日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年10月10日

石垣島のベニバトシーズンが到来です。田んぼに4羽のベニバトを確認しました。今後、どんどん増えてきて稲刈りが始まれば撮影もしやすくなります。

ツメナガホオジロも出たのですが、仕事中、 第一発見者の「石垣島BIRD観察」さん から連絡をもらい、仕事を終えて駆けつけるも姿を一瞬見ただけでした。今夜は天気が悪いので滞在することを期待します。

今年は沖縄本島、粟国島、与那国島、石垣島でツメナガホオジロが確認されており、沖縄はツメナガホオジロの当たり年かもしれません。

ベニバトのオス成鳥。冬羽が出てきています。

2020年10月10日

田んぼに今季初となるマガンがいました。警戒心がない個体でしたが、右目を負傷しているようです。

コガモは水の張られた田んぼに浮いていました。近くにはカイツブリも。カイツブリは石垣島内で繁殖もしているのですが冬場は個体数が増えるのでどこからか渡ってきているのでしょう。

ジシギはほとんどが、タシギになっていました。越冬する個体も出ると思われます。

畔にはツメナガセキレイやムネアカタヒバリが多くなっています。

今季初マガンは幼鳥単独でした。右目を少し、負傷していきます。ふつうは家族で渡りをしますが、このケガが原因で家族と離れてしまったのでしょうか?

2020年10月10日

久しぶりにカタグロトビの餌場に行ってみました。夕方になると餌のネズミを求めてやってきます。何度か狩りをしていましたが、獲物を捕まえる姿は見ることができませんでした。

サシバの渡りは少し前から始まっており、この日は30羽程度が飛びました。ピークはこれからです。天気に恵まれることを期待しています。

サシバの渡りを見ているとチゴハヤブサが現れました。例年、数羽がサシバと共にやってきて南へ渡っていきます。

夕方現れたカタグロトビ。手持ちの1200ミリなのでブレブレ。

2020年10月10日

この時季、石垣島にはいろいろなサギがやってきます。同じ田んぼには、ジャワアカガシラサギとアカガシラサギが同居していました。アカガシラサギのほうが強いようでジャワアカガシラサギが近づくと追い払っていました。ジャワアカガシラサギは今季4羽目となります。アカガシラサギは2羽目。アカガシラサギはこれから増えてきます。

ムラサキサギは、幼鳥、成鳥とも秋は見る機会が多いです。

ゴイサギも増えてきました。夜の田んぼに行くと多く出会いますが、この日は牧場の芝を歩いていました。

ジャワアカガシラサギ冬羽。珍しくトラクターの後を追っていました。

2020年10月7日

ハシブトアジサシが飛来していました。 先日の幼鳥 に続き今季2羽目です。

海岸のチドリたちも数を減らしていますが、オオメダイチドリやメダイチドリ、ムナグロ、シロチドリなどがいます。シギはキョウジョシギとキアシシギ、チュウシャクシギなどが少々。数は少ないながらも楽しめます。

一見、成鳥に見えますが、第1回冬羽のハシブトアジサシです。

2020年10月6日

イワミセキレイ、ムネアカタヒバリ、(キマユ)ツメナガセキレイの3種を今季初確認しました。

石垣島のイワミセキレイは例年、アカハラダカの渡ってくる9月中旬ごろの飛来が多いのですが、今年は少し遅めの登場です。久しぶりのイワミセキレイですが、ちょっと小ぶりで色合いが渋く、なぜか尾羽を左右にゆっくり振るところなどちょっと変わり者ないい鳥です。^^ キセキレイと行動を共にしていましたが、全長20センチのキセキレイと比べると全長15センチのイワミセキレイはやり小さいです。

ムネアカタヒバリはこれから冬にかけて数をどんどん増やしていき、まもなくタヒバリやマミジロタヒバリなども加わり石垣島の田んぼの小鳥が楽しくなります。

(キマユ)ツメナガセキレイは例年だとマミジロツメナガセキレイとほとんど変わらない時季にやってくるはずなのですが、ことしは待てど暮らせど見当たらず。10月に入ってやっと(キマユ)ツメナガセキレイの群れに出会えました。

キセキレイは林道から芝生、田んぼまでいろいろな環境にいますが、1羽から数羽の群れでいます。

イワミセキレイの伸び。これが撮りたかった!! 次列風切の2枚に羽虫がついていますね。

2020年10月6日

昨年は11月に撮影できたオオヨシキリ 。本土ではアシ原でにぎやかにさえずっている姿を目にしますが、沖縄本島や八重山の越冬や渡りの個体は静かに草むらの中を移動するのでなかなか目にする機会がありません。

きょうはスコールの後、羽を乾かすためなのか、サトウキビ畑の端へ出てきた2羽を撮影することができました。

オオヨシキリは夏季、大陸でも繁殖していますが、石垣島へ渡ってくるのはどこからなのでしょう。

石垣島では貴重なオオヨシキリ。幼鳥。80メートルほど離れているのでこれが限界でした。

2020年10月6日

アメリカウズラシギの田んぼに到着するや土砂降りに見舞われました…。

見える範囲の田んぼにはツバメチドリやアカアシシギ、ヒバリシギといった沖縄らしいシギ、チドリがいるほか、セイタカシギやコアオアシシギ、タカブシギ、ハマシギ、タシギなどが休憩中。

クロハラアジサシは石垣島のあちこちの田んぼや牧草地でヒワヒワと飛んでいる姿を目にします。

アカハラダカの渡りが終わり、サシバの姿が見え出した石垣島は、秋の渡りも終わりに近づき鳥の入れ替わりが激しいです。田んぼで観察しているだけで色々な野鳥がやってきたり飛び去ったりしているのが確認できます。

ツバメチドリの南下もピークを過ぎてあまり見なくなったツバメチドリ。土砂降りの中、1羽だけ田んぼに降りていました。

2020年10月1日

毎年、アカハラダカとともにやってくるハイイロオウチュウが今年も石垣島に現れました。今季は2カ所で合わせて3羽が確認されています。 2017年のハイイロオウチュウは越冬 して近くで観察することができました。ことしも越冬に期待です。

秋の渡りはこれから佳境を迎えます。ぜひ私の友人が催行する スポッター石垣島ネイチャーガイドサービス を利用して、いい鳥を見てくださいね。^^ ガイドの腕は私が保証します。

電線で朝日を浴びるハイイロオウチュウ。警戒心はさほどありません。

2020年10月1日

相変わらず、秋の渡りで野鳥たちの入れ替わりが激しい石垣島です。今季3羽目となるソリハシセイタカシギのほか、アカアシシギやセイタカシギ、アオアシシギ、ヒバリシギ、タカブシギなど田んぼに赴けば必ずシギたちが出迎えてくれます。ハマシギは8羽の群れが入っていました。

ムラサキサギは幼鳥、成鳥と出会う機会は増えています。リュウキュウヨシゴイも子育てが終わり、田んぼや水路をのぞけば大抵、見つかります。

アマサギやチュウダイサギは渡りが最盛期を迎えており、数百羽の群れが現れたりします。こちらも入れ替わりが激しいです。

先週まで大量にいたツバメチドリは数を減らしましたが、クロハラアジサシは相変わらず島内のあちこちで逗留しています。

ソリハシセイタカシギの第1回冬羽。

2020年10月1日

ハリオシギから始まったジシギの渡りも終盤になってくるとタシギが大勢を占めるようになりました。それでも越冬モードのハリオシギやチュウジシギもいますので、換羽の推移を見守るのが楽しみですね。

タシギ幼鳥。目の前に出てきました。

2020年9月26日

今季初となるコガモが飛来していました。雨の中、ひっそっりと奥まった田んぼにいました。

エリマキシギは今季、幼鳥は何羽も入っているのですが、きょうは今季初の第1回冬羽を確認しました。

クロハラアジサシは南下組がどんどん数を増やしていますが日々、入れ替わりは激しそうです。

ツバメチドリも入れ替わりが激しく、最大100羽ほどでしたが、現在は十数羽です。

ハリオシギはまだまだ残っていて数カ所では越冬しそうな雰囲気。チュウジシギは減って、タシギがかなりの数を占めています。

トウネンは、数羽の群れはあちこちで見ますが、今年は大きな群れが確認できません。心配ですね。

ほかにはソリハシセイタカシギやセイタカシギ、アカアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシ、ヒバリシギなど石垣島らしいシギがたくさん滞在しています。

今季初のコガモ。メスの成鳥ですが遠かった…。

2020年9月22日

新型コロナで県外へ出られないので、シルバーウイーク中は2泊3日で与那国島へ家族旅行に行ってきました。

移動途中、林道や海岸線などをちょっとだけ鳥見。秋の渡りには若干早かったのと、2日目まで南風が吹き続けていたので与那国らしい鳥は出せませんでした…。^^;

2日目の夕方から北寄りの風になり、前日まで全くいなかったアカハラダカは林道などでたくさん見られました。西崎で観光していると南側の海上から目線の高さでアカハラダカが単独で島へ飛び込んできました。アマサギやコサギの群れは北風が吹き出した3日目に幾度となく海から与那国島へ到着する群れを見ました。40羽から最大で100羽ほどの群れでやってきました。

ブッポウソウは2日目の夕方に1羽、3日目にもう1羽を確認しました。八重山のブッポウソウはだいたいこの時期で石垣島でも1羽出ていました。

この時期、島内で特に目につくのはエゾビタキとシマアカモズ とツメナガセキレイで、何羽見たかわかりません。ツメナガセキレイは珍しい亜種も期待したのですが、全てマミジロツメナガセキレイでした。

東崎では、まさに到着したばかりというチュウジシギが岬の先端にいました。

ライファーとなるアリスイも確認。沖縄ではなかなか見ることができず「やばいの見つけた」というと息子が「長芋見つけた?」と聞き返し3歳児のかわいさ全開です。^^

沖縄県が設置したウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りにはサンコウチョウやキマユムシクイ、キセキレイ、エゾビタキ、ツバメ、タイワンヒヨドリなどが集まっていました。

林道ではトケン3羽を見たのですがどれも飛び去る後ろ姿だけなので同定できず…。カラムクドリは十数羽の群れ、サンショウクイも数羽の群れを何度か見ました。ムシクイは子連れでの撮影は厳しいですね…。^^;

そして与那国島で一番の成果はハリオシギの死体を拾ったことです。^^ このハリオシギは featherbase にて 羽根標本(Exhibit #5698) になりました。

近くで撮影することができたアカハラダカの成鳥メス。

2020年9月19日

ツバメチドリの群れに混じって今季初となるオオチドリが1羽。渡ってきたばかりのようで疲れた様子でした。

ツバメチドリは増減を繰り返し、最高で100羽近くの群れになっていましたが、きょうは20羽ほどでした。ハジロクロハラアジサシも2カ所で3羽が滞在中で、ビュンビュンと田んぼや畑の上を飛び回っていました。

エリマキシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギなど種類は少ないですが日替わりでいろいろなのが入って面白い田んぼです。

畔で休むオオチドリ。成鳥冬羽。

2020年9月18日

空いた時間、近くの海岸と田んぼの見回り。アオアシシギやキアシシギ、トウネン、オオメダイチドリ、タシギ、チュウジシギ 、セイタカシギ、ハマシギなど。シギやチドリは渡りの真っ最中で毎日、入れ替わりが激しいようで増減もそれなりにあります。

先日のハシブトアジサシ はまだ滞在中ですが、行動範囲が広く今回は違う場所にいました。

今季は、なぜかマミジロツメナガセキレイばかりで(キマユ)ツメナガセキレイに全く出会えません。不思議です。

アオアシシギ成鳥冬羽。

2020年9月15日

ハシブトアジサシを見つけました。今季初めての飛来となります。車を走らせていると一瞬、アジサシとすれ違い、顔がどう見てもハシブトアジサシに見えたので戻って探すと海岸に降りて水浴びをしていました。

幼羽から第1回冬羽へ移行中のハシブトアジサシ。降りている個体をこんなに近くから撮影できたのは初めてです。^^

2020年9月15日

数日前から滞在しているハジロクロハラアジサシは石垣島内に2カ所で合わせて3羽いました。

ツバメチドリは十数羽だったのが、50羽になり、80羽になりどんどん増えています。

クロハラアジサシは島内各所で数羽の群れが見られます。

ハジロクロハラアジサシ幼鳥の飛翔。

2020年9月15日

今季、2羽目となるソリハシセイタカシギを仕事に向かう途中に見つけました。^^ 写真を数枚写したのち、友人らに知らせて後にしました。友人によると、翌日は場所を少し変えていたようです。

タシギが数日前から一気に増えました。ある田んぼでは、ほとんどタシギだったりします。

ソリハシセイタカシギ第1回冬羽。

2020年9月14日

今季初となるエゾビタキを確認しました。この鳥を見ると秋の深まりを感じますねー。

カンムリワシは今季、4羽目と5羽目を確認。4羽目は警戒心が強めで写真が撮れませんでした。^^;

先日のアカエリヒレアシシギはまだ滞在中。チュウジシギは畔にぼちぼち、タシギはかなり増えてきました。

田んぼには、アオアシシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、トウネンなどがそこそこいます。

今季初となるエゾビタキ幼鳥。