2022年5月17日(旧暦では2022年4月17日)
今季はハジロクロハラアジサシの飛来が多く、5月に入ってから夏羽に換羽した美しい個体を7羽ほど確認しています。滞在期間はどれも短く、1〜3日程度です。
田んぼには季節外れのソリハシセイタカシギがいました。こちらは1日で渡去してしまったようです。
春の渡りも終わりかけで田んぼのシギ、チドリも寂しくなっています。それでもアオアシシギ、セイタカシギ、ウズラシギは複数箇所で確認。タカブシギは1羽のみ疲れた様子でした。
ハジロクロハラアジサシ
夏羽のハジロクロハラアジサシ。背面からは特にかっこいいですね。
ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシ
ハジロクロハラアジサシ
車内から観察していると目の前をぶんぶん飛び回っていました。
ハジロクロハラアジサシ
ソリハシセイタカシギ(アボセット)
遅めに飛来したソリハシセイタカシギ。毎年、そこそこの数が飛来するのですが、昨年の秋と今年の春は特に多くの個体が石垣島を通過しました。
アオアシシギ
タカブシギ
春、秋ともヒバリシギとともに一番手に渡ってくるタカブシギですが、この時期まだいました。
ウズラシギ
セイタカシギ
セイタカシギも複数箇所で十数羽。ほとんどの個体が、第1回夏羽です。
2022年5月13日(旧暦では2022年4月13日)
石垣島内では、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクの繁殖が順調に進んでいます。
現在、アカショウビン7、リュウキュウコノハズク4、アオバズク3カ所で確認中。大雨や台風の被害に遭わず無事に巣立つことを祈るばかりです。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビン
こちらも同じ個体。アカショウビンのオスの特徴がよく出ています。
リュウキュウアカショウビン
リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズクのメス。この樹洞は4年連続の利用です。メスは同じ個体だと思われます。
リュウキュウコノハズク
上の個体とペアのオス。昨年までの個体と同じかどうかは決め手がなくて判断できず…。
リュウキュウコノハズク
新規のリュウキュウコノハズクのオス。メスは抱卵中で見ることができず。
リュウキュウアオバズク
アオバズクのオス。昨年、子育てした場所とは少し離れたところで営巣。使っている樹洞が浅く、抱卵しているメスの頭部が外からも見えていました。^^;
2022年5月11日(旧暦では2022年4月11日)
昨年、集団営巣したエリア にことしもツバメチドリが帰ってきました。40つがい80羽ほどが確認されています。すでにペアリングは済んでいるようでしたが、産卵、抱卵はこれからのようです。
雨の降る田んぼではアカガシラサギやリュウキュウヨシゴイなどが活発です。ジャワアカガシラサギもまだ滞在中です。
春の渡りもほぼ終わったので数は少ないですが、海岸にはオオメダイチドリやメダイチドリ、ソリハシシギ、アカアシシギなどが滞在しています。そんな中、なぜかマガンが1羽だけいました。ほとんどワンタッチでどこかへ飛んでいってしまいました。
ツバメチドリ
ツバメチドリ
アカガシラサギ
島内のどこの田んぼにもいるアカガシラサギ。今年は多いです。
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイのオス。これから繁殖シーズンです。
リュウキュウヨシゴイ
リュウキュウヨシゴイのメス。水路の草むらに巣がありそうな雰囲気でしたが、外からは全く見えないので詳細は分かりません…。
オオメダイチドリ
メダイチドリ
ダイゼン
ソリハシシギ
アカアシシギ
キアシシギ
チュウシャクシギ
キョウジョシギ
マガン
2022年5月11日(旧暦では2022年4月11日)
移動時間に田んぼに寄り道。警戒心が強くてじっくり見る機会がないリュウキュウヒクイナのペアを近くで観察できました。畔を2羽で歩いていました。繁殖に備えて巣作りする場所でも探しているのでしょうか。
今季、石垣島や八重山、沖縄本島、南西諸島に非常に飛来数が多いアカガシラサギはどこの田んぼにいっても渡り途中の個体がいる状態です。
クロツラヘラサギは5羽が飛来。群れの中で1羽だけが美しい夏羽に変わっていました。
リュウキュウヒクイナ
リュウキュウヒクイナ
警戒心の強いヒクイナですが、近い距離で観察できました。
リュウキュウヒクイナ
リュウキュウヒクイナ
リュウキュウヒクイナ
こちらは上の個体とペアのリュウキュウヒクイナのメス。これから繁殖です。
アカガシラサギ
アカガシラサギ
アカガシラサギ
カタグロトビが上空を飛ぶと首を伸ばして警戒していました。
クロツラヘラサギ
夏羽が美しいクロツラヘラサギ。春の渡りの群れだと思われますが、先月末ごろから島内を数羽が移動して滞在中。
2022年5月6日(旧暦では2022年4月6日)
冬羽から夏羽に変わりつつあるジャワアカガシラサギを確認。 昨年から同所にいる同じ個体 なのかは不明。同じ田んぼにアカガシラサギも飛来。こちらも冬羽から夏羽に変わりつつある個体で換羽の状態は似たようなステージでした。
ズグロミゾゴイも繁殖期を迎えつつあり、雑木林の中ではペアが寄り添っていました。
ジャワアカガシラサギ
アカガシラサギ
ズグロミゾゴイ
ズグロミゾゴイのオス(左)とメス。毎年、繁殖が確認されているエリアですが、同じペアかは不明。