日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2017年3月29日

今回の石垣島鳥見では、クロウタドリが7羽確認できました。春の渡りのピークは過ぎていましたが多くのクロウタドリを見つけることができた。与那国島や西表島でも大変多くのクロウタドリやヤツガシラが見られており、今年はどちらも当たり年だったようです。

事前に聞いた話では、クロウタドリは抜けつつあり出会いは少ないとのことだが、久宇良や川平、石崎などポイントに行くと必ず見つかるという感じでした。オスが多く飛来していたのも嬉しいですね。

石垣島シリーズ(3月26日〜3月27日)

石垣島でバードウオッチング(カタグロトビ巣立ち編)

石垣島でバードウオッチング(クロウタドリ編)

石垣島でバードウオッチング(ヤツガシラ編)

石崎で見つけたクロウタドリ。ここにはオスが2羽いましたが、どちらも人を恐れず数メートルの近さまでやってきました。近くに多くいるカラスとも仲良しなコミュニケーション能力の高いクロウタドリたちでした。^^

2017年3月28日

今年初の石垣島バードウオッチングに行ってきました。今回は、1泊2日の短期決戦。カタグロトビとヤツガシラ、クロウタドリをメインにしました。夜探も行きたかったのですが、宴会が入っていたので断念。

石垣島に到着後、私の友人であり石垣島ナンバーワンの野鳥ガイド「スポッター」が 2017年3月のBIRDER誌に寄稿したカタグロトビ の巣立ちを確認しにポイントへ。短い時間でしたが、なんとか幼鳥の姿を見られました。親鳥2羽も久しぶりに撮影。足場が悪かったのでスポッターさんに長靴まで貸してもらった。^^

カタグロトビの詳しい営巣記録を私の師匠が ウェブログに載せています

石垣島シリーズ(3月26日〜3月27日)

石垣島でバードウオッチング(カタグロトビ巣立ち編)

石垣島でバードウオッチング(クロウタドリ編)

石垣島でバードウオッチング(ヤツガシラ編)

カタグロトビの成鳥オス。

2017年3月25日

豊崎干潟にクロツラヘラサギが5羽。三角池には、3羽いた。夏羽に変わりつつあり立派な冠羽が目立つようになってきました。

J15の足環をつけたクロツラヘラサギがいました。胸のあたりも色づいてきています。

2017年3月25日

日本最南端で繁殖しているムクドリ。渡りでは八重山にも越冬のため少数がやってきますがカラムクドリやギンムクドリより少ない程度。

沖縄本島では、那覇市内で少数が繁殖しているようです。

ムクドリ幼鳥。

2017年3月23日

暗色型のサシバは、昨年の10月ごろ沖縄本島でたった一度だけ金武の上空を飛ぶ姿を確認。その時は、撮影には至らずで悔しい思いをしていたが本日、念願の撮影がかなった。^^ 暗い色合いが背景に溶け込んでしまい、普通のサシバより見つけにくいですね…。^^;

近くにいる他のサシバやカラスに追いやられていたので、春の渡りで南の方から新たにやってきた個体なのだろうか? どちらにせよ、3月末には沖縄本島のサシバはほとんどが繁殖地へ旅立ちいなくなります。

この日は、20羽以上のサシバを観察。半数近くが幼鳥でした。

暗色型のサシバ。全身タイツの悪役戦闘員っぽくてかっこいいですね!!

2017年3月21日

コガモやハシビロガモもだんだんと少なくなっています。アオアシシギは今月半ばあたりから増えたり減ったり。多いときは、70羽ほどの群れが観察できます。春の渡り組でしょう。

セイタカシギは美しい夏羽に衣替えした個体も増えてきた。

1羽だけいたアカアシシギは三列風切が白く見えます。一部白化個体か?

コチドリやヒバリシギ、バン、オオバン、カルガモなども滞在中。クロツラヘラサギはいたりいなかったり。三角池にいないときは、豊崎干潟にいることが多い。

美しい夏羽が生えそろったセイタカシギ成鳥オス。

2017年3月17日

暑さ寒さも彼岸までというわけで、きょうは、春の彼岸入りでした。沖縄本島のきょうの最高気温は22度。明日、八重山では小浜島で海開きが行われます。20日には春分を迎え、いよいようるずんの季節到来です。

冬の間、何度か見つけてはいたのですが暗かったり、藪の中だったりでなかなか撮影ができなかったアオジをやっと撮ることができた。^^; 先日、やんばるではシベリアアオジの群れを見つけたがこちらも撮影はかなわず…。

きょうのアオジは、牧草地に点在するススキの種子を食っていました。オスのアオジの後ろ姿を見たときは、シベリアアオジかと一瞬迷いました。^^;

アオジのメス。警戒心が大変に強く比較的近くで撮れたのはこの個体だけ。

2017年3月14日

3月1日に第一子が生まれて以来、今までのようにはなかなかバードウオッチングに行けない日々を送っています。

昨年より越冬しているビンズイのポイント近くで取材があったのでついでに様子を見てきた。ビンズイの群れは、当初より同じ場所が気に入っているようで数カ月たった現在も7羽ほどがまだ滞在していました。

ビンズイお気に入りの芝生には、リュウキュウコスミレの花が咲きだしてすっかり春の様相。ビンズイたちも春の気配を感じてそろそろ繁殖の地へ渡っていくことでしょう。

ビンズイの小さな群れが芝生で餌探し。

2017年3月11日

J15が昨年の11月8日に初確認 されて以来、4カ月以上たったクロツラヘラサギたち。三角池やその周辺、豊崎あたりで過ごしていた群は最大19羽ほどいましたが、現在は8羽ほどがまだ滞在中。

12月24日に確認されたJ10の足環をつけたクロツラヘラサギは単独で餌探しに忙しそうでした。夏羽にも変わりつつあるようで、胸のあたりや冠羽に少し黄色味がかってきた。

胸のあたりの冠羽がやや色付いてきたクロツラヘラサギ。

2017年3月7日

沖縄本島も春の渡りの季節に向けて野鳥の移動が始まった模様。冬には見られなかったツグミやアカハラが増えて、田んぼには、タヒバリの小さな群れも入っていた。4月下旬から5月上旬の渡りの最盛期まで何が現れるか楽しみ。^^

1月15日に初めて確認したミヤマガラス もまだいた。マガンは、昨年の 11月に見た群れ12月に見た群れ とは違うと思われる個体が1羽だけやってきました。

他には、留鳥のリュウキュウコノハズクやシロハラクイナ、ヒバリシギ、タカブシギなどの春の渡り組が少し見えました。コチドリは、夏羽になった個体もいた。

リュウキュウコノハズク。リュウキュウオオコノハズクの餌場にやってきました。肝心のリュウキュウオオコノハズクは現れず。^^;

2017年3月5日

きょうは、二十四節気のひとつ啓蟄でした。虫がうごめく啓蟄らしく暖かい一日でした。

奄美や八重山、本土などからヤツガシラの話題が聞こえてくるようになったので沖縄本島でも見つけられないかとそれらしいポイントを回ってきましたが見つけられず。代わりに沖縄本島では非常に少ないアカハラを見つけることができました。近くにはシマアカモズもいた。八重山にはたくさんいるシマアカモズも沖縄本島では、なかなか見ることができない野鳥です。

シギチの渡りも始まっているはずなのですが、タカブシギやタシギ、ミユビシギぐらいしか確認できなかった。

猛禽では、サシバの数がかなり減っていた。繁殖のため、本土に渡る個体が出てきたようだ。 先日のチョウセンチョウゲンボウらしき個体 は換羽が進んでいた。全体の色がかなり淡いのと、背中の黒斑が少ないのでチョウセンチョウゲンボウでいいのかな?

沖縄本島では初めての確認となったアカハラ。シロハラは、掃いて捨てるほどいるんだけどアカハラは非常に少ない。

2017年2月28日

セアカモズを2月7日に発見してから20日が過ぎました。みすぼらしかった尾羽は綺麗に生えそろったようです。それ以外は、あまり変化は見られなかったが、しきりに羽繕いをしていた。換羽がかゆいのかな?

動画は、4Kで撮影してみました。画質は最高ですが、ファイルサイズが大変に大きく扱いにくいですね…。^^; きょうもさえずりを聞かせてくれたのですが、風の音や工事の音など環境音がやかましかったので音無しで編集しました。

Wikipedia によると舳倉島、香川県、与那国島に次いで4例目、手元の図鑑によると舳倉島、四国、九州、与那国島などで記録があると記載。ネット上の情報では2013年3月、神奈川県での観察例もあるようだが、そちらはシマアカモズの誤認だったようだ。

いい枝に止まってくれたセアカモズ。

2017年2月27日

サトウキビ畑にビンズイが7羽いました。松林でしか見たことなかったけど、畑にも来るんだね。

30メートルぐらい離れたところで農作業をしていたが気にする様子もなく餌を探していた。

近かったビンズイ。10メートルぐらいかな。

2017年2月26日

ツグミもジョウビタキも沖縄本島で見る機会は非常に少ないです。今回を含めて、この冬に見たツグミは3個体目、ジョウビタキは4個体目です。石垣島では両種とも本土よりは少ないながらもそれなりに越冬するのですが、ここ沖縄本島では希少種。^^; シロハラは都市の公園だろうが山の中だろうが畑だろうがどこにでもいます。

ウグイスは、数は少なくはないのですが、藪の中にいることが多いので撮りにくい部類。今日見つけたポイントは、林縁に堆肥が積んであり小さな虫が発生しているようでジョウビタキ、ウグイスのほかにもハクセキレイやツメナガセキレイなども集まっていた。

ウグイスがこんなところまで出てきて、ジョウビタキと一緒に地面の小さな虫を捕まえていた。

2017年2月26日

サトウキビ畑にノスリが1羽。 2カ月以上前に見たノスリ成鳥メス と同じ個体かもしれません。たくさんいるサシバに追い立てられて迷惑そうだった。^^; サシバは、50メートル移動するごとに現れた。サシバの春の渡りには1カ月ほど早いけど、数をかなり増やしている。

チョウゲンボウも高い頻度で出会い、合計で4羽ほど、ハヤブサも1羽を遠くに認めました。

先日の チョウセンチョウゲンボウと思しき個体 は発見できず。換羽が進んでいたらチョウセンチョウゲンボウがどうかはっきりすると思ったのですが…。

猛禽類がうじゃうじゃいるのでミフウズラは1羽も発見できず…。^^;

成鳥のメス。沖縄では珍しいノスリ。どこへ行ってもサシバに追いやられていた。

2017年2月20日

数日前から南風が吹き暖かくなってきました。きょうは雨が降ったり止んだりで湿度も上がり蒸し暑い一日。旧暦の2月、新暦の2月末ごろになると南風が急に北風に変わり海が時化るニンガチカジマーイ(二月風廻り)が発生します。台湾付近で発生し早いスピードで北上してくる低気圧を期待しつつ面白い鳥がやってこないかと首を長くしています。^^

工場地帯の公園には、イソヒヨドリとシロハラが仲良く喧嘩しながら餌探し。その近くでは、シマキンパラの群れが草の種を食っていた。最近、アオジを見る機会が増えてきたのですが写真をまともに撮らせてくれない…。天気のいい日に再挑戦したいですね。

豊崎干潟には、アカアシシギやチュウシャクシギが増えてきた。これから北上する鳥たちが増えるだろう。

クロツラヘラサギの群れは、見つかりませんでしたが1羽だけ豊崎干潟にいた。J10でした。

イソヒヨドリのオス。どこにでもいるごく普通の野鳥ですが大変に美しいです。

2017年2月19日

2月7日に発見したセアカモズもしくは、セアカモズとほかのモズとの交雑種 はまだいました。以前見つけた場所には見当たらず、数十メートル離れたところで元気に餌取りをしていた。

換羽中の尾羽は、見つけた時よりずいぶん伸びていた。もうしばらく滞在してくれたら立派なオス夏羽が拝めるだろう。そうなれば、セアカモズらしさがさらに増すのだろうか。

きょうは、木のてっぺんに止まりながら何か種類は不明だが、小鳥の鳴き声を真似ていた。(2月20日追記:小鳥の鳴き真似ではなく、セアカモズ本来のさえずりでした!! xeno-canto に掲載されているさえずりにそっくり。成熟したオスになりつつあるのでさえずりの練習をしていたようです)

小さなクモやハチなどを見つけると素早く飛んで捕らえていた。ねぐらは、アダンの木にとっていた。

きょうのセアカモズは、小鳥の声を真似ていました。(2月20日追記:小鳥の鳴き真似ではなく、セアカモズ本来のさえずりでした!! xeno-canto に掲載されているさえずりにそっくり。成熟したオスになりつつあるのでさえずりの練習をしていたようです)

2017年2月18日

10日前に掲載したモズ の写真。このウェブログを見ていただいた詳しい方の指摘によるとセアカモズかセアカモズの血が入った雑種ではないかとのこと。根拠としては、尾羽に白色部が入るのはこの仲間では、セアカモズだけというのが大きなポイントだそうです。他にも体型や体色なども相違点として挙げられるようです。沖縄本島初記録。全国でも数例の飛来しか確認されていない模様。

セアカモズ、アカモズ、モウコアカモズの仲間には雑種が多く、羽色や翼、尾の形状を検討する必要があるとのこと。確かに手元の図鑑で見るとそのように書いてある。また、セアカモズは非常に珍しいとも記されているので、無知な自分が悔やまれる。知っていたらもっと色々なカットを撮ったんだけどね…。2〜3日前にも同じ場所にいたので近いうちにじっくり撮影してこようと思います。

同じようなカットを10枚ほどしか撮っていなかったのでその中から数枚を掲載します。違和感を覚えつつもシマアカモズのメス第1回冬羽から夏羽へ変わりつつあると見立てていましたが、全くの見当違いでした。^^;

胸の模様などはモズの仲間の幼鳥特有の特徴でしょう。

2017年2月17日

明日は、二十四節気のひとつ雨水です。きょうは、車内はクーラーが必要な沖縄でした。明日も暖かくなりそうです。^^

昨日は、チョウセンチョウゲンボウ で喜んでいましたが、きょうはふつーのチョウゲンボウでした。

なにやら地面に押さえつけて食ってるからシロチドリでも襲ったのかと思い双眼鏡を覗いてみたら大きなタイワンツチイナゴを解体中でした。サシバなら、足を捥いでひと呑みですがチョウゲンボウは体が小さいので小さく解体してから食っていた。

大きなタイワンツチイナゴを捕まえたチョウゲンボウのメス成鳥。以下、同じ個体。

2017年2月16日

チョウセンチョウゲンボウと思われる個体に遭遇しました。タイワンツチイナゴを主な獲物としていた。途中、サシバがやって来て追い払われてしまいました。^^;

チョウセンチョウゲンボウ。幼羽から第1回夏羽に変わりつつあります。