日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年11月1日

シマアジが2羽、沈砂池にコガモやカルガモとともに浮いていました。今季初のシマアジです。

シマアジは2羽ともオスですが、非生殖羽。コガモは、早い個体は、顔に緑が出るぐらい生殖羽への換羽が進んでいますが、ここの池の個体はほんの少しだけ生殖羽が出ているだけでした。

2羽ともシマアジの成鳥オス。まだまだ非生殖羽なのであの派手さがありません。

2019年10月30日

昨日のレンカク といい、今日のズグロチャキンチョウ、バライロムクドリといい、仕事の合間のほんの少し空いた時間でポンポン見つかっています。効率が良すぎて不気味。^^; 5日前のモズ にも手が震えました。モズは沖縄ではど珍鳥なのです。^^

ズグロチャキンチョウの幼鳥は田んぼに飛来していました。ズグロチャキンチョウの幼鳥はチャキンチョウと識別が難しいですが、おそらくこの個体はズグロチャキンチョウと思われます。

バライロムクドリの幼鳥も撮影できました。数日前から目撃情報があった場所からは直線距離にして数キロ離れているので同じ個体なのか違うのか微妙なところ。今朝はほかの農耕地でも友人が目撃して写真も撮っていますが、換羽の状態が全く違うので少なくとも2個体はバライロムクドリが入っているようです。バライロムクドリは今季、沖縄本島の漫湖湿地センターにも入っています。

カラムクドリ、ホシムクドリ、コムクドリ、ムクドリも今日一日で撮影できました。ギンムクドリも撮れれば石垣島のムクドリはコンプリートしたのですが…。シベリアムクドリは別枠で。

バライロムクドリとホシムクドリのねぐらと餌場も見つけたので、天気のいい日に電線じゃないところに止まってる写真を狙います。^^

シマアカモズもたくさん越冬モードになっており、変わったモズはいないかと探すのですが、シマアカモズばかりでした。

ズグロチャキンチョウ第1回冬羽。

2019年10月29日

仕事の合間に田んぼをさくっと探索するとレンカクの幼鳥2羽が飛来していました。先日、近所で出たレンカクは見逃していたので今回は自力発見。^^ 以前から目をつけていた二つの田んぼのうちの一つに入りました。このレンカク、警戒心が強めでしたが、車内で静かに待っていると近くまで寄ってくれました。石垣島や沖縄本島の秋の渡りのレンカクはほとんど幼鳥です。

ベニバト3羽はキジバト数十羽の群れの中にいました。この居ついている田んぼは、稲刈り機の性能なのか、切り取った株が切れ味の悪いナイフで切ったようにボサボサ。さらに残った切り株の背が高くベニバトが隠れてしまいます。

稲作地帯を流れる川には、今季初となるオナガガモがカルガモの群れに入っていました。

よくレンカクが入る川には、ムラサキサギが1羽。レンカクは田んぼよりこちらに入って欲しいのですが、そううまくはゆきません。

レンカク幼羽から第1回冬羽へ。

2019年10月26日

朝、農地を回っているとカタグロトビがホバリングしていました。かなり距離があったので双眼鏡で見ているとチョウゲンボウがアタックしていた。

石垣島内のカタグロトビは、数を順調に増やしているので、朝夕の田んぼやサトウキビ畑などで出会い機会が多くなっています。

カタグロトビ成鳥。ルビーのような赤い目が美しいですね。

2019年10月25日

3日連続のベニバト。 1日目は2羽いましたが、セジロタヒバリを撮るのに粘りすぎ撮れず2日目は1羽 、今日は4羽発見しました。

昨日はキジバト数十羽の群れの中に1羽のベニバト。今日は、キジバトがほとんどおらず不穏な雰囲気。ツメナガセキレイやスズメもピリピリしており、猛禽に荒らされたあとの模様。しかし、付近を探すと山手の林にオス成鳥のベニバトを発見。しかし、距離がありすぎてまともに撮れず。

あきらめて付近をうろうろしているとキジバト数十羽の群れが南からやってきました。これはと思い、探してみると2カ所で4羽のベニバトを見つけることができました。^^

ベニバトのオス第1回冬羽。

2019年10月25日

石垣島や沖縄では珍鳥のモズを発見!! シルエットもシマアカモズとは違うので逆光の中でもすぐに分かりました。双眼鏡で覗いてみると翼に白斑があり手が震えました。^^

カエルを捕まえて「モズのはやにえ」を作るシーンも観察することができました。沖縄では次はいつ見られるか分かりません。^^;

モズのオス成鳥。翼の白斑もしっかり写り文句なしの記録写真が撮れました!!

2019年10月25日

ハクセキレイが入り出して2週間、ホオジロハクセキレイに次いでタイワンハクセキレイも見られるようになりました。

ツメナガセキレイやセジロタヒバリも滞在中ですが、猛禽の影に怯えて水稲の中から出てこない。セジロタヒバリの声は聞こえてきます。

タイワンハクセキレイ第1回冬羽。オスと思われます。

2019年10月24日

昨日、撮影し忘れたベニバト を撮ってきました。昨日とは打って変わって猛禽が多くて鳥が隠れがち。ベニバトもキジバトも茂みからなかなか出てきてくれません。ベニバトも昨日は2羽いたのですが、今日見つけられたのは1羽のみ。

ジャワアカガシラサギはいつもの場所にいました。ジャワアカガシラサギはこの水路ともう少し離れた草地のどちらかに必ずいます。何かに驚いて逃げた時は、ねぐらの林まで飛びますがそこは、通路から中を見ることはできない。

エゾビタキもまだ多少残っています。ハクセキレイも10月中旬に入って以来、どんどん増えてきています。

ベニバト(右)のオス第1回冬羽へ換羽中。左のキジバトよりひと回り小さいです。昨日はオス成鳥とメス成鳥だと思っていましたが、オスの成鳥と幼鳥だったようです。ベニバトもキジバトもツミやチョウゲンボウ、ハイタカなどの猛禽を警戒して出てこない。

2019年10月24日

ツメナガセキレイとタヒバリ系の入り混じった30羽ほどの群れの中からセジロタヒバリらしき鳴き声が聞こえます。白黒つけてやろうと数時間粘って超警戒心の強い群れが近づいてくるのを待ちました。結局セジロタヒバリは撮れずでしたが、時間を費やしすぎて、すぐ近くのベニバト2羽を撮り忘れた。オスとメスがそれぞれ1羽ずついました。

暑さで大気が揺らぎますが、何とか識別できそうな距離に来たのでそれらしい個体を撮影。しかし、写真を確認するとほとんどムネアカタヒバリのように見える。

しかし、その中で1羽はセジロタヒバリっぽいドキッとする個体。しかし、顔つきなどムネアカタヒバリです。やはり鳴き声で探さないとセジロタヒバリなど潜行性の高い種類は探すの大変です。

昨日から増え出したジョウビタキは、さらに増えていて、あちこちで確認できた。ほかの小鳥も期待しましたが、マヒワを数羽見ただけで終わった…。

ジャワアカガシラサギはいつものところにいた。狭いエリアなのに、ほぼ毎日同じ場所にいる。よほど気に入っているのか?

逆光の上に超トリミングで画像が荒い。セジロタヒバリに見えたムネアカタヒバリ。猛禽類がうろつく田んぼなので、いずれも警戒心が強くて大変です。

2019年10月22日

今日は、沖縄本島からやってきた友人とバードウオッチングで今季初のジョウビタキを確認。オス2羽とメス1羽が同じエリアにいましたが、メスは警戒心が強く写真に収められず。

マヒワは1羽だけ田んぼの畔にはえたススキの根元で採餌していました。かなり距離があり、双眼鏡で見つけた時は黄色が目立ちドキッとしましたが、ふつーのマヒワでした。^^;

同じ田んぼには、リュウキュウツミの幼鳥が1羽。沖縄本島赴任中、ツミの幼鳥を見慣れていたので下面の太い横斑に違和感を覚え、ミナミツミだったらどうしようとか思っていたのは内緒です…。

友人が撮りたがっていたカンムリワシの飛翔も撮れ、沖縄本島では通年見られるクロツラヘラサギ2羽も昨日に引き続き滞在中でした。沖縄本島のクロツラヘラサギは汚い池にいるので石垣島の美しい田んぼで見るクロツラヘラサギに友人は感動していました。^^ また、本島では生息していないムラサキサギも複数出会えました。チョウゲンボウ、サシバなども無事にゲット。

島内各地の田んぼでは、ウズラシギやクサシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、コアオアシシギなど。ハマシギは2カ所で合わせて11羽を確認しました。

コガモ数十羽とヒドリガモ数羽の群れも入っていました。

レンカクが入ったと友人から連絡があったのですが、家族サービスの時間が迫っていたので見にいけず…。明日の朝、見に行ってきます。

今季初のジョウビタキ。愛想のいいオスでした。

2019年10月22日

数日前から入っていたアトリの群れを見てきました。数十羽が休耕田の雑草地で餌を取っていた。

クロツラヘラサギは2羽が田んぼに入りました。アトリ、クロツラヘラサギとも今季初確認。

田んぼのシギは、セイタカシギやアカアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシギといつものメンバーが目立ちます。タカブシギやタシギも多くいます。

アトリの成鳥オス。

2019年10月19日

一つの田んぼでキガシラセキレイやツバメチドリ、クロハラアジサシなどが餌を取ったり、休んだりしていました。

キガシラセキレイは、ツメナガセキレイの群れの中に1羽。忙しそうに歩き回りながら採餌していました。

ツバメチドリは、幼鳥と成鳥合わせて6羽の群れ。渡ってきたばかりなのか疲れたように座り込んでいました。クロハラアジサシ2羽も同じくお疲れモード。

タシギも何羽かいましたがこちらもじっとしていた。

キガシラセキレイ幼羽から第1回冬羽へ換羽中。

2019年10月18日

秋の渡りの最中と思われるベニバト3羽とコイカルを田んぼで確認。同じ田んぼに今季初となるヒドリガモも1羽いました。

タシギの飛来は一旦は落ち着いていたのですが、第二波がやってきたようで畔では多くのタシギが確認できました。

ジャワアカガシラサギもまだ滞在中。2カ月となりますので越冬モードですね。

サシバの渡りは不発。朝夕合わせて300程度でタカ柱もほとんど観察できずでした…。ハヤブサやチゴハヤブサ、ミサゴも渡ってきています。

各地の田んぼではクロハラアジサシが数羽ずつ滞在中。全て成鳥でした。

ベニバトの成鳥メス。

2019年10月15日

家族旅行で北海道へ4泊5日。最終日の朝、3時間だけ時間をもらい石狩市の石狩湾新港と札幌市内を流れる茨戸川で鳥見。

鵡川でカモメを見る予定でしたが、時間が思った以上に取れず何の情報も予習もないままの探鳥でしたが札幌市内でオジロワシが見られるとは!! しかも成鳥と幼鳥の2羽。さすが北海道だなー。

石狩湾新港では、オオセグロカモメやシロカモメ、ワシカモメ、ウミネコ。同港からはまなすの丘公園に延びる道では、カワラヒワの群れやホオアカ、アカゲラを確認しました。

茨戸川では、オジロワシのほかにハジロカイツブリやマガモ、キンクロハジロなどを撮影することができました。

オジロワシ成鳥。

2019年10月8日

エゾビタキがバンナ公園や市街地の公園に結構残っていました。チョウゲンボウは9月半ばに初確認して以来、やっとまともな写真に撮れた。カンムリワシは成鳥も幼鳥もそこそこ見やすくなっています。

エゾビタキ成鳥。幼鳥を追いかけていた。

2019年10月3日

8月中旬から滞在中のジャワアカガシラサギまだいました。一時、見えなくなっていたので久しぶりの再会です。ジャワアカガシラサギの滞在は、まもなく2カ月となります。

今季初確認となるコガモが2羽田んぼにいました。カルガモの群れに紛れていた。ほかにも田んぼには、ムラサキサギやクロハラアジサシ、シマアカモズ、シマキンパラ、ツメナガセキレイ、セイタカシギ、アオアシシギ、タカブシギなど。

シギは、9月末に一気に抜けて数も種類も減っています。

逗留中のジャワアカガシラサギ。このまま越冬するのか?

2019年9月29日

2カ月ほど前から鳥見を始めたばかりの友人が那覇から石垣島にやってきたので、一緒に夜探に出かけてきました。

1時間半ほどでオオクイナ、コノハズク、アオバズク、アカショウビンが見られました。夜探、出発前に少しだけのぞいた田んぼではカタグロトビも見られました。^^ コノハズクはまだ幼鳥も見られました。

私は、鳥探しと撮影のサポート役に回ったので、写真はオオクイナだけですが、友人は全てバッチリ抑えていました。最初の夜探からこんなにいい鳥を見ちゃうと今後のハードルが上がっちゃうのではと思いつつも条件のいい夜で大変楽しい夜探でした。^^

リュウキュウマツの枝で眠るオオクイナ成鳥のメス。

2019年9月28日

8月下旬に今季初のカンムリワシ幼鳥が出てから約1カ月で9羽目の幼鳥が確認されました。

私自身が見たのは今回の個体で2羽目。情報はもらうのですが、見に行く時間がなかったり、タイミングが悪かったり…。

カンムリワシは、これから冬にかけて成鳥、幼鳥ともに出会いが増えます。

数日前から、同じエリアにいるカンムリワシの幼鳥。餌が取れていないのか少し調子が悪い様子だったので注視が必要な個体です。

2019年9月23日

西表島と与那国島の連続出張。空いた時間で軽くバードウオッチングしてきました。

今年は全国的に長雨や台風の影響のなのか秋の渡りが遅れており、ピークにはわずかに早かったようですが、西表島では大量のマミジロツメナガセキレイの群れに数羽のマミジロタヒバリが入っていたり、農耕地の電線にはブッポウソウがいたりしました。1泊でしたが、翌日には北風が強くなり上原航路は欠航。大原から帰る羽目になりました。

与那国島では、エゾビタキ、シマアカモズ、ツメナガセキレイの3種が大量に入っていました。エゾビタキは農道に数羽が固まって降りてたり、シマアカモズは10メートルから20メートル間隔であちこちに、ツメナガセキレイは数種の亜種が牧草地や畑、牛舎に群れていました。

初日と2日目はシギはセイタカシギぐらいしかいなかったのですが、4日目には、タシギやハマシギ、エリマキシギなどが入りだしました。

台風の北風が強まると鳥たちは風裏に避難してきたのか、宇良部岳の南側では高密度でアカハラダカとエゾビタキ、シマアカモズ、ツメナガセキレイが林道に集まっていた。その中で、1羽の青い鳥がいると思ったらなんとオオルリの幼鳥でした。

ほかには、田んぼや沈砂池でクロハラアジサシ、林道ではコサメビタキ、牧場ではキタツメナガセキレイかシベリアツメナガセキレイと思われる幼鳥などに出会えました。

与那国島では4泊の予定でしがた、帰る予定の19日から北風がさらに強まり飛行機が欠航。結局、台風17号も発生し、1週間もの間、与那国島に閉じ込められました。風も強く、やることもないので、宿で仕事をして過ごすという最悪のパターンに…。食材確保も大変で石垣島に帰ってくる頃には1キロほど体重が減っていました…。^^;

与那国島宇良部岳付近でオオルリのオス第1回冬羽。八重山や沖縄での出会いは非常に少ないです。

2019年9月11日

カンムリワシが田んぼで巨大なヒキガエルを捕まえました。いつも通りカエルを仰向けにして下顎のあたりから食いだしました。数分経ったところで、某野鳥ガイドがワゴンでやってきて私の車と挟む形になったので、警戒したカンムリワシは飛び去ってしまった。

カンムリワシに限らず野鳥を挟み撃ちにするようなことは、みなさんやらないように。^^;

あんなに一瞬で飛ばしたら客も観察や撮影ができないのでは? 相当バツが悪かったのか、客を乗せたガイドはこちらを見ることもなくその場を離れていった…。

幸いカンムリワシは、田んぼを2枚隔てた畔に降りたので、慎重に車を寄せて観察再開。下顎を食ったあとは腹のあたりを食った。そして、ほぼ下半身だけになったカエルを手袋をひっくり返すかのように皮をはぐと丸呑みしました。

皮は毒腺があるから残すのかと思っていたら、その皮も丸呑みにしてしまった。食事終了後もしばらく観察していましたが、特に異常をきたすことなく過ごしていました。

カンムリワシはヒキガエルを結構な割合で食っているけど、あたったのは見たことがない。カンムリワシにはヒキガエルの毒は効かないのか?

動画には、うまいこと皮をはぐ様子も映っています。

カンムリワシはたいていヒキガエルの下顎から食い始める。