日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年4月2日(旧暦では2024年2月24日)

2月中旬に一瞬、石垣島に現れたアカショウビンはその後、1カ月以上、音沙汰なしが続いていました。3月末ごろから鳴き声が一気に増え、29日には自宅からも鳴き声を確認。31日に姿を見ることができ、4月1日に写真に記録することができました。例年と全く同じパターンです。リュウキュウアカショウビンは5月、6月が一番美しい時期で観察もしやすいです。

当たり年のヤツガシラは第3波が到来。この日は島内で6個体が確認されました。

リュウキュウキビタキも活発にさえずり、ペアで動き回っている場面にもよく出くわします。

リュウキュウアカショウビン

リュウキュウアカショウビンのオス。渡ってきたばかりのようで、少し疲れた様子でした。

ヤツガシラ

お疲れ気味のヤツガシラ。目の前を車やバイクが通ってもほとんど動きませんでした。

ヤツガシラ

こちらはサトウキビ畑にいたヤツガシラ。例のごとくゴキブリを捕まえていました。

ヤツガシラ

カフェの前にいたヤツガシラ。店の客も見慣れない鳥に驚いていました。

リュウキュウキビタキ

リュウキュウキビタキのオス成鳥。この個体はさえずっていませんでしたが、メスとペアで移動しながら採餌していました。

Category: 野鳥
2024年4月2日(旧暦では2024年2月24日)

石垣島で繁殖する個体とは少し違うハシボソシロチドリが飛来。シロチドリはあまり真面目に見ていませんでしたが、この個体は目立っていました。

今季初のクロハラアジサシも確認。2羽で田んぼの上を飛び回っていました。ヘラサギの幼鳥も滞在中。くちばしが妙に白い個体です。タカブシギやセイタカシギも増えてきましたが、今季はなかなか田んぼのシギのピークが来ないです。コチドリやヒバリシギも少しずつ増えています。

シマアカモズは繁殖地へ移動で数を減らしています。越冬のハヤブサのカップルはまだ滞在。自宅近くの片目のカンムリワシはなんとか生きながらえています。イシガキシジュウカラは子育てに忙しそう。

ハシボソシロチドリ

ハシボソシロチドリのオス夏羽。美しいですね。沖縄で繁殖する個体群はもっと淡色です。

ハシボソシロチドリ

上と同個体。胸のリングはこんな感じ。

クロハラアジサシ

今季初のクロハラアジサシ。少しだけ夏羽が出ていました。

ヘラサギ

ヘラサギの幼鳥。田んぼとダムを行ったり来たり。

タカブシギ

少しだけ増えたタカブシギ。

セイタカシギ

セイタカシギも渡りの序盤。

コチドリ

コチドリは田んぼでは一番個体数が多いです。

ヒバリシギ

ヒバリシギは数羽の群れ。まだまだ増えます。早く夏羽が見たいですね。

シマアカモズ

シマアカモズのメス成鳥。

ハヤブサ

ハヤブサはカップルで長逗留。オスも並んでいましたが、警戒心が強く飛んでしまいました。

カンムリワシ

左目が見えないカンムリワシ。厳しい冬を越し、なんとか命をつないでいます。

イシガキシジュウカラ

子育て中のイシガキシジュウカラは警戒鳴きしながら巣の周りをうろうろしていました。

Category: 野鳥
2024年3月28日(旧暦では2024年2月19日)

2月にハリオシギ、チュウジシギを初認しましたが、それ以降は全く確認できず、タシギばかりが増えていっています。4月中旬になればハリオシギ、チュウジシギともに増えると思いますが、実際に見るまでは心配です…。

タシギ

あぜでうずくまるタシギ。お疲れモードです。

タシギ

緊張ぎみのタシギ。

タシギ

このタシギは、とても素晴らしい個体です。このタイプはなかなかお目にかかれません。

タシギ

稲もどんどん伸びてきて、あぜ以外では見つけるのが難しくなります。春のジシギはこれがやっかいです。

タシギ

あまり需要はありまえんが、タシギの尾羽。

タシギ

伏せながらあぜを移動するタシギ。カタグロトビを警戒しています。

Category: 野鳥
2024年3月26日(旧暦では2024年2月17日)

石垣島の春のカモと言えば、シマアジ。オス2羽が小さな沈砂池で休憩していました。ヒシクイは北上組とみられる個体が単独で飛来。100羽近いガン類が島の上空を渡っていった目撃情報がありましたが、そのうちの脱落組なのでしょうか。

キンクロハジロは越冬組で生殖羽に変わってきています。オナガガモのメスはなぜか1羽だけカルガモの群れとともに行動。わたるタイミングを逸しているように感じます。

シマアジのオス2羽。美しい生殖羽が春らしさを感じさせます。

小型のヒシクイ。ツンドラ型でしょうか。

ダムでは多くのキンクロハジロが越冬していますが、この個体はなぜか小さな沈砂池で越冬しています。

カルガモの群れに1羽だけ混じるオナガガモのメス。

Category: 野鳥
2024年3月21日(旧暦では2024年2月12日)

ヤツガシラの第2波もそろそろ終わりに近づいているようです。今季の石垣島にはヤツガシラ40〜50羽は飛来しています。ヤツガシラを探していると婚姻色が深まったズグロミゾゴイ複数羽に出会えました。

ムネアカタヒバリ、タヒバリは数の増減が激しく、群れがどんどん通過していっているようです。今季初のアマツバメやオジロトウネンも現れました。コチドリもすっかり夏羽になって通過していきます。ハジロコチドリの美しいオスの夏羽もいましたが撮り損ねました…。^^;l

ジシギはタシギばかりです。 肝心のハリオシギは、2月20日チュウジシギも2月21日 に確認したきりで後が続きません。

ヤツガシラ

渡ってきたばかりで疲れた様子のヤツガシラ。

ヤツガシラ

ヤツガシラの鉄板ポイントを車で流していると枝に止まる個体を発見。

ヤツガシラ

この日の石垣島はヤツガシラ少なめでしたが、翌日からは再び増えました。

ズグロミゾゴイ

婚姻色が濃く出ているズグロミゾゴイのオス。

ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイのメス。

ムネアカタヒバリ

換羽中のムネアカタヒバリ。換羽のステージはさまざまで一羽ずつの観察が楽しい時期です。

タヒバリ

タヒバリの換羽の進行状況はどの個体も似たような感じでした。

アマツバメ

上空にアマツバメの群れが10羽ほど。

オジロトウネン

今季初のオジロトウネンは2羽で到着。

コチドリ

コチドリはすっかり夏羽で美しい姿に変わっています。

タシギ

タシギは入れ替わりながら数を増やしています。

タシギ

2月にはまとまった群れで入ったタシギですが、いまはばらばらとやってくる感じです。

タシギ

夏羽に変わりつつあるタシギ。

Category: 野鳥