2019年5月2日(旧暦では2019年3月28日)
4月30日に与那国島で行われる「平成最後の夕陽 in YONAGUNI」の取材に行くついでに「フェリーよなくに」の航路で海鳥観察。強風だったこともあり西表島を過ぎたあたりから船がかなり揺れました。乗客数名が船酔いでダウン。
そしてしばらくするとやっと1羽目のカツオドリがフェリーに驚いて海面から飛び出すトビウオを狙い船を追い始めました。カツオドリはどんどん増えて最大6羽になりました。
カツオドリを見飽きたころ、少し小さめのカツオドリがやってきた。近くに来るとアカアシカツオドリと分かり、揺れまくり波をかぶりまくりの甲板から撮影。2016年に新婚旅行で行った小笠原では 母島航路で(若い?)成鳥 、 父島航路で亜成鳥 を見ており、3年ぶりの出会いでした。^^
与那国島が近ずくとモノトーンのアジサシが数羽群れています。写真を撮って確認してみるとセグロアジサシでした。こちらは久しぶりのライファーとなりました。^^
与那国島上陸編
2019年5月3日(旧暦では2019年3月29日)
春の渡りには少し遅く、バードウオッチャーもほとんどいない与那国島。鳥見が出来たのは、早朝の2時間と午後1時過ぎから土砂降りになる午後4時までの3時間ほどでしたが、個人的には春での出会いが初めてのアカハラダカとオウチュウが見られたほか、ブッポウソウやシベリアツメナガセキレイ、シベリアアオジ、タイワンハクセキレイ、サルハマシギ、オグロシギ、アカガシラサギなどが見られたのがよかった。
写真が撮れなかったのでは、サメビタキっぽい何かと小さめの不明トケンとコグンカンドリ、ミズナギドリの仲間、オオヨシキリ、コノハズクもしくはリュウキュウコノハズク、インドハッカ、ミフウズラ。声だけなのは、ヨタカとアカショウビンでした。
次回は、もっと早い時期に行って春の渡り鳥を探したいですね。
与那国島航路編
2019年5月12日(旧暦では2019年4月8日)
約1カ月ぶりに沖縄本島へ行ってきました。向こうの友人とやんばるで合流してまずはヤンバルクイナの鉄板ポイントへ。リュウキュウオオコノハズクはまだ抱卵中かヒナが小さいようで樹洞の中からメスのオオコノハズクの鳴き声が聞こえるのみでした。気になるのは、オオコノハズクの営巣木の近くでリュウキュウアオバズクがわが物顔で餌を捕っていたことでしょうか。さすがにオオコノハズクの営巣木を奪うことはないと思いますが心配です。
辺野喜ダム近くでは、リュウキュウアカショウビンが枝で寝ていました。昨年も全く同じ場所で寝ていたので同じ個体の可能性が高いです。
リュウキュウオオコノハズクも複数羽確認したのですが、警戒心が強めで撮影には至らず。
ノグチゲラの営巣も見つけましたが、ヒナがまだ小さいようで見ている間には給餌は1度だけでした。写真は時間切れで残念ながらありません…。^^;
ホントウアカヒゲは軽自動車がギリギリ通れるぐらいの林道で子育て中でした。メスが餌運びをしてオスが近くで警戒していました。
レンタカーを返す前には三角池に寄るとウズラシギが6羽。ヒバリシギやセイタカシギなどもいました。
2019年5月15日(旧暦では2019年4月11日)
田んぼにオグロシギ2羽とウズラシギ18羽、アカアシシギ1羽が入っていました。ヒバリシギやセイタカシギなども。オグロシギやウズラシギ はこの時期、沖縄を北上していくので与那国や沖縄本島でも遭遇が多いです。沖縄本島の漫湖水鳥・湿地センターには8羽の群れが入っています。
ウズラシギは18羽が田んぼで採餌や水浴びをして旅の疲れを癒していました。アカアシシギは単独で寂しそうでした。
リュウキュウヨシゴイやバン、シロハラクイナなども繁殖期で活発に活動しており、出会う機会も多かったです。
2019年5月15日(旧暦では2019年4月11日)
2016年から観察されている部分白化でまだら模様になったリュウキュウアカショウビンが今年も石垣島にやってきました。^^ 4年目のご来島!!
2016年2月に沖縄本島へ異動になり、その年の5月に友人で石垣島でバードウオッチング業を営むSPOTTERさんが見つけた個体です。今年、赴任が終わりやっと私も撮影することができました。この非常に珍しいアカショウビンを見たい人は石垣島ナンバーワンの野鳥ガイドSPOTTERさんに案内してもらってください。いつもの通り、商売っ気がないので私が勝手に宣伝しときます。^^
この日は、ペアのオスも同時に見ることができ、求愛給餌も確認できました。昨年と一昨年は繁殖も確認されていますので今年も期待です。^^
2019年5月28日(旧暦では2019年4月24日)
シロハラクイナの親子連れをよく目にするようになりました。一瞬で目の前を通り過ぎることが多く、写真に収めるチャンスは少ないのですが、この日は運よく水たまりで水浴びをしている親子を見つけました。親鳥2羽とヒナが4羽でした。
シロハラクイナの家族の上ではカラスが2羽騒いでいたので、草陰で素早く水浴びするとサトウキビ畑の中に消えていきました。
2019年5月28日(旧暦では2019年4月24日)
カラスが大騒ぎしているので何事かと思ったらアオバズクとバトルしている最中でした。メスも巣の樹洞から飛び出していたのでカラスが巣穴を覗き込んだりしたのでしょう。オスとメス2羽でカラスを撃退してしばらくするとメスが巣に戻ってきました。どうやらこの地上2メートルほどにある樹洞を巣にしているようです。
2019年5月28日(旧暦では2019年4月24日)
師匠にリュウキュウサンショウクイの営巣を教えてもらいました。しばらく忙しくて見に行けなかったのですが、時間が少し空いたので見てくると巣立ち寸前のヒナが3羽見えました。^^
サンショウクイの営巣は今までも何度か見ているのですが、こんなに目立つところに巣を作っているのは初めて。おかげで可愛らいしヒナの顔がしっかり見えました。この2日後、無事に全て巣立ったそうです。
2019年5月28日(旧暦では2019年4月24日)
バンナ公園を車で流すだけでリュウキュウアカショウビンを5個体確認。鳥には全くの素人の友人も公園内のランニング中に3羽見たと言っていました。この時期はとても活性が高く見やすいです。
毎年、アカショウビンの縄張りとなる芝生にはやはり今年も2羽のアカショウビンが入っていました。個体は変わっているかもしれませんが、私の観察している限りでは10年以上利用されている場所です。
林道にはカンムリワシのオス成鳥と若い個体がいました。若い個体の方は、日に日に換羽が進み幼羽から成鳥らしい姿に変わりつつあります。
ズグロミゾゴイは、近所の御嶽周辺で餌を採っていました。写真には撮れませんでしたが、2個体いました。おそらくカップルと思われます。
2019年5月31日(旧暦では2019年4月27日)
アカショウビンとアオバズクが近所で繁殖しています。アカショウビンは、木の朽ちた部分に穴を掘って営巣の準備中。 数日前、カラスと大立ち回りを演じていたアオバズク は大雨にも負けず順調に抱卵しています。
アカショウビンは5月28日、卵の殻と思われるものをくわえて飛んでいるのを見たのですが、どうも違ったようです。孵化には少し早すぎると思っていました。^^;
サンコウチョウも同所で子育てしているのですが、巣の場所までは特定できませんでした。カラスが来るとオスが必死でモビングしていたので近くでメスが抱卵中と思われます。