビン2カ所の営巣確認をしてきました。サンコウチョウやサンショウクイ、シジュウカラなども巣作り、子育て中のようでした。

ズグロミゾゴイとリュウキュウヨシゴイも子育て中。オサハシブトガラスの巣立ちビナが地面に落ちていました。

海岸にはこれから繁殖地の尖閣諸島へ向かうオオアジサシが40羽ほど飛来していました。子育て後は巣立ちビナを連れて毎年、戻ってきます。

リュウキュウコノハズクのメス。昨年も同じ樹洞で子育てしました。

2021年5月12日

石垣島ではこの時季、バンナ公園や林道などで多くのアカショウビンが見られます。特に公園では人馴れした個体が多く観察、撮影がしやすいです。

公園のリュウキュウアカショウビンのオス。

2021年5月8日

昨年、見つけたリュウキュウコノハズクの営巣木 を見に行くとすでに樹洞に入っていました。抱卵斑っぽい感じがあるのですでに卵を抱いている可能性があります。7月初旬にはかわいらしいヒナが巣立つと思われます。

近くではリュウキュウアカショウビンが2羽。昨年の営巣木は折れてしまったのでどこで子育てするのでしょうか。朽木はそこそこあるエリアなのでお気に入りの場所を見つけてくれることでしょう。

個体識別ができていないので昨年と同じ個体かどうかは分かりませんが、今年も同じ樹洞に入っていました。

2021年5月1日

4月1日に石垣島に飛来したブロンズトキは、1カ月の滞在となりました。以前は、常に19羽の群れで行動していましたが、ここ数日は分散して過ごしています。2羽仲良く連れ立って餌探しする個体もいて繁殖の予感がしています。^^

リュウキュウアカショウビンもまだ移動個体もいるようで日に日に数を増やしています。昨日はわが家の隣家の庭で2羽のアカショウビンが盛んにさえずっていました。移動個体と思われます。ほかにも中央運動公園や港の小さな公園でもアカショウビンが確認されています。

芝生には人馴れしたズグロミゾゴイが現れてミミズなどを捕まえていました。

休耕田にはシマアカモズのオス。まだこの時季になっても複数個体が農地で観察できます。

オグロシギは先日から滞在中。なぜかコアオアシシギと常に一緒にいます。バンはあちこちで巣を作っているようで、近くをほかの個体が通ると大喧嘩が始まっていました。

セイタカシギは群れがいなくなったと思ったら、数日して再び現れるなど入れ替わりが激しいようです。

造成地ではシロチドリがなんつがいか繁殖しているようで、この日はヒナ5羽と抱卵中を1ペア確認しました。ヒナは見つけ切れないだけでほかにも多くいると思われます。

石垣島への滞在1カ月となったブロンズトキ。

2021年4月21日

4月1日に石垣島に現れたブロンズトキは滞在20日となりました。当初19羽だった群れは少し数を減らしていますが、この日は13羽と3羽の群れに分かれていました。それぞれ田んぼでジャンボタニシを食いまくっていました。ペアのように行動を共にする個体もいてこのまま滞在したら繁殖するかもしれませんね。ジャンボタニシを食ってくれるなら水稲農家の味方になるのかもしれません。

リュウキュウアカショウビンは数を増やして林道や公園などあちこちで出会えます。

ツバメチドリも群れの出入りが激しいです。そんな中、単独で畑で休む個体がいました。

田んぼのシギはアオアシシギやヒバリシギ、セイタカシギが数を増やしています。

羽繕いするブロンズトキ。

2021年4月12日

留鳥、渡り鳥ともにぎやかな石垣島です。

タマシギは、あちこちでペアが形成されています。順調な繁殖を期待します。

ジシギはハリオシギ、チュウジシギ、タシギと初認しているのですが、今季はハリオシギが少ないようで、なかなか見つかりません。もともと春のジシギは少ないので難しいですね。タシギはぼちぼち通過しています。

牧場のベニバトはオスとメスを確認。たまに農地側に降りますが、牧場側に降りると敷地外からは見えません。^^;

美しいルリビタキのオスが飛来していました。アンパルでは今季初のホウロクシギを確認しました。

田んぼに赤いカルガモを発見。一瞬、アカノドカルガモかと思いましたが、ただ赤いだけのカルガモでした。鉄分が多い水場にでもつかっていたのでしょうか?

アカショウビンは数を順調に増やし、いつもの場所にいつものメンバーが帰ってきています。

タマシギのメス。繁殖期に入り、見る機会が増えてきました。

2021年4月8日

沖縄本島から友人家族が訪れたので小中学生を連れてアカショウビン観察へ行ってきました。

同じ場所で毎年、繁殖するペアがすでに飛来していました。至近距離で観察、撮影できて子どもたちも大喜びのようでした。^^

地上でミミズを捕まえたリュウキュウアカショウビンのメス。

2021年4月6日

今年も石垣島の夏のアイドルでバードウオッチャーあこがれのリュウキュウアカショウビンの季節がやってきました。

2月下旬には鳴き声を確認し、3月半ばにはバンナ公園近くで姿も確認されていましたが、3月末ごろから徐々に数を増やし、4月に入ると例年通り、一夜にしてドカンと増えました。

数日前からは、自宅からもアカショウビンの鳴き声は聞こえてきます。^^

石垣島のアカショウビンは、5月ごろのピークをメインに4月から9月ごろまで楽しめます。繁殖が終わってからの7月以降は美しい姿も子育てに疲れてボロボロになるので前半がお勧めですね。

リュウキュウアカショウビンの成鳥メス。

2020年9月12日

石垣島のアカショウビンも9月に入ると見る機会も減ってきました。この日は、林道で成鳥1羽と幼鳥1羽を確認しました。

アカショウビンの成鳥メス。くちばしも黒ずみ、羽も冬羽に変わりつつありくすんでいます。

2020年9月2日

どんどん南へ渡って行ってしまうので、いよいよ石垣島のリュウキュウアカショウビンと出会う機会も減ってきました。今日は林道1カ所を回って成鳥1羽と幼鳥2羽でした。

アカショウビンのメス。繁殖初期の美しかった姿と比べるとずいぶんボロボロです。

2020年8月18日

アカショウビンは成鳥はそろそろ渡り始める個体が増えてきて見かける頻度が少なくなってきました。

カンムリワシは子育ても佳境に入り、今月末ぐらいからぼちぼちあの真っ白で美しい幼鳥が見られるようになると思います。

ムラサキサギも子育てが終わったペアが多いようで、幼鳥を見るようになりました。

アカショウビン成鳥。9月末ぐらいまでは見られますが、数はどんどん減っていきます。

2020年8月18日

リュウキュウアカショウビンはほとんどが繁殖を終え、まだ子育てしているのは残り1ペアとなりました。石垣島内のアカショウビンのポイントを回っていても今年巣立った幼鳥との出会いが多く、今日は成鳥2羽に幼鳥3羽でした。

先月巣立ったと思われるズグロミゾゴイ に再会することができました。やぶを歩きながら自ら餌を探していました。

林道でアカショウビンの成鳥メス。この個体は長いこと放卵していましたが、無精卵だったようで結局、ヒナは生まれませんでした。