2022年12月6日(旧暦では2022年11月13日)
帰宅途中、自宅近くで車に衝突したと思われるオオクイナを路上で保護。自宅に連れて帰り、一晩、段ボール箱の中で様子を見ました。
翌日には瞳孔の光への反応もしっかりし、骨折もないようなので準ソフトリリース方式で放鳥しました。しっかりした足取りで森の中へ消えて行きました。
オオクイナ
オオクイナのオス。ダンボール箱を少し開いた状態で地面に置くと、しばらくしてあたりを警戒しながら出てきました。
オオクイナ
オオクイナはカラスの気配には結構、敏感に反応していましたが、この個体は人間はあまり恐れないようでした。
オオクイナ
しゃがんで静かに様子を見ているとこちらへ、どんどん近付いてきました。最終的には私の股の下をくぐって森へ帰りました。いったい何だったのでしょうか?
2022年12月3日(旧暦では2022年11月10日)
石垣島にナベコウ到着しました。昨年も入って、その前もたまに飛来するのですが、いつも警戒心が強くて意外と撮りにくい鳥ですが、この個体はナベコウにしてはまぁまぁ近くでゆっくり観察できました。
キンクロハジロは今季初確認。先月も幼鳥が確認されていますが、自分は今回が初認。海岸にはダイゼンやメダイチドリ、シロチドリ、トウネン、ミユビシギなどがいました。オニアジサシは2羽が遠くを飛んでいました。オニアジサシは年末にかけてもう少し増えると思います。
ナベコウ
ナベコウ幼鳥。昨年は妻は見ていますが私は見そびれていました。警戒心がナベコウにしてはあまり強くなく、近距離で撮影、観察できました。
ナベコウ
農作業車に驚いて飛びましたが、近い距離でした。このクラスの大きさの鳥はひとっ飛びが遠いですね。昨年のナベコウも石垣島と西表島を行ったり来たりしていました。
ナベコウ
キンクロハジロ
キンクロハジロのオス。エクリプスから生殖羽へ衣替え中です。
ダイゼン
ミユビシギ
ミユビシギ冬羽。石垣島は沖縄本島に比べて少ないです。
トウネン
シロチドリ
2022年11月30日(旧暦では2022年11月7日)
11月中旬ごろからバライロムクドリが2カ所で現れています。きょうは自宅に近い方のバライロムクドリを見てきました。
日替わりでホシムクドリやギンムクドリの群れに混じって農地を巡っているようです。この日はムクドリ10羽ほどの群れに合流していました。仕事の移動中で観察時間15分ほど。
海岸には、キョウジョシギやキアシシギ、メダイチドリ、ムナグロ、トウネンなどが滞在していました。こちらも観察時間15分。最近、忙しくていけませんねぇ。
バライロムクドリ
バライロムクドリ幼鳥。幼羽から第1回冬羽へ換羽中です。
バライロムクドリ
ムクドリと大きさ比べ。バライロムクドリの方が少し小さく見えます。
バライロムクドリ
バライロムクドリ
年が明けるころには、換羽も進みバライロムクドリらしい色に変わると思われます。
キアシシギ
キョウジョシギ
2022年11月25日(旧暦では2022年11月2日)
前回の成鳥2羽 に続き、今回は幼鳥のアカツクシガモが飛来しました。成鳥たちは警戒心がめちゃくちゃ強かったのですが、今回の幼鳥は若さゆえか警戒心はほとんどなく、楽に観察できました。
ハイイロガンも長逗留中でこのまま越冬モードでしょうか。ヒシクイ、マガン、カリガネ、クロヅルも滞在中です。
海岸にはメダイチドリやシロチドリ、ムナグロ、キョウジョシギ、アオアシシギ、ハマシギなどが少数ながらも滞在。田んぼではツルシギやセイタカシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、ウズラシギ、タシギあたりが目立ちます。クロハラアジサシも成鳥、幼鳥とも滞在。
今シーズンはムクドリの仲間が種類はいますが数が少ないですね。
ツグミ、シロハラ、アカハラ、マミチャジナイも到着し出しました。
アカツクシガモ
今シーズン、3羽目となるアカツクシガモは幼鳥でした。幼羽から第1回生殖羽へ移行中。
アカツクシガモ
水の張っていない田んぼで採餌。何を食っているんでしょうか。
ハイイロガン
警戒心ゼロのハイイロガンは長期滞在中。越冬する気でしょうか?
ヒシクイ
ハイイロガンといつも一緒にいるのはヒシクイ。なぜかこの2羽は、マガン、カリガネたちの群れには入りません。
メダイチドリ
メダイチドリの夏羽。この時季、冬羽の個体がほとんどなのですが、たまに夏休み気分が抜けない個体がいます。どこからやってっ来るんでしょうね?
メダイチドリ
メダイチドリ
ツルシギ
アオアシシギ
シロチドリ
ハマシギ
ハマシギ
クロハラアジサシ
ギンムクドリ
ギンムクドリ成鳥オス。今年の群れは小さめなのが多いです。
2022年11月20日(旧暦では2022年10月27日)
10日ほど前に現れたハイイロガン。現在石垣島には、ハイイロガンのほかにカリガネ、マガン、ヒシクイ、コハクチョウ、クロヅルと南の島らしくない鳥たちが滞在しています。
カンムリワシの幼鳥は今シーズン9個体目となりました。非常に活発な個体で、水田や採草地で獲物を捕まえていました。
数日前からオニアジサシも飛来。例年、しばらくは滞在しますが、越冬まではなかなかしないです。海岸には、メダイチドリやシロチドリ、コチドリ、ムナグロ、キアシシギ、アオアシシギ、キョウジョシギなどが数を増減させながら滞在中です。
ハイイロガン
カンムリワシ
田んぼに飛び込んだカンムリワシの幼鳥。狩りは失敗?
カンムリワシ
カンムリワシ
警戒心のない個体で、目の前の電線にやってきました。
カンムリワシ / 足環・フラッグ付き
カンムリワシのメス成鳥。2009年に救護されている個体の「キッキ」で右足に赤い標識がついています。
オニアジサシ
オニアジサシ
飛び立ちましたが、狩りはせずにどこかへ行ってしまいました。
メダイチドリ
メダイチドリ冬羽。一時期より数を減らしましたが、まだ各地の海岸で滞在中。
シロチドリ
シロチドリ冬羽。こちらもピーク時に比べるとずいぶん減りました。
コチドリ