日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2022年8月1日

自宅近くで巣立ったリュウキュウコノハズクを観察してきました。餌はゴキブリが多い模様で、たまにバッタって感じです。

付近を回ると合計でリュウキュウコノハズクで8羽、アカショウビンで4羽の巣立ちビナが確認できました。

自宅近くの林で巣立ったリュウキュウコノハズク。3兄弟でした。

2022年7月23日

1カ月ほど前に掲載した標識付きのリュウキュウコノハズク が巣立ったヒナを連れて再び現れました。

最初は足環が見えていなかったのですが、とても特徴的なメスなのでもしやと思い、しばらく見ていると左足につけられた標識を確認することができました。営巣木から約70メートル東に離れたところにいました。

近くには巣立ってしばらくしたヒナを1羽見つけることもできました。

石垣島ではほとんどいないタイプなので気付くことができました。リュウキュウコノハズクの成鳥メス。

2022年7月2日

民家の通風口で子育てしていたリュウキュウコノハズクが巣立ちました。巣立ったヒナを見守る親鳥が止まっている場所はアカショウビンの営巣木のとなりで、アカショウビンの親鳥はパニックしていました。

リュウキュウコノハズクの巣立ったばかりのヒナ。

2022年6月29日

標識付きのリュウキュウコノハズクが子育て中。大学の研究者の方に聞いたら、波照間島で標識を付けた個体だそうです。メスが出生地から拡散することはよくあることとのこと。

6月9日に孵化した卵の殻を見つけたリュウキュウアオバズク のヒナは大きくなっているようで、メスが巣の外に追い出されていました。よく見ると巣穴からヒナの顔が見えました。巣立ちはまもなくのようです。

昨年、2羽が巣立ったカタグロトビ のペアは今年も同所で繁殖中。オスが見張り代に立って目を光らせています。

標識付きのリュウキュウコノハズクのメス。

2022年6月18日

石垣島の野鳥たちの繁殖は連日の記録的な雨の影響を受けつつも順調に進んでいます。

リュウキュウアオバズクとリュウキュウコノハズクは、それぞれ1ペアの巣が大雨で水没したようで繁殖失敗していました。

そのほかのリュウキュウアカショウビン8、リュウキュウコノハズク4、アオバズク3、サンコウチョウ2、リュウキュウツミ3の繁殖は順調に推移しています。

ツバメチドリは孵化率が低いような印象。エリグロアジサシとベニアジサシは抱卵中。繁殖の早いコアジサシは巣立ちビナを連れて飛び回っています。リュウキュウヨシゴイは親離れした幼鳥を今季初確認しました。

先日のソリハシセイタカシギ は2羽から1羽に減りましたが、まだ滞在しています。

稲刈り後の田んぼにはキジバトに混じってベニバトが飛来していました。こちらは秋の渡りシーズンに向けて増加し、幼鳥も見られるようになります。

アカショウビンのオス。

2022年6月10日

リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクとも複数箇所での繁殖は順調に推移しています。どのペアもすでにヒナがかえっているようで、7月中旬ごろから巣立ちが確認されると思われます。

巣を見張るオスのリュウキュウコノハズク。毎年、2羽程度のヒナが巣立ちます。

2022年5月13日

石垣島内では、リュウキュウアカショウビン、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクの繁殖が順調に進んでいます。

現在、アカショウビン7、リュウキュウコノハズク4、アオバズク3カ所で確認中。大雨や台風の被害に遭わず無事に巣立つことを祈るばかりです。

アカショウビンのオス。全く人を恐れない個体です。

2022年5月6日

リュウキュウアカショウビンのペアが雨の中、たたずんでいました。この時季のアカショウビンは、バンナ公園や林道を走れば多くの個体に出会えます。

リュウキュウコノハズクも抱卵に入ったようで、オスが見張りに立っていました。

アカショウビンのオス。

2021年12月27日

これまで今年生まれのカンムリワシの幼鳥は十数羽です。気になるのは交通事故が多いこと。多くのカンムリワシが輪禍で命を落としたり、野生に返せなくなっています。救護施設もスペースが逼迫状態となっています。石垣島や西表島を訪れるみなさんは安全運転でお願いします。

最近、安定して見られているカンムリワシの幼鳥。

2021年10月11日

非繁殖期には昼間の発見が非常に難しいリュウキュウコノハズクの貴重なねぐらシーンを観察することができました。連日、同じ場所に止まっているので定宿のねぐらに使っていると思われます。

カタグロトビ、カンムリワシはあちこちの田んぼや畑で見ることができます。自宅近くで繁殖したカタグロトビは次も同じ場所で営巣しそうで、毎日、オスかメスのどちらかが必ず見晴らしのよい枝に止まっています。

カンムリワシは幼鳥の出現も増えて、きょうは今季7羽目が記録されたそうです。

リュウキュウコノハズクのねぐら。ほとんど警戒心はありません。

2021年7月8日

リュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクの巣立ちが続いております。

リュウキュウコノハズクは5巣のうち4巣が巣立ちました。最後の一つはもう少しかかりそうです。

アオバズクは6巣のうち1巣は大雨でダメになり、5巣でヒナたちが巣立って行きました。

巣立ち3日目のアオバズクのヒナ。2羽が寄り添う姿は実に愛らしいですね。

2021年7月6日

リュウキュウコノハズクの繁殖ポイントを3カ所回ってきました。どこも順調に推移しています。

巣立って10日ほど経過している2羽の兄弟は、飛翔も上手くなってきています。またもう一つの巣は夕方、ヒナが巣から顔を覗かせて外界をもの珍しそうに見ていました。

リュウキュウコノハズクのメス。

2021年6月30日

石垣島のリュウキュウアオバズク、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアカショウビンの琉球御三家の巣立ちラッシュが続いています。アオバズクは5巣、リュウキュウコノハズクも5巣、アカショウビンは7巣を観察中ですが、数が多過ぎてとてもじゃないですが、全部は見られません…。^^;

田んぼには、ソリハシセイタカシギやセイタカシギ、クロハラアジサシが飛来。

カンムリワシはいつものところにいつもの繁殖に参加していない若い個体がいました。アカショウビンと餌場を共有していますが、軋轢はないようです。

夜探では子連れのオオクイナが藪の中で寝ていました。

アオバズクはすでに3カ所で巣立ち。ヒナの数は1〜2羽の若干少なめです。こちらは1羽だけの巣立ちでした。左がヒナで右がメス。

2021年6月21日

約2カ月ぶりの夜探。いつものことながら、子どもを寝かせて夜探のゴールデンタイムが過ぎてからの出発となり、近所を1時間ほど探索。

オオクイナの親子やリュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、リュウキュウアカショウビン、ズグロミゾゴイ、ゴイサギ、ヤエヤマオオコウモリなどが見られました。

オオクイナ成鳥オス。美しいクイナですねー。

2021年6月13日

2カ所で合わせて4羽のカタグロトビの巣立ちを確認しました。自宅近くで巣立った2羽は、2日ほど前に姿を現すようになり、虹彩はまだ真っ黒です。

もう一カ所の2羽は、すでに親元を離れてきょうだい2羽で行動しています。虹彩の色も黒から少しだけ色が付いてきていました。

リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクはまだ抱卵中ですが、順調に進んでいるようです。

親元を離れたカタグロトビの幼鳥。

2021年6月2日

短時間バードウオッチングでしたが、石垣島の留鳥が勢揃いしました。^^

公園や林道などでリュウキュウアカショウビン数羽。巣穴堀りをしている個体やすでに抱卵に入っているペアなど出会えました。

キンバトの出会いは5月中旬ごろから非常に多くなり、ご多分に漏れず落下して裂開したオオバギの種子をついばんでいます。

リュウキュウキビタキは今年生まれの個体がすでにさえずりながら縄張りを主張。警戒心は弱めで縄張りの見回りなどしっかり観察できました。

リュウキュウコノハズクも数ペアが抱卵中です。

自宅近くのカタグロトビ の子育てを観察していたら、リュウキュウツミの巣を見つけました。カタグロトビの巣からほんの20〜30メートルしか離れておらず驚きました。ツミはほかのツミが近くを通ると追いかけて縄張りから排除していましたが、カタグロトビに対しては知らんぷり。カタグロトビもカラスにはアタックするのですが、ツミのことは気にかけていないようでした。不思議です。

リュウキュウアカショウビンのオス。巣穴を掘っていました。

2021年5月30日

子どもがアオバズクを見たいというので一番見やすいポイントにいったら、なんと新型コロナの影響で封鎖。仕方ないので近所のリュウキュウコノハズクでお茶を濁しました。

帰り道には歩道でキンバトのオスを発見。この時季見るキンバトはたいていオオバギの種子を食っています。

リュウキュウコノハズクのオス。カラスを警戒しています。

2021年5月22日

石垣島は、繁殖鳥たちのベストシーズンに入っています。最近、忙しくて久しぶりの更新となりました。^^;

キンバトは子育て真っ盛りのようで雌雄が餌を取っては巣へ運んでいました。

リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクは抱卵中のペアが増えてきています。

リュウキュウキビタキも繁殖中ですが、こちらはどこにん巣を作っているのか全く分かりません。

エリグロアジサシも繁殖のため渡ってきました。この日は、8羽が海上を飛ぶのを確認しました。

キンバトのメス。羽毛がかなり擦れています。クロツグをかき分けて入るようなところに営巣するので、繁殖期には傷みやすいのでしょう。オスはそれほど擦れていませんでした。

2021年5月12日

リュウキュウコノハズク3カ所、リュウキュウアオバズク2カ所、リュウキュウアカショウビン2カ所の営巣確認をしてきました。サンコウチョウやサンショウクイ、シジュウカラなども巣作り、子育て中のようでした。

ズグロミゾゴイとリュウキュウヨシゴイも子育て中。オサハシブトガラスの巣立ちビナが地面に落ちていました。

海岸にはこれから繁殖地の尖閣諸島へ向かうオオアジサシが40羽ほど飛来していました。子育て後は巣立ちビナを連れて毎年、戻ってきます。

リュウキュウコノハズクのメス。昨年も同じ樹洞で子育てしました。