毎日、雨が続く石垣島です。今月は雨の降らない日はほとんどなく、日照時間も例年の40%以下な異常事態となっています。
雨が小降りになった隙をついて少しだけ鳥見。
アカショウビンは抱卵に入っているペアがほとんどとなっているようです。
カタグロトビは同じサトウキビ畑に3羽。昨年生まれの若い個体は比較的近くで観察できました。
キンバトは新居近くで毎日、オス個体が現れます。雨が降ると電線や枯れ木にチュウダイズアカアオバトがたくさん並びます。
石垣島で当たり年なハジロクロハラアジサシはクロハラアジサシの群れに1羽。牧草地でバッタを捕まえています。
海岸のシギ、チドリも渡りが終わり寂しい限りですが、メダイチドリやキョウジョシギなどが少し滞在中です。
アカショウビンのオス。通勤路で毎日、見る個体です。交通量の多い県道沿いなので交通事故が心配です。
無事に手術も成功裏に終わり、石垣島に帰って来て最初に撮ったのが毎年、自宅近くの墓場で繁殖するリュウキュウアカショウビンです。とても警戒心が薄く、昨年と同じ個体と思われます。
今年も早速、朽木に巣穴を掘り始めていました。 昨年は1羽のヒナが巣立ち ました。今回は何羽巣立つのか楽しみです。^^
リュウキュウアカショウビンのオス個体。
海岸でシギチを見ていたらヘロヘロになったアカショウビンの幼鳥が防波堤に墜落するように舞い降りました。海上を渡っている最中だったのでしょうか? 疲れた様子のアカショウビンは海岸沿いの遊歩道の欄干で少し休むと海岸林内に消えて行きました。
田んぼでは、カンムリワシを見る機会が増えています。幼鳥は先月、1羽確認していますが本番はこれからですね。
先月のジャワアカガシラサギに続き、今季初のアカガシラサギも到着しました。近年の石垣島はジャワアカガシラサギが入ってからアカガシラサギが入るというのが恒例です。沖縄本島もそのようになってきています。
疲れた様子のアカショウビンの幼鳥。コンクリートの熱で大気が揺らぎまくってもやもや…。^^;
久しぶりにリュウキュウアカショウビンを探しに林道などを回ってみました。2日間で7個体確認。まもなく渡りが始まると思いますが、まだまだいます。
繁殖期の5月から6月ごろは大胆になっているのか、比較的目立つような場所にいることが多いのですが、繁殖期が終わると鳥が変わったように控えめな性格になり、藪の中にいるので見つけにくいですね。それでも餌場は決まっているので、そこを訪れればこの時季でも見ることは可能です。
自宅近くで繁殖したペア も残っていて、毎朝、6時ごろに鳴き声を聞かせてくれます。
換羽が始まりぼろぼろですね。今時季のアカショウビンはほとんどこんな感じです。
台風で巣が壊れて保護し、段ボールで自作した人工巣とともに親元へ帰し、5羽のうち1羽が巣立ったアカショウビン の続き。翌日の28日には2羽目が巣立ちました。
さらにその翌日の29日に3番目が巣立ち。残る2羽は30日も巣立ちなし。なかなか巣立ちませんね。^^;
31日になって残る2羽が巣立ち、無事に5羽すべてが巣立ちと相成りました。
7月27日に巣立ちしたヒナの3日目の姿。羽毛を覆っていたさやも取れてかわいらしさに磨きがかかっています。^^
7月1日に発見したリュウキュウアカショウビンの巣 が台風6号の襲来により7月23日に損壊。嫌な予感がしていたので、台風ということもあり仕事を早めに切り上げて巣を見にいってみると、ヒナ5羽が暴風雨の吹き付ける巣外に放り出されてしまいました。
丈の伸びた草むらの中から全てのヒナを救助。体温が低下して元気がないので急いで自宅へ連れて帰り、洗濯物の乾燥部屋で乾燥と保温。しばらくすると元気を取り戻したようなので餌やりにチャレンジ。
アカショウビンのヒナは警戒心が強く、餌付けるのは難しいと聞いていたので部屋を暗くしたまま、食欲をそそらせるために親鳥が餌を持ってきたときに出す鳴き声を真似てみると「ピョッ、ピョッ」と餌を欲しがるような仕草が見られました。台風なので餌を買いにも行けないので冷凍庫にあったムール貝を与えてみると5羽のうちの2羽が勢いよく食ってくれました。
そこからは1時間おきに日付が変わって午前3時ごろまで給餌。全てのヒナが競うように餌を食うようになりました。その間に翌朝、営巣木にひっかける人工巣を段ボールで工作しました。
翌日は午前6時ごろから給餌。親鳥がすぐに給餌してくれるとも限らないので目一杯ムール貝を食わせました。
午前10時半、バードウオッチングガイドのスポッターさんと師匠に手伝ってもらい、折れた営巣木へ人工巣を設置。ヒナ5羽を投入して待つこと1時間ほどでやっと親鳥の給餌が確認できました。これで一安心。
人工物に興味を持ってカラスがやってこないか一抹の不安もありましたが、無事に人工巣設置から4日目の27日午後に巣立ち第1号を確認することができました。
死ぬほど大変なのでヒナの保護はなるべくしたくないですね…。^^;
** 追記 **
1羽目が巣立ってから4日後、保護してから8日後の 7月31日夕方には、5羽全てが無事に巣立ち ました。
7月19日、孵化して10日程度たったヒナ。この時点でどうもヒナが5羽ほどいそうだと判明。
昨年と同じエリア で今年もズグロミゾゴイの繁殖がありました。ヒナは独り立ちしているようでした。 こちらのズグロミゾゴイのヒナ たちは巣立ちまでもう少しかかりそうです。
ムラサキサギも幼鳥を見る機会が増えてきました。各地で子育てが終わっているようです。
バンの繁殖はほとんど終わって、幼鳥を見る機会が増えているのですが、まだ小さなヒナを抱えたペアもいました。
リュウキュウアカショウビンは今季九つ目となる巣を発見。カラスが近くと親鳥が体当たりで追い払っていました。
今年3月に見つけたけがをしたアマサギに久しぶりに出会いました。やはり治ることはなく、飛べないようです。
頭頂部にはヒナのころの名残として綿羽が残っているズグロミゾゴイの幼鳥。
以前から観察していたリュウキュウアカショウビンの子育て 。やっと巣立ちました。あっけない巣立ちの瞬間も動画で撮れました。^^
数日前から地権者に断った上でブラインドを張りっぱなしにしてあり、午前から張り込んでいたスポッターのお客さんが最初の巣立ちを午後2時半ごろに確認。私は、那覇からの友人とともに午後4時半から張り込み。
ブラインドから観察してすぐに巣立ちを観察することができました。完全に茂みに同化したブラインドだとアカショウビンの警戒心も全くありませんね。巣立ちが順調すぎて親鳥の餌運びは見られませんでした。
2番手の巣立ちとなったヒナ。
石垣島のリュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの琉球御三家の巣立ちラッシュが続いています。アオバズクは5巣、リュウキュウコノハズクも5巣、アカショウビンは7巣を観察中ですが、数が多過ぎてとてもじゃないですが、全部は見られません…。^^;
田んぼには、ソリハシセイタカシギやセイタカシギ、クロハラアジサシが飛来。
カンムリワシはいつものところにいつもの繁殖に参加していない若い個体がいました。アカショウビンと餌場を共有していますが、軋轢はないようです。
夜探では子連れのオオクイナが藪の中で寝ていました。
アオバズクはすでに3カ所で巣立ち。ヒナの数は1〜2羽の若干少なめです。こちらは1羽だけの巣立ちでした。左がヒナで右がメス。