日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年11月6日(旧暦では2020年9月21日)

那覇からの友人がベニバトが見たいと来島したので田んぼを中心に回りましたが、強風と時折降る雨という探鳥には厳しい一日でした。

最初は、出発地の自宅から程近い河口に、 先日から入れ替りながら1〜4羽で滞在しているオニアジサシ 。3羽のうち1羽は第1回冬羽の幼鳥でした。オニアジサシはユーラシア大陸や北アメリカ大陸の高緯度な地域で繁殖するそうですが、この時季、沖縄や石垣島にやってくる個体はユーラシア大陸からでしょう。幼鳥は生まれてすぐの長旅です。

ジャワアカガシラサギは8月中旬から滞在 しており、2カ月以上の長逗留です。このまま春まで滞在し、美しい夏羽を見たいものですね。

アトリは今季初確認。2羽だけですが、田んぼの水稲の間を出たり入ったり。撮影はかなり困難です。^^;

タゲリは2カ所で10羽。すべて幼鳥でした。クロツラヘラサギも島内複数箇所に滞在中。

カンムリワシは稲刈りや田起こし中の田んぼや刈り取り作業後の牧草地で獲物を狙うので遭遇頻度は非常に上がっており、この日も風が吹き付ける中、6羽に出会いました。

ベニバトもなんとか見られたのですが、飛んでいく姿だけで写真は撮れず。島内のシギ、チドリの仲間が減ってしまい約40種の確認でした。

ジャワアカガシラサギ

長期滞在中のジャワアカガシラサギ。警戒心は強くありませんが見つけにくいですね。

アトリ

今季初のアトリ。メスの成鳥。

オニアジサシ

オニアジサシ幼鳥。第1回冬羽。

オニアジサシ

上と同じ個体。

オニアジサシ

オニアジサシの成鳥冬羽(左)と幼鳥。

オニアジサシ

別の場所にいたオニアジサシ成鳥冬羽。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギは成鳥(右)と幼鳥〜若い個体。 先月から滞在の2羽 が場所を変えてと思われます。

カンムリワシ

カンムリワシ成鳥。

タゲリ

タゲリ幼鳥。

Category:野鳥
2020年11月2日(旧暦では2020年9月17日)

数日前から滞在中のチュウヒをやっと撮影できました。石垣島へのチュウヒの飛来は近年、少なかったので久しぶりの越冬を期待しちゃいますね。

カタグロトビは毎日、夕方になるとペアで餌取りに現れます。西風が吹くと西日に映える美しいカタグロトビの姿が拝めるのですが、最近は北風ばかりです…。^^;

昨年に続き、今季も石垣島のノスリの渡りは好調で今日は2羽がランデヴー飛行のように舞い上がっていました。

チュウヒ

チュウヒのオス幼鳥。なんて美しいのでしょうね。

チュウヒ

草地の上を飛び回り獲物を探すチュウヒ。

チュウヒ

チュウヒお得意のポーズ。足が長いです。

チュウヒ

草の上に止まり休憩。

チュウヒ

こんなところにも獲物がいるようでした。

チュウヒ

芦原などが失われて日本のチュウヒは減っているそうですが、無事に越冬して子孫を残してほしいものです。

チュウヒ

なかなか近距離で観察することが難しいチュウヒですが、近くで撮れてラッキーでした。

カタグロトビ

北風を利用して空中にとどまるカタグロトビ。足を出したり引っ込めたりしてバランスをとります。

ノスリ

上昇気流に乗って旋回するノスリ2羽。

Category:野鳥
2020年11月2日(旧暦では2020年9月17日)

今季初認となるジョウビタキをいつもの場所で確認しました。

ハクセキレイは今季、ホオジロハクセキレイが多く飛来しています。先日はホオジロハクセキレイばかり7羽の群れも確認されています。

ジョウビタキ

今季初のジョウビタキ成鳥メス。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイ第1回冬羽メス。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイ第1回冬羽オス。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイ2羽は常に行動を共にしていました。

Category:野鳥
2020年11月2日(旧暦では2020年9月17日)

レンカクは10月26日 より滞在中。警戒心のあまりない個体です。

クロツラヘラサギも散発的に渡ってきます。

今季初のオオバンを3羽確認しました。全国的に増えていますが、最近は沖縄でも越夏個体がいます。

先日の目を負傷している個体 とは別のマガンが田んぼに入りました。警戒心は多少あります。

カモ類はマガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモが増えてきました。

レンカク

レンカクはいつまでいるのでしょう。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ成鳥。クロツラヘラサギは石垣島内に3カ所4羽います。

オオバン

今季初確認のオオバン。近年、沖縄でも越夏個体も出ています。

マガン

農作業が始まるたびに飛び回っていたマガン成鳥。

コガモ

コガモの群れ。

ハシビロガモ

ハシビロガモも増えてきました。

ヒドリガモ

ヒドリガモも水路や田んぼで増えています。

セイタカシギ

セイタカシギの群れ。石垣島内でいくつか見られます。

Category:野鳥
2020年10月30日(旧暦では2020年9月14日)

稲刈りが始まり石垣島のベニバトは観察しやすくなっています。ベニバトは、8月下旬ころから現れますが、稲の背丈が高くて観察はしにくいですが、10月下旬からは二期米の刈り取りが始まり、かなり見やすくなります。八重山の合言葉は、キジバトの群れにベニバトありです。^^

水の張られた田んぼにはリュウキュウヨシゴイ。愛想のいい個体で目の前で獲物を狙っていました。

ハクセキレイの渡りは序盤ですが、ハクセキレイ、ホオジロハクセキレイが確認されています。今後、さらに数を増やしていきます。

ケリは数日前から滞在しているのですが、チュウヒに飛ばされたりとなかなか撮れずにいましたがやっと撮影でしました。

ムネアカタヒバリは入れ替わりが激しく、増えたり減ったりしていますが、この日は田んぼで多くの個体を確認しました。

ベニバト

ベニバト成鳥メス。冬羽に換羽中です。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイ幼鳥。田んぼでオタマジャクシを狙っています。

リュウキュウヨシゴイ

幼鳥だからなのか警戒心の薄い個体でした。

ホオジロハクセキレイ

水浴び後のホオジロハクセキレイ成鳥オスの冬羽。過眼線がわずかにあるのが気になりますが…。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリ成鳥。夏羽から冬羽へ換羽中。

ムネアカタヒバリ

ムネアカタヒバリ冬羽。

ケリ

ケリ第1回冬羽。沖縄や石垣島では数少ないです。

Category:野鳥