日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

June 26, 2019(旧暦では2019年5月24日)

ブロンズトキが石垣島に現れました。石垣島初記録となりました。

2017年はセアカモズの沖縄本島初記録昨年の秋には沖縄本島初記録のイエスズメ今年の春は石垣島で初撮影、2回目の記録のミヤマヒタキ を見つけました。初記録を自分で見つけるのは嬉しいものです。

サギが数羽いる田んぼを通りかかると明らかにおかしな鳥が真ん中に。双眼鏡でのぞいてみるとなんとブロンズトキ。すぐに師匠と野鳥ガイドのスポッターさんに連絡を入れ、3人で観察。後でNHKも来ましたが、うちの紙面より先に出さない約束。ブロンズトキを見たい方は石垣島ナンバーワン野鳥ガイドのスポッターさんへ!! (いつものように勝手に宣伝 ^^)

ブロンズトキの記録は、沖縄本島や佐賀などでありますが、石垣島では初めての飛来となります。

大きさはアマサギより大きく、コサギやチュウサギよりは一回り小さかった。見つけた時は羽繕いを熱心にしていたが、急に飛び立つと隣の田んぼで採餌を始めました。主にミズアブの幼虫と思われる小さな獲物を食ってた。

ブロンズトキは過去の例からすると長居してくれそうですが、果たしてこの個体はいつまでいるのか。

ブロンズトキ

見よ!! この光沢を!! ブロンズトキの名に恥じない輝きを放っています。夏羽。冬羽は光沢がなくなり頭部に淡色斑が出るようです。

ブロンズトキ

ブロンズトキは、終始リラックスした状態で羽繕いなどしていました。

ブロンズトキ

羽繕いの後は体をひとゆすり。

ブロンズトキ

ブロンズトキとチュウサギの大きさ比べ。

ブロンズトキ

最初見つけたトキは、目を疑いました。沖縄本島では過去に記録がありますが、まさか石垣島でもブロンズトキを見られるとはねー。

ブロンズトキ

隣の田んぼへ移動すると餌探しタイムになりました。

ブロンズトキ

水を飲むブロンズトキ。嘴が曲がっていても器用にすくって飲んでいました。

Category:野鳥
June 26, 2019(旧暦では2019年5月24日)

先日、与那国島で夏羽を見ていたレンカク ですが、ここ石垣島には一度に2羽の美しい夏羽レンカクが入りました。田んぼでミズアブか何かの幼虫を食っていました。

近くでトラクターが田んぼを耕していましたが気にすることなく警戒心の弱い個体でした。

もう1羽も田んぼで発見。こちらは少し距離がありましたがレンカク特有の美しい夏羽ははっきりと見ることができました。^^

2羽ともオスと思われます。

レンカク

美しい夏羽のレンカク。近くで楽しませてくれました。何を捕って食っているかもしっかり見ることができました。

レンカク

後頸部のゴールドの輝きを放つ羽毛はなんなんでしょう。優雅ですね。

レンカク

伸びをするレンカク。初列風切の先端には飾り羽のような突起があります。どこまでもおしゃれです。

レンカク

レンカクと後ろのバンの大きさ比べ。

レンカク

前から見てもゴージャスなレンカクの夏羽。

レンカク

水中に潜むミズアブの幼虫らしきを捕まえては食っていた。

レンカク

ハスの葉の上も歩ける大きな足。あいにく出会ったのは田んぼなのでハスはなし。

レンカク

2羽目のレンカクは遠かった。レンカクは分布をどんどん広めているそうなので、いつまで滞在するのか楽しみ。

Category:野鳥
June 26, 2019(旧暦では2019年5月24日)

石垣島で一番カタグロトビを観察している人に同行して巣から見え出したヒナを拝んできました。幼鳥のカタグロトビを見るのはこれが初めて。なんとも可愛らいいヒナでした。^^

先日、巣立ちビナを発見したリュウキュウツミ の親から子への餌渡しでも見てやろうと行ってきましたが、ヒナは鳴き声はすれど見えず。親鳥も捕まえたセミを自分で食っていました。ヒナたちは十分餌を食ったあとだったのか?

カタグロトビ

まだ巣からは出ましたが営巣木からは離れずにいるカタグロトビの幼鳥。

カタグロトビ

カタグロトビの親は木陰で休憩。右がオスで左がメス。

リュウキュウツミ

餌を持ってきたツミのメス。

リュウキュウツミ

子どもが餌を取りに来るかと思っていましたが、さばいているうちに獲物を下に落としていた。

Category:野鳥
June 24, 2019(旧暦では2019年5月22日)

今日は久しぶりの一日フリー。午前中は洗濯とか不動産屋へ書類の提出とかあって午後からですが、まともに鳥見に行けました。半日にしては得るものが多い一日でした。^^

昨日の夜探 でアオバズクが営巣していると思われる場所をまたまた近所で見つけたので、今日の午後、回ってみると2羽のヒナがすでに巣立っていました。営巣木も確認できました。

さらに数十メートル離れた雑木林ではリュウキュウツミも営巣していたようでこちらも2羽のヒナが巣立っていました。

前から営巣を観察しているアオバズクは昨夜午前2時ごろは3羽とも全て巣内にいたのですが、そのあと巣立ったようで夕方、1羽が親鳥と近くの木に止まっていました。

ここは夕方になるとカラスが数十羽でやってくるので、カラスの被害を心配していましたが、大丈夫そうでした。

近くの雑木林では4月ごろから目をつけていたのですが、巣は探せずにいたリュウキュウツミもヒナが2羽巣立っていました。不思議なことにここのツミはオスもメスも鳴き声をあげません。なので余計に探すのに苦労しました。^^;

近くでズグロミゾゴイの巣らしきを発見したのですが確定できず。今後の観察課題。

リュウキュウアオバズク

巣立ったアオバズクのヒナ。親鳥は昼間も盛んに狩りをして獲物を持ってくるのですが、獲物を受け取ると他の兄弟に取られないように逃げるので餌を食っているシーンは撮れなかった…。

リュウキュウアオバズク

上のヒナたちの親鳥。オスと思われます。

リュウキュウアオバズク

こちらのアオバズクは昨夜の午前2時以降というかなり遅い時間に巣立ったようです。 この日に予想した巣立ち日 がぴったり当たりました。^^ 左の親鳥はメスです。

リュウキュウアオバズク

上のアオバズクの残りのヒナたち。今夜にでも全て巣立つでしょう。

リュウキュウツミ

リュウキュウツミの巣立ちビナ。ヒナは2羽いましたが撮影できたのは1羽だけ。足には親鳥にもらった獲物をつかんでいる。獲物はメジロかな?

リュウキュウツミ

上のヒナのメス親。民家の近くで営巣しているだけあって警戒心はない。

Category:野鳥
June 25, 2019(旧暦では2019年5月23日)

夏鳥の繁殖が佳境に入っています。5月の終わりごろにはサンコウチョウやリュウキュウキビタキが巣立ち、6月はじめには例外的に早かったのですが、小学校でコノハズクが巣立ちました。コノハズクの巣立ちは7月の下旬がピークです。

そしてここ数日でアオバズクがあちこちで巣立っています。6月下旬から7月の第1週ぐらいに巣立つのは例年通りです。

アカショウビンは、7月上旬が巣立ちのピーク。現在、観察している5巣のうち3巣はあと1週間から10日ほどの間に巣立ちそうです。

そのうちの一つは今日か明日には巣立つと予想して久しぶりにブラインドに入ったのですがまだまだでした。しかも、ここはヒナが1羽しかいないようで親鳥の餌運び回数が極端に少ないです…。^^;

リュウキュウアカショウビン

ここのアカショウビンは3羽のヒナがいます。あと10日ほどで巣立ち予定。

リュウキュウアカショウビン

こちらは上の巣より日齢が進んでいます。ヒナは巣穴の右のほうにピントがボケて写っています。巣立ちまであと1週間というところでしょうか。

リュウキュウアカショウビン

上の一人っ子アカショウビンの親鳥。オスと思われます。

Category:野鳥