1月14日に名古屋から再び福岡入り。せっかくなので諫早名物のナベコウを見てやろうと義母の車を借りて高速道路をひた走り。2時間半ほどかかりました。遠かった…。^^;
広大な諫早干拓なのに事前の情報ゼロで訪れたので、探せど探せどナベコウは見つからず。あきらめかけた時、上空の高いところを黒っぽい怪鳥が飛んでいます。双眼鏡でのぞいてみると念願のナベコウでした。写真を数枚撮り、降り立った地点を確認の上、現場に現場に駆けつけるも見つけられず…。大きく目立つ鳥ですが、水路に降りてしまうと意外と見つけにくいようです。
干拓内では、マナヅルやコチョウゲンボウ、ハイイロチュウヒ、オオジュリン、ミヤマガラスのほか、石垣島でもおなじみのタヒバリやタゲリ、タシギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギなどがいました。
遠くにナベコウ。
刈谷市の友人宅に遊びに行った帰り、Google Mapsで息子を遊ばせる場所を探してみると池のあるよさげな公園を発見。池の周りの遊歩道を散歩しながらドングリなどを集めていました。横目で池を見てカモはいるけど少ないなーなどと思っていると黒白のツートンカラーのあいつが目の前を横切っていくではありませんか!! 慌てて駐車場の車からカメラを取り撮影。ミコアイサが3羽も池に浮かんでいました。
遊歩道をさらに進むと6羽のミコアイサが休んでいて驚きました。同じ池のマガモやカンムリカイツブリ、コガモ、オシドリなどもランニングの人とか犬の散歩してる人とかいるのに平気なのね…。^^;
遊歩道にいたアオジにいたっては手が届きそうな距離までやってきました。
別の川ではコハクチョウが27羽いました。足環付きと首にGPSらしきものをぶら下げた個体がいましたが、距離があって詳細は不明。
河川敷にはエナガやホオジロ科、ツグミ、シロハラなどもおり、意外と賑やかでした。
ミコアイサの成鳥オス。
ミズカキチドリ に続き、こちらもなかなかの珍鳥なコノドジロムシクイ。全国的に記録はあるようですが、数は多くない模様。
愛知県の公園では、2019年の11月ごろに飛来したようです。当初は、関東や関西などからたくさんの人が一目見ようと詰めかけたそうですが、私が訪れた日は、数人のみの観察、撮影者でした。
コノドジロムシクイも警戒心は強くなく、何かの拍子に飛び去ったりしても追いかけるような人はいなかったので、しばらく待っていれば同じ場所に戻ってくるような感じでした。
コノドジロムシクイは茂みの中を動き回っては、小さな虫を捕まえていた。木の実も食うようですが、私の見ている限りは小さな虫ばかり食っていました。
年末から名古屋の実家に帰省したついでに噂のミズカキチドリを見てきました。
現場の田んぼに着くとハヤブサがドバトを食っている最中で、目当ての鳥はいないかと焦りましたが、コチドリ数羽とハジロコチドリ数羽が隣の水が張られた田んぼで呑気に群れていました。双眼鏡で一羽ずつ確認していくとミズカキチドリらしき個体を発見。足指の間の蹼が写った写真も得ることができました。
この個体についてはミズカキチドリかハジロコチドリかでさまざまな意見があるようですが、中趾と内趾の間に小さな蹼が認められるのと中趾と外趾の間の蹼がハジロコチドリより明らかに大きいこと、1月の時点でくちばしの付け根に赤みが残っていること、過眼線が口角まで届いていないことなどからミズカキチドリだと思われます。
また、沖縄ではハジロコチドリも希少なので数羽が同じ田んぼに群れていることに感動しました。
水の張られていない田んぼではニュウナイスズメやケリ、カワラヒワなどが群れていました。
帰り道、コミミズクが頭上を飛び去りましたが、すでに県道に出ており、駐車することができず残念ながら撮り逃しました。名古屋市内にもコミミズクがいるなんてびっくり。
2年連続で同所で確認されたミズカキチドリ。
新年号の取材など忙してくて鳥見に行く暇もなかったのですが、ちょうど時間が開いたところに師匠からメッセージ。「タカサゴモズいるよ」と。たまたま部分日蝕の取材で近くにいたので急行するもタカサゴモズはお留守。次の取材もあったので後ろ髪を引かれながら現場を後にしましたが、取材を済ませて戻るとタカサゴモズいました。
獲物のバッタなどを捕まえるシーンも見ることができました。^^
石垣島では、タカサゴモズやブラックサシバ、アオシギ、カンムリワシの幼鳥などコンスタントに見えています。見たい方は石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさんへどうぞ。
商売っ気がないので勝手に宣伝しときます。^^ 今、一番鳥ネタを持っているのがスポッターさんです。
美しいタカサゴモズ。警戒心も強くないので撮りやすいですよ。
今季はズグロチャキンチョウによくめぐり合います。 3日前に同じ田んぼで見つけた個体 とは別のズグロチャキンチョウはスズメたちと米を食っていました。
ソリハシセイタカシギは2羽とも健在でツクシガモ2羽とタゲリ4羽も飛来しまし、ますます賑やかな石垣島の田んぼです。
米を食うズグロチャキンチョウ。
今シーズンはズグロチャキンチョウによく出会います。10月30日 、 10月31日 に続き3個体目のズグロチャキンチョウです。
大量のスズメの群れの中に変なのを発見。一瞬、イエスズメかと焦りました…。^^;
先日はタヒバリがたくさんいたのですが、この日はムネアカタヒバリがたくさん。群れの中にマミジロタヒバリの鳴き声も聞こえるのですが、発見はできませんでした。
ベニバトは 先日見つけた3羽のベニバト のうちの1羽と同じ個体と思われる幼鳥がまだいました。
落穂をついばむズグロチャキンチョウ。
先日、単独で飛来したソリハシセイタカシギ が場所を変えて2羽に数を増やしていました。^^
2羽はあまり離れることなく餌を取っていました。
沖縄では珍しいハジロカイツブリがいました。ミミカイツブリかとも思ったのですが…。
アオシギも誰にも邪魔されずに順調に越冬中。
ソリハシセイタカシギの成鳥メス(右)と幼鳥。
昼休みに田んぼをのぞいてみるとベニバトのオス2羽と幼鳥1羽がいました。今年は例年になくベニバトの多い年です。秋から途絶えることなくあちこちの畑で確認できています。
同じ田んぼにハチジョウツグミも入っていました。シロハラ、アカハラは大変数が多くどこでも見られます。ツグミも増えてきました。ツグミより北に繁殖分布するハチジョウツグミも確認できるようになりました。
今日のタヒバリの仲間はムネアカタヒバリとタヒバリ、マミジロタヒバリの順に数が多い感じですが、日によって変わるので入れ替わりは激しいようです。
近くの漁港にはユリカモメが飛来しており、田んぼに水浴びにくる個体が観察できました。
ほかにもサカツラガンやヒシクイ、マガン、ブラックサシバ、アオシギ、ソリハシセイタカシギ、アカガシラサギなども元気に越冬中です。^^
ベニバトの成鳥オス。キジバトの群れに入ると小さいですが、美しい羽衣は一層目立っていました。