日々の記録。主に沖縄本島、石垣島の野鳥や自然を写真で紹介

2024年3月9日

石垣島のヤツガシラは2015年の当たり年 に匹敵する多さです。 沖縄本島に赴任中の2019年もとてもたくさんのヤツガシラが飛来 しました。今年も毎日どこかで必ずヤツガシラに出会えます。どの個体も警戒心が薄く観察もしやすいです。この日は、石垣島の南部、西部、北部とまんべんなく確認されました。

クロウタドリも2羽が滞在中。こちらも警戒心のあまりない個体で安心して撮影できます。^^ 餌場も分かったのでさらに見やすくなりそうです。

石垣島北部で初めてカタグロトビを確認しました。2016年に初めての繁殖行動が確認され、2017年にはヒナが巣立ってから7年ほどで、島内全域に分布を広げたことになります。今後は、宮古島や沖縄本島に生息域を拡大する可能性もありますね。

ホオジロハクセキレイは最大50羽の群れを筆頭に、島内どこでハクセキレイを見てもほとんど本亜種です。ハクセキレイを探す方が大変です。ムネアカタヒバリも戻り組が多く飛来。コチドリも一緒に採餌しています。

面倒なので写真は撮っていませんが、カラムクドリ、ギンムクドリ、ホシムクドリやツメナガセキレイ

今月、本土から鳥関係の知人が5組来島しますが、このままならいい鳥旅行になると思われます。^^

草むらにヤツガシラ発見。例のごとくゴキブリを捕食していました。

2023年12月7日

今季はなかなか安定して見られないカンムリワシの幼鳥が農耕地にいました。数日前から滞在のチョウセンチョウゲンボウは牧草地が気に入ったようで落ち着いた様子で狩りをしていました。

ジャワアカガシラサギは長逗留中ですが、夏羽に変わる前の3月ごろにいなくなるのが近年の傾向です。

ソリハシセイタカシギは4カ所で6羽が滞在中。こちらは、いつまでいるでしょうか。

カンムリワシ幼鳥。鳴き声が聞こえてくるので探してみるといました。

2023年2月14日

コホオアカは越冬していますが、草むらにもぐってなかなか撮りにくい。地鳴きはあちこちで聞こえます。

ムネアカタヒバリももぐることが多いのですが、この群れは開けた場所にも出てきて観察しやすかったです。換羽のステージもさまざまでいい感じでした。

セキレイはハクセキレイ、タイワンハクセキレイ、ツメナガセキレイ、キセキレイが混在していました。

島内の田んぼでは、コホオアカがそこそこ越冬していますが撮影は困難。

2023年1月24日

ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリ合わせて100羽ほどの群れの中に1羽だけ異彩を放つ個体を発見。

周りの(キマユ)ツメナガセキレイとは換羽の進み具合が違うこともさることながら、明るい青灰色の頭部や太く長い眉斑、白い目の下や喉元などニシツメナガセキレイ( Motacilla flava beema )かロシアツメナガセキレイ( Motacilla flava flava )の可能性があります。

ちなみにニシツメナガセキレイはツメナガセキレイとは別種とする分類もあるそうで、その場合、ロシアツメナガセキレイはニシツメナガセキレイの亜種となります。

ただ、この個体は第1回冬羽なのでもう少し換羽が進まないと決め手にならないようです。大量にいるセキレイの中からこんな個体を探し出すのも楽しいですね。

ハクセキレイの群れには、ハクセキレイのほかにタイワンハクセキレイとホオジロハクセキレイがいました。

かなりの違和感を放つニシツメナガセキレイかロシアツメナガセキレイと思われる個体。ただ、マミジロツメナガセキレイの第1回冬羽から夏羽への換羽中も目の下が白くなるケースがあります。

2023年1月12日

みなさん今年もよろしくおねがいいたします。

新年は、正月早々に新型コロナウイルスで家族全員がダウンしていました。どこにも行けずに8日まで寝正月な幕開けとなりました。^^;

鳥初めは、9日からとなりました。昨年からクロヅル、アカツクシガモ、ツクシガモ、コハクチョウ、チョウセンチョウゲンボウ、サシバ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ツグミ類、セキレイ類、ノビタキ、アカガシラサギ、ムクドリ4種などが越冬中です。

正月と言えば「鷲ぬ鳥節」に歌われるカンムリワシの幼鳥ははずせません。

2022年11月14日

2018年から石垣島で毎年、越冬している暗色型のサシバ が今年もやって来ました。最初の年は幼鳥だったので、今年で5歳になります。少しずつ警戒心が弱くなり、今年はかなり近くで観察できるようになりました。

2015年に石垣島に初めて現れて 以来、順調に繁殖を重ねていまや石垣島内のあちこちで見ることができるカタグロトビはついに、町中へも進出して来ました。この日は真栄里にあるマックスバリュ上空で2羽が連れ添って飛ぶのを確認。石垣市役所東側の荒地で餌取りしているのもよく見かけます。

石垣島に越冬に訪れたブラックサシバ。5年目の飛来となります。例年、3月ごろまで滞在します。

2022年10月19日

今季初となるアメリカウズラシギを見つけました。ムネアカタヒバリも増えてきましたがまだまだ写真は撮りにくいです。

今季はシマアジが多いようであちこちの田んぼで確認されています。

台風かと思うような強い北風が吹いているのでツバメたちは農道に降りて休んでいました。

今季初のアメリカウズラシギ幼鳥。

2022年4月22日

田んぼで見つけた小鳥たち。ヒバリ、タヒバリ、ハクセキレイ、カワラヒワは多く、ホオジロとホオアカは1羽ずつ確認できました。

空高くさえずるヒバリも目立ちましたが、この個体は地面を歩き回っていた。

2022年3月8日

昨年の秋から今年にかけてオス3羽、メス1羽を確認したヨシガモ。シーズンで4羽も見るのは、沖縄ではかなり珍しいです。オカヨシガモのメス4羽と行動を共にしていました。

タシギは越冬組に渡り組が加わり多少賑やかになってきましたが、タシギ以外のジシギの確認はまだです。

繁殖シーズンに入っているタマシギが数日間、同じ草むらの中にいます。巣作り中なのでしょうか。

ズグルミゾゴイも繁殖シーズン到来で婚姻色が出だしています。

ハクセキレイも移動が活発で、20羽程度の群れをいくつか見ました。ホオジロハクセキレイも混じっています。

ツグミも増えたり減ったりで入れ替わりが激しい模様。春の渡りが始まっているようです。

水の張られた田んぼにはセイタカシギやアマサギ、アオサギが飛来していました。こちらも春の渡りの最中だと思われます。

ヨシガモのオス。幼羽から第1回生殖羽へ換羽中。

2022年1月13日

林道でズグロミゾゴイの幼鳥に遭遇。座って見ているとこちらへ寄ってきて2メートルほど横を通り過ぎました。ズグロミゾゴイは警戒心の弱い個体が多いです。

越冬中のクイナに最近、よく会います。この日は、バンやタシギの群れていました。

田んぼにはムネアカタヒバリ、コホオアカ、ハクセキレイなどが多くいます。シベリアジュリン、ノゴマ、ミヤマホオジロ、キマユホオジロも滞在中ですが藪の中にいて姿を見るには、なかなか根気が入ります。

ツグミが再び増えてきました。シロハラ、アカハラ、トラツグミもいますが、こちらも根気がないと写真には収められませんね。^^;

ズグロミゾゴイの幼鳥。警戒心がなさすぎてノネコ被害が心配になります。

2021年12月7日

何度か確認していてもなかなか写真に撮れないヒメクイナの写真がやっと撮れました。

石垣島では少ないツルシギは今季初確認。オジロトウネン、ヒバリシギ、オオハシシギ、メダイチドリ、シロチドリなどは元気に滞在中。

ヒメクイナ幼鳥。

2021年11月26日

先日からのメジロガモのオスとメスは滞在中。オナガガモも数羽入っていました。

ベニバトも各所で確認。例年なら稲刈りはとっくに終わっているのですが、今季から多くの農家が新型コロナの影響で食用米を飼料用米に転換した影響で田んぼにはまだ稲があります。ベニバトが稲の中にはいってしまい探しづらい状況です。

タイワンハクセキレイを複数羽確認。すべて幼鳥でした。

ジャワアカガシラサギとアカガシラサギは同じ田んぼに長逗留中。サンカノゴイも入りましたが、タイミングが悪く、見ることはかないませんでした。

メジロガモのオス幼鳥。

2021年11月18日

11月2日から滞在のヤツガシラは小さな公園で滞在中。すぐ抜けると思っていましたが意外と長いこといます。ヤツガシラの公園の街路樹にはカラムクドリの群れ。バライロムクドリの成鳥も交っていましたが茂みの中で全然撮れない…。

ジャワアカガシラサギと思しき個体も長期滞在。アカガシラサギなのかジャワアカガシラサギなのか微妙な個体ではあります。

久しぶりにカンムリワシ幼鳥もいました。

沖縄や石垣島では珍しいカシラダカが数羽。今季は珍しいことに本島や石垣島内でも数羽確認されています。

長逗留のヤツガシラ。今季2羽目。

2021年11月3日

イエスズメが石垣島に飛来しました!! 3年前には沖縄本島でオスのイエスズメ を本島発記録として見つけましたが、今回の個体はメスのイエスズメだったこともあり、ニュウナイスズメのメスだと思い込んでいました…。で、このイエスズメの写真を数枚撮ったところでバッテリー切れを起こすという失態…。なので動画は撮れませんでした。^^;

ツメナガセキレイ、ムネアカタヒバリの移動中の群れが石垣島をどんどん通過しています。

ハクセキレイも少しずつ増えてきました。

イエスズメのメス。パイナップル畑にいました。

2021年2月10日

2月に入り、暖かい日はリュウキュウサンショウクイが枝の天辺でよくさえずっています。メジロやシジュウカラ、イソヒヨドリなどの活動もかなり盛んになってきています。

越冬中のムネアカタヒバリも換羽が進み、夏羽に変わりつつあります。越冬中のノビタキもかなり黒っぽくなっています。

ホオジロハクセキレイやハクセキレイ、ツメナガセキレイ進み方はさまざまですが、夏羽に変わりつつあります。

越冬中のツグミやシロハラ、アカハラもまだまだ滞在中。年によりかなりばらつきがありますが、今季はそこそこの数が越冬しています。

リュウキュウサンショウクイのオス。

2020年12月15日

ハクセキレイ数十羽のうち、3分の1ほどがホオジロハクセキレイでした。その中にタイワンハクセキレイが2羽。ツメナガセキレイやキセキレイ、ムネアカタヒバリ、ヒバリなども合わせて相当数が群れを形成しています。日々、増減があるので入れ替わりもあるようです。

タイワンハクセキレイ第1回冬羽。

2020年12月11日

ハクセキレイの群れが入っているというので変なのいないかなと見に行ってみたら、いい感じに分かりにくいのがいくらか交じっていました。^^

今季はハクセキレイよりもホオジロハクセキレイが多いのですが、さらにその中にシベリアハクセキレイみたいな個体とか、一瞬、タイワンハクセキレイかと思うようなあやしげな個体もいます。

ほとんど第1回冬羽なのでなかなか決定打がないのですが、いろいろ検討するのもこの時季のハクセキレイの楽しみの一つですね。^^^

くちばしの太さが気になりますが顔はタイワンハクセキレイ、ボディーはハクセキレイな個体。

2020年11月28日

タイワンハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ、ハクセキレイの群れとムネアカタヒバリの群れ。ムネアカタヒバリの群れに入ってるカワラヒワは撃沈…。^^;

タイワンハクセキレイ第1回冬羽。

2020年11月21日

田んぼには先日より、セキレイの仲間の群れとヒバリの群れが越冬中でにぎやかです。

セキレイ科ではセキレイ属のシベリアハクセキレイ、ホオジロハクセキレイとハクセキレイとツメナガセキレイ、タヒバリ属はムネアカタヒバリとタヒバリが合わせて50羽程度逗留中です。

ヒバリは10日前から滞在 していますが、この日は少し数を減らしていました。亜種としてオオヒバリ、カラフトチュウヒバリが飛来する可能性もありますが、形態からの識別方法は確立されていないようです。鳴き声(フライトコール)は前出の記事にあります。

群れとなって一緒に移動するのですが、それぞれの種は完全には交ざらず、ある程度種ごとに集まって採餌していました。

夕方になるとリュウキュウヨシゴイが目の前に出てきました。

ホオジロハクセキレイ第1回冬羽。