日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2020年7月23日

2日に分けてリュウキュウコノハズクのヒナ2羽が巣立ちました。^^ 数日もしたら2羽で並んで親鳥から餌をもらうようになります。

1カ月以上、ほぼ毎晩観察してきたので感慨深いものがあります。来年もぜひ繁殖してほしいものですね。

繁殖を観察しているところで、まだ巣立っていないのはカンムリワシが1巣とアカショウビンが2巣となりました。

やはり体の大きい1番子が最初に巣立ちました。

2020年7月21日

取材の合間に見た鳥たち。こうやってみると石垣島は野鳥の楽園ですね。^^

カタグロトビの繁殖ポイントではたくましく育った幼鳥がカラスを追い散らしていました。少し前まではカラスにいじめられて流血までしていたのに成長したものです。カタグロトビの近くにはツバメチドリの成鳥と幼鳥が合わせて10羽ほど。おそらく石垣島での繁殖個体たちです。

公園ではリュウキュウアカショウビンを数羽。子育てはほぼ終わっています。ズグロミゾゴイは子育て中の個体や巣立って独り立ちした個体などさまざま見られます。

田んぼではタカブシギやヒバリシギ、コチドリたちが羽を休め、その上をクロハラアジサシが飛び回っていました。

会社近くの田んぼではムラサキサギの幼鳥、海岸ではエリグロアジサシやベニアジサシ、コアジサシ。今季は台風が来ておらず、アジサシたちの繁殖が順調です。いつも繁殖する岩礁が定員オーバーでその手前の岩礁で仕方なく抱卵しているエリグロアジサシもいました。

仕事中にこれだけ鳥が見られる場所もなかなかないと思います。

仕事が終わって家で晩飯を食った後は、いつものリュウキュウコノハズク観察。2羽のうちの1羽が巣立ちました。^^

カタグロトビの幼鳥は「ギャー」と雄叫びをあげながらカラスを威嚇。

2020年7月18日

石垣島の野鳥たちの子育ても中盤です。アオバズクは6カ所すべて巣立ち終了。コノハズクは残すところ2巣。カタグロトビは、いったん子育て終了ですが、年に複数回繁殖します。

ズグロミゾゴイは巣立ち後、数日たった幼鳥が複数カ所で見られたり、子育て中だったり。カンムリワシは、まだまだ子育て真っ最中で巣立ちは8月の下旬ごろから順次始まる感じです。

エリグロアジサシとベニアジサシも子育て中、ツバメチドリは巣立った個体を営巣地以外でも見るようになりました。

先日、巣から落ちたヒナ とは違うっぽいです。

2020年7月16日

寝る前に近所をパトロール。子育て中のリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクをチェック。久しぶりに記録用の写真も撮ってみた。

ズグロミゾゴイやアカショウビン、キジバトなども休んでいました。

コノハズクのメス。巣の前で見張り中。あと1週間ほどで巣立ちと思われます。

2020年7月14日

仕事中、師匠から電話。なんと私がほぼ毎晩、観察しているリュウキュウコノハズクのヒナのうち、1羽が地面に落下していると!! 巣の場所が高くて戻せないと言うことなので慌てて飛んで行きました。

見つけた時は、カラスに今にも襲われるというところで危機一髪、助かったようです。問題の樹洞の入り口が高く、手が届きません。スポッターさんもかけつけ、脚立を出してなんとか巣へ戻すことができました。

親鳥は近くにいるので、いつ襲いかかってくるかと怯えながらの救出劇でした。^^;

近くには、アカショウビンの巣立ちビナ。昼間、待っていれば給餌も見られると思いますが、平日は仕事、休日は家族サービスがあるので無理ですね…。^^;

まだまだ綿毛が多く、巣立つには1週間程度かかると思われます。脚立などを準備している間に記録として撮らせてもらいました。

2020年7月7日

リュウキュウアオバズクが2日に分けて巣立ちました。家族で並ぶシーンはありませんでしたが、可愛らしいヒナを撮影できました。リュウキュウコノハズクも各所で順調に子育て中で今か今かと楽しみにしています。

イシガキヒヨドリも子育て中のようでバッタを捕まえて巣へ運んでいました。

ムラサキサギも子育て中のはずですが、今年は繁殖が観察できず…。

1番目の子は前日に巣立ったアオバズク。今年も数カ所で観察していますが、巣立ちビナが見られたのは今季初。

2020年7月4日

仕事で移動中につまみ食い。アカショウビンやコノハズク、アオバズク、クロハラアジサシが見られました。

写真には撮っていませんが、キンバトやカンムリワシ、ムラサキサギ、コアジサシ、エリグロアジサシなども車を運転しながら横目でチラ見。^^

公園内にいたアカショウビンのオス。

2020年7月2日

昨年も分からなかったリュウキュウコノハズクの営巣木がやっと分かりました。今季、五つ目の繁殖確認です。

このペアの雌雄は繁殖期序盤にすでに判明していました。しばらくするとオスしか見ることがなくなっていましたが、そのころ、メスが抱卵に入ったのでしょう。ここ数日はメスも頻繁に観察できるようになったので、ヒナは順調に育っていることと思われます。

リュウキュウアオバズクは6カ所で繁殖を確認しており、そのうちの一つは6月30日に巣立ち、もう一つも今夜あたり巣立ちそうな予感です。

メスのコノハズク。腹部の羽毛が乱れているのは抱卵斑だろうか。

2020年6月27日

久しぶりにまともなバードウオッチング。と言っても昼過ぎまでと夜に少しだけ自宅周辺を回っただけですが…。

リュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの子育ては順調に進んでいました。

カンムリワシも子育て中ですが、こちらは警戒心が非常に強くとてもじゃないけど近寄れません…。

リュウキュウキビタキやサンコウチョウの声も減りました。写真はありませんが、キンバトも数個体に出会えました。こちらも子育て真っ盛りです。

海岸ではコアジサシやエリグロアジサシ、ベニアジサシたちが繁殖中ですが、そこまで回る時間はありません。^^;

見返りコノハズクのオス。観察しているペアのうち、ここの巣立ちが一番早そうです。

2020年6月26日

今季、六つ目となるリュウキュウアオバズクの営巣を見つけました。おそらく抱卵中か、まだヒナが小さいと思われます。

夜になっても「夏至南風」の影響か南風が強く、アオバズクやコノハズクの出はよくありませんでしたが、風を避けられる場所で数個体のコノハズクを観察。よく観察する繁殖個体なのですが、巣はどこにあるのか分かりません。

道路を横断するヤシガニは複数個体に出会いました。

アオバズクのオス。メスは巣内にいると思われます。

2020年6月25日

5月中旬に見つけたリュウキュウコノハズクの巣 を久しぶりに見に行くとメスもオスも巣外に出ていました。樹洞に作られた巣の中からはヒナの鳴き声も聞こえてきました。順調に子育ては進んでいるようです。

コノハズクの繁殖は現在、4カ所を観察中。一番早いところは、来月初旬にはヒナの姿がおがめそうで、ここのペアは、7月の中旬ごろの巣立ちでしょう。 同所では昨年、3羽のヒナを巣立たせています

今なら昼間のコノハズクやアオバズクが観察できます。私もいつもお世話になっている 石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさん にぜひご相談ください。最近は、アカショウビンはもちろんのこと簡単には見ることができないツルクイナやリュウキュウキビタキなども撮影できているそうですよ。^^

コノハズクのメス。 1カ月以上前の繁殖初期のころ と比べると、羽がすれてかなりボロボロになってきています。

2020年6月22日

石垣島ナンバーワンの野鳥ガイド「スポッター」さんに教えていただき、息子を連れてリュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクを見てきました。息子はかわいさのあまり「捕まえて連れて帰る」と騒いでいた…。^^;

樹上で巣を見張るコノハズクのオス。息子はコノハズクがどこにいるのか分からず…。残念。

2020年6月17日

撮影機材をSONYに入れ替え、フラッシュを純正にしようかサードパーティーにしようか迷っていたのですが、評判のよいGodoxにしました。中でもリチウムイオン電池でチャージが早いV860IIとコマンダーにXproを購入。さっそく夜のリュウキュウコノハズクやリュウキュウアカショウビンを被写体に試してきました。久しぶりの石垣島でのナイトバードウオッチングです。^^

TTLもしっかり働き、露出のことは何も考えずに撮れて非常に便利でした。ガイドナンバー60の大光量ですが、電池もかなり持ちそうです。もうエネループなど乾電池タイプのフラッシュには戻れませんね。^^

コノハズクのオス。ここで繁殖している個体です。メスは抱卵中なのか分かりませんが見当たらず。

この個体は昨年、 全く同じ場所で撮影したコノハズクのオス と頭の羽毛のはげ具合が似ているので同個体かもしれません。

2020年6月4日

今日は、石垣島に長期滞在しているイギリス人とアイルランド人をバードウオッチングへ2時間ほどご案内。リュウキュウアカショウビンを見たいということでしたが、リュウキュウコノハズクに一番感激していました。^^

昨日から巣穴を掘り始めたアカショウビンのペア は今日も巣作り中です。1日でずいぶん掘り進めているようです。

キンバトはいつもの餌場にメスがやってきていました。林道を横断するオスの個体も一瞬ですが、観察することができました。

コノハズクは人が通行する場所に近いので子育てがうまくいくか少々心配です。

そして、私の友人であり、野鳥写真の撮り方を教えてくれた先生であり、石垣島ナンバーワン野鳥ガイドの スポッター さんが6月よりツアーを再開しました。この機会にアカショウビンなど石垣島の鳥を見にきてくださいね。^^ スポッターさんはカメラメイカーから試作機のテストを依頼されるほどの腕前で親切に野鳥撮影の極意を教えてくれますよ。私が責任を持ってお勧めします!!

暗い林の中で巣作りに精を出すアカショウビン。

2020年6月1日

今季、三つ目となるリュウキュウコノハズクの営巣を確認しました。巣として使っている樹洞が低いところにあったため、離れた小高いところから双眼鏡でのぞいてみるとメスが抱卵していました。オスのコノハズクは近くの枝で巣を外敵から守るための見張りをしていました。

樹上から巣を見張るコノハズクのオス。今季見つけた三つの巣のうち、もっとも観察しやすい環境にあります。

2020年5月30日

先日見つけたリュウキュウコノハズク が産卵したようでメスが、樹洞に入っていました。コノハズクの雌雄の違いはよく分かりませんが、これまで観察してきた中での傾向から先日撮影した個体はメスだと判断していましたが当たっていたようです。^^

リュウキュウアオバズクも石垣島各所で抱卵に入っています。現在、3ペアを観察中。先日、抱卵に入ったと思われるアオバズク情報をスポッターさんから聞いたので見てきましたが、巣内はもぬけのからで付近にアオバズクの姿もありませんでした。数日前の大雨で営巣をやめたのかカラスの被害にあったのか…。

林道や公園ではカンムリワシやズグロミゾゴイに出会うことができました。林道ではキンバトを観察する機会が多いですが、こちらもそろそろ抱卵に入る時期と思われます。

抱卵中のコノハズクのメス。人の気配がするので巣穴から顔をのぞかせたのでしょうか?

2020年5月18日

昨年見つけたリュウキュウアオバズクの営巣ポイント を回ってみると今年もペアで帰ってきていました。2羽でいるのですが、お互い離れた場所で休んでいました。

リュウキュウコノハズクもオスとメスが営巣木と思われる木の近くに止まっていました。先日のペアとは別の新規ポイントです。こちらも産卵、抱卵はこれからのようです。

リュウキュウメジロはペアが巣材を一生懸命運んでいました。不在中にのぞいてみると今日から巣作り開始のようでした。こちらも巣立つまで観察したいと思います。

林の中や公園を歩くとイシガキヒヨドリが目の前に立ちはだかります。これは、近くで子育てしているサインなのですが、ヒヨドリの巣は込み入ったところに作るのでなかなか見つけられませんね。

雌雄がはっきりしませんが、おそらくメスと思われるアオバズク。オスも近くにいるのですが、葉っぱがかぶって体半分しか見えませんでした。

2020年5月14日

近所の雑木林でリュウキュウコノハズクが営巣していました。鳥友に連絡して二人で観察していると、もう一羽も現れました。

順調にいけば7月には可愛らしいヒナが姿を現すでしょう。 昨年は同所で3羽のヒナ が巣立っています。

昨年も同じエリアでコノハズク を見つけていますが、このペアとは営巣木が離れているのと鳴き声は2カ所で聞こえているので別ペアだと思われます。

久しぶりにコノハズクの昼間の姿を見ることができました。オス個体です。

2020年3月1日

子どもを寝かしつけてから近所を見回り。石垣島は暖かい日が続き、リュウキュウコノハズクの活性が上がっているので数え切れないほど確認。アオバズクは電線に止まっているいつもの個体3羽を確認。

県道沿いに止まっていたコノハズク。スピードが出やすい道なので危ない。

2020年2月16日

暖かい夜、後日予定する鳥類研究者の案内の下見を兼ね、久しぶりに林道のリュウキュウコノハズクを見てきました。今年は気温が高く、その影響か分かりませんが、コノハズクたちはオスとメスが追いかけっこをするなど繁殖期初期のような行動を見せていました。

8個体ほど確認したうち、特に警戒心の薄い個体をじっくり観察。オスとメスの鳴き交わしやコノハズク同士のいざこざなどがありました。

公園に住み着く非常になれた個体。私の照らす電灯の光に集まる虫を捕まえたりしていた。