日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2021年3月11日(旧暦では2021年1月28日)

春の渡り序盤の石垣島です。ヤツガシラやブラックサシバ、シラガホオジロなどいいのが出ています。クロウタドリもいましたが撮り逃しました。私有地だったので深追いできず…。

ヤツガシラは2カ所、暗色型サシバは 3年連続で越冬している個体 とは別の個体で、警戒心ゆるゆるで観察しやすいです。 3月5日に確認されたシラガホオジロ は滞在6日目を迎えて、若干撮影しやすくなりました。

石垣島など八重山で繁殖するリュウキュウツミも春になり、活動が活発になってきました。

昨年生まれのズグロミゾゴイたちはだんだんと成鳥の羽に変わりつつあります。

シマアカモズも越冬組と北上組で増えたり減ったり、北帰行がはじまっているツグミは渡に備えて小さな群れになりつつあります。

カンムリワシやムラサキサギ、カタグロトビも繁殖に向けて活動が盛んになっています。

ヤツガシラ

警戒心が強めのヤツガシラ。枝からなかなか降りてきませんでした。

サシバ

暗色型サシバにしては警戒心の弱い個体。

シラガホオジロ

石垣島のアイドル、シラガホオジロのオス。沖縄ではコホオアカ以外のホオジロ科は見る機会が少ないです。

シラガホオジロ

滞在期間が長くなるにつれ、多少は警戒心がとけて撮りやすくなったシラガホオジロです。

リュウキュウツミ

リュウキュウツミの成鳥オス。近くで見ると驚くほど小さいです。そして美しい。^^

ズグロミゾゴイ

昨年生まれのズグロミゾゴイ。県道沿いでしょっちゅう餌探ししています。交通事故が心配。

シマアカモズ

シマアカモズのメス。芝生に現れる虫を捕まえていました。

ツグミ

ツグミのオス第1回冬羽。まもなく繁殖地に向け旅立ち、いなくなります。

Category: 野鳥
2021年3月7日(旧暦では2021年1月24日)

石垣島はもとより沖縄県内でもほとんど記録のないシラガホオジロが飛来しました。沖縄野鳥研究会の図鑑「沖縄の野鳥」改訂版第1刷にも掲載がありません。

今回、確認されたのは美しいオス個体です。私の師匠である「石垣島BIRD観察」さんが第一発見者です。

比較的警戒心が強く、なかなか近くで観察できませんでしたが、午前中より夕方になると活発に動き回り、撮影する機会に恵まれました。

今冬は北方の鳥がよく入る石垣島ですが、シラガホオジロまで現れるとは…。沖縄本島などもいつもと違う北方の鳥がよく観察されています。

シラガホオジロ

シラガホオジロの成鳥オス。美しい個体です。^^

シラガホオジロ

反対側から。シラガホオジロは農道や畔に落ちている何かを食っていました。

シラガホオジロ

人の気配に少し警戒するシラガホオジロ。警戒心強めの個体でここまで近寄るのにかなりの苦労を要しました。^^;

シラガホオジロ

シラガホオジロの背中。飛ぶと尾羽の外側と翼の赤茶色が非常に目立ちます。飛ぶ姿はエンベリそのものって感じでした。

シラガホオジロ

畔の草むらから顔を出しました。草むらに潜っていることが多く、一度見失うと探し出すのに一苦労。

シラガホオジロ

遠くの畔に降りた。

シラガホオジロ

シラガホオジロは写真に写る枯れたイネ科の植物と思われるものの茎を食っていた。

シラガホオジロ

農道でもイネ科の植物の枯れた茎を食っていた。

シラガホオジロ

次に会えるのは何年後でしょうか。下手したら十数年後ってことも…。^^;

Category: 野鳥
2021年3月7日(旧暦では2021年1月24日)

シギの春の渡りのヒバリシギの群れが到着しました。春、秋ともに沖縄や八重山で渡りの初陣を飾るのはヒバリシギです。

ヒバリシギを見ていると10羽近い数のホオジロハクセキレイの群れも舞い降りてきました。こちらも北上組と思われます。全てオス個体でした。

越冬していたコガモやハシビロガモもほとんど姿を消し、残りはわずかです。石垣島など沖縄では数少ないマガモも1羽だけいました。

石垣島で繁殖するカルガモはこの時季、増えてきました。繁殖組と通過組がいます。

ツグミの仲間も渡りが始まり、民家の屋根に渡る決意を固めた数羽が群れていたりします。

ヒバリシギ

ヒバリシギ成鳥冬羽。わずかに越冬しますが、この群れは8羽の渡り組でした。

ヒバリシギ

ヒバリシギ第1回冬羽。

ハチジョウツグミ

今冬、田んぼで越冬したハチジョウツグミ。まもなく見えなくなるでしょう。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイ成鳥オスの夏羽。

ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイ成鳥オス。冬羽から夏羽へ換羽中。

マガモ

石垣島では比較的珍しいマガモ。

コガモ

コガモのメス成鳥。

ハシビロガモ

ハシビロガモのメス非生殖羽。

カルガモ

カルガモは石垣島で周年生息していますが、春と秋の渡りの季節は通過組が追加されて一時的に激増します。

Category: 野鳥
2021年3月4日(旧暦では2021年1月21日)

石垣島のヤツガシラのシーズンが始まりました。きょうは仕事帰りにヤツガシラの鉄板ポイントへ寄り道。現場に到着して10分ほどで発見しました。芝生をつつきながらゴキブリの次から次に捕まえては口の中へ放り込んでいました。

コハクチョウはまだ滞在中。田植えが終わった田んぼを歩き回っています。農家の人に「苗は大丈夫?」と尋ねたら「食われるし踏まれる」とのこと。でも仕方ないので追い出すようなことはしないそうです。優しい農家のおじさんでした。^^

越冬ジョウビタキは渡って行ったのか数を減らしています。メスが少し残っている程度です。

ヤツガシラ

小さな花が咲く芝生を歩き回りながら餌を探すヤツガシラ。

ヤツガシラ

警戒心ゆるゆる個体のヤツガシラで数メートルほどまで近づいてきました。

ヤツガシラ

カラスに驚いて冠羽を広げる。

ヤツガシラ

急斜面の岩を止まり木にしていました。

ヤツガシラ

ゴキブリを放り投げてパクッ。

ヤツガシラ

紫色のリュウキュウコスミレや黄色の花に囲まれて春らしいヤツガシラでした。

コハクチョウ

1月から滞在しているコハクチョウ。顔は成鳥と変わらないほどに成長しました。

シマアカモズ

イナゴを捕まえたシマアカモズのオス成鳥。越冬個体で昨年末から同じ田んぼを縄張りにしています。

ジョウビタキ

ジョウビタキのオスは繁殖地へ渡ったのかほとんど見えなくなり、残るはメスばかり。

Category: 野鳥
2021年2月26日(旧暦では2021年1月15日)

いろいろ忙しくてほとんど鳥見に行けません…。移動中に見た鳥を撮るのが精一杯です。

春の渡りが本格化するまでには、なんとか時間を作りたいですね…。^^;

カンムリワシ

農地のカンムリワシ。

ハチジョウツグミ

越冬中の愛想のいいハチジョウツグミ。

ハチジョウツグミ

上と同個体。芝生の緑をバックに。

サシバ

こちらも愛想のいいサシバ幼鳥。

ムネアカタヒバリ

田んぼにムネアカタヒバリ。古い米を拾っていました。ほかにもタヒバリ、ハクセキレイ、ツメナガセキレイが群れています。

ムラサキサギ

ムラサキサギ成鳥。繁殖羽が見え始めています。

Category: 野鳥