2015年7月3日(旧暦では2015年5月18日)
本日、コノハズクのヒナが初めて巣の外へ顔を出しました。昨年は、 6/30日に1羽目が巣立ち して、 7/3には全て巣立ち ました。今年もほぼ同時期です。
きょうは、保護したコノハズクを搬送した縁で私の飼っているオカメインコやセキセイ、文鳥などを診てもらっている獣医の先生や師匠、オランダ人などと観察しました。^^
明日から名古屋へ3日間ほど行くので、今年は巣立ちは見られなさそうです。^^;
リュウキュウコノハズク
親鳥はせっせと餌を運びます。コノハズクは、午後9時には餌やり終了です。
リュウキュウコノハズク
コノハズクのヒナは、なんてかわいいのでしょうか!!
リュウキュウコノハズク
2羽が出てきました。昨年は合計3羽でしたが今年はどうでしょうか。
2015年7月6日(旧暦では2015年5月21日)
コノハズクのヒナが2巣で巣立ちました。 ヒカゲヘゴの巣は7/4に巣立った ようです。私は、名古屋へ行っていて見ることができませんでした…。^^;
人工物で営巣していたコノハズク は7/5に巣立ったようで、親鳥はいつもと違う木で見張りをしていました。ツミが近くで抱卵しているのでじっくり探せず、ヒナは見つかりませんでした。
昼間に2声鳴くことはよくあるコノハズクですが、きょうは長いこと鳴いてくれて動画も撮れました。
リュウキュウコノハズク
コノハズクが営巣していた東屋から20メートルほど離れた場所に移動していました。アップで以前の写真と比べてみると何箇所か共通点があり99パーセント同じ個体。
近くにヒナがいるはずですが、ツミの営巣が近くであるので、短時間の捜索では見つけられず…。^^;
リュウキュウコノハズク
コノハズクはアオバズクと比べると人を恐れない個体が多いのですが、このオスは人間をまったく恐れません。
リュウキュウコノハズク
4日前に巣立ちしたコノハズクのオス親。鳴いているので喉が膨らんでいます。近くにいるはずですが、メスとヒナは見つからず…。
営巣木からは、20メートルほど移動していました。
2015年7月7日(二十四節気の小暑、旧暦では2015年5月22日)
アカショウビンの子育ても終盤に入り、あと数日で巣立ちでしょう。ミラーレスを巣の下にセットして動画も撮れましたがピントをマニュアルにするのを忘れたのでたまにピントが勝手に動きます…。^^;
かなりの斜面にある巣なのでテント式のブラインドに入れず、ブラインドネットを立木に取り付けて撮影しました。すぐ横が30メートルほどの崖なので恐る々ゝの撮影でした。^^;
ブラインドは外すのが大変なので、そのままにしてきました。明日回収に行きます。
リュウキュウアカショウビン
ブラインドの真上でクマゼミを捕まえてヒナに与えていました。クマゼミはアカショウビンのいい餌になっています。
リュウキュウアカショウビン
親鳥です。頭にシラミバエが付いています。アカショウビンは必ずシラミバエを付けていますね。
2015年7月7日(二十四節気の小暑、旧暦では2015年5月22日)
人工物に営巣していたコノハズク のヒナはやはり7/5の夜に巣立っていたようで、きょう、近くの木で見つけることができました。^^ もう1羽はまだ巣立っておらず、巣穴から上半身をのぞかせていました。
リュウキュウコノハズク
7/5日に巣立ったヒナ。コノハズクのヒナは、ボサボサでススキ細工のフクロウのようですね。^^
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
2015年7月8日(旧暦では2015年5月23日)
明日から台風が接近してくるので、 昨日、張りっぱなしにしていたブラインド を回収がてらアカショウビンの営巣を観察してきました。昨日は、動画のオートフォーカスを失敗したので、きょうは固定で撮ってきました。^^ 巣立ち直前と巣立ち後のヒナが使う鳴き声も撮れました。
4羽とも順調に育っているようです。台風被害がないことを祈るばかりです。
リュウキュウアカショウビン
日本最大のゴキブリ、ヤエヤママダラゴキブリを運んできました。ホタル撮影のとき、こいつがメガネに止まって目が見えなくなった錯覚に陥ったことがあります。^^;
リュウキュウアカショウビン
2015年7月8日(旧暦では2015年5月23日)
東屋に営巣していたコノハズク は全て巣立ったようです。近くに4羽いるオスのコノハズクたちが一斉に鳴き出し、つかみ合いのケンカをして地面に落ちてくるハプニングもありました。以前は、カラスと組んず解れつで地面に落ちてきたのを見たことがあります。
さえずっているところは、動画に納めることができました。クマゼミの鳴き声がうるさいですが。^^;
リュウキュウコノハズク
2015年7月9日(旧暦では2015年5月24日)
台風前で強風やスコールがありますが、コノハズクはまだいました。巣立ったヒナの近くで見張りをしているのでしょう。
ヒナは、台風被害に遭わず無事に育ってほしいものです。
リュウキュウコノハズク
雨に濡れ、強風でグラグラ動く木の上からヒナ見守っていると思われます。今季、コノハズクが昼間見られるのもこれで最後でしょう。
2015年7月11日(旧暦では2015年5月26日)
台風の暴風を避けて、アジサシの仲間やシギ、チドリが風裏になる大浜海岸から宮良川河口付近に集まっていました。
暴風圏の中、ロクヨンを持って海岸を歩いていたので、少し浮いていたようです。^^;
ベニアジサシ
多くのアジサシ類が集まる中、ベニアジサシはひときわ美しかった。
エリグロアジサシ / コアジサシ
エリグロアジサシとコアジサシは姿勢を低くして暴風に耐えていました。
エリグロアジサシ / オオアジサシ / コアジサシ / ベニアジサシ
数十羽のアジサシ類がいたので、ハシブトアジサシも探しましたが残念ながらいませんでした。
キアシシギ
オオアジサシ
風速35メートルほど吹きましたが、アジサシたちは餌取りもたまにしていました。
2015年7月12日(旧暦では2015年5月27日)
アカショウビンの営巣を観察していたら、リュウキュウキビタキが親子でやってきました。^^ 巣立って間もないようでした。
リュウキュウキビタキ
リュウキュウキビタキ
2015年7月12日(旧暦では2015年5月27日)
予定では、今日の巣立ちでしたが11:00〜18:00までには巣立ちませんでした。^^; ヒナが5羽もいるので生育がゆっくりだったりするのでしょうか? 今まで観察してきたアカショウビンは3〜4羽でした。5羽は初めてで、他の人に聞いてもそのようです。
ここのアカショウビンは、サキシマキノボリトカゲやイシガキトカゲ、カニ、イナゴ、イシガキモリバッタ、クマゼミなどバラエティーに富んだ獲物を持ってきます。^^
リュウキュウアカショウビン
アカショウビンがカニを運んできました。モクズガニに見えます。
リュウキュウアカショウビン
カニはなかなか食いにくいようで、ヒナの口に押し込むのに苦労していました。^^;
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
翼で隠れてしまいましたが、イシガキトカゲを運んできました。
リュウキュウアカショウビン
2015年7月13日(旧暦では2015年5月28日)
本日、アカショウビンのヒナ3羽が巣立ちました。2羽は私が現場に着く前に巣立ったようで、1羽はスコールが来て避難しつつ昼飯を食ってる間に巣立ってしまった模様です。巣立ちを促すためか巣穴から見える場所に親鳥が止まったり、餌をヒナの口に入れてもなかなか餌を離さない行動をしていました。
餌渡しの動画もあります。
6/25に孵化を確認しているので、孵化後19日での巣立ちでした。アカショウビンの巣立ちとしては1日遅いです。残りの2羽も夕方には「ピーピー」という鳴き声から巣立ち直前の「ケッケッ」に変化したので明日には巣立つことでしょう。
今日運んできた餌は、カエルやイシガキモリバッタ、緑のバッタなどでした。
それと、フィールドでお会いしたバードウオッチャーのご夫婦に「shimasobaさんですか?」って聞かれちゃいました。^^; 車が緑だから分かるのかなー?
リュウキュウアカショウビン
親鳥がバッタを運んできましたが、与えずに戻ってしまいました。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
初めてカエルを運んできました。リュウキュウアカショウビンはカエルを持ってくることが少ないです。
リュウキュウアカショウビン
イシガキモリバッタを捕まえてきました。イシガキモリバッタは有毒のクワズイモの葉を食うので毒を持っていると聞いたことがあるのですが、アカショウビンには関係ないのでしょうか?
リュウキュウアカショウビン
このカエルをあげるのは、かなりもったいぶっていました。アカショウビンの巣立ちを促す行為なのでしょうか?
2015年7月14日(旧暦では2015年5月29日)
今日は、6時に起きて7時前には現場に着いたのですが、すでに1羽巣立っていました。午後、4番目に巣立ったと思われるヒナを見つけました。残り1羽は、午後7時までに巣立ちしませんでした。^^; 3日間にわたる巣立ちなんて初めての経験。
午前中は非常に暗く、ISO感度は4000から10000ぐらいを使いました。
7月16日追記: まだ、最後のヒナが残っているそうです。^^;
7月19日追記: 本日、やっと最後のヒナも巣立ったそうです。なんと最初に巣立ったヒナから遅れること6日間!!
リュウキュウアカショウビン
4羽目の巣立ちビナ。巣立つ瞬間は見られず残念。アカショウビンもヒナのうちはこんな色。
リュウキュウアカショウビン
ここのアカショウビンは巣立つと急斜面を下りてしまうので、親からヒナへの餌渡しは見られず…。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
1羽残されたヒナは満腹なのか餌を受け取らないことも数回ありました。餌が豊富なようでアカショウビンには良い環境です。
リュウキュウアカショウビン
キノボリトカゲも運んできました。アカショウビンのヒナの全長よりキノボリトカゲの方が長いのですが丸のみです。
2015年7月17日(旧暦では2015年6月2日)
ペアのうち1羽がカラスに殺され、片親で4羽のヒナを一生懸命に育てていた農園のアカショウビン。巣立ちの1週間ほど前に、4羽のうち3羽のヒナがカラスの餌食になりましたが、生き残った最後の1羽は本日無事に巣立ちました。
孵化後、18日で予定通りでした。
かわいいかわいいヒナの動画もあります。^^
リュウキュウアカショウビン
セミらしき餌を持ってきた親鳥。ここのアカショウビンはどこにも止まらずに一気に巣穴に飛んでくるので不意を突かれること多数。農園の管理が良いので背景も美しいですね。^^
リュウキュウアカショウビン
ヤエヤマヤシに開けられた巣穴から顔を出すアカショウビンのヒナ。この後、巣立つのですが1羽で育ったからか非常に飛翔能力が高く、40メートル近く飛んで行きました。^^;
リュウキュウアカショウビン
ヤシの葉っぱに止まりました。アカショウビンとヤシは石垣島って感じですねー。^^
リュウキュウアカショウビン
ヤシの葉から落っこちてしまいました。枯れたヤシの葉と同じ色でかなり見つけにくいです。
2015年7月26日(旧暦では2015年6月11日)
数日前、仕事中に見つけた、八重山農林高校の中庭で営巣するアオバズクが巣立ちました。^^ ヒナは1羽だけのようです。生徒に見せてあげたら「かわいー」って。
リュウキュウアオバズク
校長先生曰く、昨日巣立ったそうです。昨日なら親子3羽で並んでいたとか。^^;
リュウキュウアオバズク
リュウキュウアオバズク
オスのアオバズク。どこのペアもアオバズクのオスはメスに比べると明らかに小さいです。
2015年7月27日(旧暦では2015年6月12日)
潮が引いてくると、アジサシたちが水浴びのために宮良川河口に集まります。この日は、ベニアジサシ3羽とコアジサシ1羽、エリグロアジサシ10羽、クロハラアジサシ1羽が集まりました。
フラッグ付きのエリグロアジサシは山階鳥類研究所保全研究室鳥類標識センターに連絡したところ、2002年から2013年の間に、沖縄本島周辺で、合計323羽に装着して放鳥したもののうちの一羽と教えていただきました。また、沖縄本島以外でフラッグ付きのエリグロアジサシが観察されたのは今回が初めてだそうです。アルミリングの番号まで読めれば個体識別できるそうなんですが、残念ながらかなりの距離がありましたので、拡大しても判別不能です。
遠いのでロクヨンに2倍のエクステンダかませて1200mmでの撮影です。^^;
ベニアジサシ
ベニアジサシ
ベニアジサシの交尾。ところで、繁殖シーズンはもう終盤だと思うのだけど…。
エリグロアジサシ
エリグロアジサシの交尾。遠いのと、暑くて陽炎が立つので写真がぼやけてますね。
エリグロアジサシ / 足環・フラッグ付き
フラッグ付きのエリグロアジサシが1羽交じっていました。フラッグの角がかなり磨耗して丸くなっているので高齢個体の可能性が高いとのことです。
エリグロアジサシ
宮良川から濁った水が流れ込むので、水面が青くないです。^^;
カヌーツアーに蹴散らされているのもいました。
クロハラアジサシ
2015年7月27日(旧暦では2015年6月12日)
シギチの秋の渡りが始まっているようで、田んぼや海岸にぼちぼち姿が見られるようになりました。この日は、キョウジョシギやアカアシシギ、アオアシシギなどが渡ってきていました。アオサギも1羽だけいました。
アカアシシギ
キョウジョシギ
セイタカシギ
アオアシシギ
タカブシギ
アオサギ
2015年7月27日(旧暦では2015年6月12日)
クロツラヘラサギとリュウキュウヨシゴイが同じ田んぼにいました。クロツラヘラサギはかなり長いこといます。このまま越冬するのでしょうか。
リュウキュウヨシゴイは、田んぼの茂みから出てきてはオタマジャクシを捕まえて、また同じ茂みにもどるという行動でした。
クロツラヘラサギ
クロツラヘラサギの幼鳥。隣にいるのはコサギ。2倍のエクステンダを付けるとボケが汚いですね。2線ボケってやつでしょうか?
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイ。夕日を浴びて美しく輝いていました。
2015年7月27日(旧暦では2015年6月12日)
昨日に引き続きアオバズクの巣立ちビナをみてきました。ヒナは昨日の枝からほとんど移動していませんでした。両親はヒナを近くで見守っています。
リュウキュウアオバズク
オスのアオバズク。メスも居ましたが撮影が難しいところに止まっていました。
リュウキュウアオバズク
2015年7月28日(旧暦では2015年6月13日)
最近は、海岸や田んぼばかり見ていましたが、10日ぶりにアカショウビンのポイントである屋良部岳林道や嵩田林道、バンナ公園を見てきました。アカショウビン以外には、カンムリワシやリュウキュウキビタキなどが見られました。
リュウキュウアカショウビン
上の方を気にしていました。何もいないように見えたのですが、アカショウビンにはなにか見えたのかな?
子育ても終わって、換羽が始まるこの時季はみすぼらしいですね。^^;
2015年7月29日(旧暦では2015年6月14日)
嵩田林道でカンムリワシにあいました。いつもの慣れた個体です。営巣に成功していれば間もなく真っ白な巣立ちビナが見られるでしょう。今年は何羽の幼鳥が見られるか楽しみです。
カンムリワシ
カンムリワシ
2015年7月29日(旧暦では2015年6月14日)
嵩田林道でアカショウビンを何羽か観察できました。あと1カ月はいけるかな。キンバトもいましたが撮影には至らず…。^^;
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
暗い場所にもアカショウビンがいました。左肩にシラミバエがくっついています。
リュウキュウアカショウビン
どアップ。バックの緑とアカショウビンの赤のコントラストが美しいですね。^^