日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2025年5月13日(旧暦では2025年4月16日)

例年、6月に飛来することが多いレンカクですが、今季は少し早めの確認となりました。カラスに対して警戒心の強い個体で、カラスが近くを通過するたびに飛んで逃げていました。

野球場のズグロミゾゴイは獲物を捕まえるたびに、カンムリワシの若い個体に横取りされていました。場所を変えればいいものの、餌場として執着しているようでズグロミゾゴイのカップルは高頻度で横取りされてもこりずに採餌していました。

レンカク

カラスに驚いて飛び上がったレンカク。第1回夏羽の若い個体のようでした。

レンカク

着水時は長い足指と爪のほかに、翼角の小さな爪のような「翼距(Wing spur)」も見ることができます。この翼距を持つ日本産の鳥はレンカクとケリぐらいだそうです。ケリにはさらに「翼爪(Wing claw)」もあるそうですが、こちらは他の種類の鳥でも持っているのがちらほらといるようです。

レンカク

レンカクは田んぼのふちを歩き回りながら小さな巻貝などを捕食していました。

カンムリワシ / ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイに襲いかかったカンムリワシ。

カンムリワシ / ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイが捕まえた獲物の大きなミミズを食うカンムリワシ。

ズグロミゾゴイ

飛び去るカンムリワシを恨めしそうに見送るズグロミゾゴイ。

ズグロミゾゴイ

上の個体とペアのズグロミゾゴイのメス。

オグロシギ

セイタカシギに交じって休んでいたオグロシギ。

Category: 野鳥
2025年5月10日(旧暦では2025年4月13日)

衰弱しているところを保護されたカンムリワシの幼鳥が放鳥されました。4月8日の救護以来、約1カ月ぶりの野生復帰です。

発見者により「ようちゃん」の愛称が与えられ、左足には識別用の「5」が刻印されたシルバーの足環が装着されています。保護活動の重要な基礎データとなるので、発見した方は一報を。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

担当者に抱かれたカンムリワシ。西表島在住のデザイナー「しまのなかま from IRIOMOTE」さんのTシャツがおしゃれです。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

放鳥されて勢いよく飛び出したカンムリワシ。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

標識用の足環を見せて飛び去りました。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

バナナに止まってしばらく休憩。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

上空で旋回するとどこかへ消えていきました。

Category: 野鳥
2025年5月8日(旧暦では2025年4月11日)

今季もゴールデンウイークに合わせてオウチュウがやって来ました。石垣島の春は、たいていこの時季に飛来します。枝先に止まり、トンボやアブを見つけると空中で捕まえていました。

アカショウビンやカンムリワシ、アカガシラサギなども観察しました。

オウチュウ

細い枝先に止まって獲物を待ち構えるオウチュウ。

オウチュウ

トンボを捕まえると同じ枝に戻って呑み込んでいました。

リュウキュウアカショウビン

地表になにか獲物を見つけたアカショウビン。警戒心のない個体で目の間で何度か狩りをしていました。

カンムリワシ

昨年生まれのカンムリワシ。幼羽から成鳥への変貌しつつあります。

カンムリワシ / 足環・フラッグ付き

左足に標識用の足環が装着されている「みっちゃん」。畑で獲物を待ち伏せていました。

アカガシラサギ

夏羽のアカガシラサギはあちこちの田んぼで遭遇。かなりの数が入って来ているようです。

Category: 野鳥
2025年4月30日(旧暦では2025年4月3日)

リュウキュウサンコウチョウが増えてきました。アカショウビンは巣作りに精を出すペアによく出会います。リュウキュウアオバズクも繁殖序盤でペアリングがすんでいる個体も見られました。カラノスリと見られる個体も発見。

リュウキュウサンコウチョウ

ペアで行動をともにしていたサンコウチョウ。この付近で巣を作るのでしょう。

リュウキュウアカショウビン

巣作り中のアカショウビン。リュウキュウコノハズクの営巣木に穴を開けていましたが、今後の推移が気になります。

リュウキュウアオバズク

夕方になると林道で獲物を探すアオバズク。このオス個体とペアのメスも近くにいました。

リュウキュウアオバズク

上と同個体。人間の肉眼では飛んでいる昆虫は全く見えませんがアオバズクにはしっかり見えているうようで、しっかり狩りを成功させているようでした。

カラノスリ

カラノスリと思われる個体。雨の中、カラスに付きまとわれてうっとうしそうでした。

シマアカモズ

またまだ残っているシマアカモズ。例年、ゴールデンウイーク明けまでは滞在します。

Category: 野鳥
2025年4月29日(旧暦では2025年4月2日)

今季2個体目となるカラシラサギが河口に飛来。近くにはクロツラヘラサギ3羽も滞在しています。繁殖シーズン序盤で活発なリュウキュウヨシゴイは5羽確認しました。田んぼには北帰行に置いてきぼりのコガモとハシビロガモがいました。

カラシラサギ

今季2個体目のカラシラサギ。波打ち際で魚を追いかけるお馴染みの行動を見せていました。

クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギは3個体滞在。多い時は5個体いたそうです。

リュウキュウヨシゴイ

リュウキュウヨシゴイのメス。首を伸ばして辺りを警戒中。舌なめずりはリュウキュウヨシゴイの定番の行動。どんな意味があるのでしょうか。

リュウキュウヨシゴイ

枯れた草むらの中にもリュウキュウヨシゴイ。

コガモ

群れの渡りに置いて行かれたコガモのメスが1羽。近くにはハシビロガモのオスが1羽いました。

Category: 野鳥