2017年4月20日(二十四節気の穀雨、旧暦では2017年3月24日)
今日は、二十四節気の一つで春の雨が降るころとされる穀雨でした。一昨日には、沖縄では1カ月ぶりとなる雨が降りましたが、ダムの貯水率は相変わらずの半分以下で慈雨とはならず…。^^; 波照間島では、4月の観測史上最高となる30.5度を記録したそうです。
3日前に見つけたシロチドリの巣 の様子をのぞいてきました。今日は、4巣に一つ追加して5巣が確認できました。1巣を除いて4巣では、メスが抱卵していました。
先日も書いた通り、ここは野良猫がいるのですが、今日は、3頭も野良猫が現れた。巣の近くを通るとシロチドリは、あっさりと逃げていた。ヒナが孵っていたら擬傷行動をするのですが、卵の場合はどの親鳥も素早く逃げるようです。
野良猫は、世界中で野鳥に甚大な被害を及ぼしています。なんとかしてほしいですね。
シロチドリ
ここのシロチドリの近くが一番の猫の通り道のようでした。
シロチドリ
猫が来て親鳥が巣から飛び立った後、卵が三つ残されていた。
シロチドリ
ここの巣は、オスのシロチドリが抱卵していた。図鑑によるとオスの抱卵は夜だということなのですが…。
シロチドリ
ここも猫が通ったら親鳥は逃げた。卵は二つのようだ。三つに増えるようならヒナが孵る日を読めるので、継続観察。
シロチドリ
ここは少し距離がある。猫も通らないので影響はなさそう。
シロチドリ
ここのシロチドリは、猫や人が近くを通っても逃げない個体だった。
シロチドリ
上のシロチドリが立ち上がった。卵は三つ確認できた。
猫自体は可愛らしいんだけど、一度野に放たれたら野鳥や小動物たちの脅威。駆除が必要ですね。
2017年4月17日(旧暦では2017年3月21日)
シロチドリの繁殖シーズンを迎えました。この日は、四つの巣を確認することができた。孵化まで約3週間ということですが、 昨年の真夏に見たあの可愛らしいヒナ を今年も見ることができるのだろうか。
どの巣も抱卵に入っており、メスが卵を温めていた。シロチドリの抱卵は、夕方にオスと交代するらしいのですが、この日は確認できず。もっと暗くなってから交代するのだろうか?
シロチドリ
シロチドリ
草むらと砂利の縁で営巣するシロチドリ。散歩の人が近くを通ると体を低くして警戒していた。
シロチドリ
こちらも砂の上で営巣するシロチドリ。この辺りは、野良猫を見ることがあるが無事に育つことを祈る。
シロチドリ
2017年4月16日(旧暦では2017年3月20日)
9月から長期滞在中のアカガシラサギは、未だ冬羽です。8カ月間の逗留ということになります。
この日は、小さな魚を捕まえているようでした。アカガシラサギは、石垣島など八重山には渡りの季節になるとたくさんやってきますが、沖縄本島ではあまり多くないようです。
昨年の秋の渡りのシーズンに宜野湾市で見て以来のアカガシラサギが私への誕生日プレゼントとなりました。^^
アカガシラサギ
アカガシラサギ
葦につかまり、水面近くに現れた小さな魚を捕まえていた。
2017年4月14日(旧暦では2017年3月18日)
春の渡りで越冬地から繁殖地へ北上して行く途中の野鳥たちが毎日のように入れ替わり立ち替わりで沖縄へ立ち寄ってくれます。
人参畑には、ツバメチドリが6羽、海岸には、オバシギ6羽、ホウロクシギ2羽など色々なシギチが羽を休めに舞い降ります。オバシギを6羽の群れで見たのは初めて。大抵1羽か2羽ぐらいでした。
ホウロクシギは、オバシギを撮り終えて帰ろうとしたら鳴き声が聞こえるので双眼鏡で探してみると2羽が餌探しをしていた。今年初のホウロクシギでした。
キアシシギやキョウジョシギ、セイタカシギ、ダイゼン、ムナグロなども夕日に照らされながら次の渡りへ備えて餌探しに勤しんでいた。
オバシギ
嬉しいことにオバシギは6羽の群れでいました。美しい夏羽に変わっています。
オバシギ
6羽の群れは、離れないようにお互いの後をついて海岸を歩き回っていた。写真には、3羽のオバシギが写っています。
ダイゼン
ホウロクシギ
帰り際に鳴き声で見つけることができたホウロクシギ。大きなシギだけど周りの景色に溶け込んで肉眼では見つけられなかった。
ツバメチドリ
ツバメチドリ
キアシシギ
オバシギ
オバシギは、嘴を岩の穴に差し込んで餌を探していた。小さな貝を捕まえているようでした。
オバシギ
ミサゴ
ミサゴもまだ滞在しているのが数羽獲物を探しに海岸へ現れます。
2017年4月13日(旧暦では2017年3月17日)
双眼鏡を覗いているとアジサシ系の鳥が横切りました。コアジサシよりは大きいし、エリグロアジサシにはまだ早いし、何だろうと観察していると飛び方がまさしくハシブトアジサシでした。 昨年の9月に石垣島で撮影したハシブトアジサシ は冬羽でしたが、今回は、すっかり夏羽になったハシブトアジサシが見られた。夏羽のハシブトアジサシは初見です。^^
ハシブトアジサシは、海岸を右へ左へカニを求めて飛び回っていましたが、最干潮時だったので遠いこと…。^^;
近くのタイドプールには、 先日から滞在中のシマアジ がまだいました。海岸のカモたちは北へ渡って行き随分数を減らしていますが、シマアジはいつまで滞在するのか。
ハシブトアジサシ
ハシブトアジサシの夏羽。夏羽は、初見でしたので嬉しいですね。
ハシブトアジサシ
遠くを飛び回り、近くまで来てくれることはなかった…。
シマアジ
シマアジ
沖縄でシマアジは、春と秋の渡りの時期に1〜2羽観察できます。