日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年5月12日

約1カ月ぶりに沖縄本島へ行ってきました。向こうの友人とやんばるで合流してまずはヤンバルクイナの鉄板ポイントへ。リュウキュウオオコノハズクはまだ抱卵中かヒナが小さいようで樹洞の中からメスのオオコノハズクの鳴き声が聞こえるのみでした。気になるのは、オオコノハズクの営巣木の近くでリュウキュウアオバズクがわが物顔で餌を捕っていたことでしょうか。さすがにオオコノハズクの営巣木を奪うことはないと思いますが心配です。

辺野喜ダム近くでは、リュウキュウアカショウビンが枝で寝ていました。昨年も全く同じ場所で寝ていたので同じ個体の可能性が高いです。

リュウキュウオオコノハズクも複数羽確認したのですが、警戒心が強めで撮影には至らず。

ノグチゲラの営巣も見つけましたが、ヒナがまだ小さいようで見ている間には給餌は1度だけでした。写真は時間切れで残念ながらありません…。^^;

ホントウアカヒゲは軽自動車がギリギリ通れるぐらいの林道で子育て中でした。メスが餌運びをしてオスが近くで警戒していました。

レンタカーを返す前には三角池に寄るとウズラシギが6羽。ヒバリシギやセイタカシギなどもいました。

アンバルクイナのポイントでは、現地に到着後すぐに寝ている個体を発見。

2019年4月23日

きょうは子どもと二人で沢遊び。リュウキュウアカショウビンの鳴き声があちこちから聞こえてきました。

沢へ行く未舗装路や県道、帰りに寄ったバンナ公園内にも本当にたくさんのアカショウビンがいます。巣作りが終わって、抱卵に入ってしまうと出会いが減るので、今が見やすさではピークですね。

公園のアカショウビンは、ほんの数メートル先の個体に息子が大騒ぎしても動じない個体です。

後ろの緑に日光が当たり若夏らしい色でした。これでも一番地味な設定で現像してあります。^^;

2019年4月21日

海岸林でリュウキュウアカショウビンとリュウキュウアオバズクが営巣準備に入っていました。

アカショウビンは、求愛給餌をしたり朽ち木に巣穴を掘ったりしていました。アオバズクはカップルで同じ枝に仲良く止まっていた。おそらくこの2羽が止まっている正面にあった樹洞を巣にすると決めているのでしょう。

リュウキュウアカショウビンのオス。

2019年4月14日

鳴き声はもちろん、姿も毎日のように見ることができるようになったリュウキュウアカショウビン。海岸林や公園、林道などで会えます。自宅のベランダからも毎朝のようにアカショウビンの姿を拝むことができます。

カンムリワシは、繁殖期序盤で抱卵に入っていると思われますが、それでも成鳥、幼鳥ともにコンスタントに見られています。この日は、田んぼと林道でカンムリワシの成鳥と幼鳥を見ました。幼鳥といっても白い幼鳥羽が成鳥の羽に変わりつつある個体でした。

木の陰にリュウキュウアカショウビンの姿がありました。緑の中で美しいですね。

2019年4月11日

今日の石垣島は4月としては観測史上最高気温の31.1度を記録し真夏日でした。そんな中、3月下旬から八重山に繁殖のためやってくるリュウキュウアカショウビンがここへきて一気に増えたようです。

石垣島北部の海岸林では3羽のリュウキュウアカショウビンが盛んに鳴き交わしていました。 先日も同じ場所のアカショウビンを撮っている のですが、やはり美しく撮りたいので、いくつかある止まり木の中でも一番背景がいい場所で待ち構えていると数分後には現れました。^^ あまりにも早く現れたので手持ちでの撮影になってしまいましたが、強引に動画まで撮影。ぶれぶれですがなんとか写真とともに撮ることができました。それにしても沖縄本島に比べると石垣島というか八重山のアカショウビンの多いことをここ数日であらためて感じました。

本土のアカショウビンとは違う(と言われている)リュウキュウアカショウビンのさえずりの動画も掲載しますので違いを確認してみてください。^^

暑さを避けるようにオオハマボウの大きな葉の下でさえずるリュウキュウアカショウビン。おそらくオスと思われます。

2019年4月6日

仕事の合間に石垣島のバードウオッチングポイントを回ってみるとリュウキュウアカショウビンやシベリアアオジ、クロツラヘラサギ、ムラサキサギ、ホウロクシギ、シマアカモズに会えました。

アカショウビンはすでにペアになっていて2羽で巣穴掘りをしていました。シマアカモズは6個体ほど確認しました。ムラサキサギも牧草地やサトウキビ畑で数個体確認できました。

シベリアアオジは草むらの中にいてなかなか出てきませんでした。磯辺川の河口にはクロツラヘラサギは5羽。先日までは4羽だったそうでいつの間にか1羽増えていました。クロツラヘラサギを見ているいとホウロクシギが横切っていきました。

アカショウビンはペアで巣穴掘りをしていました。この個体はおそらくメス。

2018年8月27日

リュウキュウアカショウビンを2カ所で幼鳥1羽と成鳥3羽の合わせて4羽を確認できました。この時期、4羽に出会えるとは意外でした。

最初のポイントは、毎年、営巣が確認されている場所。しかし、今年は巣穴を見つけられずにいましたが、どこかで子育てをしていたようです。昨年は3羽の巣立ちを確認。今回、見たのは1羽だけでしたが、ほかのヒナはすでに親元を去ったのか、それとも藪の中にいたのか…。

もう一カ所も毎年、やってくるのでどこかで繁殖をしているものと思われますが、巣は見つけられず。こちらはすでにヒナたちは親元を離れているようでしたが、親鳥2羽は、同じ縄張りでペアを維持しているようでした。

カニを捕まえたアカショウビン成鳥。

2018年6月14日

ホントウアカヒゲは、2回目の繁殖に入っているようで、メスは巣材運び、オスは近くでしきりにさえずっていました。

先日見つけたアカショウビンの営巣木 は、残念ながら倒壊してしまいました。卵やヒナが落ちていないか周辺を探しましたが、見つからず。残念です。

ホントウアカヒゲは、今季2回目の繁殖に突入。メスは巣材を運んでいました。写真のオスは、縄張りの中を移動しながら要所要所でさえずっていた。

2018年5月8日

沖縄地方は、本日、梅雨入りを迎えました。平年より1日早く、昨年より5日早い梅雨入りでした。

強い雨が降る中、リュウキュウアカショウビンの鳴き声が聞こえてきます。どこからだろうと耳を澄ましていたら、目の前に2羽のアカショウビンがやってきて巣作りを始めました。時折激しく降る雨は、アカショウビンの警戒心を緩めてくれるので、物陰から撮影することができましたが、次回はブラインド持参です。

1時間ほど巣穴を掘ったのち、どこかへ飛び去っていきました。本格的に掘り進めていたので試し掘りではなく、今後、営巣すると思われます。

2羽で目の前に現れたリュウキュウアカショウビン。

2017年8月8日

8月6日に落ちているのを見つけて元の巣へ戻したアカショウビンのヒナ3羽 は、 昨日、再び巣から1羽が落ちていて 、迷いながらもそのままにしてきました。やはり、その後が気になるのできょうも確認してきた。

落ちてそのままにしたヒナは、ほとんど同じ場所にいたが、親から餌をもらっているようで元気にしていた。羽を覆っている鞘も割れてきて、アカショウビンらしい赤い羽が見えるようになってきました。^^

昨日は、巣内にいた2羽のヒナも落ちたようでしたが、鳴き声はすれど、姿を探すことはできませんでした。しかし、親鳥は頻繁にやってくるので藪の中で餌はもらえているようです。

昨日から外にいるヒナは、羽を覆う鞘も弾けてアカショウビンらしくなってきました。^^

少し前にスコールがあったのですが、なんとか無事に斜面で過ごしているようです。

2017年8月7日

きょうは、二十四節気の一つ立秋ですね。シギやチドリの渡りが気になるのですが、 昨日、救助したアカショウビンのヒナ3羽 が心配で、きょうも仕事の合間に見てきました。

現場に午後1時ごろ到着すると昨日、巣に戻したヒナの3羽の内の1羽が巣から2メートルぐらい離れた場所にまた落ちていた。^^; 残りのの2羽は巣の中にいました。

石垣島でアカショウビンの営巣を誰よりも見ているであろう方に相談すると、難しい判断だけど昨日戻してまた出てるなら、そのままにした方がいいのではということになりました。この場所は、人は通るけど、野良猫などは一度も見たことがないので親鳥の愛情に賭けました。

営巣木から離れたところで見ていると、親鳥は巣の方へ何度か飛んで行ったので営巣放棄はしていないようです。ただ、このアカショウビンのペアは警戒心が強いので餌を持ってきたのか? 巣の外のヒナにも餌を与えているのか? までは見ていた場所からは陰に隠れてしまうので分かりませんでした。

遠くから見ていると親鳥が目の前の木に止まった。警戒心の強いアカショウビンなので一瞬の出来事でした。

2017年8月6日

順調に育っていたアカショウビン がそろそろ巣立ちかと見に行ったら、なんと巣の中にいるはずのヒナが全て外に放り出されていた。巣の入り口の反対側には大きな穴も開いていた。カラスの仕業なのだろうか? ツミがアカショウビンの巣を襲う場面は8年前に石垣島で観察 しているのですが、彼らは、巣穴から足を器用に突っ込んでヒナをつかみ出していた。 4年前には、サンコウチョウの巣がツミに襲われかける のも見ました。これも石垣島。

現場に着いた時は、アカショウビンの親が、巣の正面の枝に止まっていたので、無事に巣立ちしたのかと思いましたが、聞こえてくるヒナの鳴き声が巣立ち後特有のものとは少し違う。あたりを念入りに探してみると3羽のヒナが見つかりました。

急斜面に巣を構えているので、木につかまりながら池に転落しそうになりながらの捕獲でした。見つかった3羽のうちの1羽は、斜面下の池まで転落し、その後自力で陸に上がったようで、池の波にげずられたくぼみに隠れていた。水面とほとんど同じ高さなので雨が降ったら水没するようなところです。

この巣には4羽いたのですがもう1羽はどうしても見つからず。あまり長時間巣の周りに滞在して営巣放棄したら元も子もないので、その1羽は諦めました。

巣の中にいる時は、今日ぐらいが巣立ちだと予想していましたが、この感じだと、巣立ちにはあと数日かかる見込み。

2017年8月2日

先月、見つけたアカショウビンの巣 で4羽のヒナが孵化していました。孵化後、2週間程度なので巣立ちは8月6日ごろの予定です。

時間がないので1時間程度しか観察出来ませんでしたが、2回餌を運んできました。2回ともオスと思われます。獲物はカニでしょうか。ここのポイントは海や河口からは遠いので池のカニのようです。

獲物を持ってきたアカショウビンの親鳥。警戒心が非常に強く、かなり離れた場所から茂みに隠れて撮影。さらに逆光で条件が悪かった。^^;

2017年7月16日

昨年、巣立ちにばったり出会ってしまったポイントのアカショウビンが今年も営巣していました。昨年の営巣木からは数十メートル離れた場所の急な斜面です。ブラインドを立てる場所をどこにしようかと思案中。最短で8月3日、遅くとも8月24日の巣立ち予定ですね。見に行く時間をつくらねば…。^^;

物陰に隠れて、抱卵交代シーンを確認したかったのですが、時間がなく1時間ほど見ている間には行われませんでした。

双眼鏡でのぞいたら、何か見えました。アカショウビンが抱卵しています。

2017年5月26日

アカショウビンが巣作りしていました。営巣木の根元に落ちる木屑がまだまだ少ないので途中ですね。今が一番神経質な時なので、しばらくは放っておきましょう。親鳥の姿は、このペアを2回見たのと南部では1羽見た。南部の個体は営巣しているかは不明。

サンコウチョウも数ペアが子育て中です。すでに抱卵に入っているようで、動きが少なく巣の発見までには至らず。ことしは、巣作り期間のゴールデンウイークにサンコウチョウ探しに行けなかったので、営巣の発見は難しそう…。

サクラランの花は、最盛期を迎えているようであちこちに咲いていた。このサクラランの葉は、アサギマダラの食草だそうです。

池のほとりにはゴイサギがいました。

サンコウチョウのオス。尾羽が短いタイプでした。

2016年8月11日

今日は山の日なので取材が帰りに林道に寄ってきました。その林道入り口にいきなりアカショウビンがいて慌てました…。心の準備ができていないので飛ばしてしまったのですが、幸いなんとか見える場所に止まってくれました。

沖縄本島のアカショウビンは、生息密度が少ないようでなかなか見つかりません。

先日、 半年ぶりに帰った石垣島ではアカショウビンを見放題 でした。アカショウビン見るなら石垣島ですね。^^

足を伸ばして、 先月見つけたエリグロアジサシのコロニー も観察してきましたが、ほとんどのヒナはすでに飛べるようになっているようでした。今年は、台風がまだ一つも来ていないのでアジサシ類の営巣は順調です。

写真を撮ろうとしたのですが、親鳥の警戒がきついので断念しました。前回、観察した時は全く反応がなかったのですがヒナが巣から出ると警戒範囲が広がるようです。

見つけた時は、いい枝に止まっていたのですが、飛ばしてしまいこんなところに…。^^;

まさか林道入り口でいきなり発見とは!!

2016年7月26日

石垣島でバードウオッチングの林道、森林公園編です。リュウキュウアカショウビンやカンムリワシ、リュウキュウツミ、チュウダイズアカアオバトなどです。

沖縄本島でアカショウビンを探すのはやんばるまで行かないといけない上に、密度も少なく空振りに終わることが多いです。それに比べて、八重山、特に石垣島はリュウキュウアカショウビンが撮り放題!! 今回は、初日に10羽、2日目に4羽の合計14羽を観察することが出来ました。多くの個体で撮影も出来ました。初日の午前中は全く姿も鳴き声も聞こえずでしたが、昼のスコールの後には活性が上がってたくさん出てきました。

カンムリワシも久しぶりの再開です。運がいいことに幼鳥の観察もできました。7月に幼鳥を見たのは初めてです。子育て中で観察が比較的難しい時期でしたが、合計4羽撮影出来ました。

リュウキュウツミは、ちょうど親離れしたぐらいの若鳥に会えました。行動は幼い部分も残っていましたが、鋭い目つきは猛禽そのもの。リュウキュウクマゼミを捕らえて食っていました。

石垣島シリーズ(7月24、25日)

石垣島でバードウオッチング(田んぼ、畑、牧草地編)

石垣島でバードウオッチング(林道、森林公園編)

石垣島でバードウオッチング(特別編カタグロトビ)

森林公園でリュウキュウアカショウビン。これを撮影するために石垣島に来たと言っても過言ではありません。^^

2016年7月22日

15日ぶりにバードウオッチングしてきました。こんなに長期間バードウオッチングしないと体調がおかしくなるね。^^;

成果は、いつものメンバーでホントウアカヒゲ、サンコウチョウ、アカショウビン、ヤンバルクイナ、ノグチゲラなど。ヤンバルクイナは、いつも通り道路を横断する個体ばかり。たまに林道で見つけたと思ったら撮影する間もなく藪の中へ…。ノグチゲラも数はそこそこいるのですが、撮れる場所には出てこない。

ホントウアカヒゲは、日の出から1時間も経たずして目視30以上、鳴き声を合わせると100近くが確認できました。巣立ちしたヒナも独り立ちし、ホントウアカヒゲが一年で一番個体数を伸ばす時期ですね。さえずってる個体も時々います。午前10時を過ぎると森の中に入ってしまい探すのは困難。

アカショウビンは、やっとやんばるで撮れたのですが、いざ撮影を始めたら枝にいた獲物を捕まえて谷へ降りてしまいました。獲物を枝に叩きつける音は聞こえるのですが、藪で姿が確認できず。タイミングの悪いこと…。^^;

ツミのメスもいましたが、やんばるの個体は警戒心が強いです。市内の公園に住むツミとは大違い。

やっとアカショウビンが撮れたと思ったらこんなの。この後すぐに獲物をくわえて藪の中へ。石垣島なら撮り放題なのになー。

2016年5月23日

先日から観察していたリュウキュウアカショウビンとリュウキュウサンコウチョウ の抱卵が確認できました。

サンコウチョウの方は、5月14日時点で抱卵が確認できました。12日も見に行ったのですが、まだ巣に座っていなかったので、産卵は13か14のどちらか。2週間で孵化して10日で巣立ちなので6月8日か9日には巣立つ予定。

アカショウビンの方はなんとも言えませんが、14日に観察していた時はペアの気配が全くなく、営巣場所を移したのかと思うぐらいでしたが、アカショウビンにはよくあること。1カ月ぐらい全く姿を見せなくなることは普通です。仮にその1週間のうちのどこかで産卵していた場合、孵化するのは早くて6月4日、巣立つのは早くて21日です。

というわけで、この2巣は今後も観察を続けていきたいと思います。

先日のコアジサシの営巣 は全滅していました。何が原因なのか。

アカショウビンは顔を出したと思ったら、一瞬で飛び去りました。これしか撮れず…。^^;

石垣島では撮り放題のアカショウビンも沖縄本島南部ではなかなか出合える機会が少ないです。やんばるまで行けばそこそこいますが、撮影は難しい。

2016年5月6日

リュウキュウサンコウチョウが巣作りをしていました。作り始めて2〜3日です。 先日のリュウキュウアカショウビンも巣穴 をまだ掘っている最中のようで、木の屑が増えていました。また、鳴き声も聞こえました。

林道では、ウグイスが鳴いていました。かなり近い感じだったので、茂みをよーく見てみるといました。声はあちこちで聞くのですが、撮影できたのは初めてです。^^

以前見つけたセッカの営巣は、草が刈られて巣が丸見えになっていました。誰かが故意に切ったのか、農家の人が刈って巣があることに気づいて途中でやめたのか。雛は5羽孵化していました。昨日ぐらいに孵化したものと思われます。巣立ちは5月20日前後と思われます。

昨日見つけたズアカアオバトの巣作りもまだ続いていました。かなり見えにくい場所ですが引き続き観察してみようと思います。

帰り道、キジバトの巣立ち雛が道路の真ん中を歩いています。危ないので、捕まえて道路脇のゴルフ場の敷地に放しました。しばらく見ていると親鳥と合流できました。^^

リュウキュウサンコウチョウのメスが巣材を運んできました。あと2〜3日で完成です。