ツバメチドリは最初の繁殖地が耕されるなどアクシデントもありましたが、場所を変えておおむね順調に進んでいます。まだほとんど飛べないヒナから、親と変わらないぐらいに成長したヒナまでさまざまでした。
ベニバトは相変わらず、だらだらと現れます。以前は秋の渡りで飛来する印象でしたが、最近は一年中、石垣島にいるような気がします…。^^;
リュウキュウヨシゴイも子育て中のようで餌をとっては同じ茂みに入っていっていました。
ムラサキサギも田んぼに親子で登場。親鳥の給餌でも見られないか観察していましたが、まったく気配なし。かといって、幼鳥も自分で獲物をとるような仕草もなし。
シギはタカブシギが少しずつですが増えてきました。セイタカシギもパラパラと飛来。アカアシシギやヒバリシギは1〜2羽程度の少数で現れます。コチドリは十数羽の群れが田んぼにいました。
クロハラアジサシは数羽が複数箇所に飛来。飛び回りながら獲物をとっていました。
ツバメチドリのヒナ。まだほとんど飛べません。
家族4人で1時間に満たない時間ですが、久しぶりに田んぼでのバードウオッチングをしてきました。息子は現れる鳥すべてを「鷲!!」と大喜びでした。
残念ながら石垣島唯一の鷲のカンムリワシには出会えませんでしたが、繁殖期を迎えているリュウキュウヨシゴイのオス2羽とメス1羽が入り乱れて繰り広げるバトルを観察できました。
きれいな婚姻色に染まったオレンジ色のリュウキュウヨシゴイたちがまもなく刈り取りが始まる黄金色の稲穂の上を飛び回っていました。
台風3号が通過して天候が荒れたのでオグロシギ2羽が入りました。飛翔能力の高い大型シギは、海上が荒れでもしないとなかなか石垣島には降りてくれません。セイタカシギも10羽程度いました。
この田んぼで繁殖しているタマシギのオスが一羽でいました。子育ては終わったのでしょうか。
ほかにも色彩変異で赤褐色になったスズメやベニバトのオスとメスに会えました。
リュウキュウヨシゴイのオス。婚姻色が出ています。
先日、ハリオシギを見つけた田んぼ で新たに2羽のハリオシギを確認。ここにきて一気に増えたようです。
タマシギは複数が繁殖しているようで巣作りしている個体がいると思えば、きょうは孵化後数日たったヒナを2羽連れたオスを見つけました。
田んぼには、アカアシシギやコアオアシシギ、ヒバリシギ、タカブシギなども日々入れ替わりながら個体数を増やしています。
沖縄ではワンシーズンに1羽見るか見ないかの珍鳥ケリも現れました。
ブロンズトキは分散しながらも滞在しています。カップルらしきもできているようで繁殖の可能性がますます濃厚になってきました。
稲の間にハリオシギ。少しこちらも警戒しています。
今季初のオグロシギとコアジサシを確認。
タマシギは先日の同じエリアの巣作りカップルとは別のペア。タマシギは一妻多夫ですが、ここはメスのなわばりが隣接しているのでしょうか。
コアオアシシギとタカブシギはここ数日で結構な数を確認しました。タシギとチュウジシギはそこそこいるのですが、今季はハリオシギがまだ確認できていません。まもなく5月になってしまうので今季は厳しそうです。
海岸にはたくさんのメダイチドリとその群れの中にオオメダイチドリやトウネンなどが混じっています。ホウロクシギもやってきましたが、警戒心が強いので浜で遊ぶ子どもたちを警戒してすぐに飛び立って行きました。
今季初のオグロシギ。成鳥のオスでした。夏羽に変わりつつあります。
多忙につき、4月16日までの3日分のバードウオッチングの成果の一部をまとめてご紹介します。今季初となるチュウジシギをやっと確認。後日、追記します。
情報もらっても見に行っていない鳥もいますので、そのあたりは割愛します…。^^; 以下の写真の通り、田んぼや海岸には日替わりで渡り鳥たちがやってきています。この時季の石垣島は、とっても楽しいですよ。
後日追記
ブロンズトキは毎日のようにハヤブサに追われて落ち着きません。群れの数も19羽から16羽に減りました。食われたか逸れたかしたのでしょう。滞在場所も以前とは違う場所になりました。
海岸にはシギやチドリが日替わりで出たり入ったりを繰り返しています。メダイチドリやキョウジョシギ、トウネンあたりがレギュラーメンバーでその合間にサルハマシギやミユビシギ、オバシギなどが渡ってきます。キリアイも珍しく近くで見ることができました。夏羽のハシブトアジサシも河口で飛び回っています。
ここ数日、ハヤブサに追われまくっているブロンズトキの群れ。この個体は首をやられましたが、命だけは助かりました。
留鳥、渡り鳥ともにぎやかな石垣島です。
タマシギは、あちこちでペアが形成されています。順調な繁殖を期待します。
ジシギはハリオシギ、チュウジシギ、タシギと初認しているのですが、今季はハリオシギが少ないようで、なかなか見つかりません。もともと春のジシギは少ないので難しいですね。タシギはぼちぼち通過しています。
牧場のベニバトはオスとメスを確認。たまに農地側に降りますが、牧場側に降りると敷地外からは見えません。^^;
美しいルリビタキのオスが飛来していました。アンパルでは今季初のホウロクシギを確認しました。
田んぼに赤いカルガモを発見。一瞬、アカノドカルガモかと思いましたが、ただ赤いだけのカルガモでした。鉄分が多い水場にでもつかっていたのでしょうか?
アカショウビンは数を順調に増やし、いつもの場所にいつものメンバーが帰ってきています。
タマシギのメス。繁殖期に入り、見る機会が増えてきました。
今季初のエリマキシギを確認。幼鳥のメスでした。
チュウジシギは一昨日、今季初を確認 しましたが、今日は4個体ほど確認することができました。同じ田んぼにツバメチドリ4羽もいたのですが、とりあえずチュウジシギの写真をおさえているとカラスに驚いてはるかかなたに飛び去ってしまい再発見できませんでした。
ほかにもアカアシシギやアオアシシギ、セイタカシギ、クサシギ、ヒバリシギ、タマシギ、ムナグロ、コチドリなどを確認。賑やかな田んぼとなっていました。
2日前のベニバトとジャワアカガシラサギは再発見できませんでしたが、短時間でシギがこれだけ見られれば満足ですね。^^
チュウジシギ成鳥。冬羽へ換羽中です。
先日の シギ、チドリ合わせて11種 より少ないですが、田んぼの海岸でシギ、チドリ6種です。
今季初のコアオアシシギとセイタカシギやまとまった数のアオアシシギなどが確認できました。
今季初のコアオアシシギ成鳥。まだ夏羽が多く残っています。
朝一の取材を終えて、次まで時間が空いたのでお気に入りの田んぼを巡回。
相変わらずチュウジシギが多い中、明らかに異彩を放つ3羽を発見。ハリオシギの幼鳥と成鳥です。念のため尾羽を見せてくれるまで粘ると、群れの中で一番大柄な個体が名前の由来ともなった針のような尾羽を見せてくれました。3羽も同時に見られるなんて幸せ。^^
近くでは、今季初確認となるサルハマシギも撮影。幼鳥でした。
幼鳥といえば、セイタカシギとコアオアシシギの幼鳥もここ数日で増えてきました。残念ながらウズラシギの幼鳥は、まだ確認できていません。
ツバメの大群が入ってきていました。何羽いるのか分からないような数のツバメが田んぼの上空を飛び交っていた。動画がありますので数えてみてください。
ハリオシギ成鳥(右)と幼鳥。右の大柄な個体が尾羽を見せてくれました。