2025年5月15日(旧暦では2025年4月18日)
島の留鳥たちは繁殖シーズンに入っています。リュウキュウコノハズクはすでに産卵してメスが放卵中のようです。オス個体が近くで見張りをしていました。
リュウキュウアオバズクは産卵はまだのようですが、ペアは成立しているようでした。
リュウキュウツミは例年と同じ場所での繁殖ですが、メス個体が入れ替わっていました。
数年前から自宅近くで繁殖するようになったカタグロトビは今年もそろそろ抱卵に入りそうです。
リュウキュウコノハズク 長い付き合いになるリュウキュウコノハズク。今季も抱卵に入ったようで、オスが見張りに立っていました。
リュウキュウアオバズク リュウキュウアオバズクは、まだ産卵には至っていない模様。オスとメスが営巣木で仲良く並んでいました。
リュウキュウツミ リュウキュウツミもそろそろ繁殖に入ります。2019年から同じ場所で子育てしているリュウキュウツミですが、今季はメス個体が変わっていました。 以前の個体は左足に骨折したと見られる跡 がありましたが、この個体にはありませんでした。
カタグロトビ カタグロトビのメス。先週は求愛給餌など盛んに行っていました。そろそろ産卵してもいいころです。
2025年5月13日(旧暦では2025年4月16日)
例年、6月に飛来することが多いレンカクですが、今季は少し早めの確認となりました。カラスに対して警戒心の強い個体で、カラスが近くを通過するたびに飛んで逃げていました。
野球場のズグロミゾゴイは獲物を捕まえるたびに、カンムリワシの若い個体に横取りされていました。場所を変えればいいものの、餌場として執着しているようでズグロミゾゴイのカップルは高頻度で横取りされてもこりずに採餌していました。
レンカク カラスに驚いて飛び上がったレンカク。第1回夏羽の若い個体のようでした。
レンカク 着水時は長い足指と爪のほかに、翼角の小さな爪のような「翼距(Wing spur)」も見ることができます。この翼距を持つ日本産の鳥はレンカクとケリぐらいだそうです。ケリにはさらに「翼爪(Wing claw)」もあるそうですが、こちらは他の種類の鳥でも持っているのがちらほらといるようです。
レンカク レンカクは田んぼのふちを歩き回りながら小さな巻貝などを捕食していました。
カンムリワシ / ズグロミゾゴイ カンムリワシ / ズグロミゾゴイ ズグロミゾゴイが捕まえた獲物の大きなミミズを食うカンムリワシ。
ズグロミゾゴイ 飛び去るカンムリワシを恨めしそうに見送るズグロミゾゴイ。
ズグロミゾゴイ オグロシギ
2025年5月10日(旧暦では2025年4月13日)
衰弱しているところを保護されたカンムリワシの幼鳥が放鳥されました。4月8日の救護以来、約1カ月ぶりの野生復帰です。
発見者により「ようちゃん」の愛称が与えられ、左足には識別用の「5」が刻印されたシルバーの足環が装着されています。保護活動の重要な基礎データとなるので、発見した方は一報を。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き 担当者に抱かれたカンムリワシ。西表島在住のデザイナー「しまのなかま from IRIOMOTE」さんのTシャツがおしゃれです。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き カンムリワシ / 足環・フラッグ付き カンムリワシ / 足環・フラッグ付き カンムリワシ / 足環・フラッグ付き 2025年5月8日(旧暦では2025年4月11日)
今季もゴールデンウイークに合わせてオウチュウがやって来ました。石垣島の春は、たいていこの時季に飛来します。枝先に止まり、トンボやアブを見つけると空中で捕まえていました。
アカショウビンやカンムリワシ、アカガシラサギなども観察しました。
オウチュウ オウチュウ トンボを捕まえると同じ枝に戻って呑み込んでいました。
リュウキュウアカショウビン 地表になにか獲物を見つけたアカショウビン。警戒心のない個体で目の間で何度か狩りをしていました。
カンムリワシ 昨年生まれのカンムリワシ。幼羽から成鳥への変貌しつつあります。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き 左足に標識用の足環が装着されている「みっちゃん」。畑で獲物を待ち伏せていました。
アカガシラサギ 夏羽のアカガシラサギはあちこちの田んぼで遭遇。かなりの数が入って来ているようです。
2025年4月30日(旧暦では2025年4月3日)
リュウキュウサンコウチョウが増えてきました。アカショウビンは巣作りに精を出すペアによく出会います。リュウキュウアオバズクも繁殖序盤でペアリングがすんでいる個体も見られました。カラノスリと見られる個体も発見。
リュウキュウサンコウチョウ ペアで行動をともにしていたサンコウチョウ。この付近で巣を作るのでしょう。
リュウキュウアカショウビン 巣作り中のアカショウビン。リュウキュウコノハズクの営巣木に穴を開けていましたが、今後の推移が気になります。
リュウキュウアオバズク 夕方になると林道で獲物を探すアオバズク。このオス個体とペアのメスも近くにいました。
リュウキュウアオバズク 上と同個体。人間の肉眼では飛んでいる昆虫は全く見えませんがアオバズクにはしっかり見えているうようで、しっかり狩りを成功させているようでした。
カラノスリ カラノスリと思われる個体。雨の中、カラスに付きまとわれてうっとうしそうでした。
シマアカモズ またまだ残っているシマアカモズ。例年、ゴールデンウイーク明けまでは滞在します。