日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

Aug. 2, 2023

ツバメチドリとシロチドリは繁殖順調で巣立ったヒナが多く見られました。特にツバメチドリは幼鳥だけで60羽近い群れを形成していました。シロチドリは埋立地で数つがいからのヒナが巣立ち、元気に走り回っています。

シロチドリの同じ場所でコロニーをつくっているコアジサシは、台風の影響で降った大雨で巣が浸水。数時間、水に浸かっていた卵も孵化しましたが予後が良くなさそうです。

田んぼには、今季初となりアカアシシギの幼鳥が飛来しました。毎年、シギの仲間の幼鳥で一番乗りはアカアシシギです。

シギやチドリの渡りもじょじょに増えてきています。アオアシシギやヒバリシギ、タカブシギが田んぼに飛来しています。海岸では、オオメダイチドリ、メダイチドリ、キアシシギなどが増えています。

ツバメチドリの幼羽(左)と第1回冬羽。

July 22, 2023

7月も中旬を過ぎるとシギやチドリの秋の渡りが盛り上がってきます。例年通り、タカブシギ、ヒバリシギが先頭を切ってやってきます。続いて、アオアシシギやキアシシギ、オオメダイチドリが続々と入り出します。

一方で、エリグロアジサシやコアジサシは子育て真っ最中。今季はベニアジサシの繁殖が見えません。今後、増えるといいのですが…。

アカアシシギ第1回夏羽。

April 26, 2023

田んぼや海岸のシギ、チドリの入れ替わりが激しくなっています。

田んぼにはウズラシギの群れの中に夏羽が美しいサルハマシギが入っていました。同じく夏羽のヨーロッパトウネンやオグロシギ9羽も飛来してにぎやかになっています。

ハリオシギ、チュウジシギ、タシギも滞在しています。中には長期滞在の個体もいます。

アカアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシギは夏羽のコントラストが目立ち始めています。

海岸には、メダイチドリ、オオメダイチドリ、キアシシギ、キョウジョシ、トウネン、チュウシャクシギなどが数多く飛来しています。

赤く染まったサルハマシギ。

April 5, 2023

今季初のチュウジシギを確認しました。田んぼのあぜに2羽いました。タシギも何羽か。

ソリハシセイタカシギは6羽飛来。過去最高記録の群れの数と思われます。ほかにも田んぼにはアカアシシギやセイタカシギ、タカブシギ、ツバメチドリ、石垣島では数少ないケリなどが滞在中です。

ジャワアカガシラサギ、アカガシラサギ合わせて4羽の小群も逗留中。

島の西部の農耕地では、ジョウビタキが大量に飛来。西表島でも同様な状況のようです。

今季初となるチュウジシギ。やっとの再会はうれしいですね。

March 4, 2023

石垣島内では何羽かアカガシラサギが越冬していますが、特に警戒心のないアカガシラサギが1羽いて個体識別に役立っています。全く逃げないので心配になるぐらいです。

アカアシシギ、アオアシシギ、オジロトウネンは越冬組。こちどりは一気に増えて20羽ぐらいの群れを複数確認。春の渡りが始まっています。

手乗りのようなアカガシラサギ。冬羽ですが少しだけ夏羽が出だしました。

Dec. 29, 2022

年末、血を吐きながら年内の原稿を出稿し終えたので、短時間ですが2022年、最後の鳥見をしてきました。

12月に入り、ツグミやアカハラ、シロハラが一気に増えていました。ツグミはほとんどがハチジョウツグミで羽衣の色合いがバリエーションに富んでいて比較するだけで楽しいです。アカハラ、シロハラも渡り直後より警戒心が緩み、観察しやすくなっています。

ちょっとした草むらからはチョウセンウグイスやムジセッカの鳴き声が聞こえてきますが、昨年よりは若干少ないようです。

ジョウビタキ、ノビタキ、ムネアカタヒバリ、ツメナガセキレイなども越冬中。

以前から滞在中のアカツクシガモ3羽に加えてツクシガモ4羽も飛来しました。コハクチョウやクロヅル、ヘラサギなども引き続き滞在しています。

カモの仲間はハシビロガモが最も多く、次いでヒドリガモやコガモ、キンクロハジロなど。今季はメジロガモがまだ確認できていません。

多くのタシギが越冬中で、複数箇所の田んぼで合計200羽ほど見た中に、1羽だけチュウジシギがいました。

カンムリワシは幼鳥、成鳥とも見やすくなってきました。これから輪禍も増えるので石垣島や西表島でハンドルを握る時は注意が必要です。

この日、一番鮮やかだったハチジョウツグミ。成鳥。

Dec. 14, 2022

ソリハシセイタカシギが2羽飛来。島内をうろついている個体かもしれません。ほかでは4羽のソリハシセイタカシギも確認されています。

クロヅルも越冬モード。最初は警戒心つよつよでしたが、今はまったくありません。^^

ヘラサギも滞在中。こちらもフレンドリーな個体。シギたちも越冬組が確認できます。

仲良く餌取りのソリハシセイタカシギ。奥が第1回冬羽で手前が成鳥冬羽。

Aug. 3, 2022

今季は石垣島に接近する台風がないので、ベニアジサシ、エリグロアジサシの繁殖は順調に推移しています。尖閣諸島で繁殖しているオオアジサシたちも好成績だと思われますので、8月中旬ごろのもどりが楽しみですね。

海岸にはオオメダイチドリやメダイチドリ、シロチドリ、ムナグロ、キアシシギなどが増えてきました。

ベニアジサシの幼鳥と成鳥。

Aug. 1, 2022

例年、幼鳥の到着が一番乗りのアカアシシギ。今季初となる幼鳥を確認しました。 昨年は7月27日に初認 なので、例年と同時期の到着ということになります。

ただ、ことしは幼鳥一番乗りはなんと 7月20日のセイタカシギ 。いつもは8月下旬以降の到着なので島内で繁殖した可能性もあるのかな。

ほかはいつものメンバーのアオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギなどが滞在中。

戻り組のアマサギも増えていました。

今季初確認のアカアシシギ幼鳥。幼羽から第1回冬羽へ換羽中。

July 26, 2022

アカガシラサギ、トウネンも到着しました。田んぼで多く見られるのはタカブシギです。ほかにもヒバリシギやセイタカシギなどが滞在中。タマシギはペアで稲刈りが終わった田んぼを歩き回っていました。

今季初のアカアシシギ成鳥。

May 11, 2022

昨年、集団営巣したエリア にことしもツバメチドリが帰ってきました。40つがい80羽ほどが確認されています。すでにペアリングは済んでいるようでしたが、産卵、抱卵はこれからのようです。

雨の降る田んぼではアカガシラサギやリュウキュウヨシゴイなどが活発です。ジャワアカガシラサギもまだ滞在中です。

春の渡りもほぼ終わったので数は少ないですが、海岸にはオオメダイチドリやメダイチドリ、ソリハシシギ、アカアシシギなどが滞在しています。そんな中、なぜかマガンが1羽だけいました。ほとんどワンタッチでどこかへ飛んでいってしまいました。

ことしも繁殖にやってきたツバメチドリ。

Dec. 30, 2021

ジャワアカガシラサギは滞在期間2カ月 となりました。同エリアにいるアカガシラサギも同じような期間います。両者とも夏羽へ変わるまでの滞在に期待が高まります。

ツルシギは12/6から 滞在中。越冬個体のタシギは十数羽、ハマシギも8羽ほど確認しました。ほかにはアオアシシギが多いです。

長逗留のジャワアカガシラサギ。ハヤブサを警戒中。

Dec. 27, 2021

メジロガモ3羽、沖縄的珍鳥のスズガモ2羽が滞在中。ホシハジロは八重山では珍しく、沖縄本島ではそこそこ見られます。ヘラサギ1羽が島内を移動しつつ滞在中でユリカモメも1〜8羽が増えたり減ったりしながら逗留しています。

田んぼのシギは、タシギやアカアシシギ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギあたりが滞在中です。

忘れていた10月の保護個体のアカオネッタイチョウも2カ月遅れで掲出しておきます。^^;

メジロガモの幼鳥メス2羽。オス幼鳥もいましたが、草むらの奥で撮れず…。

Oct. 5, 2021

今季初のオジロトウネンが成鳥、幼鳥と続けて飛来しました。石垣島では少なく、入ってもすぐに抜けてしまいます。

ウズラシギは幼鳥がぱらぱらと飛来中。アオアシシギとコアオアシシギは成長に交じって幼鳥が数羽いました。幼羽は擦れて第1回冬羽が目立ち始めています。

ヒバリシギは増減を繰り返しています。南下していく中継組と思われます。アカアシシギは成鳥、幼鳥とも数を増やしています。タカブシギは幼鳥が目立ちます。

オジロトウネン幼鳥。

Sept. 23, 2021

秋の渡りが盛り上がってきている石垣島。

数日前のベニバト5羽 は滞在中。キリアイはたまに姿を消したりしながらも継続的に見られています。ハリオシギは数を増減しながらエリアもその時々で変わりますが、結構な数が逗留中です。チュウジシギ、タシギも順調に数を増やし、ジシギ天国となっています。サルハマシギは幼鳥3羽が飛来。アカアシシギやコアオアシシギは幼鳥が目立ち、ヒバリシギ、タカブシギは嫌になるほどいます。

台風後、島にやってきたハジロクロハラアジサシは3カ所で4羽が残っています。大量に入ったクロハラアジサシは数を減らしていますが、一部が滞在中。

今季はジャワアカガシラサギが多いのですが、アカガシラサギもぽつぽつと入っています。

ベニバト幼鳥オス。幼羽から第1回冬羽へ移行中。

Sept. 1, 2021

田んぼと海岸を巡回。キアシシギとキョウジョシギ、セイタカシギ、イソシギで幼鳥を初確認しました。本土からはトウネン、ソリハシシギなどの幼鳥飛来情報ありますが、石垣島ではまだ未確認ですね。

田んぼはシギチの数、種類とも多くなっていますが、海岸はそれほどでもありません。越冬組が到着すればもう少し賑やかになると思われます。

複数羽いたハリオシギは残すところ1羽のみとなりました。チュウジシギはたくさんいます。タシギはまもなく到着するものと思われます。

幼鳥は今季初のキアシシギ。

Aug. 27, 2021

今季初のハマシギを確認。タカブシギやヒバリシギは成鳥、幼鳥とも数を増やしています。ウズラシギ、クサシギ、コチドリなどもいましたが、幼鳥の到着はまだのようです。

石垣島で唯一、繁殖するシギのタマシギは親子連れが水浴びをしていました。

今季初のハマシギ。成鳥夏羽後期。

Aug. 26, 2021

定例調査で海岸3カ所巡り。オオメダイチドリの幼鳥が増えていました。ムナグロやキアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、キョウジョシギなどもぼちぼち。

オオメダイチドリ幼鳥。成鳥は6月末からぱらぱらと飛来していましたが、幼鳥は今季初登場。

Aug. 17, 2021

今季初のヒバリシギを7月3日に確認してから遅れること1カ月半、やっと幼鳥が到着しました。ヒバリシギは成鳥も含めて個体数を増やしています

タカブシギ、アカアシシギは成鳥、幼鳥含めて日に日に増えています。

石垣島では少ないダイゼンも到着。ムナグロは数日前から見る機会が増えています。

ハリオシギは入れ替わりつつも成鳥、幼鳥とも出会いは多いです。

アマサギやチュウサギ、チュウダイサギ、アオサギも少しずつ数を増やしています。クロツラヘラサギは6月から島内をうろうろしている個体がいます。

今季初確認となったヒバリシギ幼鳥。