日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2017年9月18日

フラッグ付きのアカアシシギとセイタカシギがいました。

アカアシシギはフラッグが外れてしまっていましたが、メタルリングの記号「KANKYOSYO TOKYO JAPAN 6A27456」は読み取れた。セイタカシギの方は白と青のフラッグでフラッグには「UM」メタルリングには「P.O. BOX 96-216 TAIPEI M01040」と刻印してありました。

2羽とも同日、金武の田んぼで見つけました。一日に同じ場所で複数羽のフラッグ付きを見つけたのは初めてのことです。

最近、フラッグ付きを見つけて山階鳥類研究所に連絡しても音沙汰ないことが何度かありましたが、今回は返事に期待して連絡します。どこでいつ付けられたものなのか分かるのが楽しみです。^^

9月20日追記

Twitterからの情報では、アカアシシギの方は、2015年に久米島で放鳥されたもので、2016年1月には、金武で撮影され、山階鳥類研究所へ報告された個体だそうです。

9月26日追記

本日、山階鳥類研究所鳥類標識センターから連絡がありました。それによると、「KANKYOSYO TOKYO JAPAN 6A27456」のアカアシシギは足環番号から2015年9月26日に久米島宇江城で放鳥された個体と判明しました。セイタカシギは台湾に問い合わせている最中で返事があり次第、私にも知らせてくれるとのこと。

10月15日追記

本日、「P.O. BOX 96-216 TAIPEI M01040」のセイタカシギについて山階鳥類研究所鳥類標識センターから連絡があり、このセイタカシギは、足環番号から2015年11月16日に台湾の Lan-Yan River, I-Lan County (宜蘭県の蘭陽溪かな?)で放鳥された個体と判明しました。緯度と経度も教えていただき 24d42mN 121d50mE だそうです。これを Google maps で表示してみると以下の場所が表示されるので台湾宜蘭県の蘭陽溪河口付近での放鳥ということで間違いなさそうです。

山階からのメイルによると「今回の記録はセイタカシギの海外放鳥個体が日本で初めて観察された貴重なもの」とのことです。わずかながらですが野鳥の生態研究、延いてはそれが野鳥の保護につながってくれたらいいなと思うところです。

10月16日追記

Twitterからの連絡によるとアカアシシギの方は、2016年11月26日にも今回と同じく金武で写真とともに山階鳥類研究所へ報告されていました。先日、教えてくれた方とは別人。3年連続で同じ場所にやってきていることになります。来年も見つけられるといいな。金武にこの時期行くみなさんは、ぜひこのアカアシシギを気にして見てください。

フラッグとメタルリング付きのセイタカシギ。

2017年8月29日

田んぼには、ツバメチドリやウズラシギ、トウネン、ヒバリシギ、セイタカシギなどが入っていました。ジシギも数個体。

ツバメチドリは、20羽ほどの群れでした。ウズラシギは10羽程度です。

ジシギは、識別しようと粘りましたが尾羽を広げたところは見せてくれず…。^^; マスターからもらったジシギ識別用写真集を見比べて見ると体型や色合いからチュウジシギか?

ツバメチドリ冬羽。

2017年8月11日

久しぶりに与根の三角池とその周辺の干潟でシギ・チドリの状況を見てきました。まだまだ数も種類も少なかったです。

ヒバリシギとコチドリが一番多く、それぞれ30羽ほどいました。そのほかは、キアシシギが3羽、アカアシシギが2羽、セイタカシギも2羽、ムナグロが1羽、チュウジシギが1羽確認できました。

カモ類は、まだ一羽もやってきていませんでした。

池の奥の方では、バンが巣を構えていた。サギの仲間は、アオサギやダイサギ、コサギ、ゴイサギなどがいて、ティラピアの稚魚を狙っていた。

ムナグロは三角池の北側の干潟にいた。

2017年4月23日

久しぶりに金武の芋畑へ行って来た。水路には、美しい夏羽のコアオアシシギ、億首川には、70羽弱のセイタカシギの群れ、畑には夏羽のアマサギ、休耕田には、ジシギ(チュウジシギ?)、夕方になるとどこからともなく、数十羽のタカブシギの群れが田んぼに入りました。

セキレイの仲間もほとんどいなくなり、キセキレイを1羽だけ確認した。

コアオアシシギ夏羽。

2017年3月21日

コガモやハシビロガモもだんだんと少なくなっています。アオアシシギは今月半ばあたりから増えたり減ったり。多いときは、70羽ほどの群れが観察できます。春の渡り組でしょう。

セイタカシギは美しい夏羽に衣替えした個体も増えてきた。

1羽だけいたアカアシシギは三列風切が白く見えます。一部白化個体か?

コチドリやヒバリシギ、バン、オオバン、カルガモなども滞在中。クロツラヘラサギはいたりいなかったり。三角池にいないときは、豊崎干潟にいることが多い。

美しい夏羽が生えそろったセイタカシギ成鳥オス。

2017年2月12日

春の北上組が増えて来たようです。三角池にアオアシシギが一気に増え、50羽ほどの群れになっていました。疲れていて動きがありませんでしたが、夕方ごろになると一斉に活動し出し、水浴びなどして長旅の疲れを癒していた。

ヒバリシギ数羽とオジロトウネン1羽、セイタカシギ20羽、ジシギ数羽もいた。カモ類はコガモが40羽ほどにハシビロガモは数を減らして10羽ほどになっていた。

福岡では、雪上にヤツガシラが現れたそうで野鳥の世界では春の渡りが始まりました。

アオアシシギは50羽ほどの群れ。春の渡りが始まりました。

2016年11月15日

今季3個体目となるソリハシセイタカシギが三角池にやってきました。途中、クロツラヘラサギの釣り糸被害未然防止のため、数名の環境省の職員がボディーボードに乗っての清掃に三角池に入り、鳥たちは全ていなくなりました。そんな中、ソリハシセイタカシギだけは逃げず。^^;

今季、 最初の個体は9月19日、田んぼで発見2個体目は、9月29日に漫湖で発見 。上の嘴が途中で欠けている個体でした。

今年2月のソリハシセイタカシギ は3月上旬まで三角池で越冬しましたので、今年4羽目、今季3羽目のソリハシセイタカシギでした。この個体はいつまでいてくれるでしょうか。

全てのソリハシセイタカシギが第1回冬羽です。

具志干潟のオニアジサシも健在。クロツラヘラサギは6羽に増加して豊崎干潟で休んでいました。ヘラサギもクロツラヘラサギの群れに1羽混ざっていた。

今年4個体目、今季3個体目のソリハシセイタカシギ第1回冬羽。

2016年10月16日

金武町の田んぼにクロハラアジサシが60羽ほどいました。ハジロクロハラアジサシも交じっていると思うので、識別に挑戦してみたのですが、難しい…。^^;

家に帰って、図鑑などで見れば見るほど分からなくなりますが、今日は、全てクロハラアジサシ。

獲物を探しながら低空飛行するクロハラアジサシ。

2016年9月2日

やんばるへ行く途中、金武インターチェンジで降りて、田んぼの様子を見てきました。

エリマキシギやアカアシシギ、コアオアシシギ、ヒバリシギ、タカブシギ、ムナグロ、コチドリ、ハジロクロハラアジサシ? などいろいろ入って賑やかになってきました。^^

今季初のキセキレイにもやっと巡り合えました。

羽衣をいろいろ考察しましたが、間違っている可能性もあります。

エリマキシギのメス幼鳥。

2016年8月16日

高校時代の友人と昼飯を食った帰りにうるま市の田んぼと伊計島の畑を回ってきました。

田んぼには、ジシギが5羽ほどいました。水を張った田んぼには、セイタカシギやヒバリシギ、アオアシシギ、アカアシシギなどがポツポツといました。

伊計島の畑には、あちこちにツバメチドリがいました。全部で数十羽ほどでしょうか。

尾羽を羽繕いしたのきの模様からオオジシギのようですが、沖縄にはオオジシギのような尾羽のチュウジシギもいるらしいので…。^^; そして、沖縄本島ではオオジシギはかなり少ないそうなのでチュウジシギかな。

2016年5月2日

三角池に夏羽に変わったアカアシシギやウズラシギ、ヒバリシギ、タカブシギ、セイタカシギがいました。クロツラヘラサギはまだ5羽滞在中。カモ類はゼロでした。

すっかり夏羽に変わったアカアシシギ。

2016年4月15日

沖縄本島南部にてシベリアハクセキレイ!! と思って撮影しましたが、よく見るとホオジロハクセキレイの冬羽から夏羽へ換羽中のようです。ハクセキレイの亜種の識別は難しいですね。^^;

一昨日のムナグロが1羽もいなくなりましたが、本日、見に行くと数十羽いました。違う群れが入ったのか?

ツバメチドリ は全て抜けていましたが、糸満市に数羽いました。

三角池にはセイタカシギぐらいしかいません…。^^;

シベリアハクセキレイと思いきやホオジロハクセキレイの冬羽から夏羽へ衣替え中。

2016年2月7日

一昨日と今日、豊見城の三角池と豊崎干潟で探鳥してきました。三角池には、ソリハシセイタカシギ、ツクシガモがまだ滞在していました。他には、クロツラヘラサギやアオアシシギ、セイタカシギなど。

豊崎干潟には中洲で十数羽のクロツラヘラサギが休んでいました。カワセミやアカアシシギ、時折上空をミサゴが待っていました。カワセミがいた場所は、地元の方のポイントになっているらしく、止まり木などが設置してありました。写真を見せていただきましたが、大変美しく撮られていました。

ブラインド無しで、レンズはヨンニッパを使っていた通り、かなり慣れたカワセミのようでした。私も一度、カワセミのダイビング撮影に挑戦したいものです。

ツクシガモが三角池にまだいました。

2015年10月20日

白変種のアオアシシギがいました。他のアオアシシギと比べて警戒心強目でした。 アカアシシギの白変種 は見たことありますので、あとはキアシシギの白変種を見たら「赤、青、黄」でそろいますね。^^

アオアシシギ自体、白っぽいシギではありますが、白変種はほぼ真っ白で美しかったです。

2015年9月25日

ジシギを平田原で撮影していると視界の端になにやらちょこまか動くのが。この動きはとファインダーから目を離すとアカエリヒレアシシギが目の前にいました。^^ 田んぼをちょこまか泳ぎながら採餌していましたが、知らないうちにどこかへ移動したようです。

ジシギも識別しようと尾羽が撮れるまで頑張ったのですが、いまいち消化不良。

目の前をアカエリヒレアシシギが1羽。今季、3羽目です。台風21号が近いのでやってきたのでしょうか?

2015年8月27日

風速71メートルが吹き、石垣島に大きな被害を与えた台風15号の後、各地を回ると野鳥たちは夜間眠れなかったようで、一様に疲れた様子をみせていました。

沿岸のシギやチドリは砂浜に座り込んで寝ている個体も多くいました。

田んぼで疲れたハマシギが休んでいました。

2015年8月13日

田んぼのシギの状況は先日とあまり変わらずで、セイタカシギやタカブシギ、トウネン、アカアシシギなどが少し。まだまだ、秋の渡りの序盤です。

なぜかリュウキュウヨシゴイは多く、同じ田んぼに数羽いることも。^^;

疲れた様子のアカアシシギ。この後、座り込んでしまいました。渡ってきたばかりなのでしょうか。

2015年8月5日

大浜海岸は相変わらずキアシシギ、シロチドリが多いです。そんな中で観察していると、どこからともなくチュウシャクシギが2羽現れました。ど干潮だったのでどれも遠い…。^^; エリグロアジサシの幼鳥を連れた小群もいて、クロサギが近寄ると親鳥が排除していました。

田んぼには相変わらずタカブシギのオンパレードですが、久しぶりにタマシギのメスが見られました。たまに鳴き声をあげていました。他は、セイタカシギやアオアシシギなど。

タマシギのメス。車内から観察すれば近くても逃げません。

2015年7月27日

シギチの秋の渡りが始まっているようで、田んぼや海岸にぼちぼち姿が見られるようになりました。この日は、キョウジョシギやアカアシシギ、アオアシシギなどが渡ってきていました。アオサギも1羽だけいました。

大浜海岸でアカアシシギ。