日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2019年10月3日

8月中旬から滞在中のジャワアカガシラサギまだいました。一時、見えなくなっていたので久しぶりの再会です。ジャワアカガシラサギの滞在は、まもなく2カ月となります。

今季初確認となるコガモが2羽田んぼにいました。カルガモの群れに紛れていた。ほかにも田んぼには、ムラサキサギやクロハラアジサシ、シマアカモズ、シマキンパラ、ツメナガセキレイ、セイタカシギ、アオアシシギ、タカブシギなど。

シギは、9月末に一気に抜けて数も種類も減っています。

逗留中のジャワアカガシラサギ。このまま越冬するのか?

2019年9月29日

2カ月ほど前から鳥見を始めたばかりの友人が那覇から石垣島にやってきたので、一緒に夜探に出かけてきました。

1時間半ほどでオオクイナ、コノハズク、アオバズク、アカショウビンが見られました。夜探、出発前に少しだけのぞいた田んぼではカタグロトビも見られました。^^ コノハズクはまだ幼鳥も見られました。

私は、鳥探しと撮影のサポート役に回ったので、写真はオオクイナだけですが、友人は全てバッチリ抑えていました。最初の夜探からこんなにいい鳥を見ちゃうと今後のハードルが上がっちゃうのではと思いつつも条件のいい夜で大変楽しい夜探でした。^^

リュウキュウマツの枝で眠るオオクイナ成鳥のメス。

2019年9月28日

8月下旬に今季初のカンムリワシ幼鳥が出てから約1カ月で9羽目の幼鳥が確認されました。

私自身が見たのは今回の個体で2羽目。情報はもらうのですが、見に行く時間がなかったり、タイミングが悪かったり…。

カンムリワシは、これから冬にかけて成鳥、幼鳥ともに出会いが増えます。

数日前から、同じエリアにいるカンムリワシの幼鳥。餌が取れていないのか少し調子が悪い様子だったので注視が必要な個体です。

2019年9月23日

西表島と与那国島の連続出張。空いた時間で軽くバードウオッチングしてきました。

今年は全国的に長雨や台風の影響のなのか秋の渡りが遅れており、ピークにはわずかに早かったようですが、西表島では大量のマミジロツメナガセキレイの群れに数羽のマミジロタヒバリが入っていたり、農耕地の電線にはブッポウソウがいたりしました。1泊でしたが、翌日には北風が強くなり上原航路は欠航。大原から帰る羽目になりました。

与那国島では、エゾビタキ、シマアカモズ、ツメナガセキレイの3種が大量に入っていました。エゾビタキは農道に数羽が固まって降りてたり、シマアカモズは10メートルから20メートル間隔であちこちに、ツメナガセキレイは数種の亜種が牧草地や畑、牛舎に群れていました。

初日と2日目はシギチはセイタカシギぐらいしかいなかったのですが、4日目には、タシギやハマシギ、エリマキシギなどが入りだしました。

台風の北風が強まると鳥たちは風裏に避難してきたのか、宇良部岳の南側では高密度でアカハラダカとエゾビタキ、シマアカモズ、ツメナガセキレイが林道に集まっていた。その中で、1羽の青い鳥がいると思ったらなんとオオルリの幼鳥でした。

ほかには、田んぼや沈砂池でクロハラアジサシ、林道ではコサメビタキ、牧場ではキタツメナガセキレイかシベリアツメナガセキレイと思われる幼鳥などに出会えました。

与那国島では4泊の予定でしがた、帰る予定の19日から北風がさらに強まり飛行機が欠航。結局、台風17号も発生し、1週間もの間、与那国島に閉じ込められました。風も強く、やることもないので、宿で仕事をして過ごすという最悪のパターンに…。食材確保も大変で石垣島に帰ってくる頃には1キロほど体重が減っていました…。^^;

与那国島宇良部岳付近でオオルリのオス第1回冬羽。八重山や沖縄での出会いは非常に少ないです。

2019年9月11日

カンムリワシが田んぼで巨大なヒキガエルを捕まえました。いつも通りカエルを仰向けにして下顎のあたりから食いだしました。数分経ったところで、某野鳥ガイドがワゴンでやってきて私の車と挟む形になったので、警戒したカンムリワシは飛び去ってしまった。

カンムリワシに限らず野鳥を挟み撃ちにするようなことは、みなさんやらないように。^^;

あんなに一瞬で飛ばしたら客も観察や撮影ができないのでは? 相当バツが悪かったのか、客を乗せたガイドはこちらを見ることもなくその場を離れていった…。

幸いカンムリワシは、田んぼを2枚隔てた畔に降りたので、慎重に車を寄せて観察再開。下顎を食ったあとは腹のあたりを食った。そして、ほぼ下半身だけになったカエルを手袋をひっくり返すかのように皮をはぐと丸呑みしました。

皮は毒腺があるから残すのかと思っていたら、その皮も丸呑みにしてしまった。食事終了後もしばらく観察していましたが、特に異常をきたすことなく過ごしていました。

カンムリワシはヒキガエルを結構な割合で食っているけど、あたったのは見たことがない。カンムリワシにはヒキガエルの毒は効かないのか?

動画には、うまいこと皮をはぐ様子も映っています。

カンムリワシはたいていヒキガエルの下顎から食い始める。

2019年9月9日

今季初のオグロシギが飛来しました。田んぼで忙しく餌をとっていた。

ツバメチドリを久しぶりに確認。今年生まれの幼鳥でした。他にもいるかと探したけどこの1羽のみ。台風で群れから外れたか?

トウネンは20羽ほどがまとまって田んぼで採餌。ジシギは相変わらずチュウジシギだらけでハリオシギが1羽。タシギはまだ現れない。

ツメナガセキレイは、どこの田んぼや畑、牧草地にもたくさんいます。

オグロシギ成鳥のオス。夏羽から冬羽へ換羽中。

2019年9月9日

秋の渡りも中盤に差し掛かり、田んぼにはシギとツメナガセキレイの仲間が大量にいます。

そんな中、台風13号の影響かアカエリヒレアシシギが1羽田んぼに入りました。

近くには、先日のエリマキシギも滞在中。クロハラアジサシは成鳥、幼鳥合わせて8羽ほどが飛び回っていました。

アカエリヒレアシシギ成鳥メス夏羽から冬羽へ。

2019年9月5日

台風前、自宅前の海岸をのぞくとイソシギ、メダイチドリ、シロチドリ、キョウジョシギ、キアシシギ、ムナグロなどを強風を避けるように休んでいました。

イソシギは部分白化だと思ったのですが、何らかのアクシデントで風切の一部が抜け、S8かS9が見えている状態のようです。

イソシギ幼鳥。

2019年9月4日

今日はエリマキシギの幼鳥が2羽入っていました。ここ数日、エリマキシギに出会う機会が増えているのですが全てメスの幼鳥です。

ヒバリシギも幼鳥がどんどん増えています。群れの大半が幼鳥って田んぼもありました。

チュウジシギも入れ替わりはしていると思われますが、どこの田んぼにもたくさんいます。タシギはいまだに入らず。

ウズラシギ も飛来が増えています。こちらも幼鳥はまだ入らず。アメリカウズラシギ の場所を師匠に教えてもらいましたが、残念ながら見つかりませんでした。台風が近付いていますが抜けてしまったのか…。

エリマキシギ幼鳥のメス。第1回冬羽が多少見えています。

2019年9月3日

最近、カタグロトビへの関心は低かったのですが、カタグロトビ専門の鳥友に市街地からほど近いポイントを教えてもらったので、久しぶりに撮影。電線からサトウキビ畑の獲物に狙いを定めていました。やはりカタグロトビはかっこいいですね。警戒心の弱い個体でこれなら近くで撮れそうです。

カンムリワシも出会う機会が増えてきました。右足に緑の足環をつけた個体でした。

サトウキビ畑で獲物を狙うカタグロトビ。

2019年9月3日

コンビニに行ったついでにリュウキュウアカショウビンを見てきました。2羽がお休み中でした。

アカショウビンが見られるのもあと1カ月ほどです。

アカショウビン成鳥。

2019年9月1日

朝一の取材を終えて、次まで時間が空いたのでお気に入りの田んぼを巡回。

相変わらずチュウジシギが多い中、明らかに異彩を放つ3羽を発見。ハリオシギの幼鳥と成鳥です。念のため尾羽を見せてくれるまで粘ると、群れの中で一番大柄な個体が名前の由来ともなった針のような尾羽を見せてくれました。3羽も同時に見られるなんて幸せ。^^

近くでは、今季初確認となるサルハマシギも撮影。幼鳥でした。

幼鳥といえば、セイタカシギとコアオアシシギの幼鳥もここ数日で増えてきました。残念ながらウズラシギの幼鳥は、まだ確認できていません。

ツバメの大群が入ってきていました。何羽いるのか分からないような数のツバメが田んぼの上空を飛び交っていた。動画がありますので数えてみてください。

ハリオシギ成鳥(右)と幼鳥。右の大柄な個体が尾羽を見せてくれました。

2019年8月30日

ジャワアカガシラサギは2羽とも滞在中。同じ田んぼで餌をとっていました。

マミジロツメナガセキレイは2カ所に大きな群れが入った。片方の群れはほとんど成鳥で、もう一方はほとんど幼鳥でした。

エリマキシギのメス幼鳥が1羽入りました。遠くて逆光でしたが、独特のプロポーションは一発で分かりますね。

チュウジシギが増えてどこの田んぼにも複数羽がいる状況です。ハリオシギはすっかり見なくなりました。タシギは本土から1カ月ほど遅れて、9月半ばぐらいから入りだします。

コアオアシシギの幼鳥もやっと飛来しました。

ジャワアカガシラサギは長逗留中。2羽が同じ田んぼにいます。

2019年8月28日

1時間ほど時間が空いたので水田地帯で軽くバードウオッチング。

シギは多い順にタカブシギ、アオアシシギ、セイタカシギ、ヒバリシギ、チュウジシギ、アカアシシギ、キアシシギ、コアオアシシギ。秋の渡りの幼鳥、成鳥ともに続々と到着中。入れ替わりも激しいと思われます。

クロハラアジサシは幼鳥が2羽、ムラサキサギはあちこちの田んぼで幼鳥を見ます。

タカブシギの幼鳥。ピカピカ幼羽が美しいですね。

2019年8月28日

今季初のツメナガセキレイ2羽を田んぼで確認しました。

2羽とも成鳥のオスなのですが、これまで見たことのないタイプの個体です。普通の(キマユ)ツメナガセキレイは眉斑は太く黄色ですが、この個体は太く白い眉斑を持っています。頭部や背面の灰色味はツメナガセキレイの特徴が出ています。

羽先が擦れたら普通のマミジロツメナガセキレイになると判断して、マミジロツメナガセキレイのフレッシュな羽衣をまとった個体ということにしておきます。

これまで国内で記録のない亜種やハイブリッドについても範疇に入れて検討する必要がありそうです。

詳しい人や手がかりになりそうな文献を知っている人がいたらぜひ、ご連絡ください。

マミジロツメナガセキレイ成鳥。

2019年8月21日

雨上がり、リュウキュウアカショウビンを求めて林道へと牧場へ。

林道ではペアの2羽。牧場では1羽確認できました。雨が降るとアカショウビンたちの活性が上がり探しやすいです。

アカショウビンのカップルは、子育てを終えても同じ縄張りで渡るまで過ごします。

林道のアカショウビン。換羽と退色が進んでいます。

2019年8月21日

ジャワアカガシラサギ2羽は元気に滞在中。たまに見えない時もあるのですが、どこからともなく現れたりします。同じ田んぼがお気に入りの模様。

秋の渡りのシギも増えてきました。ハリオシギは少ないですが、チュウジシギはたくさん。タシギはまだ現れません。

コアオアシシギが数羽にトウネンの小さな群れも入っていました。タカブシギは相変わらず多く、セイタカシギはフレッシュな幼鳥がお目見えしました。

どこの田んぼも賑やかになってきて楽しいですね。

滞在1週間ほどになるジャワアカガシラサギ。

2019年8月18日

息子のリクエストでカンムリワシを探しに田んぼと林道へ。それぞれ、カラスに追われて茂みに逃げ込む幼鳥と成鳥を見ることができました。

田植えの終わったばかりの田んぼには、ハリオシギが飛来していました。この秋、初めてのハリオシギです。セイタカシギやタカブシギ、アオアシシギなども増えてきました。

林道ではリュウキュウキビタキのオスに出くわしました。

ほかには、ヒクイナ、アカショウビン幼鳥、リュウキュウヨシゴイ、ムラサキサギなど八重山らしい野鳥に遭遇。

ハリオシギの成鳥。今季初です。

2019年8月15日

10カ月ぶりにジャワアカガシラサギを確認。石垣島では、見る機会が増えている気がするなー。沖縄本島で昨年の10月に見た冬羽のジャワアカガシラサギ に比べると褐色味が強くアカガシラサギっぽくもあり微妙ですが、おそらくジャワアカガシラサギだと思われます。

ジャワアカガシラサギは警戒心もなく、田んぼでコサギやセイタカシギ、タカブシギなどと餌をとっていた。

p.s.

各所と検討の上、頸部の縦斑などから色のりのよいジャワアカガシラサギとします。

微妙だけど冬羽のジャワアカガシラサギ。アカガシラサギと比べて首から胸への縦斑が薄い気がする。

2019年8月13日

石垣島のリュウキュウアカショウビンは、繁殖もすっかり終えて換羽が始まりボロボロのみすぼらしい個体が増えてきました。

今日は、バンナ公園内のアカショウビンのポイントを数カ所回ってみると冬羽に換羽が始まった個体を数羽確認することができました。

今年生まれの幼鳥は成鳥と変わらないまでに成長しています。

マダラコオロギを捕まえたアカショウビンの幼鳥。クロツグの藪に突っ込んでとっていました。