2020年9月26日(旧暦では2020年8月10日)
今季初となるコガモが飛来していました。雨の中、ひっそっりと奥まった田んぼにいました。
エリマキシギは今季、幼鳥は何羽も入っているのですが、きょうは今季初の第1回冬羽を確認しました。
クロハラアジサシは南下組がどんどん数を増やしていますが日々、入れ替わりは激しそうです。
ツバメチドリも入れ替わりが激しく、最大100羽ほどでしたが、現在は十数羽です。
ハリオシギはまだまだ残っていて数カ所では越冬しそうな雰囲気。チュウジシギは減って、タシギがかなりの数を占めています。
トウネンは、数羽の群れはあちこちで見ますが、今年は大きな群れが確認できません。心配ですね。
ほかにはソリハシセイタカシギやセイタカシギ、アカアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、アオアシシギ、コアオアシシ、ヒバリシギなど石垣島らしいシギがたくさん滞在しています。
コガモ エリマキシギ エリマキシギ第1回冬羽のメス(手前)と幼羽のメス。幼羽以外は飛来が少ないので嬉しいですね。
ツバメチドリ ハリオシギ ハリオシギの幼鳥。同じ田んぼに長いこと滞在しています。
タシギ タシギ タシギ タシギ クロハラアジサシ クロハラアジサシ幼鳥。幼羽がずいぶん褐色がかっています。
クロハラアジサシ サトウキビ畑をバックに飛び回るクロハラアジサシ成鳥冬羽。
トウネン トウネン トウネン コアオアシシギ セイタカシギ オーストラリアセイタカシギ…じゃなくてセイタカシギの成鳥オス。この個体、極一部の人がオーストラリアセイタカシギにしたがっているようですが、決してオーストラリアセイタカシギではありません!!
2020年9月22日(二十四節気の秋分、旧暦では2020年8月6日)
新型コロナで県外へ出られないので、シルバーウイーク中は2泊3日で与那国島へ家族旅行に行ってきました。
移動途中、林道や海岸線などをちょっとだけ鳥見。秋の渡りには若干早かったのと、2日目まで南風が吹き続けていたので与那国らしい鳥は出せませんでした…。^^;
2日目の夕方から北寄りの風になり、前日まで全くいなかったアカハラダカは林道などでたくさん見られました。西崎で観光していると南側の海上から目線の高さでアカハラダカが単独で島へ飛び込んできました。アマサギやコサギの群れは北風が吹き出した3日目に幾度となく海から与那国島へ到着する群れを見ました。40羽から最大で100羽ほどの群れでやってきました。
ブッポウソウは2日目の夕方に1羽、3日目にもう1羽を確認しました。八重山のブッポウソウはだいたいこの時期で石垣島でも1羽出ていました。
この時期、島内で特に目につくのはエゾビタキとシマアカモズ とツメナガセキレイで、何羽見たかわかりません。ツメナガセキレイは珍しい亜種も期待したのですが、全てマミジロツメナガセキレイでした。
東崎では、まさに到着したばかりというチュウジシギが岬の先端にいました。
ライファーとなるアリスイも確認。沖縄ではなかなか見ることができず「やばいの見つけた」というと息子が「長芋見つけた?」と聞き返し3歳児のかわいさ全開です。^^
沖縄県が設置したウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りにはサンコウチョウやキマユムシクイ、キセキレイ、エゾビタキ、ツバメ、タイワンヒヨドリなどが集まっていました。
林道ではトケン3羽を見たのですがどれも飛び去る後ろ姿だけなので同定できず…。カラムクドリは十数羽の群れ、サンショウクイも数羽の群れを何度か見ました。ムシクイは子連れでの撮影は厳しいですね…。^^;
そして与那国島で一番の成果はハリオシギの死体を拾ったことです。^^ このハリオシギは featherbase にて 羽根標本(Exhibit #5698) になりました。
アカハラダカ 近くで撮影することができたアカハラダカの成鳥メス。
アカハラダカ アカハラダカ いつも遠いアカハラダカを近くで見られて幸せでした。^^
ブッポウソウ リュウキュウサンコウチョウ ウリミバエの不妊虫放飼カゴ周りに数羽が集まっていたサンコウチョウ。ほかにもエゾビタキやキセキレイ、ムシクイなどがウリミバエを狙っていました。
アリスイ ライファーのアリスイ。沖縄本島や石垣島でもほとんどお目にかかれません。
チュウジシギ 岬の先端にポツンと。チュウジシギには似つかわしくない環境なので渡ってきたばかりでしょうか。
ハリオシギ 路上で死んでいたハリオシギ。足の先が尾羽を超えます。
ハリオシギ ハリオシギの針。手が臭くなった。息子も「くっしぇ!!」を連発していた。郵便で送った。
エゾビタキ エゾビタキの幼鳥。集落内から林道までどこにでもいる。
エゾビタキ アマサギ / コサギ アマサギとコサギの群れ。大小さまざまな群れがやってきて渡りの勇壮さを感じさせてくれました。
アマサギ / コサギ こちらもアマサギとコサギの混群。足を骨折している個体が1羽写っています。
シマアカモズ ムナグロ インドハッカ 与那国島で繁殖しているインドハッカ。町役場の通風口で今年も子育てしていました。
ムシクイの残像。足の色や頭部や上面の色合いなどからエゾムシクイかアムールムシクイの可能性が高いそうですが、鳴き声を聞かないことには…。乳幼児2人を連れてではこれが限界。^^;
2020年9月19日(旧暦では2020年8月3日)
ツバメチドリの群れに混じって今季初となるオオチドリが1羽。渡ってきたばかりのようで疲れた様子でした。
ツバメチドリは増減を繰り返し、最高で100羽近くの群れになっていましたが、きょうは20羽ほどでした。ハジロクロハラアジサシも2カ所で3羽が滞在中で、ビュンビュンと田んぼや畑の上を飛び回っていました。
エリマキシギやコアオアシシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギなど種類は少ないですが日替わりでいろいろなのが入って面白い田んぼです。
オオチドリ オオチドリ / ツバメチドリ オオチドリとツバメチドリ。両種とも大きさは変わりません。
オオチドリ オオチドリ ツバメチドリ エリマキシギ 2020年9月18日(旧暦では2020年8月2日)
空いた時間、近くの海岸と田んぼの見回り。アオアシシギやキアシシギ、トウネン、オオメダイチドリ、タシギ、チュウジシギ 、セイタカシギ、ハマシギなど。シギやチドリは渡りの真っ最中で毎日、入れ替わりが激しいようで増減もそれなりにあります。
先日のハシブトアジサシ はまだ滞在中ですが、行動範囲が広く今回は違う場所にいました。
今季は、なぜかマミジロツメナガセキレイばかりで(キマユ)ツメナガセキレイに全く出会えません。不思議です。
アオアシシギ キアシシギ トウネン トウネン 本土のトウネンは少ないようですが、石垣島ではあまり変わらない感じです。例年、それほど数は多くないのですが…。
オオメダイチドリ アオアシシギ チュウジシギ タシギ タシギ タシギ幼鳥。この時期になるとジシギのうちタシギが大半を占めます。
ハマシギ セイタカシギ セイタカシギの幼鳥。幼羽が美しいです。くちばしも成鳥に比べると若干短く見えます。
マミジロツメナガセキレイ ハシブトアジサシ 2020年9月15日(旧暦では2020年7月28日)
ハシブトアジサシを見つけました。今季初めての飛来となります。車を走らせていると一瞬、アジサシとすれ違い、顔がどう見てもハシブトアジサシに見えたので戻って探すと海岸に降りて水浴びをしていました。
ハシブトアジサシ 幼羽から第1回冬羽へ移行中のハシブトアジサシ。降りている個体をこんなに近くから撮影できたのは初めてです。^^
ハシブトアジサシ ハシブトアジサシ クロハラアジサシ クロハラアジサシの成鳥もやってきましたが、すぐにどこかへ消えてしまいました。
オオメダイチドリ オオメダイチドリの飛翔。メダイチドリと違ってオオメダイチドリが飛ぶと足の先が尾羽をわずかに超えます。