日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2022年7月16日

台風襲来もなく、エリグロアジサシの繁殖はどこも順調に進んでいます。陸地から一番近い営巣地に行ってみると2羽のヒナが育っていました。半分人工物でできた岩礁で、ヒナたちが隠れる場所もあることから巣立ちまで順調に推移しそうです。

河口にはシロチドリの幼鳥が2羽いました。島内での繁殖個体だと思われます。年々、シロチドリの繁殖地が少なくなっているような気がしますが今季も確認することができました。

エリグロアジサシの親鳥が獲物の小魚を持って帰ると岩陰から2羽のヒナが口を開けながら飛び出してきました。

2022年7月13日

夏羽のエリマキシギ成鳥オスが飛来しました。まさか石垣島で夏羽が残ったオスを見られるとは思ってもいませんでした。最初見つけた時は、何かわからず戸惑いました…。

田んぼにはコアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、セイタカシギ、コチドリなどが増え出して秋の渡りが始まったことを感じさせてくれます。

昨年の石垣島の秋の渡りは大当たりで、かなりの人が訪れてフィーバーしておりました。今季はどんな鳥が飛来するか今から楽しみです。^^

今季初のエリマキシギは夏羽の成鳥オス!!

2022年7月8日

シラコバトが石垣島に現れました。島では珍しいです。大陸から南下してきたのでしょうか。

ベニバトもまだ数は少ないですが、渡りが始まっており観察できるようになってきました。

田んぼでは繁殖を終えたスズメやシマキンパラが群れになりつつあり、数を増やしています。キジバトはまだ繁殖中で2〜3羽ほどで行動していることが多いです。

石垣島では8月に入れば、シギやチドリも含めて渡りが活発化してきます。

シラコバト成鳥。稲刈りが終わった田んぼでキジバト数羽とともに落穂を拾っていました。

2022年7月8日

7月も始まったばかりだというのに、もうハシビロガモが飛来しました。ふつーは石垣島では、11月ごろからカモの渡りが本格化するのですが、いったいどういうことなのでしょうか。

早い到着のハシビロガモ。初列風切がぼろぼろです。第1回生殖羽後期? 非生殖羽?

2022年7月2日

6月6日に現れたソリハシセイタカシギ はまだ滞在しています。いつまで居る気なんでしょう。海岸ではチュウシャクシギ9羽の群れが飛来。早すぎるので秋の渡りとしてよいものなのか迷います…。

田んぼにはタカブシギやアオアシシギ、セイタカシギなどもぱらぱらと飛来しています。

季節外れにやってきてすでに滞在3週間以上。

2022年6月29日

標識付きのリュウキュウコノハズクが子育て中。大学の研究者の方に聞いたら、波照間島で標識を付けた個体だそうです。メスが出生地から拡散することはよくあることとのこと。

6月9日に孵化した卵の殻を見つけたリュウキュウアオバズク のヒナは大きくなっているようで、メスが巣の外に追い出されていました。よく見ると巣穴からヒナの顔が見えました。巣立ちはまもなくのようです。

昨年、2羽が巣立ったカタグロトビ のペアは今年も同所で繁殖中。オスが見張り代に立って目を光らせています。

標識付きのリュウキュウコノハズクのメス。

2022年6月14日

「そろそろですねぇ」などと友人と話していた翌日にレンカクが出ました。石垣島はこの時季がレンカクの季節。沖縄本島でも確認されているようです。

レンカクは休耕田を歩き回りながら小さな巻貝やヤゴなどを捕食しているようでした。

レンカクの飛翔。カラスに追われていました。飛ぶ時は「クウー」と悲しげな鳴き声でした。

2022年6月11日

今季はカラシラサギの飛来が多い石垣島です。今回のを合わせて、複数箇所で6個体を確認しています。

河口にたたずむカラシラサギ2羽。

2022年6月11日

エリグロアジサシ、ベニアジサシ、コアジサシ、ハシブトアジサシ、クロハラアジサシ5種を一つの海岸で確認できました。島内の他のエリアに飛来しているオオアジサシも期待しましたが、この海岸には現れませんでした…。^^;

エリグロアジサシ、ベニアジサシはコロニーを形成して繁殖序盤です。すでに抱卵しているペアも確認できました。

抱卵中のエリグロアジサシ。

2022年6月11日

来月にはシギやチドリの秋の渡りが始まろうかという時期にソリハシセイタカシギが田んぼに飛来しました。2日間滞在したのち、旅立って行きました。北上したのか南下したのか…。

海岸ではメダイチドリ30羽ほどの群れの中にオオメダイチドリが1羽だけ混じっていました。ムナグロ、キアシシギ、キョウジョシギなども滞在中。

リュウキュウツバメが複数羽、頻繁に砂浜に降りるのですが何をしているのでしょうか? 塩分補給?

ソリハシセイタカシギ第1回夏羽。

2022年6月6日

今季もツバメチドリの繁殖が始まりました。 昨年のコロニー とほぼ同じ場所に40ペア程度が抱卵。すでにヒナも何羽か確認できました。

順調にいけば、これから7月中旬ぐらいまで子育てが続くと思われます。カタグロトビやカラス、ムラサキサギなどが近くいくると警戒を強めていました。

ツバメチドリのヒナ3羽と親鳥。

2022年6月1日

カラシラサギが2羽、河口に飛来しました。午前中は1羽でいたが、午後には2羽に増えました。後日、さらにもう1羽やってきました。

エリグロアジサシは十数羽が飛来。すでにペアになっているようで、産卵、子育ても間もなく始まることでしょう。

カラシラサギ2羽。満潮に追いやられて岩の上で仲良くしていました。

2022年5月28日

毎日、雨が続く石垣島です。今月は雨の降らない日はほとんどなく、日照時間も例年の40%以下な異常事態となっています。

雨が小降りになった隙をついて少しだけ鳥見。

アカショウビンは抱卵に入っているペアがほとんどとなっているようです。

カタグロトビは同じサトウキビ畑に3羽。昨年生まれの若い個体は比較的近くで観察できました。

キンバトは新居近くで毎日、オス個体が現れます。雨が降ると電線や枯れ木にチュウダイズアカアオバトがたくさん並びます。

石垣島で当たり年なハジロクロハラアジサシはクロハラアジサシの群れに1羽。牧草地でバッタを捕まえています。

海岸のシギ、チドリも渡りが終わり寂しい限りですが、メダイチドリやキョウジョシギなどが少し滞在中です。

アカショウビンのオス。通勤路で毎日、見る個体です。交通量の多い県道沿いなので交通事故が心配です。

2022年5月21日

今季は、真っ黒な夏羽のハジロクロハラアジサシが石垣島に多く飛来します。ゴールデンウイークから十数羽を確認しています。クロハラアジサシも多く、50羽近い群れも確認されています。

ツバメチドリはコロニーを形成中。今のところ40つがいほどが繁殖しそうですが、毎年、農作業が入るのかが運命の分かれ道となります。

天気が悪くなるとアマツバメとヒメアマツバメの群れが低空を飛びます。低空と言っても、いつもよりは低いだけで、それなりに高いところを飛び回っています。

シマアカモズはどんどん減っているのですが、それでもまだ残っている個体がいます。

田んぼには全体的に数は少ないですがウズラシギやセイタカシギ、アオアシシギあたりが滞在中です。

今月2回目の晴れ。今年の石垣島は異常に雨が多く、なかなか晴れ間が見えません。^^;

2022年5月17日

自宅のベランダから見えるリュウキュウマツに巣穴を掘っているリュウキュウアカショウビン。かなり掘り進んでいるようで、アカショウビンが中に入ってしまうと外からは姿が見えません。

昨年生まれのカンムリワシが元気に過ごしていました。白い幼羽から換羽が進んでいます。

アカショウビンのオス。穴掘り中でくちばしに木屑がついています。

2022年5月17日

今季はハジロクロハラアジサシの飛来が多く、5月に入ってから夏羽に換羽した美しい個体を7羽ほど確認しています。滞在期間はどれも短く、1〜3日程度です。

田んぼには季節外れのソリハシセイタカシギがいました。こちらは1日で渡去してしまったようです。

春の渡りも終わりかけで田んぼのシギ、チドリも寂しくなっています。それでもアオアシシギ、セイタカシギ、ウズラシギは複数箇所で確認。タカブシギは1羽のみ疲れた様子でした。

夏羽のハジロクロハラアジサシ。背面からは特にかっこいいですね。

2022年5月13日

石垣島内では、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクの繁殖が順調に進んでいます。

現在、アカショウビン7、リュウキュウコノハズク4、アオバズク3カ所で確認中。大雨や台風の被害に遭わず無事に巣立つことを祈るばかりです。

アカショウビンのオス。全く人を恐れない個体です。

2022年5月11日

昨年、集団営巣したエリア にことしもツバメチドリが帰ってきました。40つがい80羽ほどが確認されています。すでにペアリングは済んでいるようでしたが、産卵、抱卵はこれからのようです。

雨の降る田んぼではアカガシラサギやリュウキュウヨシゴイなどが活発です。ジャワアカガシラサギもまだ滞在中です。

春の渡りもほぼ終わったので数は少ないですが、海岸にはオオメダイチドリやメダイチドリ、ソリハシシギ、アカアシシギなどが滞在しています。そんな中、なぜかマガンが1羽だけいました。ほとんどワンタッチでどこかへ飛んでいってしまいました。

ことしも繁殖にやってきたツバメチドリ。

2022年5月11日

移動時間に田んぼに寄り道。警戒心が強くてじっくり見る機会がないリュウキュウヒクイナのペアを近くで観察できました。畔を2羽で歩いていました。繁殖に備えて巣作りする場所でも探しているのでしょうか。

今季、石垣島や八重山、沖縄本島、南西諸島に非常に飛来数が多いアカガシラサギはどこの田んぼにいっても渡り途中の個体がいる状態です。

クロツラヘラサギは5羽が飛来。群れの中で1羽だけが美しい夏羽に変わっていました。

オスのリュウキュウヒクイナ。

2022年5月6日

冬羽から夏羽に変わりつつあるジャワアカガシラサギを確認。 昨年から同所にいる同じ個体 なのかは不明。同じ田んぼにアカガシラサギも飛来。こちらも冬羽から夏羽に変わりつつある個体で換羽の状態は似たようなステージでした。

ズグロミゾゴイも繁殖期を迎えつつあり、雑木林の中ではペアが寄り添っていました。

夏羽に換羽中のジャワアカガシラサギ。